目次
◇ 第1章 不良を無くすための各種パラメータの原理と理論 ◇
第1節 レオロジーを制御する
[1]簡単に理解するためのレオロジー入門と測定技術
1.動的粘弾性測定の「動的」とは
1.2変形様式について
1.3ずり測定に用いる治具について
1.4動的粘弾性測定に用いる歪み量の求め方
1.5動的粘弾性測定における注意点
1.5.1ギャップ間隔と測定試料
1.5.2昇温速度
1.6動的粘弾性測定
1.6.1温度分散測定
1.6.2周波数分散測定
[2]レオロジーから何が分かるか
1.簡単に理解するためのレオロジー入門
1.1ひずみ
1.2変形速度
1.3応力
1.4理想弾性体と理想粘性体
1.5粘弾性模型
2.プラスチックのレオロジー
2.1溶融張力、ダイスウェル測定
2.2レオロジー測定
2.3動的粘弾性
2.4温度時間換算則
2.5伸長粘度
3.高分子材料のレオロジー制御と成形加工性
3.1分子量と粘度
3.2分子量分布と流動特性
3.3伸長粘度とネックイン
3.4ドローレゾナンス
3.5不安定流動
[3]フィラーの粒子径分布, 表面形状による“充填性・流動特性”コントロール
1.粒子充填性の表現法
2.粒子の充填性・流動性に及ぼす粒子径分布の影響
2.1粒子の充填性に及ぼす粒子径の影響
2.2粒子充填性推定モデル
2.3粒子の充填性に及ぼす粒度分布の影響
3.充填性,流動性に及ぼす粒子形状の影響
3.1フラクタル次元による粒子表面凹凸状態の定量化
3.2充填性・流動性に及ぼす粒子表面凹凸状態の影響
4.樹脂の流動性に及ぼすフィラー粒子物性の影響
4.1樹脂のスパイラルフローに及ぼすフィラー粒子物性の影響
4.2樹脂のスリットフローに及ぼすフィラー粒子物性の影響
[4]高分子レオロジーと流体解析
1.成形加工工程における「伸び易さ(難さ)」の解析
1.1発泡成形における気泡間の延伸の解析
1.2歪硬化性の影響
1.3緩和特性の影響
1.4溶融張力の測定プロセスの解析
1.5冷却、結晶化の影響
1.6フィルムキャスティングの解析
第2節 伝熱のメカニズム
[1]熱の伝わり方と高分子溶融
1.伝熱の基礎と熱収支の計算
1.1材料中の伝熱機構の概略
1.2伝導伝熱とその熱収支計算
1.3対流伝熱とその熱収支
1.4ふく射伝熱とその熱収支
1.5その他の伝熱機構
1.6熱収支計算
第3節 高分子の結晶化と構造制御
[1]高分子材料の結晶化構造とそのメカニズム
1.基礎事項
2.高分子結晶化の標準モデル
3.各論
[2]高分子結晶化過程における階層構造発展機構
1.実験システム
2.等温結晶化過程における構造変化
3.等温結晶化過程と非等温結晶化過程との関連性
[3]溶融高分子の加圧による構造変化メカニズム
1.液体液体相転移
2.高分子での液体液体相転移
[4]高分子の一軸伸長シミュレーションにおける分子量分布の影響
1.高分子の緩和時間
2.直鎖高分子と星形高分子の比較
3.多分散直鎖高分子:超高分子量成分の影響
[5]ポリマー溶融体、溶液の高圧下のせん断粘度の測定
1.高圧下の粘度測定装置
2.高圧せん断粘度の測定事例
3.高速せん断流動時のせん断粘度測定時の留意事項
[6]高分子の結晶化、ガラス転移、相分離に伴う物性の変化と構造形成への影響
1.構造形成の基礎
1.1融解と結晶化
1.1.1結晶構造
1.1.2融点
1.1.3結晶構造に影響する要因
1.2ガラス転移
1.3相分離
1.3.1相図と相分離
1.3.2スピノーダル分解での構造形成
1.3.3核生成と成長での構造形成
1.3.4ブロック共重合体
2.複数の現象の競合
2.1結晶化と相分離
2.1.1結晶化から相分離
2.1.2相分離から結晶化
2.2ガラス転移と相分離・結晶化
◇ 第2章 加工に活かすための高分子素材の特徴 ◇
第1節 ポリエチレン樹脂の基礎知識と特性
1.ポリエチレンの種類
1.1LDPE
1.2LLDPE
1.3HDPE
1.4EVA,EEA,EMAA,EAA,など
2.ポリエチレンの分子構造と物性の関係
3.Z/N触媒,メタロセン触媒 の違い
4.分子構造と粘度特性,溶融張力の関係
5.ポリエチレンに配合する添加剤
5.1酸化防止剤
5.2アンチブロッキング剤
5.3スリップ剤
6.冷却速度とポリエチレンフィルム物性について
第2節 PET樹脂の成形上の留意点
1.PET樹脂の成形加工
2.溶融成形共通の課題
2.1予備乾燥
2.2可塑化
2.3固化
3.成形方法と成形上の留意点や対策
3.1非晶PET成形品
3.2エンプラ成形品
3.3ガス抜き
3.4延伸成形品
3.5真空成形
3.6高次構造制御
第3節 ポリカーボネート樹脂の特徴と成形加工技術
1.樹脂グレージングを支える新素材技術
1.1自動車グレージング窓材向けポリカーボネート樹脂
1.2光を透過して熱を遮蔽するポリカーボネート樹脂「AM−1100ZVシリーズ」の開発
1.3自動車グレージング二色窓枠向けポリカーボネート樹脂
1.4自動車ボディ向けポリカーボネート樹脂
1.5自動車グレージング向けシリコン系ハードコート剤
1.6帝人化成におけるシリコン系ハードコート剤
2.実用化技術例(J-X3αテクノロジーによる窓とボディの一体化成形技術)
第4節 アモルファスビニルアルコール系樹脂「Nichigo G-PolymerTM」の機能とそれを用いたガスバリア材
1.新規アモルファスビニルアルコール系樹脂とその特長
1.1溶融成形性
1.2ガスバリア性
1.3延伸性
1.4可撓性付与グレード
1.5水溶性と環境適応性
2.水素エネルギー分野への検討例の紹介
2.1水素耐性
第5節 生分解性樹脂の成形加工技術
1.生分解性樹脂の一般的特徴
2.フィルム/シート成形
2.1ポリ乳酸フィルム
2.2ポリ乳酸シート
3.射出成形
4.発泡成形
◇ 第3章 現象を予測するシミュレーションのコツ ◇
第1節 分子モデルによる流動特性のシミュレーション
1.高分子材料の流動特性シミュレーション
2.からみあった高分子の分子シミュレーション
2.1からみあい
2.2分子動力学モデル
2.3スリップリンクモデル
2.4その他の分子モデル,ブレンド系・共重合系
3.シミュレーション結果と実験値との対応
第2節 成形加工におけるシミュレーション技術の種類とその特徴
1.成形加工のシミュレーション
2.フィルム成形プロセスの具体例
2.1フィルム製膜プロセスにおけるシミュレーションの適用
2.1.1可塑化押出機
2.1.2押出機のミキシングヘッド
2.1.3スクリーンフィルター
2.1.4スパイラルダイ
2.1.5インフレーション
第3節 VisualC#による流体の数値シミュレーションと可視化
1.ナビア・ストークス方程式
2.ポアソン方程式の解法
3.ナビア・ストークス方程式の解法
4.プログラムと解
第4節 粒子法とGPUによるシミュレーション技術
1.GPUによる粒子法流体解析
1.1GPUコンピューティング
1.2GPUによる解析の高速化
1.3GPUによる消費電力の削減
第5節 実践的な押出成形CAEとその使用例
1.材料の粘度と流動場について
2.異型ダイのCAE的設計
3.ゲルなどの未溶融樹脂の混入
4.多層成形での境界面の不安定流動
5.新スクリューの開発
◇ 第4章 高機能化、機能性付与と成形性の両立 ◇
第1節 樹脂用添加剤の選び方・使い方 −滑剤、離型剤、可塑剤―
1.滑剤の概要
1.1滑剤の働きによる種類
1.2滑剤の種類
2.メヤニ防止剤
2.1目ヤニ防止剤の必要性
2.2メヤニ発生機構
2.3弊社製品の効果(実用例)
2.4目ヤニ抑制機構
3.滑剤の使用例
3.1PP樹脂のカレンダー成形用滑剤
3.2PP樹脂用離型剤
3.3ABS樹脂用離型剤
3.4PET樹脂用滑剤
4.熱可塑性樹脂用可塑剤開発の経緯
4.1アセチル化モノグリセライド系可塑剤の特徴
4.2可塑剤の性能評価
第2節 コンポジット技術における粘度制御とフィラー高充填技術
1.フィラー充填系の粘度予測
2.フィラー充填系の粘度とフィラー粒度分布との関係
3.フィラー最密充填理論と粒子充填解析ソフトを活用した微視構造設計
第3節 X線CTを用いた繊維高分子複合材料の繊維配向の解析
1.X線CT測定
2.三次元画像解析による配向解析
3.配向解析の応用例
第4節 高せん断成形加工法による新規ナノブレンドの創製
1.高せん断成形加工法の開発とその概要
2.高せん断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンド(PVDF/PA11)のナノ混合化・相溶化
3.透明ブレンド(PC/PMMA)の創製
4.PE/PLLAブレンドへの適用
第5節 高せん断成形加工法による新規ナノコンポジットの創製
1.高せん断成形加工法による各種フィラーの樹脂へのナノ分散化
2.フィラーをナノ分散化した二元系(樹脂/フィラー)ナノコンポジットの創製
2.1熱可塑性エラストマー/CNT系ナノコンポジット
2.2熱可塑性樹脂/CNT系ナノコンポジット
2.3生分解性樹脂/TiO2系ナノコンポジット
3.三元系(樹脂/樹脂/フィラー)ナノコンポジットの創製
3.1三元系ナノコンポジットにおける共連続構造制御の意義
3.2生分解性ポリマーブレンド/クレイ系ナノコンポジットにおける共連続構造制御
3.3ダブルパーコレーション構造の構築
3.4その他の三元系ナノコンポジット
第6節 化学発泡剤・押出機の特性を踏まえた最適押出(射出含む)発泡成形技術
1.概論
2.化学発泡剤の種類と特徴
3.押出・射出成形機の工夫
第7節 成形加工時におけるポリマーブレンドの再構造化
1.成形加工時における再構造化
第8節 ポリマーアロイにおける相容化剤の選び方・使い方
1.高分子材料の非相溶性について
2.PE/PP系ポリマーアロイの物性改質効果について
3.PLA/PA12系ポリマーアロイの物性改質効果について
第9節 ナノ粒子における表面処理剤の選択と処理法
1.シリカゾルの従来応用分野と一般的物性
1.1ナノ粒子内発的機能
1.2大きさに起因する特性と機能
1.3形状に起因する特性と機能
1.4バルクに起因する特性と機能
2.新規分野で必要とされるシリカゾルの役割
2.1ナノ粒子の特性と応用
3.必要とされる役割と表面処理の重要性と制御因子
3.1表面処理の重要性と制御因子
3.2表面修飾ナノ粒子機能
4.具体的新規分野での応用例
4.1ナノ粒子修飾機能
第10節 フィラーによる難燃化技術とフィルムへの応用
1.フィルム成形における難燃化技術の制約
2.押出成形によるフィラー添加難燃性フィルムについて
2.1コンパウンドの設計
2.2成膜方法
3.キャスト成膜
第11節 フィルムへの各種表面処理技術とその効果
1.処理の基本的方法
1.1表面処理の概要
1.2表面処理と表面張力
1.3表面張力と極性基
2.各種表面処理技術
2.1コロナ処理
2.1.1コロナ処理と接着
2.2プラズマ処理
2.2.1プラズマ処理の方法
2.2.2プラズマ処理の例
2.3窒素雰囲気下のコロナ処理
3.処理の機構と処理後の安定性
◇ 第5章 不良を未然に防ぐための混練技術 ◇
第1節 二軸スクリュ押出機における混練・分散技術
1.序論
1.1スクリュを用いた混練・分散
1.2フィルム・シート押出成形に用いられる押出機
第2節 溶融混練における粘度の影響と温度との相関
1.高分子流体の粘度
1.1せん断粘度と伸長粘度
1.2粘度の温度依存性
2.溶融混練における樹脂の粘度の影響
2.1粘性発熱による樹脂の温度上昇
2.2液液分散系の混練における粘度の影響
2.3樹脂粘度を考慮した混練・分散の事例 −Extensional Flow Mixer−
2.4ポリマー/ナノフィラー系複合体の溶融混練における樹脂の粘度の影響
第3節 押出機における混練の最適化・不良対策
1.押出機における混練技術の考え方
1.1混練技術
1.2分配と分散
1.3二流体の混練に関する基本的な考え方
2.同方向噛合波型二軸押出機の概要
第4節 同方向回転二軸押出機のスクリュ構成の最適化と混練条件の設定
1.同方向回転二軸押出機の装置概要
2.同方向回転二軸押出機の5つの混練要素について
2.1スクリュの充満率
2.2スクリュの圧力特性
2.2.1各種スクリュ圧力特性
2.2.2スクリュ構成の圧力分布計算
2.3温度計算
2.4スクリュの混練
2.5押出機のシミュレーションの計算例
3.応用事例
3.1スクリュ構成を改良して、溶融粘度比が大きな樹脂同士の分散性改良
3.2混練ゾーンとベントポートの距離が短いためベントアップする適用例
3.2.1昇圧部のスクリュの種類を変える効果
3.2.2押出機の操作条件によるベントアップ防止対策
第5節 二軸混練機のスクリュ構成の使い分けと混練性能への影響
1.二軸押出機の種類
1.1噛合いと非噛合い
1.2同方向回転と異方向回転
1.3スクリュ溝深さ
1.4スクリュ構造
2.材料の混練挙動
2.1充満率
2.2流動状態・混練作用
3.ニーディングディスク
3.1流動状態・混合挙動
3.2混合性能
4.ロータセグメント
4.1せん断応力・せん断速度分布
4.2分散性能
第6節 二軸押出機のスクリューエレメントの構造と機能
1.概要
2.押出機混練加工ゾーン内部のスクリュー・エレメントの構造
2.1押出機混練加工ゾーン
2.1.1インテークゾーン
2.1.2溶融ゾーン
2.1.3排気ゾーン
2.1.4混合ゾーン
2.1.5真空ゾーン
2.1.6計量ゾーン
第7節 スクリュの摩耗と押出特性の変化
1.摩耗と腐食の要因
1.1摩耗
1.2腐食
3.腐食、摩耗の形態
3.1スクリュにおける摩耗
3.2シリンダにおける摩耗
4.スクリュ、シリンダの摩耗による成形への影響と寿命の予測
4.1スクリュの定期点検よりの判定
4.2スクリュの押出量から摩耗度の推定
5.耐食、耐摩耗スクリュ、シリンダ
第8節 二軸混練のスクリュー構成の使い分けと混練性能への影響
1.二軸押出機概要
2.同方向波型二軸押出機
3.スクリューデザイン
3.1スクリューエレメントの種類と機能
3.2ニーディングディスクエレメント
3.3特殊バレルによる相乗効果
4.二軸押出機3次元CAE解析技術
第9節 最適なスクリュー設計へ向けた流動シミュレーションと混練評価
1.流動解析によるスクリュー押出機内流動状態の評価
2.粒子解析を利用したスクリュー特性評価とクリアランスに関する考察
3.凝集粒子の粒径分布の予測
4.DEMとMPS法の組み合わせによるスクリュー押出機内一貫解析
第10節 樹脂成形におけるシリンダー、スクリューの摩耗メカニズムと耐食性・耐摩耗性向上
1.射出成形機可塑化装置の構造
2.GF-PPS樹脂の特徴
3.GF-PPS成形におけるスクリュー・シリンダの摩耗機構
3.1実験用スクリュー・シリンダ
3.2スクリューの摩耗
3.3シリンダの摩耗
第11節 混練技術によるナノコンポジットによる高機能化技術
1.ナノコンポジットとナノフィラーの種類
2.技術的背景
3.OMLFの層剥離を目的とした研究例
4.ナノフィラーの分散状態が改良されない理由
5.開発すべき要素技術
6.固相加工法(solid-state processing)によるPP系PCNの創製32)
6.1広角X線回折プロファイルの経時変化
6.2モルフォロジー変化
6.32軸混練機による固相加工
第12節 2軸押出機における混練・分散技術
1.単軸、同方向回転2軸、異方向回転2軸押出機の押出特性比較
2.完全噛合型同方向回転2軸押出機の混練・分散技術
2.1基本構造と特性
2.2混練・分散技術の実際
3.異方向回転2軸押出機の混練・分散技術
3.1基本構造と特性
3.2混練・分散技術の実際
第13節 押出・混練技術におけるスケールアップの考え方
1.挙動と分散品質のスケールアップ
2.同じ映像を、大きくおよび小さく2画面に映した場合
3.緩和則の応用
4.実用的なスケールアップ則
4.1機構、操作と品質の関連性に関するこれまでの試み
4.2新しい試み
4.3有効時間の理論
4.4分散の均一性と有効時間
第14節 長繊維カーボンナノファイバーの樹脂への複合化
1.CNF類−樹脂複合体の作成
1.1CNF類原料
1.2CNF類とナイロン6の複合化
2.CNF類−樹脂複合体の機械的特性評価
第15節 押出成形時におけるメルトフラクチャー・シャークスキンの解析と分析
1.メルトフラクチャー,シャークスキンとは
2.メルトフラクチャー,シャークスキンの原因
3.解析の手法について
3.1粘弾性による解析−キャピラリーレオメーターによる解析
3.2分子論的背景についての解析
4.メルトフラクチャー及びシャークスキンへの対策
4.1分子構造による対策
4.2添加剤による対策
4.3樹脂流路の構造などの成形機による対策
第16節 樹脂のパージのメカニズムとパージ剤選択のポイント
1.成形加工における樹脂のパージのメカニズム
1.1成形用樹脂によるパージのメカニズム
1.2レオロジー
1.3ぬれ
1.4異なる樹脂を用いたパージ
1.5界面活性剤の効果
1.6界面活性剤の種類
2.パージのメカニズムに基づいたパージ剤の選択
2.1洗浄性と残留性
2.2極性が低い樹脂のパージ
2.3エンプラのパージ
3.インフレーション成形とパージ剤
◇ 第6章 (共)押出成形の条件最適化のコツ ◇
第1節 押出機内の樹脂劣化挙動、光学歪み制御と成形用樹脂の流動性評価
1.樹脂劣化発生要因の定量化
2.可塑化樹脂中の溶存気体量
3.可塑化工程における樹脂劣化抑制
4.外部ヘーズに及ぼす押出スクリュー形状の影響22)
5.ポリオレフィン系フィルム用樹脂の流動性評価
第2節 フィルム・シート用押出ダイの種類とその特徴
1.ダイの分類
1.1フラットダイ
1.2サーキュラーダイ
1.3多層ダイ
1.4異型押出ダイ
2.Tダイに求められる機能
2.1膜厚均一性
2.2分布むら
2.3多層における層間乱れ
3.膜厚調整機能
3.1リップ調整ボルト
3.2チョークバー
3.3ヒーターによる温度調整
4.吐出幅調整機能
4.1アウターディッケル
4.2インナーディッケル
第3節 フィルム・シート用金型について
1.フィルム・シート用金型の基本構造
1.1金型材料
1.2ヒータ
1.3クロームメッキ処理
1.4リップエッジと研磨
1.5リップ調整機構
1.6チョークバー機構
2.Tダイ内部のマニホールドの説明
3.フィードブロックの流行
第4節 超多層フィルム成形装置のメカニズムと用途例
1.超多層フィルム・シートとは
2.超多層押出成形装置のメカニズム
3.装置の全体構成
4.超多層成形における注意点
5.超多層の実績と応用例
第5節 HIP LIP
1.Tダイ・リップ (リップ取付型HIP金型)
2.Tダイ(リップ一体型フィルム成型押出し機 金型)
3.Tダイ(リップ一体型フィルム成型押出し HIP+表面処理 金型
4.HIP造粒ダイ(ストレントダイ)
5.HIP塗工ダイ
6.HIPエアーノズル(ワイピングノズル)
第6節 目的に応じた押出成形プロセスの最適化とフィルム特性
1.高分子高機能フィルム
2.二軸延伸ポリエステルフィルム
3.その他の事例
3.1二軸延伸ポリフェニレンサルファイドフィルム
3.2ポリ乳酸フィルム
3.3断熱シート
第7節 熱可塑性エラストマーを利用した共押出粘着フィルムの成形
1. 共押出粘着フィルム
1.1共押出粘着フィルムに適応可能な粘着剤
1.2スチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)
2.粘着力の向上
2.1PStブロックと粘着力
2.2ブロック構造と粘着力
3.フィッシュアイ(FE)対策
3.1FEの発生原因
3.2TPSの熱劣化によるFEの発生
第8節 押出し成形におけるフィルム、シートの厚さ制御技術
1.厚さプロファイル制御の難しさ
2.仮想操作端対応最適化制御
3.サンプル値PI制御
4.エキスパートファジィ制御
5.有限整定応答制御
6.CDニューロチューニング
7.CD適応制御
◇ 第7章 キャスト成形の条件最適化のコツ ◇
第1節 溶融製膜過程における現象とトラブル事例・対策
1.キャステイング工程における流動不安定性
1.1せん断流動域と伸長流動域における現象
1.2せん断流動域における不安定性現象
1.3伸長流動域における不安定性現象
2.ドローレゾナンス現象と斑制御技術
2.1ドローレゾナンス現象
2.1.1ニュートン流体のドローレゾナンス
2.1.2指数法則流体のドローレゾナンス
2.1.3粘弾性流体のドローレゾナンス
2.1.4ドローレゾナンス現象の発生機構
2.1.5ドローレゾナンス現象の発生抑制策
第2節 分子鎖制御と高分子フィルム形成
1.高分子グロビュール
2.DNA-CTAフィルム形成
2.1DNA-CTA複合体形成
2.2DNA-CTAフィルム形成
3.DNA-CTAフィルムの構造と物性
3.1原子間力顕微鏡像
3.2フィルムの力学特性
3.3フィルムの誘電特性
第3節 選択溶媒キャスト法による配向制御技術
1.熱処理および溶媒処理による垂直配向の例(ポリスチレン-b-ポリメチルアクリレート)
2.溶媒蒸気処理による比較的厚い薄膜中の垂直配向の例(ポリスチレン-b-ポリヒドロキシスチレン)
◇ 第8章 不良低減,高効率化のための巻取り/切断技術 ◇
第1節 スリッターの基礎技術と不具合対応
1.スリッター機の基本構造
2.スリッティング技術
3.各部位の役割
4.巻取りの不具合現象と対策
第2節 ウェブハンドリング理論とその解析
1.フィルムにおけるウェブハンドリング技術とトラブル対策
1.2シワの形態
1.3ウェブ搬送における基本法則
1.4ウェブの拡幅技術
1.5ウェブ搬送におけるローラ径の考え方
第3節 スリッター/リワインダーの構成と特徴
1.スリッターの基本構成
2.各部の機構
2.1巻出部
2.2スリッター部
2.3巻取部
第4節 高難度材におけるスリット条件の最適化
1.ナイフの組み合わせとパスライン
1.1椀刃と皿刃による抱かせ切り
1.2椀刃と皿刃による接線切り
1.3皿刃と皿刃による接線切り
2.刃合わせ条件の数値化
2.1刃合わせの基本
3.ナイフについて
3.1刃先形状
3.2研磨精度
3.3駆動
4.実例
4.1アルミ箔
4.2光学フィルム
4.3フレキシブル基板
第5節 ウェブにおける計測と制御の関係とフイードバック制御
1.ウェブと自動制御
2.計測とは
2.1計測と測定
2.2張力の計測
3.ウェブのプロセスとフイードバック制御
4.フイードバック制御の特徴
4.1閉ループ(クローズドループ)伝達関数と開ループ(オープンループ)伝達関数
4.2制御動作
4.3フイードバック制御の動特性
4.4フイードバック制御の外乱に対する安定性
第6節 テンション制御のコツ 張力検出器の使い方とトラブル対策
1.張力検出器とテンション精度
2.テンション検出機構
2.13本のロールと力のベクトル
2.2ローラ荷重とテンション荷重
3.張力検出器と荷重センサ
3.1差動トランス式張力検出器
3.2歪ゲージ式張力検出器
3.3センサ信号の増幅
4.張力検出器の取付け
4.1ベアリングとメカロス
4.2検出ローラのアンバランス
4.3検出ローラの質量と応答性
4.4検出ローラの傾きと調芯機構
4.5温度変化による検出ローラの伸縮み
第7節 フィルム巻き取り製品の内部応力予測
1.マイクロスリットフィルム製品
2.解析モデル
2.1仮定
3.半径方向弾性率の測定
4.内部応力計算
4.1計算条件
4.2計算結果
第8節 ウェブの搬送シミュレーション―スキュー・折れしわの発生メカニズムと低減法―
1.スキュー・しわ発生簡易実験
2.シミュレーションのモデルおよび方法
2.1シミュレーションモデル
2.2シミュレーション方法
3.スキューのシミュレーション結果
3.1上流側フィルムの幅方向変位を拘束した場合
3.2フィルムの幅方向変位を拘束しない場合
3.3自由搬送部のスキューレートに及ぼすパラメータの影響
4.しわ発生のシミュレーション結果
4.1偏角ローラ上での折れしわ発生過程
4.2パラメータが折れしわ発生に及ぼす影響
第9節 巻取りシミュレーション −ロール内部応力と蛇行巻取りの解析−
1.ウェブの2次元巻取りシミュレーションとロールの内部応力
1.1シミュレーションモデルとシミュレーション方法
1.2ロールの内部応力−Hakielモデルの結果との比較−
1.3ウェブ層間すべりの影響
1.4巻取り開始部の影響
1.5コアの弾性の影響
2.3次元巻取りシミュレーションとウェブの蛇行巻きずれ(12)
2.13次元巻取りシミュレーションモデル
2.2コアを傾けずにウェブを巻取った場合
2.3コアを傾けた場合のウェブの蛇行巻きずれ発生過程
2.4蛇行巻きずれの発生メカニズム
第10節 ウェブハンドリングにおけるフラッタ現象
1.吹き流しシートおよび両端固定
1.1吹き流しシ−トのフラッタ
1.2両端固定ウェブでのフラッタ
2.フラッタ発生限界
2.1フラッタに関与するパラメタ
2.2吹き流しシートのフラッタ限界
2.3両端固定ウェブのフラッタ限界
第11節 高機能フィルム巻き芯によるにおける段差痕、ロス低減技術
1.特徴・効果
2.仕様
3.効果発現メカニズム
4.これまでに得られた評価結果と、今後の問題に対する対応策
◇ 第9章 延伸条件の設定と高機能化のポイント ◇
第1節 フィルム延伸
1.フィルムの延伸法と特徴
1.1延伸法の種類
1.2フィルムの構造
2.小角光散乱法による高次構造
2.1一軸延伸挙動
2.2逐次二軸延伸挙動
2.3逐次多段延伸技術
3.高次構造シミュレーション
3.1PETの結晶化モデルとシミュレーションモデル
第2節 成形プロセス中の結晶化メカニズムとその解析
1.成形加工における高次構造形成機構の基礎
1.1成形加工における結晶化機構の基礎 ―非等温結晶化過程の解析―
1.2異方性の発現機構の基礎
1.3流動場・異方性が結晶化に及ぼす影響
2.フィルムの伸長過程における高次構造形成挙動の解析事例
2.1バッチ式フィルム伸長プロセスにおける高次構造形成挙動解析
2.2逐次二軸延伸における分子配向と結晶化
2.2.1複屈折の解析
2.2.2広角X線回折像の解釈
2.2.3結晶面の配向を考慮した固有複屈折
第3節 分子配向にともなう結晶化
1.延伸過程における高次構造形成
2.延伸過程における分子配向と結晶化
3.延伸過程における結晶化
4.期待される物性値と延伸過程−想定されるトラブル
第4節 高分子フィルムにおける複屈折の発現要因と評価技術
1.複屈折について
2.複屈折の評価
3.高分子の複屈折の発現要因
4.弾性変形回復と複屈折
5.ブロック共重合体の複屈折挙動
6.複屈折の波長依存性
第5節 高強度・易裂性を有するチューブラー法二軸延伸ナイロン系フィルムの開発
1.市場動向
2.フィルム基材の性能比較
3.二軸延伸ナイロンフィルムの開発経緯
4.二軸延伸ナイロンフィルムの製造方法とフィルム特徴について解析
5.易裂性二軸延伸ナイロンフィルム
6.多層二軸延伸ナイロンフィルム
7.収縮性ナイロンフィルム
第6節 フィルム延伸時に発生するボーイング現象のメカニズムと対策
1.ボーイング現象とは
1.1ボーイング現象の定義
1.2ボーイング現象の発生メカニズム
1.3ボーイング現象と熱固定温度および冷却温度との関係
2.ボーイング現象の低減方法
2.1ボーイング現象と横延伸後の各ゾーン温度との関係
第7節 フィルム延伸・緩和課程におけるオンライン構造変化メカニズムとその観察
1.フィルム延伸の役目と手法
2.一軸および二軸延伸と分子配向
3.フィルム延伸・成形過程のオンライン計測
第8節 一軸・二軸延伸過程における動的構造解析
1.動的構造解析技術の進歩
2.フィルムの延伸過程の動的解析例
2.1加熱一軸延伸挙動のその場観察
2.2加熱二軸延伸挙動のその場観察
2.3マイクロビームX線を用いた球晶の加熱変形時のその場観察
3.製品開発への応用例
3.1キャパシタ向けPPフィルムの開発
3.2PENフィルムの延伸挙動に対する予備加熱の影響
◇ 第10章 ラミネート条件の設定のポイント ◇
第10章 ラミネート条件の設定のポイント
第1節 ラミネート加工方法と装置の種類
(ノンソルベント、ドライ、押出ラミネートを中心に)
1.ノンソルベントラミネーション加工方法とトラブル対策
1.1ノンソルベント・ラミネーション加工方法と装置
1.1.1NSラミネーション装置の主な基本構成
1.2ノンソルベント・ラミネーションでの主な問題点
1.2.1基材、用途での問題点
1.2.2ラミネート加工上での問題点
1.3ノンソルベント・ラミネーション工程における主なトラブルと事例対策
2.ドライ・ラミネーション加工方法とトラブル対策
2.1ドライ・ラミネーション加工方法と装置
2.1.1ドライ・ラミネーション装置と主な基本構成
2.2ドライ・ラミネーションでの主な問題点
2.2.1基材・用途での主な問題点
2.2.2ラミネート加工上での主な問題点
2.3ドライ・ラミネーション工程における主なトラブルとその事例対策
3.押出コーティング・ラミネーション加工方法とトラブル対策
3.1押出コーティング・ラミネーション方法と装置
3.1.1押出コーティング・ラミネーターの主な基本構成
3.1.2押出ラミネーターの各装置
3.2押出ラミネーションでの主な問題点
3.2.1基材、樹脂での問題点
3.2.2押出コーティング・ラミネーションの加工上での主な問題点
3.2.3押出コーティング・ラミネーション製品の接着強度不良箇所と原因
3.3押出コーティング・ラミネーション工程におけるトラブルとその事例対策
4.ラミネート加工に使用される接着剤の選定
4.1ノンソルベント・ラミネーション用接着剤
4.2ドライ・ラミネーションに使用される接着剤の選定
4.3押出コーティング・ラミネーションに使用されるAC剤の選定
第2節 フィルム表面のぬれ性と接着の関係
1.フィルム表面(接着面)の状態
2.接着理論
3.ぬれ
4.ぬれと接着の関係
5.表面と接着
第3節 剥離試験によるラミネート工程の剥離挙動
1.剥離力測定条件と剥離力
1.1剥離速度と剥離力
1.2剥離角度と剥離力
1.3剥離方法と剥離力
2.剥離エネルギと粘着剤内部の散逸エネルギ
2.1剥離エネルギ
2.2散逸エネルギ
2.3散逸エネルギと粘着剤の転着(応用例)
◇ 第11章 ロールtoロール導入のポイント ◇
第1節 ロールtoロール成膜のプロセス最適化と応用展開
1.ロールtoロール成膜プロセスの開発
2.ロールtoロール成膜方式の応用展開
3.ロールtoロール成膜プロセスの課題
3.1プラスチックフィルム基板にかかわるプロセスの課題
3.1.1耐熱性
3.1.2表面性の改質
3.1.3水分・オリゴマの放出
3.2製造装置にかかわるプロセスの課題
3.2.1空間的一様性:巾方向膜厚分布,特性分布
3.2.2時間的安定性:長さ方向膜厚分布,特性分布
3.2.3シワ発生の要因と対策
第2節 roll to roll装置向け高速・高精度張力センサの特徴と制御適用例の紹介
1.センサロールの構成要素技術
1.1小型高性能力覚センサ『アクティブフォースセンサ』
1.2『アクティブフォースセンサ』の特徴
1.2.1剪断荷重に対する応答性と直線性
1.2.2TCR(抵抗温度係数)
1.2.3ゲージ感度
1.3小型力覚センサを用いた張力検出ロール『センサロール』
2.roll to rollシステムへの適用性評価4)
2.1大気中フィルム巻替装置
2.1.1フィルム走行時の張力測定結果比較
2.1.2トルク制御結果比較
2.2Roll to Rollスパッタ装置
2.2.1一連スパッタ工程における張力計測
2.2.2槽内環境変化による張力検出への影響
第3節 ロールtoロールめっきの成膜要素技術
1.FPCおよびTAB・COFテープ
2.ロールtoロールめっきプロセス
3.電気めっきと無電解めっき
3.1電気めっき
3.2無電解めっき
4.TAB・COFテープのめっき
4.1無電解スズめっき
4.2下地ニッケル/表層金めっき
第4節 ロールtoロールスパッタプロセスにおける成膜速度の向上と膜欠陥への対策
1.高速成膜技術
1.1反応性スパッタとは
1.2ヒステリシス、遷移領域について
1.3遷移領域制御
1.4インピーダンス制御
1.5プラズマエミッション(PEM)制御
2.膜欠陥対策
第5節 ロールツーロールによるナノインプリント技術とトラブル対策
1.ナノインプリントの特徴
2.RTR方式ナノインプリント装置
3.RTR方式ナノインプリント装置の要素技術
3.1間欠塗工
3.2張力制御
3.3転写パターンの寸法安定性
4.ロールツーロール装置のシステムパラメータ
◇ 第12章 作業員/環境整備/品質管理のコツ ◇
第1節 射出成形工程における環境の影響とクリーン化
1.製造工程における環境の影響
1.1温度の影響
1.2湿度の影響
1.3温湿度管理
2.クリーン化の基本と成形工程の異物不良
3.成形工程の異物管理と対策の例
3.1静電気管理と対策のポイント
3.2クリーン化管理と対策のポイント
3.3成形工程におけるクリーン化対策のポイント
第2節 製造工程における静電気の考え方と対策
1.高分子材料の静電気の考え方
2.静電気の基礎
第3節 フィルムへのほこり付着のメカニズムと帯電防止技術
1.静電気とほこり
2.静電気によるほこり付着の原理
2.1電気的付着力
2.2電界中の帯電粒子の運動
3.帯電現象とほこりの付着を防ぐための静電気防止技術
3.1静電気防止の基本
3.2接触帯電現象と静電気発生の抑制
3.3静電気の影響を少なくする方法
3.4電荷の漏洩促進
4.電荷を中和・消滅させる方法
4.1除電装置とその種類
第4節 クリーンルーム内の清浄度維持のコツ
1.クリーン化技術とは?
1.1クリーン化技術のニーズ
1.2浮遊微粒子と粗大粒子
1.3粗大粒子の付着がゴミ不良の原因?
1.4ゴミホコリの発生源
2.清浄度維持のコツ〜クリーンルームの4原則と見える化ツール
2.1クリーンルームの見える化ツール
2.2クリーンルームの4原則
2.3クリーンルーム清掃について
第5節 除電器(イオナイザ)による静電気対策とフィルム成形への応用
1.イオナイザの除電原理
2.イオナイザの種類と特徴
3.イオナイザの選定方法及び使用上の注意点
3.1イオナイザの選定方法
3.2イオナイザの使用上の注意点
4.イオナイザの除電性能の評価方法
4.1有効除電電流による性能評価
4.2帯電プレートモニタによる性能評価
5.フィルム成形への応用
5.1フィルム成形における静電気障害
5.2クリーンルームにおけるイオナイザの問題点
5.3シースエア式低発塵イオナイザ(コロナ放電式)
5.4イオン化気流放出型イオナイザ(軟X線照射式)
第6節 パーティクルカウンタを用いた汚染粒子の測定管理
1.生産環境の粒子汚染管理と制御
1.1気中粒子の挙動
1.2気中粒子の測定管理
2.材料の汚染管理
2.1材料の汚染
2.2粉体材料の飛散管理
◇ 第13章 フィルム材料の性能評価 ◇
第1節 光干渉式膜圧測定と最近のアプリケーション
1.測定原理
1.1光干渉現象と厚み測定
1.2干渉波形と膜厚の相関関係
1.3センサ内部構造
1.4膜厚解析法
2.測定対象と分野
2.1半導体・太陽電池・二次電池市場
2.2LED、液晶パネル市場
2.3コーティングライン厚み測定
2.4薄膜フィルム厚み計測
3.光干渉式厚さ計の特長、及び用途
3.1光干渉式厚さ計特徴
3.2アプリケーション例
第2節 粒子充填複合材料の力学的特性
1.充填シリカ粒子の粒径効果が及ぼす影響
1.1試料
1.2弾性特性
1.3強度特性
2.エポキシ樹脂の架橋密度が及ぼす影響
2.1試料
2.2架橋密度
2.3弾性特性
2.4強度特性
第3節 高分子構造と応力‐ひずみ特性の相関、および構造の評価・解析技術
1.一軸延伸挙動
1.1応力―ひずみ挙動の温度依存・延伸速度依存性
1.2時間―温度換算則
2.降伏挙動
2.1ラメラクラスターモデル
2.2実験値との比較
3.ネッキング現象
3.1ネック発現
3.2ネッキングのメカニズム
4.破壊特性
第4節 フィルムの各種物性評価試験と試験装置の使い方
1.フィルム製作装置
1.1混練り試験
1.2押出試験
1.3ロール to ロール・ナノインプリント装置
2.引張試験機によるポアソン比の測定
2.1ポアソン比測定について
2.2スペックルパターン
2.3ひずみ計測
2.4測定装置・条件
2.5測定結果・まとめ
2.6ひずみ測定まとめ
3.ガスバリア性の評価
3.1差圧法
3.2等圧法
3.3透過の仕組み
3.4測定例
3.5ガス透過まとめ
第5節 SAICASによる塗膜・薄膜の機械的性質の測定
1.SAICASの原理
1.1切刃
1.2剥離現象
1.3切削現象
1.4SAICASデータの基本パターン
1.5各種測定法
1.6各種測定例
第6節 プラスチック材料の振り子型衝撃試験と事例
1.材料と試験片
2.試験方法
3.結果と考察
3.1ポリプロピレンの特性
3.2アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン供重合体(ABS)の特性
3.3ポリカーボネートの特性
3.4衝撃試験後の破断面の観察
第7節 フィルムの表面分析
1.X線光電子分光法(XPS)
1.1XPSの原理
1.2応用例─ 光劣化ポリエステルフィルムの表面分析─
2.フーリエ変換赤外分光法(FT-IR)
2.1FT-IRとは
2.2全反射吸収法(ATR)の原理
2.3応用例─ポリカーボネートの光劣化の解析─
3.飛行時間型2次イオン質量分析計(TOF-SIMS)
3.1TOF-SIMSの原理・装置
3.2応用例─PETフィルム表面のオリゴマー分布分析─
第8節 フィルムのぬれ性評価
1.ぬれと接触角
2.表面張力
2.1表面張力
2.2固体の表面張力
2.3界面張力
3.接触角と表面張力との関係
4.接触角の評価技術
第9節 非接触表面・層断面形状計測システムによる樹脂製品・積層フィルムの解析
1.<VertScan>とは ---測定原理と特徴---
1.1光干渉方式の概要
1.2表面形状計測
1.3層断面計測
2.光干渉で高分子製品を観る:適用例
2.1フィルム表面の粗さの比較
2.2飲料パック内壁のフィルム表面、厚み
2.3シボ形状と光沢
2.4光学用積層フィルム