レポートナンバー 0000001587
国際化時代のポリエステル樹脂総合分析
有限会社シーエムシー・リサーチ
Analysis on Polyester Resins on Internationalization
発刊日
2009/10/23
言語日本語
体裁A4/255ページ
ライセンス/価格255ページ
0000001587
ポイント
豊富なデータで世界の原料需給・製品市場を分析!
レポート概要
- 海外生産シフトの業界動向とメーカー対応を解明
- 成長著しいフィルム市場の用途別需要を詳細解明
- ボトル用樹脂の供給構造の変化と関連企業の戦略を解明
- 激変する新規ポリエステルの供給と企業戦略を解明
=刊行のねらい=
飽和ポリエステル樹脂は全世界で5,000万トンを上回る市場を形成しており繊維が約60%を占めこれにボトル、
フィルムが続き、他にシートなど多岐の用途があります。2008年以降サブプライムローンに端を発した世界不況で
需要は低迷していますが、長期的には今後も発展することが予測されています。世界的には発展しますが中国を中心と
するアジアが成長、日本は需要の屈折点に達したのでポリエステル関連メーカーはアジア進出が活発です。
飽和ポリエステルはジカルボン酸とジオールで構成され、PETはテレフタル酸とエチレングリコールの組み合わせですが、
一方または両方を他の成分に変えることで特長ある樹脂が出来ます。代表例がCHDM系、PTT系、PEN系ポリエステルです。
この分野も変化が大きいです。CHDM系ではイーストマンケミカルがPC代替の新規ポリエステルを開発、2009年末にはプラントが稼動します。
PTT系では先行していたシェルケミカルズが撤退、対照的にデュポンが事業拡大中です。
本書は官庁、業界団体のデータを徹底的に整理・分析、緻密な業界取材を行い、新規情報も数多く収録しました。
日本の飽和ポリエステル樹脂市場は成熟していますが、アジア発展が目覚しく、海外情報が豊富なことも本書の大きな特徴です。
飽和ポリエステルに関わる多くの方々のお役に立てると確信しています。
レポート詳細
目次
- 第1章 飽和ポリエステル樹脂の業界構造
-
1. 飽和ポリエステル樹脂の種類と市場規模
1.1 飽和ポリエステル樹脂の原料と製品の関係
1.2 飽和ポリエステルの需給と価格
(1) 供給の動向
(2) 輸出入動向
(3) 価格推移
1.3 主要品目の市場
1.4 主要品目の課題と今後の展望
2. 国内メーカーの事業展開
2.1 飽和ポリエステル関連品目のメーカー別能力
2.2 ポリエステル関連の主な提携関係
2.3 主要メーカーの事業展開
(1) 旭化成
(2) クラレ
(3) 帝人
(4) 東洋紡績
(5) 東レ
(6) 三井化学
(7) 三菱化学
(8) ユニチカ
- 第2章 世界の飽和ポリエステル原料・製品の需給
-
1. 飽和ポリエステル原料
1.1 世界のPTA、DMT生産能力と需要
1.2 世界のエチレングリコール生産能力と需要
1.3 日本メーカーの海外進出
(1) 三井化学
(2) 三菱化学
1.4 飽和ポリエステル原料価格
2. 飽和ポリエステル製品
2.1 ポリエステル製品の市場規模
2.2 主要製品の動向
(1) ポリエステル繊維
(2) ボトル用PET樹脂
(3) PETフィルム
(4) PBT、強化PET
第3章 PETボトル
-
1. PET系ボトルの発展経緯
2. ボトル用PET樹脂の供給動向
2.1 ボトル用PET樹脂の供給構造と生産能力
2.2 供給推移(国産、輸入)
3. PETボトルの需要動向
3.1 PETボトルの用途別需要推移
3.2 ボトル用PET樹脂の需要構造変化
4. 清涼飲料用PETボトルの需要分析
4.1 清涼飲料の需要動向
4.2 清涼飲料用PETボトルの種類と種類別需要動向
4.3 清涼飲料用PETボトルの需要動向
(1) 種類別需要推移
(2) アセプティックの動向
(3) ホットウォーマー用耐熱・バリアーボトル
(4) 容量別生産動向
5. その他用途の需要の需要動向
5.1 清涼飲料を除く食品用
5.2 非食品用
6. 成形加工メーカー
7. PETボトルの需要予測
8. ボトル用PET樹脂の価格動向
9. 日本のボトル用PET樹脂の特徴と次世代触媒の開発
9.1 日本のボトル用PET樹脂の特徴
9.2 次世代触媒の開発動向
10. PETボトルの高機能化
10.1 紫外線バリアー
(1) 紫外線バリアーの改良方法
(2) 主な紫外線バリアーPET樹脂の動向
10.2 ガスバリアー性の改良
11. PETボトルのリサイクル
11.1 PETボトルの軽量化
11.2 PETボトルリサイクルの発展経緯
11.3 主な再生処理施設
11.4 PETボトルのリサイクルシステム
(1) マテリアルリサイクル
(2) ケミカルリサイクル
11.5 再生PET樹脂の用途開拓動向
- 第4章 ポリエステルフィルム
-
1. 供給の動向
1.1 国内PETフィルムメーカーの生産能力
1.2 PETフィルムの供給動向
2. メーカー動向
2.1 東レ
2.2 帝人デュポンフィルム
2.3 三菱樹脂
2.4 東洋紡績
2.5 その他のメーカー
3. 需要の動向
3.1 PETフィルムの需要推移
3.2 用途別需要動向
(1) 磁気材料
(2) 電気絶縁フィルム
(3) 電子材料
(4) 磁気カード
(5) 光学フィルム
(6) 離型材料
(7) 缶用ラミネート
(8) 包装材料
4. 価格動向
- 第5章 A−PETシート
-
1. A−PETシートの種類と特徴
2. 供給の動向
2.1 業界構造と市場規模
2.2 メーカー別供給動向
3. 需要の動向
3.1 A−PETシートと競合シートの市場規模推移
3.2 競合シートの需要動向
(1) 硬質塩化ビニルシート
(2) 二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)
(3) HIPSシート
(4) C−PETシート
- 第6章 1,3-プロパンジオールとそのポリエステル
-
1. PDO、PTTの開発経緯と企業化動向
1.1 開発経緯
1.2 デュポンの動向
1.3 シェルケミカルズの動向
1.4 その他企業の動向
2. 1,3−プロパンジオールの製法
3. 1,3−プロパンジオールの用途と種類
4. 1,3−プロパンジオールと誘導品の開発状況
4.1 デュポン
4.2 シェルケミカルズ
4.3 旭化成ケミカルズ
5. PTTの需要動向
6. PTT繊維メーカー
6.1 世界のPTT繊維メーカー
6.2 日本のPTT繊維メーカー
(1) ソロテックス
(2) 東レ、オペロンテックス
(3) ユニプラス滋賀
7. PTT繊維の需要動向
8. 成形用PTTの特長と用途
8.1 成形用PTTの性能、物性比較
8.2 PDO系共重合ポリエステル樹脂の特徴
8.3 成形用PTTの展望
(1) 工業用
(2) フィルム、シート
(3) ボトル
- 第7章 CHDMおよびCHDM系ポリエステル
-
1. CHDM
1.1 CHDMの特徴と製法
1.2 CHDMのメーカー動向
(1) イーストマン ケミカル
(2) SK NJC
(3) CHDMの企業化を計画した企業
2. CHDM系ポリエステル樹脂
2.1 CHDM系ポリエステルの種類と用途
(1) イーストマン ケミカル
(2) SKケミカルズ
(3) 東洋紡績(試作品)
2.2 CHDM系ポリエステル樹脂の生産と販売の動向
(1) メーカー別生産能力
(2) 日本の販売量
2.3 CHDM系ポリエステル樹脂の用途別需要推移
2.4 CHDM系ポリエステル樹脂の用途別需要動向
(1) プレート
(2) 包装用シート
(3) シュリンクフィルム
(4) 化粧フィルム
(5) カード
(6) 射出成形・その他
- 第8章 NDCおよびPEN系樹脂
-
1. NDC開発の歴史
2. NDCの開発と供給の動向
2.1 供給の動向
2.2 メーカー動向
(1) BPケミカル
(2) 三菱ガス化学
(3) 神戸製鋼所
3. 帝人グループのPEN系樹脂事業
3.1 帝人グループのPEN系樹脂事業展開
3.2 帝人グループのPEN系樹脂の特長、用途
3.3 PEN繊維
4. PENフィルム
4.1 PENフィルムの開発動向
4.2 PENフィルムの生産能力
4.3 PENフィルムの需要動向
4.4 PENフィルムの価格
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