・・・この「大型ディスプレイ&デジタルサイネージ総覧20XX」は、2009年から続くデジタルサイネージの専門年鑑です。9年目・9冊目の刊行となりましたが、2015年後半から昨年2016年にかけ、本書籍への関心が急に高まった様で、この時期から多くの問い合わせを頂くようになりました。これは取りも直さず、産業として、また一般においても、デジタルサイネージの文言が知られ、巷間の興味の対象としてそれまで以上に認知・意識が広まった、その反映と考えられます。
・・・ “デジタルサイネージ”という文言が、聞かれ始めたのは2007年辺りからでした。電子看板や、業務用ディスプレイの用途・・・など、都度様々な名称で呼ばれ各所で目にしたものの、実態は、設置・運用と撤去の繰り返しでした。・・・新しいICTサービスなのですが、アナログからデジタルへの移行、また、世間一般に認知されるには相応の期間“タイムラグ”が付きもので、2011年を過ぎた辺りから伸長が顕著となりました。
・・・サイネージもロボットも、2017年現在本格的な伸長期にあります。・・・サイネージもロボットも、“頭脳・AIをクラウド側に置いた端末”として、“頭脳”は常に進化し、機能は向上し続ける。より実用的で人の活動全般に、不可欠でごく自然な存在になって行くものと推察できます。道具(ディスプレイやロボット)とサービス(AI・クラウドビジネス)、これもまたシンクロして、人のためになる、役に立つ環境が創出されて行くものと言えます。
目次
◆発刊によせて・大型ディスプレイ&デジタルサイネージ総覧 2017
「大型ディスプレイ&デジタルサイネージ総覧2017」 ごあいさつ 発行人 足立 吉弘
「大型ディスプレイ&デジタルサイネージ総覧2017」の発刊によせて 編集長 川田 宏之
Ⅰ.特 別 寄 稿
◆高度映像・情報技術と今後の市場
実用化に近づいた8K内視鏡システム
カイロス株式会社 取締役
一般社団法人 MIC: メディカル・イメージング・コンソーシアム 理事
山下 紘正
空 中 結 像
-スクリーン不要のバーチャルリアリティ-
株式会社 コト 開発部
高橋 潤
4K/8K時代のストレージ・ソリューション考察
IBM東京ラボラトリー
研究開発・システム開発
藤原 忍
日本一のVRソフト「UC-win/Road」でマッピング業界にも新風
フォーラムエイトの伊藤社長に聞く
株式会社フォーラムエイト 代表取締役社長 伊藤 裕二
大型ディスプレイ&デジタルサイネージ総覧2017
編集長 川田 宏之
ダイナミック光パスネットワーク技術による
超低遅延4K/8K テレセッション
国立研究開発法人産業技術総合研究所
電子光技術研究部門
黒須 隆行 松浦 裕之 並木 周
介護市場におけるコミュニケーションロボットの活用について
~株式会社エクシングの取り組み~
株式会社エクシング 技術開発部
伊藤 秀樹
災害時も役立つV-Lowマルチメディア放送を活用した
新しいデジタルサイネージ
株式会社アマネク・テレマティクスデザイン
代表取締役社長
今井 武
並列するコミュニケーションメディア時代の
オウンドメディア店舗活用
<デジタルサイネージシステムFLOWシリーズのご案内>
株式会社インセクト・マイクロエージェンシー
代表取締役
川村 行治
秋葉原UDXビジョン事業と今後の展望
株式会社エヌ・ティ・ティ・アド: NTTアド
メディア局 局長
出口 秀一
Ⅱ.本 編
第1章 大型ディスプレイの最新市場・動向
1.1 業務用大型フラットパネルディスプレイ市場動向
IHSテクノロジー
ディレクター IT&大型ディスプレイ市場担当アナリスト
氷室 英利
1.2 大型LEDディスプレイを利用した街頭大型ビジョン事業の現状
~札幌と那覇の状況を中心に読み解く~
大型ディスプレイ&デジタルサイネージ総覧2017
編集長 川田 宏之
第2章 大型ディスプレイ&サイネージの最新技術動向
2.1 最新ソリューションで業界をリードする
シャープの新製品と導入事例
ディスプレイと社会編集部
2.2 最新のサイネージシステムを支える
ジーベックスのソリューション技術
ディスプレイと社会編集部
2.3 大超高精細LEDディスプレイで業界をリードする
シリコンコア・テクノロジー
ディスプレイと社会編集部
2.4 数多くの設置実績があるHY-システムの
フルカラーLED大型映像システム
ディスプレイと社会編集部
2.5 大型LEDディスプレイ中心に市場を拡大するレイヤードジャパン
ディスプレイと社会編集部
第3章 デジタルサイネージの最新動向
3.1 新しいライブ映像について
株式会社コローレ取締役
プロジェクションマッピング事業部部長
浦島 啓
3.2 タケナカの総合力で実現する日本全国の
プロジェクションマッピング関連イベント
ディスプレイと社会編集部
3.3 NHKアイテックの大型映像表示システム、
サイネージ事業への取り組み
~4K・8Kマルチビジョンと多機能型デジタルサイネージ~
株式会社NHKアイテック
映像・情報ビジネス部門 山上 順一 岩舘 祐
放送・通信ネットワーク部門 清水 利紀
3.4 全国に広がるPDCの映像システムソリューション
ディスプレイと社会編集部
3.5 発展を続ける PAS:パス・コミュニケーションズの
大型ビジョンビジネス
ディスプレイと社会編集部
3.6 JR東日本の交通広告における「デジタルサイネージ」のトピックス
~拡大する駅ナカサイネージと山手線新型車両「E235系」の量産開始~
株式会社ジェイアール東日本企画
交通媒体本部 山本 孝
第4章 大型ディスプレイ&デジタルサイネージ関連団体の取り組み
◆DSC:デジタルサイネージコンソーシアム 各部会の取り組み
4.1 DSC:2017年度最新の紹介
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム 理事長
中村 伊知哉
4.2 DSC:デジタルサイネージコンソーシアムの活動
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム 常務理事
江口 靖二
4.3 「ユーザーズ部会」の活動と
「Lアラートワーキンググループ」の取り組み
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム
ユーザーズ部会
山本 孝
4.4 「プロダクション部会」の取り組み
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム
プロダクション部会
宿院 卓馬
4.5 「ユーザー・エクスペリエンス部会」の活動と
「アテンドサイネージガイドライン」
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム
ユーザー・エクスペリエンス部会 幹事
株式会社ネクスウェイ サイネージネットワーク推進室
プロジェクトリーダー 小坂 悠真
4.6 「マーケティング・ラボ部会」の活動
~研究成果、書籍「デジタルサイネージ2020」の発刊~
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム
マーケティング・ラボ部会 幹事
株式会社オリコム OOH局
プロジェクトリーダー 吉田 勝広
4.7 「システム部会」のご紹介
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム
清水 健太郎
4.8 「国際標準化戦略部会」
デジタルサイネージ国際標準化の取り組み
デジタルサイネージコンソーシアム
佐々木 守彦
4.9 次世代のデジタルサイネージ産業を担う人材の育成のために
~DSC「サーティフィケーション部会」の発足について~
一般社団法人 デジタルサイネージコンソーシアム
サーティフィケーション部会
◆JPVA:日本パブリックビューイング協会
ますます発展するJPVA:日本パブリックビューイング協会
ディスプレイと社会編集部