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レポートナンバー 0000036931

コラーゲンの機能と応用

株式会社シーエムシー出版

Functions and Applications of Collagens and Collagen Peptides

発刊日 2023/11/28

言語日本語

体裁B5/201ページ

ライセンス/価格201ページ

0000036931

書籍版 70,400 円(税込)

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ポイント

急速に進むコラーゲン・コラーゲンペプチド研究!
機能性食品、化粧品から再生医療への応用まで徹底解説!
国内第1線の研究・開発者が執筆!

レポート概要

【刊行にあたって】

本書ではコラーゲンとコラーゲンペプチドの最新の知見をまとめた。本書は4つのセクションで構成されており、各セクションの内容は以下の通りである。 I. 総論: 生体内コラーゲン分子、コラーゲン代謝、食品素材中のコラーゲン、皮膚、関節・骨におけるコラーゲンの役割、について概説した。 II. 最新のコラーゲン研究動向: コラーゲンペプチドによる遺伝子発現制御、精神機能への影響、ACOP(活性型コラーゲンオリゴペプチド)のモニタリング、麹発酵による新規コラーゲンペプチド、抗糖化作用等介したコラーゲンペプチドの抗老化効果、環状コラーゲンペプチド、コラーゲンによる歯槽骨再生などの最新研究成果について説明した。 III. 機能性食品の開発動向: コラーゲンペプチドを使用した飲料や食品、スポーツ向け飲料、美容食品の開発事例、新規素材として魚由来の低分子コラーゲンペプチド、新規機能性としてコラーゲンペプチドの爪改善作用について解説した。 IV. 再生医療材料の開発動向: コラーゲン多孔質足場材料、リコンビナントヒトI型コラーゲンペプチド、高純度研究・臨床用コラーゲンマトリックスゲル、第3世代コラーゲンなど、再生医療分野での応用について説明した。

各章は専門家による執筆で、コラーゲンペプチドとコラーゲンの生体機能性に関する理解を深め、今後の基礎研究と応用の進展に貢献することを目指している。

2023年11月
真野 博、君羅好史
(「刊行にあたって」より抜粋)

レポート詳細

監修

真野博、君羅好史

著者一覧

真野博    城西大学
君羅好史   城西大学
野村義宏   東京農工大学
淺井智子   奈良女子大学
中谷祥恵   城西大学
古旗賢二   城西大学
蕪山由己人  宇都宮大学
野村佳歩   東京農業大学
水重貴文   宇都宮大学
大澤吉弘   城西大学
渡辺敏郎   園田学園女子大学
伊賀瀬道也  愛媛大学
重村泰毅   東京家政大学
岩崎優    東京家政大学
須田直人   明海大学
天竺壯太   新田ゼラチン(株)
志村広樹   ユニテックフーズ(株)
河野修平   日本新薬(株)
大庭知慧   (株)明治
森貞夫    森永製菓(株)
前田憲寿   東京工科大学
川添直輝   物質・材料研究機構
陳国平    物質・材料研究機構
吉冨徹    物質・材料研究機構
岡村愛    富士フイルム(株)
小谷知希   新田ゼラチン(株)
萬代佳宣   新田ゼラチン(株)
平岡陽介   新田ゼラチン(株)
森本康一   近畿大学
國井沙織   近畿大学

目次

【Ⅰ.総論】

第1章 コラーゲンとは
1 はじめに
2 コラーゲンの特徴
3 コラーゲンの分類
4 コラーゲンとゼラチン
5 生合成と分解
6 組織特異性
7 動物種の違い
8 まとめ

第2章 コラーゲン代謝
1 はじめに
2 コラーゲンの生合成
 2.1 ポリペプチドの翻訳後修飾
 2.2 N-/C-プロペプチドのフォールディングと三重らせん形成
 2.3 粗面小胞体から細胞外空間への輸送
 2.4 プロセシングと成熟
3 コラーゲンのターンオーバー
 3.1 細胞外コラーゲン分解
 3.2 エンドサイトーシスと細胞内分解
4 非酵素的コラーゲン架橋 ―高度な糖化最終生成物―
5 コラーゲン代謝関連疾患
 5.1 骨,軟骨の異常
 5.2 皮膚の変化
 5.3 難聴と視覚障害
 5.4 筋力低下
 5.5 小血管異常と腎臓病
6 おわりに

第3章 薬食同源とコラーゲン(鶏膝軟骨抽出物を例に)
1 組織とコラーゲン
2 薬食同源とコラーゲン
3 鶏軟骨抽出物の軟骨細胞増殖作用
 3.1 関節軟骨の細胞と細胞外基質
 3.2 鶏軟骨抽出物の調製
 3.3 CKCEが軟骨細胞の増殖に与える影響
4 まとめ

第4章 皮膚とコラーゲン
1 はじめに
2 皮膚の構造と機能
3 皮膚に存在するコラーゲン(直鎖状の線維を形成するもの)
 3.1 Ⅰ型コラーゲン
 3.2 Ⅲ型コラーゲン
 3.3 Ⅴ型コラーゲン
4 皮膚に存在するコラーゲン(線維状構造以外の構造を形成するもの)
 4.1 Ⅳ型コラーゲン
 4.2 Ⅵ型コラーゲン
 4.3 Ⅶ型コラーゲン
 4.4 ⅩⅥ型コラーゲン
 4.5 ⅩⅦ型コラーゲン
 4.6 その他のコラーゲン
5 皮膚の老化とコラーゲン
6 おわりに

第5章 関節と骨に対するコラーゲンペプチドの効果とその作用メカニズム
1 はじめに
2 関節におけるコラーゲンの役割
3 コラーゲンペプチドの関節への作用
 3.1 コラーゲンペプチドの骨への作用
4 おわりに

【Ⅱ.コラーゲンに関する最新の研究動向】

第1章 コラーゲンペプチドによる遺伝子発現制御
1 はじめに
2 コラーゲンペプチドの骨への影響
3 コラーゲンペプチドの皮膚への影響
4 コラーゲンペプチドの筋組織への作用
5 コラーゲンペプチドの発毛への影響
6 コラーゲンペプチドの脂質代謝への影響
7 コラーゲンペプチドの関節への影響
8 おわりに

第2章 コラーゲンペプチドと精神機能

第3章 ACOP(活性型コラーゲンオリゴペプチド)
1 はじめに
2 活性型コラーゲンオリゴペプチド(ACOP)について
3 ACOPの効能について
4 ACOPの代謝について
5 ACOPの定量について
6 抗ACOP抗体の交差試験
7 食事による体内ACOPへの影響
8 身体活動による体内ACOPへの影響
9 おわりに

第4章 麹による発酵コラーゲンペプチドの機能性
1 はじめに
2 発酵コラーゲンペプチド(FCP)の調製
3 マウスにおける内臓脂肪蓄積抑制効果
4 ヒト介入試験における内臓脂肪蓄積抑制効果
5 おわりに

第5章 コラーゲンペプチドの抗加齢作用について
1 はじめに
2 CPのシミ改善作用
3 CPの抗動脈硬化作用
4 CPの抗糖化作用
5 おわりに

第6章 コラーゲンペプチド摂取後にヒト血液中へ吸収されるペプチドの構造と吸収効率の変化
1 はじめに
2 コラーゲンペプチド摂取後の血中での環状ペプチドの増加
3 ヨーグルトとの併食によって変化する血中Hypペプチド吸収
4 摂取コラーゲンペプチド分子量の影響による血中の環状と鎖状Pro-Hyp濃度の変化
5 おわりに

第7章 コラーゲンを用いた歯槽骨再生
1 はじめに
2 コラーゲン配合ヒドロキシアパタイト
3 コラーゲン配合リン酸オクタカルシウム
4 RGD(Arg-Gly-Asp)配列を持つⅠ型コラーゲン粒子

【Ⅲ.コラーゲンを用いた機能性食品・化粧品の開発動向】

第1章 コラーゲンペプチドを用いた飲料・食品の開発
1 はじめに
 1.1 コラーゲンとは
 1.2 コラーゲン,ゼラチン,ペプチド,アミノ酸の違い
 1.3 コラーゲンペプチドの製法と品質への影響
 1.4 コラーゲンペプチドの生理活性
2 コラーゲンを配合した食品・飲料
 2.1 市場動向
 2.2 スポーツニュートリション飲料「RUNSHOT」
 2.3 機能性表示食品「ハピコラスティック」
 2.4 「コラゲネイドビタミンゼリー」
3 コラーゲン配合飲料・食品の課題
 3.1 飲料における反応性
 3.2 ゼリー状食品における反応性
4 たんぱく源としてのコラーゲンペプチド
 4.1 たんぱく訴求商品
 4.2 たんぱく源としてのコラーゲンペプチド
 4.3 他たんぱく素材との併用
5 おわりに

第2章 スポーツ向けコラーゲン配合飲料
1 はじめに
2 コラーゲン,コラーゲンペプチドとは
3 コラーゲンペプチドの消化・吸収のエビデンス
4 タンパク質需要の高まりとコラーゲンペプチドを用いた差別化
5 コラーゲンペプチドのアスリート向けエビデンスとアスリートの使用例
6 マッスルコラーゲン®を用いたコラーゲン配合飲料のご提案
7 おわりに

第3章 低分子フィッシュコラーゲンペプチド「NSCPアクア」
1 はじめに
2 低分子フィッシュコラーゲン「NSCPアクア」の特長
3 「NSCPアクア」の機能性
 3.1 「NSCPアクア」の血中移行性と血中持続性
 3.2 線維芽細胞の賦活作用
 3.3 コラーゲンペプチドの光老化抑制作用
 3.4 「NSCPアクア」含有摂取による体感アンケート
4 おわりに

第4章 美容食品としてのコラーゲンペプチドに関する基盤研究
1 はじめに
2 コラーゲンペプチドの消化吸収,血中動態
3 コラーゲンペプチドの摂取が皮膚に及ぼす影響(1) ヒト研究
4 コラーゲンペプチドの摂取が皮膚に及ぼす影響(2) in vivo研究
5 コラーゲンペプチドの細胞への作用
6 おわりに

第5章 コラーゲンペプチドの爪改善効果
1 はじめに
2 爪を健康な状態に保つ要因
 2.1 爪(爪甲)の構造と含まれる成分
 2.2 爪の健康な形態維持に影響する要因
3 コラーゲンペプチドの爪への効果を検証したヒト試験
 3.1 目的
 3.2 被験者,被験食品
 3.3 方法
 3.4 結果
 3.5 考察
4 おわりに

【Ⅳ.コラーゲンを用いた再生医療材料の開発動向】

第1章 組織再生コラーゲン足場材料
1 はじめに
2 足場材料の原材料と作製法
3 空孔連通性を制御した足場材料の作製
4 合成高分子と天然高分子を複合化した足場材料
5 がん治療と再生医療のための複合足場材料
6 おわりに

第2章 ヒトⅠ型コラーゲン由来リコンビナントペプチドを応用した骨補填材
1 はじめに
2 骨補填材に求められる要件
3 ヒトI型コラーゲン由来リコンビナントペプチド(cellnest)の開発
4 cellnestを応用した骨補填材の開発

第3章 再生医療向けコラーゲン「beMatrixコラーゲン」
1 はじめに
2 再生医療向けコラーゲンとは
3 研究向けコラーゲン
4 臨床向けコラーゲン
 4.1 生物由来原料基準
 4.2 他の関連基準/規格
5 汚染物質の不活化処理
 5.1 エンドトキシン
 5.2 ウイルスクリアランス
6 感染性物質不活化処理前後のコラーゲンの物性
 6.1 SDS-PAGE
 6.2 アミノ酸分析
 6.3 比旋光度
 6.4 粘度
 6.5 線維化による色の変化
7 応用事例
 7.1 世界初のiPS細胞由来細胞の移植手術(網膜色素上皮細胞シート移植)
 7.2 潰瘍性大腸炎への腸オルガノイド移植
 7.3 内視鏡治療に使用できるインジェクタブルゲル
8 最後に

第4章 再生医療の足場となる第3世代コラーゲンの役割
1 はじめに
2 異なる製法により得られるコラーゲンの特徴の比較
 2.1 バイオマテリアル
 2.2 第1世代と第2世代のコラーゲン
 2.3 第3世代コラーゲンの作製法
 2.4 第3世代コラーゲンの特徴
3 第3世代コラーゲンとの接触で現れる細胞形態と機能の変化
 3.1 第3世代コラーゲンのin vitroでの新しい性質
 3.2 第3世代コラーゲン塗布培養での椎間板組織の初代細胞培養
 3.3 第3世代コラーゲン塗布培養での神経細胞の観察
4 第3世代コラーゲンを注入した生体組織の変化
 4.1 第3世代コラーゲンのin vivoでの特性
 4.2 第3世代コラーゲンを生体に埋植した例① ― 骨欠損
 4.3 第3世代コラーゲンを生体に埋植した例② ― 変性椎間板
5 まとめ

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