目次
◇ 第1章 新機能性表示制度の動向と展望 ◇
1節 新たな機能性表示制度の実際とシステムの変更点
1既存の機能性表示制度
2一般健康食品の機能性表示
3第3の食品の機能性表示としての一般健康食品
4機能性評価実施に関して考慮しなければならない諸点
5制度設計における米国制度についての特徴
6栄養補助食品(一般健康食品)制度における日米間の比較から新制度設計で対応すべき点
7健康食品の医療費抑制効果報告
8制度設定後の動向(推定)
2節 新たな機能性表示制度をふまえた今後の市場変化予測
3節 新たな機能性表示制度をふまえた食品メーカーに求められる必要事項
◇ 第2章 各国の機能性表示制度と機能性食品の市場動向、海外参入へのチャンスの見極め ◇
1節 日本国内の効能別機能性食品、特定保健用食品の市場動向と今後の展望
1.健康食品市場
1.1 健康食品素材別の動向
1.2 健康食品販売チャネル別の動向
1.3 健康食品の将来展望
2.特定保健用食品市場
1.1 特定保健用食品の市場規模推移
1.2特定保健用食品 保健用途別市場動向
1.3特定保健用食品の将来展望
2節 米国の機能性表示制度の概要と市場動向の実際
3節 EUにおける機能性表示制度の概要と市場動向、ビジネスチャンス
1健康表示制度の制定の経緯
2健康表示の種類
3健康表示の科学的根拠
4健康表示の評価と承認
5健康表示の日欧比較
6栄養素プロフィール
7市場動向
8ビジネスチャンス
4節 中国における機能性表示制度の概要と市場動向、ビジネスチャンス
1 機能性表示制度の概要
2 市場動向
2.1 市場規模
.2.2 企業特徴
3 ビジネスチャンス
5節 オーストラリア 、ニュージーランドにおける機能性表示制度の概要と市場動向、ビジネスチャンス
1健康表示制度の制定の経緯
2健康表示の制度の確立
3健康表示の種類
4健康表示の科学的根拠
5健康表示の国際比較
6市場動向
7ビジネスチャンス
6節 北海道食品機能性表示制度の実施事例
7節 マレーシア・インドネシアなどハラル圏における機能性表示制度の概要と市場動向、ビジネスチャンス
1.ハラルとは
1.1 ハラルとは
1.2 ハラル制度とは
2.ハラル表示
2.1 ハラル表示の概要
2.2 ハラル表示と一般の食品表示の関係
2.3 ハラル表示と一般の食品表示の関係:インドネシアの事例
3.ハラル圏の市場動向
4.ハラル圏のビジネスチャンス
4.1 ハラル表示とビジネスチャンスの関係
4.2 機能性表示としてのハラル表示
5.ハラル圏でのビジネスのハードル
◇ 第3章 今後の市場で有望な機能性素材とその製品化における問題点、解決策 ◇
1節 食品機能成分の効率的なスクリーニング手法
1 食品機能性の網羅的な評価
1.1 食品成分による疾病予防
1.2 評価項目を多様にする理由
1.3 複数の評価法に共通するインデックス
2 インフォマティクスを利用した化合物の機能生評価
2.1 機構論的モデリング
2.2 経験論的モデリング
2.3 化合物情報の変換
3 評価プログラムの開発
3.1 実測値の収集
3.2 データの計算的割り増し
3.3 人工ニューラルネットワーク
3.4 推定精度
4 機能性評価の実際
2節 臨床現場からみる機能性食品の使用状況と今後予想されるニーズ
1はじめに
2臨床現場における健康食品
3エビデンスをまとめる
◇ 第4章 低コストで有用な科学的根拠を動物試験で示すには ◇
1節 ニュートリゲノミクスによるハイスループット試験の進め方
1.機能ゲノミクス(functional genomics)
2.機能性・健康食品の機能ゲノミクス解析に用いられる手法
2.1細胞試験(in vitro試験)と動物試験(in vivo 試験)
3.機能性・健康食品機能ゲノミクス解析例
3.1発酵薬用人参のアセトアミノフェン肝臓障害予防 ・緩和作用:ラットDNAマイクロアレイ
3.2機能性・健康食品・イヌリンの作用:サルモデルでのゲノミクス評価
3.3アトピー性皮膚炎マウスモデルにおける分子病態および薬効評価系におけるトランスクリプトミクス解析
3.4マウスモデルにおける冬虫夏草の機能ゲノミクス解析
2節 非臨床動物試験にて、有用なデータをとるには
1動物培養細胞を用いたスクリーニング
2摂食実験実施上の注意
3摂食実験の実施
4摂食記憶の検定
5食品成分の吸収と輸送
6食品成分の相乗効果
3節 食品の有効性、安全性の分析評価法
1有効性の分析評価法
1.1 コンピュータによる予測解析及び情報収集
1.2 化学分析
1.3 培養細胞を用いた試験
1.4 実験動物を用いた試験
2食品の安全性の分析評価
2.1 機能性素材そのもの安全性評価
2.2 製品段階における安全性評価
3機能性評価試験及び安全性評価試験の実施に当たり必要なこと
3.1 目的の明確化
3.2 試験設計
3.3 試験設備・組織
3.4 精度管理
◇ 第5章 低コストで有用な科学的根拠をヒト試験で示すには ◇
1節 食品の機能性表示を低コストで実現するシステマティックレビューの基礎と事前準備の進め方
2節 ヒト臨床試験実施において、少ない予算で効果的なデータを出すには
1.はじめに
2.臨床試験でウェイトが大きい費用
3.目的に応じた評価項目、試験期間の設定
4.単回効果と継続的摂取効果を同時に見る試験例
5.学術雑誌に投稿を意識したデザインにおける効率化のポイント
3節 ヒト臨床臨床試験実施を低コストで実施するには
1.機能性表示の科学的根拠レベル
1.1 ヒト試験の実施に向けて
1.2 ヒト試験実施計画書に記載すべき事項
2.ヒトを対象とする試験の流れ
2.1 用量設定試験
2.2 有効性評価試験
2.3 過剰摂取安全性試験
2.4 長期摂取安全性試験
3.ヒト試験実施における科学性
3.1 ヒト試験のデザイン及びデータの評価に関する項目
3.2 被験者の選定に関する項目
4.ヒト試験実施における倫理性
4.1 インフォームド・コンセントに関する項目
4.2 利益とリスクに関する項目
4節 機能性成分の吸収動態解析
1. 前処理法
1.1 血液試料
1.2 血液処理
1.3 固相抽出法
1.4 脱抱合体化処理(酵素法)
2.低分子ペプチドの吸収
2.1 LC-MS法による検出
2.2 安定同位体標識法によるペプチド検出
2.3 誘導体化LC-MS法による検出
2.4 LC-MS法によるペプチド吸収量の評価
3. ポリフェノール類の吸収
3.1 ポリフェノール類の検出
3.2 ポリフェノール類の吸収量の評価
◇ 第6章 効能ごとの機能性、安全性評価法と製品プロモーションに有用な科学的なデータの示し方 ◇
1節 ストレス
1.L-オルニチンとは
2.L-オルニチンのストレス改善効果
3.L-オルニチン塩酸塩の物性及び安定性
2節 便秘改善
1.マイタケ熱水抽出物質の便秘改善効果の評価方法
2.マイタケ熱水抽出物質の便秘改善効果の試験結果
3.マイタケ熱水抽出物質の便秘改善効果のおける有用性と安全性
3節 血糖値抑制
1. α-グルコシダーゼ阻害活性と関与成分
2. 動物モデルでの有効性
3. ヒトでの有効性
4. 安全性
4節 内臓脂肪低下、脂肪の燃焼促進
1.ニーム
2.製品プロモーションのアプローチ
3.安全性評価
5節 脂質代謝改善
1.動物試験
1.1減量効果
1.2コレステロール低減効果
2.ヒト試験
2.1体脂肪蓄積抑制効果
2.2コレステロール低減効果
6節 軟骨、関節
1.食品素材の機能性および吸収・代謝
1.1食品素材の機能性
1.2食品素材の吸収・代謝
2.関節構成体のそれぞれの意味
2.1軟骨
2.2 滑膜
2.2.1滑膜細胞(膝関節)
2.2.2滑膜細胞(顎関節)
3.運動器不安定症とは
3.1メカノバイオロジーという視点
3.2歩行分析という視点
7節 免疫活性の増強
1.S-PT84株の選抜
2.S-PT84株のT-helper1(Th1)免疫活性化作用
3.S-PT84株のTh1免疫活性化作用に及ぼす乳酸菌培養温度の影響
4.S-PT84株の細胞壁構成成分に及ぼす培養温度の影響
5.S-PT84株の細胞壁厚みに及ぼす培養温度の影響
6.S-PT84株のヒト免疫機能に対する作用
8節 腫瘍の発生抑制
1.腫瘍モデル
2.腫瘍片移植モデルを用いた抗腫瘍効果の評価
3.抗腫瘍メカニズムに対するアプローチ
9節 メラニン生産抑制(美白)
1.メラニン産生のメカニズム
2.β-CPXのメラニン産生抑制作用
3.フコキサンチンのメラニン産生抑制作用
4.キウイ種子エキスのメラニン産生抑制作用
10節 老化防止(アンチエイジング)
1.はじめに
2.グルコサミンによる関節のアンチエイジング
3.グルコサミンによる骨のアンチエイジング
4.グルコサミンによる肌のアンチエイジング
5.グルコサミンによる循環器系へのアンチエイジング
6.米国コホート研究
11節 疲労回復
1.疲労とは
1.1 疲労はアラーム
1.2 客観的な評価:疲労計
1.3 疲労のメカニズムと対策
1.4“パフォーマンス”と“回復”
2.ユビキノール(還元型コエンザイムQ10)の抗疲労評価
2.1 抗疲労ストラテジー
2.2 動物評価(トレッドミル試験)
2.3 老化促進モデルマウス
2.4 中高年齢者での評価
2.5 慢性疲労症候群患者での評価
12節 歯周病
1.歯周病とは
2.歯周病に関連する栄養素
3.歯周病予防のための機能性食品素材
4.歯周病予防のための機能性食品の評価法の課題
13節 眼機能-1
1. 眼精疲労
2. ドライアイ
14節 眼機能-2
1.ヒトの黄斑色素を構成する3つの主要なカロテノイドの化学構造
2.ルテインとゼアキサンチンを上手に摂取することの重要性
3ルテインとゼアキサンチンが網膜の視機能を保護するメカニズム
4.ルテインの研究について
5. 眼機能保護プラス機能向上へ
6. 黄斑色素光学密度(MPOD)
7. ルテインの推奨摂取量
15節 皮膚 (抗シワ)
1.紫外線による光老化を防ぐ素材
2.加齢による自然老化を防ぐ素材
16節 変形性膝関節症
1.はじめに
2.グルコサミンとは
3.グルコサミンの変形性膝関節症に対する作用
4.グルコサミンのOAへの作用メカニズム
5.新しい変形性関節症の評価方法(バイオマーカー)
6.グルコサミンの海外での動向
7.グルコサミンの安全性
17節 脳機能改善
1.PQQとは
2.脳機能改善試験
3.脳機能改善の周辺領域での試験
4.安全性試験
18節 排尿障害、前立腺肥
1. 排尿障害
2.排尿機能を改善する健康食品
3. SPEの排尿機能に対する作用
4. SPEの前立腺および膀胱の受容体に対する結合活性
5. SPEの活性成分
6.SPEの臨床試験
7.安全性
19節 記憶力改善
1. 大豆PS
2. 大豆PSの記憶障害改善効果
3. その他の大豆PSの脳機能に対する作用
20節 睡眠改善
1.はじめに
2.日本人の睡眠状況
3.DHA結合型ホスファチジルコリン(PC-DHA)とは
4.PC-DHAの睡眠への影響について
21節 肝機能改善
1.黒大豆種皮抽出物
2.培養細胞による試験
3.動物投与試験
4.ヒト投与試験
22節 鉄欠乏改善
1.鉄代謝と鉄欠乏症
2.in vitroにおける鉄吸収促進効果の評価法
3.動物を用いた鉄吸収促進効果の評価法
4.ヒト臨床試験の評価方法
23節 抗糖化
1.糖化と糖化ストレス
2.糖化ストレスマーカー
3.生体中糖化ストレスマーカーの測定
4.天然物のin vitro抗糖化作用評価
5.抗糖化素材の臨床評価
6.抗糖化作用データの示し方
24節 腰痛
1.腰痛のメカニズム
2.腰痛改善のための有効素材
3.有効性の検証(臨床試験)
25節 酸化ストレス改善
1.一酸化窒素(NO)
2.炎症性マクロファージの過剰NO産生
3. RAW264.7マクロファージ炎症性細胞を用いた評価
4.NO消去評価試験
5iNOS発現抑制試験
6. 統計処理
7.評価結果
26節 冷え症改善
1.食品の冷え抑制機能評価法
2.具体例としてウィンターセイボリーの冷え抑制機能評価
3.冷え抑制機能のプロモーション
27節 炎症性腸疾患
1.はじめに
2.疑似炎症性腸疾患モデル
3.抗炎症性効果を有する食品因子の探索
4.腸炎モデルマウスにおけるFC株の効果
28節 小腸ムチン分泌促進作用
1.消化管内容物中のムチン定量
2.腸管ムチンの多面的解析
29節 抗炎症作用
1. 肥満と慢性炎症
2. フコキサンチンとは
3. 肥満誘導性慢性炎症に対するフコキサンチンの生理作用
4. フコキサンチンの安全性
30節 発がん予防
1. 日本におけるがん、および予防の現状
2.がん予防研究のアプローチ
◇ 第7章 機能性食品の科学的根拠を活用したマーケティング戦略、プロモーション活動を成功させるには ◇
1節 試験データをどのように活かしてプロモーションを行えばよいか
1.食品の機能性食品制度の歴史
2.「機能性食品」の分類
3.機能性食品の研究レベル
4.機能性食品のマーケティング
5.機能性食品の戦略
6.実例による機能性食品の開発から販売のプロセス
2節 機能性成分のデータを活かした上市製品のマーケティング活動の成功例
1.はじめに
2.機能性食品とその変遷
3. トクホ商品の研究開発
4.トクホのヒット要因
5.メッツコーラの効果
6.機能性素材選択の重要性
7.メッツコーラの反響
8.今後の機能性食品について
3節 農作物の機能を活かした事業、販売プロモーションを進めるには
1農作物の機能性を利用した製品開発
2新たな機能性表示と高機能性農作物
4節 水産物の機能を活かした事業、販売プロモーションを進めるには
1.水産物の機能性成分
2.地域と官・学の連携による機能性食品開発の取り組み状況
3.地域連携による水産物由来機能性食品の開発、販売事例
5節 機能性食品のペット市場への応用開発のポイント
1. はじめに
2. ペットフードの概要
3. ペット機能性食品の現状
4. 機能性食品のペット市場への展開