クラウド・サービスは、ソーシャルクラウド、IoT/ビッグデータ、スマートシティ、新テレマティクスなど、多元的な次世代プラットフォームへと広がりを見せている。これに合わせ、ベンダー、システムインテグレーター、サービスプロバイダはそれぞれの特徴を生かしたクラウド・エコシステムの確立に向け、新たな取り組みを開始している。
本報告書は、クラウドの最新動向から、成熟期に向かって新しい次元へと移行しつつあるクラウド2.0=次世代クラウドに至るまで、クラウド・サービスの全容を包括的に取り上げ、分析したものである。
日々変貌を遂げ、進化を続ける”クラウドのすべて”を、1,400ページのボリュームで横断的に解説し、ITに関わるすべての組織・団体・研究者の基礎・戦略資料として活用できる内容となっている。
内容編成(目次)
序
第1章 産業構造のパラダイムチェンジとクラウドの進化
1-1 変容を持続するクラウドのビジネスモデル
1-2 クラウド業界(2015年段階)の構造変化
[1] 戦略的ハイブリッド・クラウドとクラウド管理技法に関する論議が活発化
[2] ビジネス・アーキテクチャの変化とクラウドの位置づけ
[3] 参考レポート(Ovum): クラウドに関する「注目すべきトレンド」
1-3 ITサービス調達にみられる新たな潮流とクラウドへの影響
第2章 クラウド関連技術政策、産業育成の施策状況
2-1 各国・各地域のクラウド振興施策
[1] 米国政府の取り組み
[2] 欧州各国・地域の動向
[3] アジア各国・地域の動向
2-2 我が国のクラウド関連政策
2-3 総務省のクラウド動向調査、関連施策
[1] 総務省「企業のICTネットワーク利用状況調査」
[2] 総務省「SaaS安全・信頼性認定制度」の創設
[3] スマート・クラウド研究会の開催
2-4 経済産業省のクラウド関連施策
[1] SaaS普及・啓蒙・利活用促進策
[2] 中小企業・小規模企業の競争力強化を目的とした施策
2-5 SLAガイドライン整備に関する施策
[1] SaaS 向けSLAガイドライン
[2] 経済産業省 「SaaS 向けSLA ガイドライン」
2-6 クラウド利用のためのガイドライン整備状況
第3章 IT業界の変容を加速させるクラウドの進化
3-1 4つのITパワーと連動する戦略的クラウド
3-2 モバイル化、ソーシャル化のマッシュアップ
3-3 クラウド対応データセンターの進展
[1] 次世代データセンターの動向
[2] 郊外型データセンターの設置・拡大
3-4 ”クラウド業界イノベーション”に関するシナリオ
3-5 マルチデバイス化、ソーシャルメディア化とクラウドへの影響
3-6 “クラウド・サービス・ブローカー”の台頭
第4章 クラウドを支える技術のイノベーション
4-1 クラウドの構成要素
4-2 クラウドを支える技術体系
[1] クラウドとデータセンターの連携による新たな可能性
[2] スケールアウト型ストレージへの移行傾向
[3] 仮想化技術とクラウドの並行進化
[4] クラウドのビジネスモデル進化に欠かせないプロビジョニング技法
4-3 クラウドを支える技術のイノベーション
[1] エラスティック(弾力的)な構成体としてのクラウドへ
[2] クラウド内部処理の自動化
[3] 次世代データセンター/メタOSとクラウド2.0
第5章 ITサービスの分化とエコシステム形成
5-1 次世代クラウドの胎動、クラウドの新定義
5-2 クラウドの類似概念、クラウド・サイエンスの視点
5-3 クラウドの導入モデル区分と棲み分け
[1] プライベート・クラウド
[2] コミュニティ・クラウド
[3] パブリック・クラウド
[4] ハイブリッド・クラウド
5-4 IaaS/PaaSの融合
5-5 PaaS、IaaSへの移行・拡大とクラウド業態変容
5-6 クラウド・サービス参入スタイル、分業体制
5-7 クラウド型エコシステムの形成
[1] クラウド型エコシステム概説
[2] 加速するエコシステム間の競争
[3] AWSのクラウドビジネス
[4] グーグルのクラウドエコシステム
[5] マイクロソフトのクラウドエコシステム
5-8 プライベート・クラウド構築とアーキテクチャ面での考慮事項
[1] プライベート・クラウドに向けた仮想化技術の課題
[2] スマート・クラウド研究会のクラウド研究報告書
5-9 クラウド・サービスの分化・発展
[1] サービス・モデル別の現状・課題
[2] SaaS、PaaS、IaaSの融合・相互浸透
第6章 クラウド2.0へ向けたシナリオ
6-1 クラウド・サービスの新たな展開
[1] クラウド2.0へ向けたシナリオ
[2] クラウド2.0で実現する「コスト削減策」
[3] サービスレベル粒度の視点でみた次世代クラウドの新定義
[4] クラウド進化を牽引するPaaS
6-2 クラウド・プラットフォームのエコシステム化
[1] 多様なクラウド・エコシステムの関係性
[2] 複数の仮想化プラットフォーム間相互運用
6-3 インテリジェント分散処理の取り組み
第7章 セクター別、テーマ別インパクト分析
7-1 クラウドがシステム・インテグレータに与える影響分析
[1] 階層構造ごとのシナリオ予測
[2] SOAアプローチと次世代クラウドアプリケーション開発
7-2 クラウドが企業に与える影響分析
[1] 疎結合型アプリケーション連携へのシフト
[2] クラウドを導入・利用するにあたってのチェックポイント
[3] クラウド活用の経営価値
[4] ベンダー・マネジメントからITガバナンスまで
[5] クラウド導入をきっかけとして広がるIT格差
第8章 クラウド市場・投資動向
8-1 IT投資動向概況
8-2 クラウド市場・クラウドビジネス概況
[1] クラウド関連市場概況
[2] 国内クラウド市場規模予測
[3] 国内クラウドサービスの市場規模・予測と需要動向
[4] 主要調査会社のクラウド関連市場予測(まとめ)
[5] クラウドの全体傾向・形態別市場傾向
[6] SaaS市場: 2010年から2013年までの経過
[7] SaaS市場: 2013年以降の傾向
[8] SaaS市場で注目されるベンダーの動き
[9] SaaS型基幹系アプリケーション市場
[11] PaaS市場の傾向分析(海外)
[12] PaaS市場の傾向分析(国内)
[13] プライベート・クラウド市場の傾向分析
[14] 仮想化導入状況
[15] 仮想化サーバ市場の傾向と予測分析
[16] 新たな展開をみせるDaaS(デスクトップ・アズ・サービス)市場
[17] 医療分野におけるクラウド市場
[18] 基幹系クラウド市場
[19] 有望視されるテレマティクス/次世代自動車のクラウド・サービス市場
[20] 医療クラウド市場
8-3 クラウドに関する各種統計及び分析
[1] 米国IDCによるCIOを対象としたクラウド利用・投資動向の調査結果
[2] Gartner「デジタル・コンテンツ・クラウド」に関する調査結果
[3] データセンター市場に関する調査結果
[4] クラウドに関するセキュリティ意識調査
[5] 日経コンピュータの調査結果
[6] 日経BPコンサルティング
[7] 「クラウドランキング」調査の紹介
[8] Gartnerの調査結果
[9] Forrester Researchの調査結果
[10] Capgeminiの調査結果
[11] IHS iSuppliの調査結果
[12] SNIA(Storage Networking Industry Association)他の調査結果
[13] Google「Google Apps」の調査結果
[14] SailPointの調査結果
[15] Mimecastの調査結果
[16] 360°ITによるクラウド市場調査結果
[17] The 451 Group/IaaS及びデータセンターに関する市場調査結果
第9章 SaaSのマクロ分析/ミクロ分析
9-1 SaaS定義の広がり、SaaS再評価の動き
9-2 SaaS拡大と課題
[1] SaaS顧客満足度測定と評価フィードバック
[2] SaaS/PaaSへの投資活発化
[3] SaaSの“SWOT”分析
9-3 SaaSビジネスの促進要因
[1] エンタープライズ2.0とSaaS進化
[2] SaaSアーキテクチャの成熟
[3] オンデマンドSaaSの拡大
[4] SaaS 2.0を後押しする仮想化技術
[5] SaaS 2.0のシナリオ
[6] ”SaaS OVER NGN”の胎動
[7] NGN対応型の次世代SaaSモデル
第10章 PaaSのマクロ分析/ミクロ分析
10-1 PaaS普及の促進要因
10-2 PaaS普及の阻害要因
[1] PaaSへ移行する動機付けの問題
[2] PaaSビジネス、PaaSプロバイダの課題
第11章 IaaSのマクロ分析/ミクロ分析
11-1 IaaSビジネスモデルの検証
[1] IaaS導入、IaaSサービス参入を巡る活発な動き
11-2 クラウドの管理用APIの現状と課題
11-3 IaaSのメニュー拡充の動き
[1] ITガバナンス整備と表裏一体で進むIaaS導入
[2] IaaSの拡張とデータセンタービジネスの変容
11-4 IaaSサービスの品質評価基準
[1] 仮想化技術の高度活用
[2] 管理の容易さ
[3] SLA、リスク管理の仕組み
[4] 基幹系への移行容易性
[5] 価格優位性
第12章 Daas(Desktop as a Service)のマクロ分析/ミクロ分析
12-1 広がりを見せるDaaSビジネス
12-2 DaaSビジネスの現況と近未来シナリオ
第13章 BaaS(Backend as a Service)のマクロ分析/ミクロ分析
13-1 大手ベンダー/クラウド・プロバイダーが注目するBaaSビジネス
13-2mBaaS
[1] mBaaS(モバイルアプリケーション開発向け統合開発支援サービス)概説
[2] XaaSのBaaS化
[3] mBaaSのバージョン管理とセキュリティ
[4] mBaaSベンダー動向
第14章 ストレージクラウドのマクロ分析/ミクロ分析
14-1 ストレージ仮想化がもたらすメリット
14-2 ストレージ仮想化の発展形態別特性
14-3 2011年以降のストレージクラウド、ストレージ仮想化のシナリオ
14-4 活況を呈する大手企業向けクラウドストレージ・サービス
14-5 クラウドストレージの標準化へ向けた動き
14-6 企業内のファイルストレージをクラウド連携させる仮想化製品群
第15章 ガバメント・クラウド
15-1 ガバメント・クラウド概説
[1] 「霞が関クラウド」構想とその持つ意味
[2] オープンガバメントクラウドコンソーシアム(OGC)
15-2 自治体クラウドの動向
[1] 自治体業務の共同アウトソーシング、シェアード・サービス化の取り組み
[2] 「自治体クラウドのエコシステム化」の流れ
[3] 自治体クラウドの新潮流
[4] 自治体クラウド、官民共用可
[5] 自治体クラウドにおけるコスト圧縮策
[6] 自治体業務・情報・基幹系システムのクラウド移行
[7] 自治体クラウドの課題
15-3 大手システム・インテグレータの自治体クラウドビジネス参入の動き
[1] 日本電気(NEC)
[2] 日立製作所
15-4 クラウド型危機管理支援サービス
[1] サイバー危機管理の対象
[2] クラウド型ディザスタ・リカバリ(災害対策)サービス
15-5 ガバメント・クラウドとソーシャルメディア対策
第16章 クラウド型ビッグデータ利活用サービス
16-1 ビッグデータが価値あるものとして認識されている根拠
16-2 ビッグデータを活用するためのクラウド・テクノロジー
16-3 AWSが展開するビッグデータ向けサービス群
16-4 データウェアハウス(DWH)とビッグデータ・クラウド
16-5 インダストリアル(産業用監視)クラウド
16-6 ビッグデータ・クラウドを活用したマーケティングサービス
[1] 主なITベンダーによるビッグデータ・クラウドの取り組み
[2] EMC
[3] ヒューレット・パッカード
[4] IBM
[5] マイクロソフト
[6] ネットアップ
[7] オラクル
[8] SAP
[9] プリファードインフラストラクチャー
[10] アマゾン・ウェブ・サービス
[11] グーグル
[12] マイニングブラウニー
[13] 日立製作所
[14] 富士通
[15] NEC
[16] NTTデータ
[17] 野村総合研究所
[18] サイジニア
第17章 IoT/M2Mクラウド
17-1 動き出すM2M志向のプラットフォームサービス
[1] 富士通 「コンバージェンスサービス」
[2] NEC M2Mサービスプラットフォーム「CONNEXIVE」
[3] NTTデータ 「M2Mプラットフォーム 「Xrosscloudマルチデバイス・アプリケーションプラットフォーム(CoreStage)」」
[4] M2Mシステム構築クラウド・コンピューティング基盤
17-2 M2Mクラウド上で実現できる集合型アプリケーション
[1] 個別最適型クラウドからITインフラ志向・ビッグデータ共有・アプリ集合型クラウドへ
17-3 M2Mクラウドを使ったスマートシティ関連の実装・実証実験
[1] 国際競争力を左右するほどの影響力を持つM2Mクラウド
[2] NEC/中国 「物聯網(ウーレンワン)」プロジェクト
[3] 日立製作所/米国 「離島型スマートグリッド実証事業」
第18章 DRクラウド/レジリエンス・マネジメントとしてのクラウド
18-1 災害対策用システムとして期待がかかるDRクラウド
18-2 重層的なリスクマネジメント対策に対応するDRクラウド
18-3 レジリエンス・マネジメントとクラウドの統合
18-4 DR(ディザスタ・リカバリ)とBCP/地域防災計画
[1] ディザスターリカバリーに関する多様な解釈
[2] クラウドとの適合性が高いディサスター・リカバリー
[3] 仮想化技術の活用によるディザスター・リカバリーの進化
18-5 最新のディザスターリカバリー手法研究
[1] クラウド・サービスとの統合によるメリット
[2] 仮想化技術の活用とディザスターリカバリーの進化
[3] 仮想マシンをバックアップするRaaS(Recovery-as-a-Service)」の台頭
18-6 バックアップ、リストア、レプリケーションの技法
[1] バックアップ、リストア、レプリケーション概説
[2] バックアップ
[3] リストア
[4] レプリケーション
[5] ストレージレプリケーション
[6] HA(高可用性)サーバ/HAクラスター
18-7 遠隔レプリケーションによる災害・停電対策
18-8 クラウドとリスクマネジメント
[1] 非常時に威力を発揮するクラウド
[2] 大震災でも証明されたクラウドの威力
[3] リスクマネジメント指向のプライベート・クラウド構築
18-9 データセンターのサービス継続性とリスクマネジメント
[1] データセンター運用に潜む想定外のリスク
[2] データセンターの選択範囲拡張とリスク耐性強化
[3] 省電力/グリーン志向のデータセンターを目指す動き
18-10 災害クラウドの産官連携動向
第19章 スマートシティクラウド
19-1 スマートシティクラウドとM2Mクラウド概説
[1] スマートシティの定義
[2] スマートシティクラウド 概況・近況
[3] スマートシティクラウドに取り組むITサービス大手
[4] M2Mクラウド 概況・近況
19-2 スマートシティとテレマティックス、M2Mクラウドの融合
[1] ITS/テレマティクスの進化を支える交通クラウド・M2Mクラウド
19-3 テレマティクス関連のビジネス・専業ビジネス動向
[1] 次世代テレマティクスの急速な発展を促進する次世代緊急通報システム
[2] 交通クラウド基盤の拡張・整備とテレマティックスビジネスの進展
[3] 次世代型モビリティ・プラットフォームと交通クラウド
[4] スマートハウスとスマートシティを媒介する次世代テレマティクス
第20章 スマート・グリッドクラウド
20-1 電力使用一元管理
[1] BEMSによる企業グループ全体の電力使用量一元管理クラウドサービス
[2] NEC: 電力使用量を本社で一元管理するクラウド・サービス
[3] NECビッグローブ: 企業のエネルギー使用量の見える化クラウド・サービス
20-2 電力ネットワークの仮想化制御・運用最適化技術
[1] クラウド進化とグリッド進化のシンクロニシティ
20-3 各種情報システム構築
[1] 気候変動データ管理システムとスマートグリッドの統合ソリューション
[2] CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト): 気候変動への取組みに関する調査報告書を発表
[3] モデルベースによるエネルギー・システム
20-4 スマート・グリッド/広域社会管制システム支えるクラウド・コンピューティング
[1] IT BCP対応型インテリジェント分散処理の取り組み
20-5 スマートグリッドの通信規格策定に向けた動向
[1] 通信規格の標準化を目指す動き
[2] 各グループ実証実験の動き
20-6 データセンター消費電力量の急増と次世代型グリーンデータセンターの取り組み
[1] データセンターの“クリーンエネルギー度”採点結果
[2] Fresh Air Coolingの仕組みの導入
[3] データセンター冷却技術の進化と電力効率向上
[4] データセンター電力効率の監視・管理技術とスマートグリッド
20-7 グリーンデータセンター化を巡るメーカー、ベンダーの取り組み動向
[1] 機器の稼働保証温度
[2] 省電力・省スペースを実現するサーバーインフラ
第21章 エネルギー管理システム/スマートハウスクラウド
21-1 エネルギーマネージメントシステム(EMS/EnMS)とクラウド
[1] エネルギーマネジメントシステムとクラウド概説
[2] 適用対象が拡大するEMS
21-2 BEMS(ビルエネルギー管理システム)
[1] BEMS概説
[2] BEMSの導入促進と補助金制度
[3] BEMSケーススタディ
21-3 CEMS(クラスター/コミュニティエネルギー管理システム)
[1] CEMS(セムス)概説
21-4 エネルギー管理アプリケーション
[1] 広がりを見せるエネルギー管理分野のビジネスチャンス
21-5 HEMSとスマートグリッド構想
[1] HEMSS(ヘムス)概説
[2] HEMS規格を巡る動き
[3] HEMS市場
21-6 クラウド型HEMS
[1] クラウド型HEMSの企業参入動向
第22章 医療クラウド
22-1 医療クラウド概説
[1] 医療分野の情報化と医療クラウド
[2] 我が国のクラウド関連施策
[3] 医療クラウドと地域連携ネットワーク
22-2 EHR(生涯健康医療電子記録)」の共通基盤構築と医療クラウド
[1] 病院医療/EBMクラウド
[2] 在宅医療/NBMクラウド
22-3 スマートグリッド/スマートシティと医療クラウド
[1] スマートシティとの統合による開かれた医療クラウドへ発展
[2] 地域BCPと医療クラウドの結合
22-4 災害時・医療継続クラウド
[1] ディザスタリカバリ対策と医療クラウド活用
[2] BCP対応型医療クラウドへ発展させていく上での課題
22-5 進展著しい医療SaaS
[1] クラウド型電子カルテ・ソリューションサービス
22-6 医療分野向けクラウドストレージサービス
[1] 医療クラウドとセキュリティ対策
22-7 クラウド型のヘルスケアソリューション
[1] 拡大が予想されるクラウド型のヘルスケアソリューション
22-8 その他各種医療分野向けクラウドサービス
[1] 医療症例データ収集用クラウドサービス
[2] 医用画像の分散保管クラウド・サービス
第23章 教育・学術クラウド
23-1 教育・学術クラウド概説
23-2 クラウドを活用した大学キャンパスシステム
23-3 大学・学校基幹・事務システムのクラウド移行
[1] 富士通
[2] 日本IBM
[3] 日立製作所
[4] 日本電気
[5] 伊藤忠テクノソリューションズ
第24章 基幹系プライベート・クラウド
24-1 基幹系プライベート・クラウド導入のメリット検証
[1] 基幹系プライベート・クラウド概況・近況
[2] 基幹系クラウド/クラウドERPがもたらすメリット
[3] 海外展開、グループ展開で優位性をみせるクラウドERP
[4] 商機が拡大する中小企業向け基幹系クラウド
[5] 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)の調査結果とコメント
24-2 現実性を帯びてきた基幹システムのクラウド化
第25章 金融クラウド
25-1 金融機関における分散系システムのクラウド移行
25-2金融機関がクラウドを導入するにあたって課題と考慮すべき点
第26章 eコマース・クラウド
26-1 クラウドベースの電子商取引(eコマース)展開支援
26-2 クラウド型eコマース支援サービスの参入事例
第27章 ロケーション(地理情報・位置情報)サービス・クラウド
27-1 ロケーションベース(位置情報・地図情報)の諸サービスとの融合
[1] Google Maps
[2] Google Map Maker
[3] Google Latitude
[4] Google Earth Builder
27-2 ロケーションベース・クラウド・サービスで今後発展が予想される分野
第28章 コミュニケーション系クラウド
28-1 コンタクトセンターの実施目的とクラウド
28-2 ソーシャル・メディア時代を演出するソーシャル・クラウド
28-3 クラウド型グループウエアの進展
28-4 VPNとクラウドの統合ソリューション
28-5 クラウド型印刷ソリューションのイノベーション
第29章 タレント・マネジメント・クラウド
29-1 タレント・マネジメント・クラウド概説
[1] 大きく勢力を伸ばすSaaS型タレント・マネジメント
[3] タレントマネジメントで使う評価指標を巡る課題
[3] 日本オラクル
[4] SAPジャパン
[5] セールスフォース
[6] サバ・ソフトウェア
第30章 その他企業向けクラウド管理サービス
30-1 ユーザー主体のクラウド管理サービス
30-2 クラウドベースPC管理サービス
第31章 パーソナル・クラウド
31-1 パーソナル(個人向け)クラウド概説
[1] 端末の区別を無くしてしまうパーソナルクラウド
[2] 個人向けクラウドの確立を促進するスマートフォン
[3] 関心を集める仮想化技術搭載スマートフォン
31-2 ビジョンを共有するスマート・デバイス・プラットフォームとクラウド
[1] コラボレーション系クラウドの推進を後押しするスマートフォン・プラットフォーム
[2] 仮想化ベンダーが構想するクラウドとスマートフォン・プラットフォーム統合
31-3 パーソナルクラウド向けファイル共有ソリューション
31-4 パーソナル・クラウド・ストレージ・サービス
[1] Amazon.com/Amazon Cloud Drive
[2] Google/Google Docs /Music Beta by Google
[3] マイクロソフト 「Windows Live SkyDrive」
[4] Dropbox, Inc. 「Dropbox」
31-5 アップル/iCloudの動向と今後のシナリオ
31-6 “スマート・コネクティビティ”とクラウドを軸とした戦略を打ち出すグーグル
31-7 デバイス間共有クラウドを牽引するEvernote(エバーノート)
31-8 クラウド型エンタテイメント・サービス
[1] クラウド型音楽配信サービス
[2] アップルのクラウド型音楽配信サービス
[3] グーグルのクラウド型音楽配信サービス
[4] アマゾン・ドットコムのクラウド型音楽配信サービス
[5] ソニーのクラウド型音楽配信サービス
[6] クラウド・ベース型映像配信サービス
第32章 プラットフォーム仮想化・分散化とクラウド
32-1 プラットフォーム仮想化とクラウド
[1] 仮想化導入に立ちはだかる障壁
[2] クラウド時代にふさわしい仮想化管理・運用管理手法
[3] 仮想化技術によるスケーラブルな管理の実現
[4] プロバイダ間の相互運用性
[5] 関心を集めるDaaS、DaaSを支える仮想デスクトップインフラ
32-2 サーバ仮想化の現状と課題
32-3 プラットフォーム仮想化が抱える課題
32-4 ライセンス方式・ライセンス契約を巡る課題
32-5 ITリソースの仮想化/再構成を可能にする監視基盤技術
32-6 仮想アプライアンスの現状と課題
[1] OVF(仮想アプライアンス標準規格)
32-7 複数サーバへの分散(スケールアウト)技術の進歩とクラウドの発展
[1] 分散処理に向いたデータストア技術=KVS(キー・バリュー型データストア)
[2] KVSにエネルギーを注ぐ大手ベンダー群
第33章 クラウドと情報化投資/ITサービスマネジメント
33-1 ITサービスマネジメントとクラウド
33-2 クラウドの進展とIT投資、IT調達モデルの変化
33-3 クラウド導入に伴うITガバナンス、コスト配賦を巡る新たな課題
33-4 クラウドTCOの傾向と対策
第34章 IT監査・ITサービスフレームワークとクラウド
34-1 監査・内部統制に対応したクラウドサービス基盤確立を目指す動き
34-2 漸次的・段階的アプローチを採るITILとの統合
34-3 仮想化技術の課題解消に役立つITILのリリース管理
第35章 グリーンITクラウド
35-1 ITの省電力設計・省電力運用概説
35-2 省電力化が進んだIT機器の導入
35-3 電源容量設計の改善によるグリーンITの推進
35-4 クラウドによるグリーンITの推進
[1] クラウドがもたらす効用と省エネルギー化
[2] グリーンデータセンター/グリーンクラウドの潮流
35-5 仮想化技術によるグリーンITの推進
[1] リスクマネジメントの観点で見た仮想化技術
[2] サーバ仮想化による省電力化
[3] ストレージ仮想化による省電力化ソリューション
35-6 ネットワーク運用管理によるグリーンITの推進
第36章 クラウドのセキュリティ管理
36-1 クラウド・サービス・セキュリティ技術概説
[1] クラウドのサービス形態、タイプ別に見たセキュリティ対策・範囲
[2] 高難度のセキュリティ技術が要求されるクラウド・サービス
[3] 米国連邦政府:特定のセキュリティ・プラクティスの実施に関する認定取得促進策
[4] 国際規格となる日本発のクラウドの安全基準最終案
36-2 パブリック・クラウド・サービスのセキュリティ要件・懸念事項
[1] パブリック・クラウド・サービスのセキュリティ要件概説
[2] SaaSのセキュリティ要件・懸念事項
[3] PaaSのセキュリティ要件・懸念事項
[4] IaaSのセキュリティ要件・懸念事項
36-3 プライベート・クラウドのセキュリティ要件・懸念事項
[1] クラウドと情報漏洩問題
36-4 ストレージ・クラウドのセキュリティ要件・懸念事項
36-5 クラウド環境におけるデータ保全管理の重要チェック項目
36-6 クラウドのセキュリティ管理とSLA
36-7 仮想マシン技術の発展とセキュリティ管理・認証管理基盤
[1] 進展著しい準仮想化技術
[2] VMWare、Xenにおける脆弱性対策
[3] SLA、ログ管理、デジタルフォレンジックによるクラウド監視
[4] クラウド・アイデンティティ管理基盤の確立と監査履歴の確保
[5] SAML2.0
[6] TPM(機器認証規格)
[7] 仮想化による隔離技術
第37章 クラウドのセキュリティ・ソリューション
37-1 ベンダー各社が打っている主なセキュリティ対策
37-2 マルチテナント方式の違いとセキュリティ・レベルの設定
37-3 クラウドのセキュリティに関する検証、セキュリティガイドライン
37-4 BCPとクラウドのセキュリティ対策
37-5 クラウド・サービスのアイデンティティ管理とセキュリティ・ソリューション
[1] エンタープライズ向けシングルサインオン、アイデンティティ管理
[2] クラウド・サービスとシングルサインオン・プロトコル
[3] クラウド・サービスとアイデンティティ管理
[4] 大手ソフトウェア・ベンダーの動向
37-6 クラウドの安全基準
37-7 ISOがまとめたクラウドの安全基準に関する指針
第38章 クラウドの品質管理
38-1 SLAによるクラウド・サービス品質管理概説
[1] SLAの内容・構成
[2] SLAの品質保証と料金の関係
[3] 高い問題切り分け能力が要求されるクラウドSLA
38-2 ITリソース管理手法との整合性を図るSLAへ
38-3 仮想化で必要となるSLAの見直し
[1] 仮想化に伴うIT所有権・SLAに係る重要課題
[2] SLAのサービス料金動向
38-4 クラウドのSLA契約とチェック・ポイントに関するレポート紹介
第39章 クラウドのソフトウェア開発基盤
39-1 開発ソフトウェアファクトリと運用・保守実装システム
39-2 新たなフレームワーク整備がもとめられるクラウドのアプリケーション開発
39-3 Hadoop導入/管理支援オープンソース・プロジェクト
39-4 ソフトウェアファクトリ型のクラウドフレームワーク
39-5 クラウドとモバイル・プラットフォームのアプリ開発共通化
39-6 クラウドデータベースの動向・課題
[1] マルチ環境対応クラウドデータベース
[2] マルチテナント型クラウドデータベース
第40章 クラウド・アプリケーション開発基盤
40-1 IaaS活用型開発へ向けた傾向と対策
40-2 Windows Azure
[1] Azure基本構成
[2] アライアンス構築・推進を重視するマイクロソフト
40-3 Spring Framework
[1] クラウド・アプリケーション開発基盤のデファクトとしても認知されたSpring Framwork
40-4 VMware/Java連合の戦略
[1] VMwareが進める戦略の柱
[2] 国内でも流通が広がるSpring Framework
[3] “クラウドOS”として進化をとげるvSphere
[4] Zimbra買収を契機にクラウド・アプリケーション市場に本格参入を果たすVMware
第41章 クラウド・サービスの障害・脅威・課題
41-1 通信依存性、通信遅延に係る問題
41-2 ブロードバンド対応の通信パフォーマンスに係る問題
41-3 クラウドの障害対策と損害保険の活用
41-4 合理的なコスト算定法の確立に係る問題
41-5 TCOに係る問題
41-6 SOA手法欠如に起因する問題
41-7 コンプライアンスの諸規制に係る問題
第42章 ミッション・クリティカル性に関する課題
42-1 ミッション・クリティカル性に関する問題
42-2 ミッションクリティカル・システムの実装・技法
[1] クラウドのフォールトトレラント性を高めるための設計
[2] クラウドの冗長性を高めるための設計
42-3 ITガバナンスを巡る問題
42-4 クラウド/仮想化でベンダーが抱える課題
[1] クラウド・ベンダーが共通して抱く戦略的な関心事とは
第43章 クラウドの標準化・規格化動向
43-1 宣言書(オープンクラウド・マニフェスト)
43-2 インター・クラウドの標準化
43-3 標準化が進む“事業継続”の国際規格
43-4 OVF(仮想化ファイルフォーマット標準規格)の現状と課題
43-5 ストレージ・クラウドの規格・応用・利用動向
[1] CDMI(ストレージ・クラウド間におけるクラウドデータ管理規格)の動向
[2] OVF(異種ハイパーバイザー間の仮想マシンイメージ共有規格)の動向
[3] ストレージ・フェデレーション(複数ストレージの協調)技術の動向
43-6 SDN(Software Defined Network)の規格化動向
第44章 クラウド/仮想化の業界団体/標準化団体の動向
44-1 海外のクラウド/仮想化関連業界団体の動き
44-2 米国国立標準技術研究所(NIST)
[1] 相互運用性フォーラム(Cloud Computing Interoperability Forum:CCIF)
[2] オープン・クラウド・コンソーシアム(Open Cloud Consortium:OCC)
[3] Open Cloud Initiative
[3] OASIS
[4] Cloud Computing Use Cases Group
[5] Standard Performance Evaluation Corporation(SPEC)
[6] Open Group
[7] OMG(Object Management Group)
[8] Cloud Security Alliance
[9] DMTF(Distributed Management Task Force)
[10] Apache Software Foundation
[11] Open Data Center Alliance
[12] European CIO Association
[13] Linux Foundation
[14] OpenStack Foundation
[15] W3C OSLC
[16] Cloud Standards Customer Council
[17] OSLC(Open Service for Lifecycle Collaboration)
44-3 国内業界団体などの動き
[1] ASPIC:特別非営利法人ASP SaaSインダストリ・コンソーシアム
[2] CSAJ:社団法人コンピュータソフトウェア協会
[3] MIJS:メイド イン ジャパン ソフトウェア コンソーシアム
[4] APPLIC:(財)全国地域情報化推進協会
[5] ジャパン・クラウド・コンソーシアム
[6] グローバル基盤連携技術フォーラム(GICTF)
[7] Open Standard Cloud Assosiation(OSCA:オスカー)
[8] APSフォーラムJapan
[9] グリーン・グリッド
[10] J-SaaS:(株)新社会システム総合研究所
[11] ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)
[12] クラウド利用促進機構
[13] クラウド・ビジネス・アライアンス
[14] アライアンスクラウド推進ソサエティ
[15] 日本OpenStackユーザ会
[16] 日本OSS推進フォーラム
第45章 クラウド・サービス・ベンダー(プロバイダ)のビジネス特性
45-1 クラウドシフトを加速するベンダー(プロバイダ)各社、SI業界
45-2 クラウド・ビジネスに参入するにあたっての留意点
45-3 クラウドと産学連携
第46章 主要ベンダー、注目ベンダー動向
46-1 ベンダー動向総評
46-2 Amazon/Amazon Web Service
46-3 Google
46-4 Microsoft
[1] クラウド・ビジネスに関するこれまでの経過
[2] Office 365の概況・近況
[3] “クラウドOS”としてのWindows Server 8に対する同社の戦略
46-5 IBM
46-6 Salesforce
[1] Force.com/Force.com 2
[2] database.com
[3] その他Salesforceに関する動向
46-7 Oracle
46-8 SAP
46-9 VMware
46-10 EMC
46-11 Citrix Systems
46-12 Workday
46-13 Intuit
46-14 Zuora
46-15 SAS Institute
46-16 Hewlett-Packard
46-17 NetSuite
46-18 Software AG
46-19 Sun Microsystems
46-20 Cisco Systems
46-21 Dell
46-22 Red Hat
46-23 Symantec
46-24 Intel
46-25 Akamai Technologies
46-26 Rackspace
46-27 BMC Software
46-28 Compuware
46-29 Cloudera
46-30 Rackspace Hosting
46-31 Evernote
46-32 Apple
46-33 Verizon Wireless
46-34 HTC(宏達国際電子)
46-35 Acer(エイサー)
46-36 Adobe Systems
46-37 BEAシステムズ
46-38 CA Technologies
46-39 Brocade Communications Systems
46-40 Nexsan Technologies
他
第47章 国内大手ベンダー(プロバイダ)各社が進めるクラウドビジネス
47-1 日本電気(NEC)
47-2 日本アイ・ビー・エム
47-3 富士通
47-4 日立製作所
47-5 日立システムズ
47-6 NTTデータ
47-7 NTTコミュニケーションズ
47-8 新日鉄ソリューションズ
47-9 日本ユニシス
47-10 伊藤忠テクノソリューションズ
47-11 セゾン情報システムズ
47-12 沖電気工業
47-13 セールスフォース・ドットコム
47-14 グーグル・ジャパン
47-15 アマゾンジャパン
47-16 日本マイクロソフト
47-17 日本オラクル
47-18 ヴイエムウェア
47-19 EMCジャパン
47-20 SAPジャパン
47-21 レッドハット
47-22 シマンテック
47-23 サンブリッジ
47-24 サイボウズ
47-25 オートデスク
47-26 ソニー
47-27 ソニーブロードバンドソリューション
47-28 ソネットエンタテインメント
47-29 パナソニック ソリューションテクノロジー
47-30 ニフティ
47-31 ソフトバンクテレコム
47-32 KDDI
47-33 KDDIウェブコミュニケーションズ
47-34 日本ヒューレット・パッカード
47-35 シトリックス・システムズ・ジャパン
47-36 シスコシステムズ合同会社
47-37 日商エレクトロニクス
47-38 マクニカネットワークス
47-39 ダイワボウ情報システム
47-40 ソリトンシステムズ
47-41 富士ゼロックス
47-42 楽天/楽天技術研究所
47-43 日本ベリサイン
47-44 トレンドマイクロ
47-45 Engine Yard
47-46 Steelwedge Software
47-47 インフォアジャパン
47-48 ブルーコートシステムズ
47-49 ATENジャパン
47-50 リバーベッドテクノロジー
47-51 シーディーネットワークス・ジャパン
47-52 ITホールディングスグループ
47-53 富士ソフト
47-54 弥生
47-55 パラレルス
47-56 デンソーグループ/デンソーITソリューションズ
47-57 インターネットイニシアティブ(IIJ)
47-58 ファーストサーバ
47-59 IDCフロンティア
47-60 GMOインターネット
47-61 日本ラッド
47-62 アビームコンサルティング
47-63 サイオステクノロジー/グルージェント
47-64 楽天/フュージョン・コミュニケーションズ
47-65 テラスカイ
47-66 横河レンタ・リース
他