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レポートナンバー 0000038099

後発で“勝つ”ための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方

株式会社技術情報協会

発刊日 2024/03/29

言語日本語

体裁A4/490ページ

ライセンス/価格490ページ

0000038099

書籍版 88,000 円(税込)

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レポート概要

★後発だからできる市場総取りの新戦略!市場の構造変化を的確に捉え新しい競争領域の覇者となれ!

★経営層も思わず頷く、参入計画、戦略の立て方、勝ち筋の見出し方教えます!!

■ 本書のポイント

◆先行企業を打破する方法は必ずある!
               後発参入を成功させるための着眼点、勝てる戦略の立て方!!

1.参入市場の成熟度、適切な参入のタイミングとは!
2.既存事業で培ったコア技術を他の市場に横展開し席捲するには!
3.先行企業のビジネスモデルとどのように差別化するか!
4.参入障壁となる障害特許網の破り方、攻略の仕方とは!!
5.パテントマップを活用した自社が勝てる技術&知財戦略の立案!
6.先行競合品がある場合でも事業化できる戦略の立て方とは!
7.経営陣や事業部門に事業参入分析をどのように伝え納得してもらうか!
8.経営層からGOサインを得るための高い実現性、根拠の伝え方!
9.先行企業の技術、用途、ビジネスから情報を得る方法とは!

■ 各章のポイント

第1章のポイント!
★先発企業にはできない後発企業ならではの優位性と強みを発揮!
         「高付加価値特許取得戦略」、「ブルーオーシャン化戦略」とは!!

第2章のポイント!
★参入検討に必要な情報をどのように集め、まとめるか!
    先行企業との差別化を図り,市場での競争力を高める方法とは!

第3章のポイント!
★技術の棚卸しによる自社の強みをどのように特定するか!

第4章のポイント!
★消費者ニーズの変化を素早く察知! 後発企業でも逆転できる条件とは!

第5章のポイント!
★先行企業の後追いでは、勝機が見出せない!
       どのように先行企業の特許網を破り、自社ビジネスを展開するか!

第6章のポイント!
★先行企業の特許情報、事業情報、市場情報の組み合わせ方とは!
★経営陣や事業部門に事業参入分析を報告する際のポイント!

第7章のポイント!
★後発技術の優位性を活かしたビジネスモデル!!
           事業提案における社内協力者の募り方とは!!

第8章のポイント!
★「市場の魅力度」、「実現可能性」、「競争戦略」を
             経営層にどのように伝え納得してもらうか!!

第9章のポイント!
★後発は物真似とは限らない!イノベーティブな後発技術戦略とは!
★中止したテーマの適切な管理と復活のタイミング!!

第10章のポイント!
★市場の顧客に今までに無い顧客価値を提供!
          事例で学ぶ「高付加価値商品」生み出し方!!

レポート詳細

執筆者(敬称略)

弁理士法人藤本パートナーズ 藤本 昇 三井化学(株) 上原 明日香
廣田弁理士事務所 廣田 浩一 (株)Gel Coat Biomaterials(元 ダウ・東レ(株)) 吉田 伸
(株)日本能率協会コンサルティング 細矢 泰弘 トヨタテクニカルディベロップメント(株) 諸岡 隆信
(株)日本能率協会総合研究所 徳永 翔太 早稲田大学 山田 英夫
藤井技術士事務所 藤井 隆満 (株)ニューチャーネットワークス 高橋 透
知財務(株) 古庄 宏臣 学校法人産業能率大学 飯塚 登
日本経済大学 高橋 文行 (株)コスモテック 高見澤 友伸
(株)ジェムコ日本経営 森岡 琢 Tera-eyes技術研究所 尾内 敏彦
日沖コンサルティング事務所 日沖 健 (株)経営技法 鈴木 俊介
(株)リーディング・イノベーション 芦澤 誉三 (株)フォーカスマーケティング 蛭川 速
(株)ファースト・イノベーテック 川崎 響子 元 ユニチカ(株) 松本 哲夫
(株)日本能率協会コンサルティング 小田原 英輝 浅井技術経営オフィス 浅井 政美
三井化学(株) 藤田 照典 (株)オキサイド 中西 秀夫
北陸先端科学技術大学院大学 今井 秀之 T&M研究会 六車 忠裕
(株)メウビート 深田 智史 アイビーデザイナーズ 細野 英之
戦国マーケティング(株) 福永 雅文 大東カカオ(株) 青山 敏明
弁理士法人 オンダ国際特許事務所 伊東 正樹 沖コンサルティングソリューションズ(株) 杉尾 俊之
弁護士法人 黒田法律事務所 吉村 誠 TOPPAN(株) 宮永 昭治
湘南国際特許事務所 牧山 皓一 AJS(株) 加藤 仁一郎
大藪知財戦略コンサルティング 大藪 一 (一社)イノベーション アーキテクト 中村 善貞
(株)イーパテント 野崎 篤志 (一社)組込みイノベーション協議会 風見 一之
シャキールカモシダIP特許事務所 鴨志田 伸一 (株)カドー 古賀 宣行
VALUENEX(株) 中村 達生 KDDI(株) 田口 健太
ローム(株) 山本 勲 東栄化学工業(株) 関 康貴
NTTコミュニケーションズ(株) 松岡 和 横河電機(株) 黒須 聡

目次

◇第1章 後発参入におけるメリットとデメリット◇

第1節 第1節 後発で市場へ参入するメリットとデメリット
はじめに
1.経済的側面(市場へ参入するための経営・事業戦略)
 1.1 後発のビジネスメリット
 1.2 市場規模の把握
 1.3 市場調査
 1.4 市場の調査・分析(市場)
2.技術的側面
 2.1 後発の技術・製品開発
 2.2 技術性の調査・分析(技術)
 2.3 後発独自な技術
 2.5 技術開発力と人材
3.知的財産的側面
 3.1 知的財産の障壁
  3.1.1 特許について
  3.1.2 意匠について
  3.1.3 不正競争防止法上のリスク
 3.2 知財の障壁とその事前調査
  3.2.1 調査時期
  3.2.2 特許調査
  3.2.3 実用新案調査
  3.2.4 意匠調査
  3.2.5 商標調査
 3.3 障害権利の存在とその対策
 3.4 不正競争防止法上の事前調査
 3.5 知的財産の障壁と総括
 3.6 後発の改良技術・改良製品の権利化
 3.7 人的側面
  3.7.1 経済的側面と人材
  3.7.2 技術的側面と人材
  3.7.3 知的財産的側面と人材
  3.7.4 国際的人材
 3.8 総括
4.経営層への説明

第2節 後発参入ならではの優位性と強みの活かし方
はじめに
1.「高付加価値特許取得戦略」について
 1.1 「シュープレス用ベルト」特許
 1.2 「抗ウイルス剤」特許
2.「ブルーオーシャン化戦略」について
 2.1 「ヘルシア」飲料
おわりに

◇第2章 後発参入で勝つ為の情報収集と分析の仕方◇

第1節 後発参入のための市場情報収集・分析と説得力のあるレポートの作り方
はじめに
1.研究開発部門への経営からの要請課題
2.新規事業の基本的な考え方・進め方 ~事業化=顧客価値×差別化×売り~
3.事業化のゴール設定 ~事業展開シナリオ~
4.研究開発テーマ・ねたつくりの考え方
5.後発参入分野をきめる
6.マーケットニーズからのネタマップ作成
7.情報収集のフレームワーク
8.オープン型・クローズ型データ分析
9.役員説得のためのロジカルな事業化ストーリー作り
10.基本戦略のポジショニング
11.NFS展開(顧客ニーズ‐機能性能‐技術シーズ)と技術ポトフォーリオ
12.仮想カタログの作成( Creating a Virtual Catalog )
13.ビジネスモデルの作成
14.マスタープランの作成
15.事業計画の評価
16.事業成果

第2節 既存市場に新規参入するための情報収集とその進め方
はじめに
1.新規参入を検討する際に重要となる市場調査の項目
 1.1 外部環境
 1.2 市場規模
 1.3 市場シェア・プレイヤー
 1.4 製品事例
 1.5 用途先の市場
2.市場調査で確認しておくべき情報源
 2.1 官公庁・シンクタンク・コンサルティングファーム・金融機関
 2.2 業界団体
 2.3 民間調査会社
 2.4 業界誌・新聞
3.新規参入における戦略別、情報収集・活用法
 3.1 隙間市場を狙う
 3.2 上位シェア企業の戦略を学ぶ
 3.3 差別化を図り挑戦を仕掛ける
おわりに

第3節 後発参入における事業展開シナリオの描き方
はじめに
1.技術のステージと先発,後発
2.先発と後発の利点と欠点
 2.1 先発の優位なところ
 2.2 先発の不利なところ
 2.3 後発の優位なところ
 2.4 後発の不利なところ
3.後発参入でも成功した事例
4.後発が参入するためのシナリオ
 4.1 事例
まとめ

第4節 まだない新市場の市場規模の推定と経営層への根拠の示し方
はじめに
1.経営層への根拠の示し方
 1.1 現実的な数字であること
 1.2 情報ソースが明確かつ信ぴょう性があること
 1.3 肌感覚で収集した情報が要所に存在すること
 1.4 推定の思想を明示すること
 1.5 ゴールは経営層の信用を勝ち取ること
2.既存市場から派生して新市場を創る
 2.1 後発で参入して新市場創出
 2.2 既存市場から新しい市場を創る考え方
3.まだない市場を創る基礎
 3.1 潜在的ニーズを有する無消費市場から消費を創出する考え方
 3.2 新市場創出ケースにおける競合(代替)技術の考え方
4.市場規模推定の方法
 4.1 ベースの数字を把握する
 4.2 情報を組み合わせて解に近づく
おわりに

第5節 後発参入における文献情報からの情報収集・分析の仕方
はじめに
1.技術インテリジェンス活動による文献情報の収集・分析
 1.1 技術インテリジェンスの概念
 1.2 研究開発における技術情報
 1.3 文献情報の収集手段と情報源
  1.3.1 文献情報の収集手段
  1.3.2 文献情報の情報源
2.後発優位を実現するための文献情報の収集法
 2.1 文献情報収集の手順
 2.2 目的応じて文献情報源の選定と収集
3.信頼できる文献情報の収集,分析と評価
 3.1 文献情報収集の留意点
 3.2 収集された文献情報の分析と評価
4.後発参入における新製品開発企画の事例
まとめ

第6節 海外へ後発参入する際の情報収集のポイント
はじめに
1.情報収集の目的と仮説
2.市場の基本情報
 2.1 市場の全体像を掴む
 2.2 法規制、業界ルール
3.文化的背景と地域特性の理解
 3.1 地域文化と商習慣
 3.2 地域特性
4.情報収集の方法
5.海外市場参入における一般的な情報収集項目
6.代表的な情報源

◇第3章 自社技術の棚卸しとコア技術の横展開による市場への後発参入◇

第1節 自社技術の棚卸しと自社の強みの特定
はじめに
1.自社技術の棚卸し
 1.1 棚卸しの目的
 1.2 棚卸しのプロセス
  1.2.1 基本プロセス
  1.2.2 技術の収集の注意点
  1.2.3 技術の整理・分類の注意点
2.強みの特定
 2.1 強みに関する誤解
 2.2 VRIOによる強みの評価
 2.3 模倣されにくい強み
  2.3.1 模倣されにくい強みとは
  2.3.2 マブチモーターの「安さ」
3.強みを生かすか、機会を捉えるか
 3.1 「もったいないの精神」から成長事業は生まれない
 3.2 機会を捉えるのが新規事業開発の基本

第2節 市場の魅力度の分析と自社の得意を活かした新規事業テーマ発掘の考え方
はじめに
1.後発参入のパターン
 1.1 後発参入の3つのパターン
 1.2 新市場が生まれるメカニズム
  1.2.1 新市場とは何か
  1.2.2 革新的技術がきっかけになって新市場が生まれる
  1.2.3 置き換えによって新市場が生まれる
2.市場の魅力度の捉え方
3.自社の強みの捉え方
 3.1 「自社の強みを活かせ」は重要か
 3.2 自社の持つ得意や機能を活かす
4.「自社の強みを活かし成長分野を狙う」とは異なる狙い方による新規事業テーマの探索企画
 4.1 置き換わる余地のある市場を探す
 4.2 既存事業の強みを活かすのではなく新規事業の強みを作る

第3節 コア技術の横展開による新市場への後発参入と勝ち筋の見出し方
はじめに
1.コア技術の再評価と保有資産リスト
2.新規参入業界の仮設定
3.ターゲット業界における空き領域の見極め:既存業界の課題を見つける
4.ロードマップによる目指す姿の可視化とリスクヘッジ

第4節 自社技術の棚卸しとコア技術の横展開による市場への後発参入と研究開発戦略
はじめに
1.自社コア技術の棚卸
 1.1 自社保有技術の棚卸
 1.2 技術評価
 1.3 技術ポートフォリオ分析によるコア技術選定
2.コア技術の横展開による新規事業構想
 2.1 コア技術を活用した新規事業発想(顧客価値発想法)
 2.2 コア技術を活用した新規事業構想
  2.2.1 顧客価値の見える化「仮想カタログ法」
  2.2.2 事業化に向けた開発課題の抽出「NFS展開」
  2.2.3 「事業展開シナリオ」による研究開発戦略の構想
おわりに

第5節 コア技術を活用した市場への後発参入/技術マーケティンブ
はじめに
1.先発か後発か
2.ビジネスを成功させる
3.技術マーケティング
4.技術マーケティングを成功させる
5.後発でのコア技術を活かす技術マーケティングの例
 5.1 超高分子量PE微粒子
 5.2 PE-シリコーンブロック共重合体
おわりに

◇第4章 後発参入で勝つ為のマーケティング戦略の立て方とその進め方◇

第1節 後発参入でも勝機を見出せる適切な標的市場の選定とマーケティング戦略の立て方
はじめに
1.標的市場の消費者構造
2.どのような「軸」で消費者を捉えて参入するか
 2.1 セグメンテーション(Segmentation)
 2.2 ターゲティング(Target)「狙うべき生活者は誰か?」
 2.3 ポジショニング(Positioning)「購入動機は何か?」
3.市場参入に際する最適なマーケティング・ミックスの策定
 3.1 製品(Product)
 3.2 価格(Price)
 3.3 流通(Place)
 3.4 販売促進(Promotion)

第2節 クラスター分析による市場細分化と後発参入の見極め方
はじめに
1.マクロ的アプローチによるクラスター分析
 1.1 ライフスタイル分析等からのクラスター分析による市場細分化アプローチ方法
 1.2 後発企業が参入する場合のマクロ的アプローチから見た細分化市場
2.ミクロ的アプローチによるクラスター分析
 2.1 製品使用経験ニーズ分析からのクラスター分析による市場細分化アプローチ方法
 2.2 購買パターンのクラスター分析から後発企業が市場参入するアプローチ方法(FMR分析)
 2.3 人間の基本的欲求によるクラスター分析
 2.4 ミクロ的アプローチから後発企業が市場参入する場合の市場細分化視点軸
3.後発企業が市場参入する場合の留意点

第3節 後発で新市場へ参入するための市場参入時期の選定と戦略の立て方~進め方
はじめに
1.参入市場の選定軸
 1.1 市場参入の目的
 1.2 戦略シナリオの検討
2.参入時期の見極め方
 2.1 事業の勝ちパターンを見抜く
 2.2 市場の成長段階
3.後発企業の参入戦略
 3.1 後発者の「利」を生かす
 3.2 後発企業の王道戦略
 3.3 構造的矛盾を突く
 3.4 時流を味方に付ける
4.参入計画のポイント
 4.1 目標を達成できるのか?
 4.2 事業計画の正しい使い方
おわりに

第4節 ランチェスター戦略の後発参入戦略とその事例
はじめに
1.ランチェスター戦略とは
 1.1 ランチェスター戦略の成り立ち
  1.1.1 田岡信夫が確立
  1.1.2 ランチェスター法則を経営に応用して理論化
 1.2 強者の後発参入戦略
  1.2.1 弱者の戦略、強者の戦略 
  1.2.2 エルグランドの先発弱者の戦略、アルファードの後発強者の戦略
 1.3 ランチェスター戦略の実務体系
  1.3.1 販売目標はナンバー1
  1.3.2 販売目標はダントツのナンバー1
2.後発参入戦略とは
 2.1 ランチェスター市場参入戦略
  2.1.1 グーパーチョキ理論
  2.1.2 花王のヘルシアの先発の戦略、伊藤園の後発の戦略
  2.1.3 後発の3つの参入戦略 
  2.1.4 サントリーの後発の戦略
 2.2 先発が有利か、後発が有利か
  2.2.1 梅澤理論の応用
  2.2.2 後発逆転の条件
3.弱者・中小企業の後発参入戦略の事例「楽待」
 3.1 後発参入の失敗と成功の事例
  3.1.1 投資用不動産のポータルサイト「楽待」の創業
  3.1.2 後発5番手の差別化参入戦略
  3.1.3 2つの後発参入の失敗
  3.1.4 本業でダントツのナンバー1を目指す
  3.1.5 後発逆転の戦略
  3.1.6 まとめ

◇第5章 後発で勝つための知財戦略の立て方とその進め方◇

第1節 後発参入における特許情報の活用と勝ち筋の見出し方
1.特許情報活用の意義
2.新規事業に対する評価分析
 2.1 内部環境の分析評価
  2.1.1 自社技術の分析とコア技術の特定
  2.1.2 新規事業領域の方向性検討
 2.2 新規分野の外部環境分析評価
  2.2.1 参入対象分野の技術動向
 2.3 内部環境と外部環境の比較分析
  2.3.1 技術的優位性の比較分析
  2.3.2 仮説検証
3.新規事業参入の道筋
おわりに

第2節 先発企業の特許調査と弱みの見つけ方
はじめに
1.先発企業の特許調査
 1.1 先発企業の特許調査とは
 1.2 先発企業の特許調査の必要性
  1.2.1 特許権侵害
  1.2.2 特許権侵害による自社事業へのリスク
  1.2.3 特許調査の必要性
 1.3 先発企業の特許調査の方法
  1.3.1 特許調査の5W1H
  1.3.2 侵害予防調査
  1.3.3 無効資料調査
 1.4 先発企業の特許調査におけるTips
  1.4.1 経営陣の理解
  1.4.2 最終製品に目を向けること
  1.4.3 見逃してしまう要因
2.先発企業の特許の弱みの見つけ方
 2.1 相手を知る
 2.2 先発企業の特許の弱みの見つけ方
  2.2.1 クレームの用語の解釈における弱み
  2.2.2 クレームの表現形式による弱み
  2.2.3 侵害事実の立証の容易性
 2.3 先発企業の特許の無効化
  2.3.1 無効化しやすい先行技術の属性
  2.3.2 対応外国出願の調査
  2.3.3 非特許文献の探し方

第3節 参入障壁となる先行企業の特許網の破り方、攻略の仕方
はじめに
1.参入障壁となる特許(障害特許)の特定
 1.1 一次特定
 1.2 二次特定
2.参入障壁となる特許(障害特許)の攻略の仕方
 2.1 特許権の無効化による攻略
 2.2 先使用権の抗弁
 2.3 特許網の破り方
3.障害特許を活用特許に転換する方法
おわりに

第4節 先発企業が保有する特許の無効化を含むリスク対策
はじめに
1.なぜ企業は後発で事業に参入するのか? 後発の魅力
 1.1 日本の主要耐久消費財の普及率の推移における後発の優位性
 1.2 プロダクトライフサイクルにおける後発の魅力2)
  1.2.1 テーマアップ研究開発期の後発参入
  1.2.2 導入期の後発参入
  1.2.3 成長期の後発参入
  1.2.4 成熟期の後発参入
  1.2.5 衰退期の後発参入
2.後発の企業が必要な特許調査とリスク対策
 2.1 テーマアップ研究開発期と導入期に後発参入する場合の特許調査とリスク対策
 2.2 成長期以降に後発参入する場合のリスク対策
 2.3 特許調査は費用対効果を勘案することが重要
3.後発が行わなければならない権利侵害防止調査(クリアランス調査)
 3.1 権利侵害防止調査を技術者が行う場合の注意点
  3.1.1 権利侵害防止調査を技術者が一人で行う場合の注意点
  3.1.2 権利侵害防止調査を技術者が複数人で行う場合の注意点
 3.2 権利侵害防止調査を調査担当者(サーチャー)に依頼する場合の注意点
  3.2.1 権利侵害防止調査を調査担当者(サーチャー)に依頼時の注意点
  3.2.2 権利侵害防止調査を調査担当者(サーチャー)に依頼後の注意点
4.権利侵害防止調査結果と権利侵害の有無の判定
 4.1 特許権侵害の定義
 4.2 特許権侵害の要件
  4.2.1 実施とは
  4.2.2 「業として」とは
  4.2.3 「特許発明の技術的範囲」とは
 4.3 特許権侵害は3種類
  4.3.1 直接侵害(文言侵害)
  4.3.2 均等侵害
  4.3.3 間接侵害
 4.4 特許権侵害に当たる行為の具体例
  4.4.1 直接侵害の例
  4.4.2 均等侵害の例
  4.4.3 間接侵害の例
5.権利侵害ありの場合のリスク対策
 5.1 「変える」
 5.2 「潰す」
 5.3 「買う」
 5.4 「止める」
6.無効化資料調査
 6.1 無効化資料調査が必要な理由と調査期間
 6.2 ミクロ分析パテントマップ による請求の範囲の解析
  6.2.1 クレームマップ
  6.2.2 構成要素対比表
  6.2.3 「発明の本質」の理解と自社の製品やサービスが対象となる技術範囲の明確化
 6.3 ファミリー特許も含めた法律状態情報の確認と各国審査情報調査
 6.4 検索式の作成と調査範囲と調査期間と調査費用を勘案しながら調査継続の可否を判断
 6.5 特許・実用新案以外の無効化資料調査
 6.6 無効化資料を用いた無効論理の構築
7.無効化資料調査結果の活用による知財戦略
 7.1 情報提供制度
 7.2 特許異議申立制度
 7.3 特許無効審判制度
おわりに

第5節 後発参入でも勝機を見いだせる知財戦略の策定
はじめに
1.企業における事業ステップと必要な特許調査
 1.1 技術動向調査
 1.2 先行技術調査
 1.3 テーマ先行技術調査(日常ウォチング・SDI調査)
 1.4 権利侵害防止調査(クリアランス調査)
 1.5 無効化資料調査
2.パテントマップ
 2.1 パテントマップの種類
 2.2 マクロ分析パテントマップ
 2.3 セミマクロ分析パテントマップ
  2.3.1 技術内容分析マップ
  2.3.2 機能鳥瞰マップ
 2.4 ミクロ分析パテントマップ
 2.5 分析に用いる項目
3.知財戦略で勝つためには
4.動向調査とパテントマップの作成から自社が勝つ技術&知財戦略を立案する方法
 4.1 必要な調査計画を立案する
 4.2 現状把握マップを作成する
 4.3 将来展望マップを作成する
 4.4 将来の自社目標ポジションを決める
 4.5 ギャップの解析を行う
 4.6 「ギャップを如何に埋めるか」の戦略を立案する
 4.7 経営へ技術&知財戦略の提言を行う
5.従来のパテントマップでは新規テーマや課題を見つけられない
6.科学的発想法「α発想法」による機能ツリーの作成
 6.1 科学的発想手法「α発想法」による自動車用LEDの機能ツリーの作成
  6.1.1 科学的発想手法「α発想法」
  6.1.2 自動車用LEDのテーマの決定と関連情報の収集
  6.1.3 個人ワークでチェックリスト法(CL法)を用い多くのアイデアを発想し、KJカードに記入
  6.1.4 集団ワークでアイデアをグループ化
  6.1.5 模造紙の機能ツリーをエクセル形式に変換しまとめ
  6.1.6 鳥瞰図を個人に配布し、再度個人ワークでツリーを拡大
  6.1.7 個人毎に拡大したツリーを集結し、集団ワークで発想を拡大
  6.1.8 集団ワークの結果を、ツリーにまとめ鳥瞰図が完成
 6.2 構成ツリーと機能ツリーの比較
  6.2.1 階層の数に大きな差がある
  6.2.2 開発の現場で新しいアイデアの発想の活用度に差がある
  6.2.3 上位視点で課題や解決手段を鳥瞰する視点の広さに差がある
  6.2.4 自社が他社に勝てる技術&知財戦略を立案
  6.2.5 機能ツリー作成のポイント
7.自社が勝つ技術&知財戦略活動
 7.1 技術&知財戦略手法「U’Method」概要
  7.1.1 U’Methodの歴史
  7.1.2 U’Methodの推進ステップ
 7.2 推進テーマの決定
 7.3 機能鳥瞰マップの作成
  7.3.1 機能キーワードによる発想
  7.3.2 機能ツリーの作成
  7.3.3 機能分類と構成分類
  7.3.4 関連特許調査
  7.3.5 一行要約の作成
  7.3.6 機能ツリーと一行要約との結合
  7.3.7 分担し機能ツリーの番地を付与
  7.3.8 特許を機能ツリーに客観的に振分
 7.4 攻め所を決める
  7.4.1 関連情報調査
  7.4.2 機能ツリー上の重要キーワードの特定
  7.4.3 攻め所分析表
 7.5 ソンブレロ型出願で自社が絶対優位の特許網を構築
  7.5.1 自社実施技術範囲の出願戦略
  7.5.2 自社が実施しない技術範囲の出願戦略
  7.5.3 弱者が勝つための知財戦略
  7.5.4 「うっちゃり特許」を出願
  7.5.5 「コバンザメ特許」の出願
  7.5.6 「バイキン特許」の出願
 7.6 可能性アイデアの多量発想
  7.6.1 アイデア発想のやり方
  7.6.2 出すべきアイデアとは
 7.7 「U’Method」を用いた勝てる知財戦略
  7.7.1 戦略的先行特許出願
  7.7.2 アイデアの優先順位付け
  7.7.3 クレームマップの活用で出願抜け防止
 7.8 U’Method の機能鳥瞰マップの活用例
  7.8.1 R&Dテーマ推進の革新
  7.8.2 R&Dテーマの抽出
  7.8.3 中長期計画策定
 7.9 「U’Method」によって得られる特許の実力
  7.9.1 U’Method によって得られる特許の先行特許実力
  7.9.2 U’Method によって得られる特許の発想の先見力
  7.9.3 U’Method によって得られる特許の発想の拡大力
 7.10 「U’Method」の実施期間
8.テーマ推進の種々の場面で必要な特許調査とパテントマップの活用
 8.1 パテントマップは技術&知財の種々の場面で活用
 8.2 パテントマップはテーマアップに必須
 8.3 パテントマップをテーマ推進に定着させる実践例
 8.4 パテントマップがあるのと無いのでは大違い
おわりに

第6節 特許情報分析に基づく戦略立案と後発参入での勝機の見出し方
はじめに
1.後発参入における戦略立案と各種情報活用
 1.1 特許情報分析の目的と種類
 1.2 戦略立案フローと情報収集・分析―外部環境情報と内部環境情報―
 1.3 IPランドスケープ?経営戦略・事業戦略策定へ知的財産情報を活用する
2.後発参入における戦略立案・特許情報分析の考え方
 2.1 後発参入における戦略のパターン
 2.2 特許情報分析のフロー
 2.3 後発参入の基盤となる自社の強み
 2.4 3C・知財視点を踏まえたクロスSWOT分析フレームワークを踏まえた戦略立案の考え方
 2.5 アドバンテージ・マトリックスによる後発参入市場候補の検討
おわりに

第7節 後発として新規事業に参入するための障害特許の分析と出願戦略
はじめに
1.障害特許の分析
 1.1 開発予定品の請求項化(S10)
 1.2 障害特許の抽出(S20)
 1.3 障害特許の技術的範囲(CLB)の確定(S30)
  1.3.1 特許請求の範囲基準の原則(特許法第70条第1項)
  1.3.2 明細書の記載参酌の原則(特許法第70条第2項)
  1.3.3 出願経過参酌の原則(民法第1条第2項)
  1.3.4 均等論の検討
 1.4 開発品請求項CLAは障害特許の技術的範囲CLBに属するか?
2.出願戦略
 2.1 障害特許の利用発明を特許することによる他社の実施の制限を提案する趣旨
 2.2 具体的な提案
  2.2.1 内的付加型
  2.2.2 外的付加型

第8節 知財AIを用いた特許・論文解析による技術動向分析と後発参入戦略への活かし方
はじめに
1.解析フロー
2.仮説設定
3.課題の定義
4.要因分解
5.情報収集
6.解析
 6.1 集計
 6.2 可視化
 6.3 メトリクス化
  6.3.1 自社集積密度と他社集積密度
  6.3.2 競合と協業
 6.4 SWOT
7.結論導出
結言

◇第6章 後発参入におけるIPランドスケープの活用と事業戦略立案◇

第1節 経営層に伝わる企業の知財ポジション
            IPランドスケープからみた市場成長フェーズとその活かし方
はじめに
1.半導体業界の特徴と当社を取り巻く環境
 1.1 半導体業界の特徴
 1.2 半導体技術と半導体企業の推移
 1.3 ロームの沿革
2.経営層のミッション
3.企業の知財ポジション
4.IPLによる市場成長フェーズの推定
 4.1 プロダクトライフサイクル
 4.2 経営層からみたプロダクトライフサイクルの位置づけ
 4.3 企業の知財ポジションの応用
 4.4 競争と特許寿命
 4.5 IPLによる市場成長フェーズ推定
5.IPLによる市場成長フェーズ推定の変化
6.経営層へのメッセージ
 6.1 製品分野X
 6.2 製品分野Y
まとめ

第2節 IPランドスケープを活用した経営層への知財戦略の説明
1.はじめに
 1.1 知財部門の役割の変化
 1.2 知財・無形資産ガバナンスガイドラインとIPランドスケープ
2.NTTコミュニケーションズのIPランドスケープ
 2.1 出資、提携、M&Aにおける対象企業の評価
 2.2 新規事業創出におけるIPランドスケープ
 2.3 社外ステークホルダーに対する自社の競争力のアピール
3.まとめ

第3節 後発で新市場へ参入するためのIPランドスケープの活用
はじめに
1.異業種の壁
2.異業種の事業形態についての理解(咀嚼)
3.BtoC、BtoBビジネスでの戦略の違い
4.IPランドスケープ活動の活用・促進
5.IPランドスケープを推進していくにあたっての留意事項
6.IPランドスケープ活動をうまく推進していくコツ
おわりに

第4節 IPランドスケーピングを起点とする新規市場参入分析・後発参入戦略
イントロダクション
1.大学の論文や先行企業の特許が公開されたばかりの初期の出願公開期
2.競合企業の特許が成立したばかりの特許成立期
3.競合企業の特許の期限が切れているほどの後発・成熟市場の特許消滅期
4.AIと特許分析ツールを組み合わせた特許情報と非特許情報の収集
5.AIと特許ツールを組み合わせた情報分析の手順
 5.1 類義語や関連するキーワードをAIで集める
 5.2 特許分析ツールなどをつかって、基本的な特許分析を行う
 5.3 企業の分類や非特許情報をAIを利用して一括で集めて情報をまとめる
 5.4 個社ごとに、AIをつかって情報を整理する
 5.5 先行特許のうち、自社の技術、製品、特許と対応させたリストをつくる
6.経営陣や事業部門への報告

第5節 後発参入検討時のIPランドスケープ手法を用いた過去事例分析
はじめに
1.過去事例の探索と特許情報の確認
 1.1 過去事例の探索
 1.2 取り上げる企業の基礎的情報
 1.3 特許情報の確認
2.IPランドスケープの定義とその実践
 2.1 IPランドスケープの定義
 2.2 IPランドスケープの実践(事業情報、市場情報の収集と特許情報を取り込んだ分析)
 2.3 事業情報や一般情報の収集についての留意点
おわりに

◇ 第7章 後発参入でも勝てるビジネスモデルの作り方とその提案方法◇

第1節 後発でビジネスモデルを開発する留意点
はじめに
1.後発者のビジネスモデルのポイント
2.先行するビジネスモデルとの差別化
 2.1 ビジネスモデルの差別化:セイコーエプソンの事例
 2.2 ビジネスモデルの差別化:リブセンスの事例
 2.3 ビジネスモデルの差別化:ソラコムの事例
 2.4 ビジネスモデルの差別化:トラスコ中山の事例
3.先行するビジネスモデルでは解決できない機能の提供
 3.1 新モデルの構築:サイトコントローラーの事例
 3.2 新モデルの構築:レンタカーの事例
 3.3 システムの事例:ユーソナーの事例
おわりに

第2節 技術マーケティング戦略をベースにしたビジネスモデル戦略
はじめに
1.製品アーキテクチャーの理解
 1.1 インテグラル型(擦り合わせ型)
 1.2 モジュラー型(組み合わせ型)
 1.3 クローズ型(囲い込み型)
 1.4 オープン型(業界標準型)
 1.5 モジュラー型(組合せ型)×クローズ型(囲い込み型)
2.エコシステム・ビジネスモデルの理解
 2.1 エコシステム・ビジネスモデルとは
 2.2 エコシステム・ビジネスモデル設計の4つの視点
3.技術マーケティング戦略の戦略ベクトルとクラス
 3.1 技術マーケティング戦略の戦略ベクトル
 3.2 クラス? クローズ戦略
 3.3 クラス? クローズ&オープン戦略
 3.4 クラス? IoT戦略

第3節 経営層が納得し、受け容れるビジネスモデルの作り方と提案方法
はじめに
1.“勝つ”ためのビジネスモデルを検討する
 1.1 ビジネスモデルの定義
 1.2 ビジネスモデルの検討 ~誰に~
 1.3 ビジネスモデルの検討 ~何を(どのような価値を)~
 1.4 ビジネスモデルの検討 ~どうやって提供し~
 1.5 ビジネスモデルの検討 ~どうやって儲けにつなげるか~
2.経営層への説明・説得の仕方を把握する
 2.1 顧客の生の声を示す
 2.2 定量ロジックを示す
 2.3 社内支援者をつくっておく

第4節 コア技術を活用した新たな事業展開
はじめに
1.当社の概要
 1.1 会社概要と事業領域
 1.2 当社のコア技術
 1.3 知財戦略
2.新たな事業展開
 2.1 事業展開の背景と方針
 2.2 組織体制
 2.3 事業展開の経緯と成果
 2.4 外部組織との連携
3.具体的な事業展開例
 3.1 wemo
  3.1.1 誕生の背景
  3.1.2 課題と解決策
  3.1.3 知財戦略
 3.2 素肌シール
  3.2.1 誕生の背景
  3.2.2 課題と解決策
  3.2.3 知財戦略
まとめ

◇ 第8章 後発参入で勝つ為の経営層、反対勢力への説明と納得できる根拠の示し方◇

第1節 経営層への後発参入での成功をイメージさせる方法
はじめに
1.将来市場の獲得と研究開発テーマ
 1.1 将来市場の獲得
 1.2 研究開発テーマの設定とマーケティング
 1.3 デザイン思考とリーンスタートアップ
 1.4 市場適合性の検証
 1.5 知的財産戦略
2.研究開発テーマの設定と検証
 2.1 テーマ設定
 2.2 事業プラン策定と検証
 2.3 組織的活動
おわりに

第2節 未来予測による後発参入戦略と効果的な説明説得のポイント
はじめに
1.そもそも未来予測とは? 未来予測の要諦3原則
 1.1 変化が引き起こす変化をさぐる
 1.2 沢山の想定をおこない、「想定外」を減らす
 1.3 異なる世界、ジャンルの動きを勘案し、総合的に動的な予測をたてる
2.市場時期と成長曲線を理解する
    ~市場時期ごとで異なる購買層、売れる商品、そのための戦略とマネジメント
3.市場の成長曲線をいかに予測するか?
        ~市場が成立する要件とは
 3.1 市場、業界が成立する要件とは
 3.2 破壊的イノベーションが成立するメカニズムと前提要件
4.市場時期別に応じた後発参入者の機会と勝ち上がるための要諦
 4.1 成長期前半突入時
  4.1.1 製造技術、製造原価での優位性
  4.1.2 製造リードタイムの優位性
  4.1.3 補完製品の調達、または技術確立
 4.2 プラトー、成長期後半
  4.2.1 差別化製品による参入
  4.2.2 融通性のある供給力
  4.2.3 補完製品との協力・依存関係構築
  4.2.4 サプライチェーン前後との関係性と互換性
 4.3 新たな技術確立による市場規模の拡大
5.後発参入者の技術ロードマップ
    ~市場環境変化をシミュレーションし市場時期ごとへの対応力、適応力を高める
6.経営陣へ説明する事業計画~未来予測をどう共有するか?
おわりに

第3節 後発参入でも勝てるマーケティングデータの揃え方と経営層、反対勢力への提案方法
はじめに
1.後発参入企業の特徴
2.企業競争に打ち勝つためのポイント
3.市場成長期における後発参入企業の戦略
4.経営層、反対勢力への提案

第4節 経営層・反対勢力との対話を成功させるためのポイントと納得できる根拠の示し方
はじめに
1.人間というもの
2.後発参入テーマ推進のための組織とその果たすべき機能
3.基盤となる風土・精神づくり
4.参入テーマの顧客価値
5.経営層との対話の大切さ
6.反対勢力との対話の大切さ
7.納得できる根拠の示し方
8.まとめ
おわりに

第5節 経営層/反対勢力へ向けた後発参入時の説明と納得できる根拠の示し方
はじめに
1.市場と技術の考え方
2.事業の変遷
3.事業の遂行要件
4.技術と商品・市場との関係
5.経営層の認識と研究開発の構造
6.新規事業の遂行と反対意見
7.周辺事業(新市場創出)の遂行と反対意見
8.周辺事業(新技術創出)の遂行と反対意見
9.既存事業の遂行と反対意見
10.経営層と反対勢力を納得させるための技術の見える化
11.イノベーションの重要な要因と企業の特徴
まとめ

第6節 経営層/反対勢力へ向けた後発参入時の説明と納得できる根拠の示し方
はじめに
1.企業における2つの研究開発機能
2.投資としての研究開発
 2.1 企業における成長とは
3.後発参入時に考慮すべき事柄
 3.1 後発優位性
  3.1.1 技術・市場に関する不確実性の解消
  3.1.2 機会創出費用の削減
  3.1.3 技術や市場ニーズの変化への対応
4.後発参入時の説明キーポイント
 4.1 研究開発テーマのキーポイント
 4.2 参入市場機会の分析
5.研究開発・新事業創出のステップ
 5.1 自社の戦力評価
 5.2 戦略・戦術の検討
 5.3 競合環境分析
 5.4 新事業創成技術マップ
 5.5 事業化判断と投資効率
さいごに

第7節 文系中心の経営層に向けた後発参入時の説明と根拠の示し方
はじめに
1.後発参入での優位性
2.経営層への説明の仕方
 2.1 経営層に理解を得るための3つの要素
 2.2 技術、事業面からの説明
 2.3 使う言葉での注意点
おわりに

第8節 後発参入における経営層(意思決定者)が求める説明項目と説得の仕方
はじめに
1.参入市場とその特徴
 1.1 成長市場への参入の場合
 1.2 成熟市場への参入の場合
2.ターゲット市場の競合分析
 2.1 成長市場への参入の場合
 2.2 成熟市場への参入の場合
3.後発参入戦略
 3.1 成長市場への参入の場合
 3.2 成熟市場への参入の場合
4.実現可能な成功物語
5.将来展望
 5.1 成長オプションの明示
 5.2 自社ビジョン実現
最後に

◇第9章 経営層からみた後発参入におけるGO/STOPの判断基準◇

第1節 後発参入における研究開発(R&D)テーマ選定と中止および撤退に関する一考察
はじめに
1.R&Dの定義と宿命
 1.1 R&Dとは
 1.2 R&Dの宿命
2.後発で勝つためのR&Dテーマの選定方法
 2.1 R&Dテーマの選定方法
3.後発で勝つためのR&Dにおいて注意すべき事項
 3.1 先入観と今までの常識を捨てろ
 3.2 過去の文献とデータをそのまま信じるな
 3.3 仕事はスマートにするな 泥臭い仕事の中に成功のヒントがある
 3.4 最初の研究目的を忘れるな
 3.5 小さな成功の罠にハマるな
 3.6 失敗は成功へのヒントと考えろ
 3.7 計画段階から結果を空想しろ
4.後発でのR&Dテーマの中止について
 4.1 R&Dテーマ中止の時期
 4.2 R&Dテーマ中止の基準
5.R&Dテーマの撤退について
 5.1 R&Dテーマ撤退の時期
 5.2 R&Dテーマ撤退の基準
6.R&Dテーマ中止・撤退後の取組
 6.1 R&Dテーマ中止後の関連資料の取り扱い方
 6.2 R&Dテーマ撤退後のチームメンバーの育成
 6.3 R&Dテーマ撤退後の会社の考え方
おわりに

第2節 経営層からみる後発参入におけるGo/NotGoの判断基準と意思決定の仕方
はじめに
1.事業環境のパラダイムシフト
 1.1 顧客価値は逓減し消耗戦へ
 1.2 競争軸が変化し見えない資産を活かす時代へ
2.後発参入を判断するための着眼点
 2.1 デジタル化へのパラダイムシフトに起因する破壊的イノベーション
 2.2 クローズからオープンへのパラダイムシフト
 2.3 変化の予兆を捉える
 2.4 ハイプ・サイクル
 2.5 バックキャスティング
 2.6 後発参入のための戦略シナリオの策定
3.後発参入を可能とする戦略シナリオの事例
おわりに

第3節 経営層側からの後発参入の見極め方とその判断方法
     ―後発は物真似とは限らない、後発でもイノベーションと時間が大切な技術開発とは―
はじめに
1.研究開発ステージから視た後発技術とは
2.R&Dにおける知的財産の重要性
3.先発・後発技術によって異なるR&D知的財産権の構築
4.経営層側からの後発参入の見極め方とその判断方法
        ―TFT技術参入の事例からー
おわりに

第4節 後発参入における経営層視点でのGO/STOP判断の考え方と知財戦略
はじめに
1.先行者の優位性と後発者の優位性
 1.1 知名度、後発品の顧客からの疑い
 1.2 様々なノウハウの蓄積
 1.3 原材料を後発品への切り替える困難性
 1.4 デファクトスタンダードの構築
 1.5 知財網の先取した構築
2.後発者の優位性
 2.1 先行者の技術、事業のよい点、課題の早期把握
 2.2 顧客の動向の早期把握
 2.3 改良、改善の速度アップ、ホワイトスペースの発見
 2.4 先行者の知財戦略の早期把握
3.後発参入であっても狙うべき事業領域
4.後発参入のケースとGO/STOP判断の考え方
 4.1 対象事業が成長領域であることが必要
 4.2 飛び地で後発参入はありうるか
 4.3 後発参入では、コア領域ですることが重要
 4.4 後発参入でのマーケティング
 4.5 先行者の知財網を回避し、自分たちが事業実施できる環境を構築できるか
5.後発参入のための知財戦略について
 5.1 特許権の本当の意味
 5.2 先行者の知財戦略を理解すること
 5.3 先行者を意識した特許出願戦略
 5.4 他社の特許動向を見るツール例
さいごに

◇第10章 後発から市場へ新規参入した企業の取り組み、成功事例◇

第1節 既存市場への後発参入における自社技術の生かし方
        ~富士フイルムの化粧品市場参入を例に~
はじめに
1.「非常識」戦略
 1.1 売れなかった最初の商品
 1.2 見つけた「顧客要求」
 1.3 敢えて実行した「非常識」
2.「非連続の連続」戦略
 2.1 「非連続」が市場・顧客にインパクトを与える
 2.2 「連続」が参入市場での強みとなる
3.「競争の次元を変える」戦略
 3.1 既存市場での競争領域で競争しない(新しい競争領域を定義する)
 3.2 新しい競争領域の覇者となる
おわりに

第2節 コア技術を活用した新市場への後発参入とポイントについて
はじめに
1.新規事業とは
 1.1 新規事業の必要性
 1.2 新規事業開発のプロセス
 1.3 テーマ創出の手法
 1.4 技術の棚卸し
 1.5 領域の選定
2.先発市場と後発市場
 2.1 先発優位
 2.2 後発優位
3.後発市場参入のポイント
 3.1 後発戦略のプロセス
 3.2 イノベーションとオペレーション
 3.3 バリュープロポジション
おわりに

第3節 「デザインとテクノロジーの融合:カドーの革新的価値創造」
はじめに
1.デザインとテクノロジーの融合
 1.1 カドーの方程式
 1.2 空気清浄機開発のきっかけ
 1.3 世界No.1の美しい空気
 1.4 数々の国際的デザインアワードを受賞
 1.5 モノづくりへのこだわり
2.ニッチ戦略
 2.1 「空気」に特化した事業展開
 2.2 オンリーワンへのこだわり
おわりに

第4節 KDDIにおけるDX活用を活用した健康・医療領域への後発参入
1.KDDIにおける健康・医療領域の位置づけと推進環境
 1.1 健康・医療領域の既存事業
 1.2 スタートアップとの研究開発/事業展開環境
2.コロナ禍を経た健康・医療領域の課題および研究開発の方向性
 2.1 コロナ禍における健康・医療領域の課題
 2.2 今後の健康・医療領域において実現されるべき姿
3.KDDIの事業構想および具体的な取組
 3.1 健康・医療領域の事業構想
 3.2 主要事業|auウェルネス
 3.3 補完事業|ポケットヘルスケア
 3.4 両事業の融合
総括

第5節 東栄化学工業における医療機器産業への後発参入とコア技術の活かし方
はじめに
1.東栄化学工業と医療機器産業への参入
 1.1 模索期
 1.2 参入期
2.コア技術の活用 - 東栄化学工業がどのように自社のコア技術を医療機器産業に生かしているか
3.後発で勝つための研究・知財戦略 - 後発企業が成功するための研究開発・知財戦略の立て方
 3.1 研究開発戦略
 3.2 知財戦略
4.経営層への説明・説得の仕方
 4.1 新規参入事業の成功を経営層にイメージさせる方法
 4.2 反対勢力への効果的な説得・説明の方法
まとめ

第6節 自社技術を活用した宇宙関連ビジネスへの参入と今後の展望
はじめに
1.横河の歴史と事業
2.宇宙との出会い
3.宇宙事業準備
4.宇宙事業開発
 4.1 事業セグメンテーション
  4.1.1 地上設備
  4.1.2 地球低軌道
  4.1.3 月面
 4.2 業界認知活動
5.今後の展望
 5.1 概観効果
 5.2 極限環境
 5.3 限界超越

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