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レポートナンバー 0000010515

医薬品開発における生体試料薬物濃度分析手法

株式会社情報機構

発刊日 2014/12/22

言語日本語

体裁B5/164ページ

ライセンス/価格164ページ

0000010515

B5版 35,200 円(税込)

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レポート概要

<本書のポイント>

・生体試料中の薬物濃度試験の国内外の関連規制の最新動向。

・生体試料の種類別の前処理の基礎と前処理の手法について

・生体試料薬物濃度分析(リガント結合法)のバリデーションガイドラインの実施ポイント

・SOP作成における規制のポイント

・各分析機器の選択のポイント

・各分析器の分析の特徴及び分析時の注意点とは?

・探索段階における薬物定量分析実施の注意点とは?

・代謝物の構造解析と定量のポイント

・非臨床試験における薬物定量分析の注意点

・非臨床試験段階における生体試料分析における注意すべき規制と技術的留意点とは?

・臨床試験における薬物定量分析のポイント

・臨床試験における薬物定量分析法バリデーションの注意点は?

・臨床試験と薬物濃度分析法の実施例も掲載。

・探索的臨床試験と薬物濃度分析法の注意点とは?

・生物学的同等性試験時の薬物定量分析の注意点について

・生物学的同等性試験時の測定法開発のポイントとは何か?

レポート詳細

執筆者一覧

● 工藤 忍 (株)島津テクノリサーチ)
● 山下 和之(アジレント・テクノロジー(株))
● 石井 明子(国立医薬品食品衛生研究所)
● 上杉 恵三(グロファーマフィジクス)
● 飯塚 玲子(日本ウォーターズ(株))
● 嶋田 薫 (ラクオリア創薬(株))
● 澤田 安房((元)ラクオリア創薬(株))
● 戸塚 善三郎(大阪大学)
● 杉原 正久(沢井製薬(株))
● 酒井 和明(帝人ファーマ(株))

目次

第1章:生体試料薬物濃度測定の概要と国内外の動き
1.バイオアナリシスの概要

第2章 三局における関連規制の動向
1.米国の状況
2.EUの状況
3.その他の国や地域の様子
4.日本の状況
5.国際調和の進捗

第3章 生体試料薬物濃度分析における前処理の考え方
1.はじめに 生体試料前処理の目的
2.生体試料の種類別前処理概説
 2.1血液
 2.2血漿、血清
 2.3尿
3.前処理の手法
 3.1除タンパク
  3.1.1遠心分離による除タンパク
  3.1.2ろ過膜による除タンパク
  3.1.3脂質除去機能のあるろ過膜
 3.2固相抽出
  3.2.1薬物のみが分析対象のときの固相抽出
  3.2.2薬物と代謝物を同時分析するときの固相抽出
  3.2.3除タンパクができる固相抽出
  3.3ドライマトリクススポッティング法

第4章 生体試料薬物濃度分析(リガント結合法)におけるバリデーションのガイドラインのポイントおよび実施の注意点
1.ガイドラインの概略
2.ガイドラインの適用範囲
3.ガイドラインの要点と実務応用における留意点
 3.1標準物質(標準品)
 3.2分析法バリデーション
  3.2.1 分析法バリデーションにおける留意点
   (1)MRD:minimum required dilution
  3.2.2フルバリデーションにおける評価項目と留意点
   (1)特異性:specificity
   (2)選択性:selectivity
   (3)検量線:calibration curve
   (4)真度及び精度:accuracy and precision
   (5)希釈直線性:dilution linearity
   (6)安定性:stability
  3.2.3実試料分析における留意点
   (1)検量線
   (2)QC試料
   (3)実試料の測定繰り返し数
   (4)平行性
   (5)ISR
  3.2.4その他の留意事項
   (1)定量範囲
   (2)キャリーオーバー
   (3)クロストーク
   (4)重要試薬
   (5)干渉物質
   (6)内因性物質とアミノ酸配列が同じ薬物

第5章 生体試料薬物濃度分析におけるSOP 作成の考え方
1.法的規制環境
 1.1薬事法( 昭和35 年8 月10 日法律第145 号)
 1.2薬事法施行規則( 昭和36 年2 月1 日厚生省令第1 号)
2.標準操作手順書(SOP) 作成の考え方
 2.1OECD Principles on Good Laboratory Practice (as revised in 1997)
3.SOP 作成における留意点

第6章 分析に使用される分析機器選択のポイントと注意点(LC およびLC/MS/MS)
1.LC
 1.1HPLC
 1.2UHPLC
  1.2.1UHPLC の理論
  1.2.2UHPLC のカラム
  1.2.3UHPLC の装置
 1.3LC 装置に求められる性能
  1.3.1オートサンプラー
  1.3.2送液ポンプ
  1.3.3カラムオーブン
  1.3.4システムボリューム
 1.4二次元(2D)LC
  1.4.1バックフラッシュとフォワードフラッシュ
  1.4.2オンライン希釈
 1.5マイクロフローのLC
2.LC/MS/MS
 2.1イオン化法
 2.2マスアナライザー
 2.3コリジョンセル
 2.4データ取り込み
 2.5マトリックス効果
3.生体試料中の高分子薬物濃度分析
 3.1多価イオン
 3.2高分子分析のためのLC/MS/MS
 3.3高分子分析のためのカラム

第7章 各測定段階における生体試料薬物濃度分析実施の注意点
第1節 探索段階における生体試料薬物濃度分析実施時の注意点について
1.医薬品の研究開発における薬物動態試験(PK 試験)
2.分析法の変遷と生体試料薬物濃度分析実施時の注意点
 2.1ガスクロマトグラフィー(GC 法)
  2.1.1変遷
  2.1.2生体試料薬物濃度分析実施時の注意点
 2.2高速液体クロマトグラフィー(HPLC 法)
  2.2.1変遷
  2.2.2生体試料薬物濃度分析実施時の注意点
 2.3HPLC/MS/MS 法
  2.3.1変遷
  2.3.2生体試料薬物濃度分析実施時の注意点
3.代謝物の構造解析と定量
 3.1代謝物の構造決定
  3.1.1核磁気共鳴装置(NMR)
  3.1.2質量分析計
 3.2代謝物の定量
  3.2.1(LC) − UV を用いる方法
  3.2.2(LC) −放射性標識体を用いる方法
  3.2.3(LC) − NMR を用いる方法
4.医薬品の探索と開発
 4.1探索におけるバイオアナリシス
 4.2開発におけるバイオアナリシス
5.今後の探索研究とPK 試験におけるバイオアナリシス

第2節 非臨床試験における薬物定量分析
1.開発研究段階における非臨床試験の位置付け
2.非臨床試験段階における生体試料分析に関連する規制
 2.1生体試料分析法バリデーションの経緯
 2.2生体試料分析法バリデーションの注意すべきポイント
  2.2.1低分子LCガイドラインとLBAガイドライン
  2.2.2非臨床試験の観点から見た生体試料分析の規制
3.非臨床試験段階における生体試料分析における技術的留意点
 3.1非臨床試験における生体試料の特徴
 3.2生体試料分析にあたり留意すべき事項
  3.2.1前処理における留意事項
  3.2.2HPLCへの試料導入と分離における留意事項
  3.2.3質量分析計のイオン化における留意事項
 3.3その他、非臨床段階にて留意すべき事項

第3節 臨床試験における薬物定量分析
1.臨床試験における薬物定量分析法バリデーションのレギュレーション
2.臨床試験における薬物定量分析法バリデーションについて
3.臨床試験における薬物定量分析法について
 3.1フルバリデーション
 3.2パーシャルバリデーション
 3.3クロスバリデーション
4.臨床試験における薬物定量分析法バリデーション
 4.1マトリックス効果
 4.2キャリーオーバー
 4.3精度管理
 4.4臨床試験における薬物定量分析法バリデーションパラメータ及びその判断基準
  4.4.1特異性
  4.4.2真度(Accuracy/Trueness) と精度(Precision)
  4.4.3定量下限 (Quantitation low limit)
  4.4.4検量線(Calibration curve)
  4.4.5範囲 (Range)
  4.4.5.1日内再現性 (Intra-assay precision and accuracy)
  4.4.5.2日間再現性 (Inter-assay precision and accuracy)
  4.4.6希釈の妥当性
  4.4.7回収率(Recovery)
  4.4.8頑健性
 4.5安定性試験〜試験方法と安定性評価〜
  4.5.1残存率と安定性判断基準
   4.5.1.1凍結融解安定性 (Freeze and thaw stability)
   4.5.1.2短期室温安定性 (Short-term temperature stability)
   4.5.1.3生体試料中長期保存安定性 (Long-term stability)
   4.5.1.4標準溶液安定性 (Standard solution stability)
   4.5.1.5測定実測試料中安定性 (Post-preparative stability)
  4.5.2吸着性
5.実試料分析
 5.1実試料分析の検量線
 5.2実試料分析のQC 試料
 5.3実試料分析のキャリーオーバー
 5.4ISR(Incurred samples reanalysis)
6.臨床試験と薬物濃度分析法の実施例について
 6.1免疫亢進剤FK565 の臨床試験の薬物濃度EIA 定量法
 6.2免疫抑制剤FK506 の臨床試験の薬物濃度LC-MS 定量法
 6.3ヒト成長ホルモン「ソマゾン」のタンパク質の遺伝子工学合成とLC-MS 法
 6.4核酸医薬品の臨床試験での薬物濃度のLC-MS 定量法
7.探索的臨床試験と薬物濃度分析法
 7.1LC/MS/MS による探索的臨床試験の薬物濃度分析法
 7.2AMS による探索的臨床試験の薬物濃度分析法
 7.3PET

第4節 生物学的同等性試験時の留意点
1.生物学的同等性試験とは
2.測定法の開発
 2.1測定対象物質
 2.2マトリックス
 2.3内標準物質
 2.4測定濃度範囲
 2.5前処理法の選択
 2.6代謝物の影響
 2.7内因性物質
3.実試料分析
4.再測定・再分析
5.ISR
6.同等性を得るために

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