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レポートナンバー 0000011960

情報社会における食品異物混入対策最前線

株式会社エヌ・ティー・エス

〜リスク管理からフードディフェンス、商品回収、クレーム対応、最新検知装置まで〜

発刊日 2015/11/11

言語日本語

体裁B5/342ページ

ライセンス/価格342ページ

0000011960

B5版 44,000 円(税込)

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レポート概要

食品を扱う企業が製造、流通、販売、消費者対応と各段階で求められるリスク対策を幅広く解説。

わが国の食の安全を守るべく異物の混入対策からクレーム対応、分析、機器の開発までさまざまな取り組みを紹介。

SNSの浸透などコミュニケーション手段が多様化する消費者とメーカーとのギャップの解決に資する1。

レポート詳細

監修者

敬称略

西島 基弘 実践女子大学名誉教授

執筆者

掲載順,敬称略

西島 基弘 実践女子大学名誉教授
松延 洋平 首都大学東京大学院人間健康科学研究科 客員教授/コーネル大学評議員会 終身評議委員
春田 正行 株式会社消費経済研究所品質管理サポート部 シニアコンサルタント
平尾 素一 環境生物コンサルティング・ラボ 代表
廣田 正人 株式会社日本能率協会コンサルティング品質革新センター シニアコンサルタント
前田 佳則 特定非営利活動法人衛生検査推進協会 理事長
山本  健 一般社団法人日本冷凍食品協会品質・技術部 部長
?瀨 慶朗 東京海上日動リスクコンサルティング株式会社製品安全・環境本部製品安全 マネジメント第一ユニット 主任研究員
小川  賢 株式会社レジェンド・アプリケーションズ食品コンサルティンググループ グループリーダー
室賀 利一 株式会社日通総合研究所物流技術環境部 主任研究員
新保  勇 マルシン食品株式会社 取締役/副社長
荻原 正明 マルハニチロ株式会社環境・品質保証部 副部長
金井 伸輔 株式会社日立製作所インフラシステム社産業ソリューション事業部産業 ユーティリティソリューション本部セキュリティエンジニアリング部 担当部長
柿崎  順 株式会社日立製作所インフラシステム社産業ソリューション事業部産業 ユーティリティソリューション本部セキュリティエンジニアリング部 主任技師
中田 裕也 株式会社日立製作所インフラシステム社産業ソリューション事業部産業 ユーティリティソリューション本部セキュリティエンジニアリング部 主任技師
金子 真也 株式会社日立製作所インフラシステム社産業ソリューション事業部産業 ユーティリティソリューション本部セキュリティエンジニアリング部 技師
星野 佑一 株式会社日立製作所インフラシステム社産業ソリューション事業部産業 ユーティリティソリューション本部セキュリティエンジニアリング部 技師
足立 直子 株式会社日立製作所社会イノベーション事業推進本部ソリューション・ビジネス推進本部トータルエンジニアリング本部 担当部長
小暮  実 中央区保健所生活衛生課食品衛生第二係 係長
佐藤 邦裕 公益社団法人日本食品衛生協会 技術参与
山見 博康 山見インテグレーター株式会社 代表取締役/広報・危機対応コンサルタント
戸部 依子 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会消費 生活研究所 所長
古谷由紀子 サステナビリティ消費者会議 代表/所長
尾野 一雄 イカリ消毒株式会社コンサルティンググループ シニアコンサルタント
谷川 征男 合同会社IR 分析研究所 代表
後藤 良三 一般社団法人日本分析機器工業会 技術委員会アドバイザー
三宅 由子 三重県工業研究所ものづくり研究課 主任研究員
廣瀬  修 株式会社イシダ開発・技術部門 主幹技師
石戸 克典 トリプルエーマシン株式会社 代表取締役
池田 倫秋 株式会社システムスクエア開発本部研究開発グループ グループリーダー
中川 幸寛 株式会社システムスクエア開発本部研究開発グループ
田中 三郎 豊橋技術科学大学大学院工学研究科 教授
鈴木 周一 アドバンスフードテック株式会社 代表取締役/社長
佐伯 暢人 芝浦工業大学工学部 教授

目次

序章 衛生管理における異物混入の実態 (西島 基弘)
 1. はじめに
 2. 食品に関する苦情
 3. 異物混入と実態
 4. おわりに

第1章 リスク管理とその実際
第1節 「 異物混入」から食品防御「フードディフェンス」まで:グローバル化への視線に応える─激変する社会環境の中でわが国企業の現場力を発揮する取り組みとは (松延 洋平)
 1. はじめに
 2. 過去の事例に学ぶ,世界に学ぶ─異物混入からフードディフェンスおよび
   フードバイオディフェンスまでの経緯と背景
 3. より前に,より強固に,わが国の食安全を先進体制へ進める諸考察
   ─今岐路に立つ「日本の安全のシステム」の徹底研究を
 4. おわりに─わが国の企業が直面するこれからのフードディフェンスの実践の課題
第2節 異物混入を防ぐ環境改善と衛生管理体制の構築 (春田 正行)
 1. はじめに
 2. 異物混入の要因
 3. 異物混入対策の考え方
 4. 異物を混入させない製造環境づくり
第3節 異物混入対策における総合的有害生物管理(IPM)の実際 (平尾 素一)
 1. IPM はアメリカの農業から始まった
 2. 日本の都市IPM は『建築物衛生法』の改正から始まった
 3. 食品工場におけるIPM による害虫管理
 4. 防虫管理の検証
第4節 食品製造工場におけるリスク管理の実践と現場教育 (廣田 正人)
 1. はじめに
 2. 食品製造工場におけるリスクのとらえ方
 3. 品質リスク管理の進め方
 4. 食品製造工場におけるリスク管理の実践
 5. 現場教育について
 6. おわりに─未然防止型の安全および品質保証体制実現に向けて
第5節 外食産業におけるリスク管理と現場教育の実践 (前田 佳則)
 1. はじめに
 2. 外食産業における衛生的リスク
 3. 飲食店(企業)にとっての実効ある衛生検査とは
 4. おわりに─衛生管理は,恐怖と強制か?
第6節 食品製造工場向け食品防御ガイドラインの策定 (山本 健)
 1. はじめに
 2. ガイドラインの目的と基本的な考え方
 3. 予防・未然防止の考え方
 4. 食品防御ガイドライン
 5. おわりに
第7節 食品リコールへの備えとリコール費用 (?瀨 慶朗)
 1. はじめに
 2. 食品リコールとは
 3. 平時におけるリコールへの準備措置
 4. リコール保険の内容
第8節 企業に求められるフードディフェンス対策とFSSC22000 (小川 賢)
 1. FSSC22000 とは
 2. FSSC22000 認証規格が要求するフードディフェンス対策
 3. アクセス管理と従業者監視
 4. モラルの向上と従業者監視
 5. おわりに
第9節 食品物流業界における異物混入等を含むセキュリティ対策 (室賀 利一)
 1. はじめに
 2. 法令で定められた品質管理等の基準
 3. サプライチェーンを対象とした自社のマネジメントシステムについて
 4. 特定レベルの基準をもつ認証制度等
 5. おわりに
第10節 企業の取り組み
第1項 有機農産物加工食品における食品異物混入防止策最前線 (新保 勇)
 1. はじめに
 2. 昨今の状況
 3. 有機食品とは
 4. 有機農産物加工食品の生産管理フロー(切り餅)
 5. 有機農産物加工食品への異物混入問題
 6. ISO の活用による問題点の解決策〔FSSC22000(ISO22000:2005,ISO/TS22002-1:2009)〕
 7. PRP とISO22000 について
 8. 今後の問題点と展望
第2項 マルハニチログループのフードディフェンスへの取り組み
─風通しの良い職場環境を目指して (荻原 正明)
 1. はじめに
 2. フードディフェンスの考え方
 3. フードディフェンスの目標と方針/管理基準
 4. フードディフェンスの取り組み
 5. コミュニケーション/教育と研修
 6. おわりに
第3項 食品工場のセキュリティ管理におけるソリューション開発と適用事例
(金井 伸輔,柿崎 順,中田 裕也,金子 真也,星野 佑一,足立 直子)
 1. はじめに
 2. 食品企業におけるセキュリティ管理
 3. 食品工場へのセキュリティソリューション適用事例
 4. 当社のソリューション
 5. 今後のソリューション開発
 6. おわりに

第2章 発生時におけるクレーム対応とその事例
第1節 行政の立場から企業に求める異物混入対応 (小暮 実)
 1. 東京都の保健所に寄せられる苦情数
 2. 異物混入に関する苦情件数とその要因
 3. 食品関連事業者への対応
 4. 『東京都食品安全条例』と自主回収報告制度
 5. 自主回収報告制度
 6. 異物混入と食中毒
 7. 食品回収の判断とガイドライン
第2節 食品の異物混入苦情の概要と改めて問われる混入防止対策
─複雑化する情報社会を迎えて (佐藤 邦裕)
 1. はじめに
 2. 異物混入苦情の特徴
 3. なぜ異物混入苦情は減らないのか
 4. SNS 時代を迎えて改めて問われる混入防止対策
 5. おわりに
第3節 不祥事発覚時における広報対応 (山見 博康)
 1. 事件発覚,迫真の記者会見を成功させるまで
 2. 企業危機とは
 3. 危機起きて「七つの直」で対応しよう

 4. メディアコミュニケーションの方法
 5. 人も会社も情報で生きている─自分と会社を一致させよ
 6. 真の危機対応とは
 7. 危機に強い会社とは
第4節 異物混入に対する消費者心理 (戸部 依子)
 1. はじめに─消費者にとって食品中の異物とは
 2. 消費者にとって食品中の異物とは
 3. 社会とのコミュニケーションとして消費者対応の“7 S”
 4. 消費者心理を踏まえたこれからの消費者対応の枠組み
 5. おわりに
第5節 情報開示が促す企業と消費者とのコミュニケーション (古谷 由紀子)
 1. はじめに─企業と消費者のコミュニケーションのカギは「情報開示」
 2. 異物混入の実態と消費者
 3. 異物混入に関する企業からの情報
 4. 情報開示を核にした企業と消費者のコミュニケーション
 5. おわりに─持続可能な社会の構築を目指して

第3章 現場別異物混入対策 (尾野 一雄)
 1. はじめに
 2. 異物混入の基礎
 3. 飲食店やスーパーなど小規模厨房での異物対策
 4. 食品工場の製造ライン
 5. 食品倉庫
 6. おわりに

第4章 異物分析と同定技術
第1節 異物分析技術と種類同定の実際 (谷川 征男)
 1. はじめに
 2. 異物分析における各種分析技術(IR 分析法の優位性)
 3. 異物トラブルとIR 分析
 4. 異物分析においてIR スペクトルでわかること
 5. プラスチック材料関連のIR スペクトル解析と差スペクトル利用
 6. IR 分析の特徴と弱点の補足─ IR 分析の長所短所
 7. 異物形態とIR 測定法の選択
 8. 異物同定分析のための分離技術
 9. 抽出法による異物母体からの成分分離
 10. 溶解性パラメーター(δ)
 11. 食品中異物分析事例─差スペクトル活用法「逐次的差スペクトル法による微少物質の定性」
 12. おわりに
第2節 混入毒物の迅速分析の実際 (後藤 良三)
 1. 混入毒物はどこから来るのか
 2. 分析機器はどのようなものがあるか
 3. 原材料・使用する水からの混入と分析
 4. 製造工程中の混入と迅速分析
 5. 品質チェックと保管
 6. おわりに
第3節 異物ライブラリー構築事例と食品製造企業への展開 (三宅 由子)
 1. はじめに
 2. 異物サンプルの選定
 3. 形態観察
 4. 異物同定のための各種分析法
 5. ライブラリーの作成例
 6. 異物同定から製造工程へのフィードバック
 7. おわりに

第5章 最新装置開発
第1節 X 線異物検出装置の開発 (廣瀬 修)
 1. はじめに
 2. X 線の概要
 3. 装置の主要構成機器
 4. 画像処理技術
 5. デュアルエナジーX 線式異物検出装置
 6. 付帯機能
 7. 安全性
 8. おわりに
第2節 粉体用異物対策機器の現状と最新動向 (石戸 克典)
 1. はじめに
 2. 異物の特徴─どんな異物が多いか
 3. 混入経路とその原因
 4. 食品製造プロセス(特に粉体原料)への防虫・異物対策手法
 5. 機械的方法による異物除去
 6. 製造工程における防虫および異物対策装置を選定するうえでのポイント
 7. おわりに
第3節 異物混入検出機の開発 (池田 倫秋,中川 幸寛)
 1. はじめに
 2. 残骨検査装置SXV2275L1W
 3. クーラーレス完全密閉型X 線検査装置SX2554W,SX4074W
 4. 噛み込みX 線検査装置SXS2154C1D
 5. 今後の展望
第4節 液状食品向け金属異物検出装置の開発 (田中 三郎,鈴木 周一)
 1. はじめに
 2. 液状食品内異物検出の状況
 3. フラックスゲート磁気センサー式異物検出装置
 4. ファラデー式異物検出装置
 5. おわりに
第5節 食品と異物の静電選別装置の開発 (佐伯 暢人)
 1. はじめに
 2. 食品と異物について
 3. 開発した静電選別装置について
 4. おわりに

※ 本書に記載されている製品名,サービス名等は各社もしくは各団体の登録商標または商標です。
なお,本書に記載されている製品名,サービス名等には,必ずしも商標表示(®,TM)を付記していません。

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