レポートナンバー 0000016784
車載テクノロジー関連製品・材料の市場動向
株式会社シーエムシー・リサーチ
Market Trends on Products & Materials related Automotive
発刊日
2017/08/10
言語日本語
体裁A4/145ページ
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ポイント
車載ディスプレイ用途別(CID、クラスター、HUD、電子ミラー)の動向を予測!!
自動車の電動化を支えるキーテクノロジーを材料から自動車までの動向を分析!!
自動車用CFRPの市場(炭素繊維、マトリックス樹脂、CFRP成形品)を予測!!
レポート概要
= 刊行にあたって =
次世代車の開発をめぐり、自動運転車や電気自動車(EV)、コネクテッドカーなど、車の根幹となる部分にエレクトロニクスが関わるようになってきた。しかもグーグルやアップルなどのIT企業まで自動車業界に参入し、自動車メーカーが持っている技術だけでは、今後の激動の時代を乗り越えることは難しい。自動運転とEVは密接に絡む。全ての制御を半導体、ソフトウェアとモーターによる電動で行うのである。
現在普及の進んでいる先進運転支援システム(ADAS)の搭載車が増加し、車両情報や外部環境情報など、ドライバーに対する情報量が大容量になる。ドライバーに負担をかけることなく、表示内容に序列をつけ、必要なものから伝えられるように表示機能が求められる。
運転支援や燃費向上装備などドライバーに対する情報表示量が増加し、車載ディスプレイの需要が拡大している。EVに使用されている最新の燃費向上技術は、走行状態をドライバーに知らせる視覚効果を統合することで、自動車の利用満足度を向上させている。その自動運転車では、運転手と車がやりとりする情報の多様性と複雑性が増大され、必要な情報をタイムリーに提供することができるディスプレイの重要性が高まっている。2016年の車載ディスプレイ市場は9,900万枚であり、2020年には1億4,380万枚規模にまで拡大していく。
また次世代車として、パワートレインが従来の内燃機関からモーターへと移行する“電動化”が注目を集めている。
イギリスは、2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売を全面的に禁止する。オランダやノルウェーでは2025年以降のディーゼル車やガソリン車の販売禁止を検討する動きがある。ドイツでは2030年までにガソリン車などの販売を禁止する。インドや中国でも類似の政策が打ち出され、一気にEVにシフトして自国の有力産業に育成しようとの思惑が働いている。世界の自動車メーカーはEVへの取り組みを本格化している。自動車業界にとどまらず製造業やエネルギー産業を揺るがす大変革の始まりでもある。
さらに、次世代車は車体を軽量化するための素材や加工方法などにも影響を及ぼしている。近年、自動車材料はこれまでの鉄鋼に代わってアルミニウムやCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が大量に使用され、車体の軽量化が進んできた。自動車用途でのCFRPの採用を見ると、フレームやプロペラシャフトなど従来にはなかった構造部品にまで採用実績が広がっている。一般車種への本格的な採用はこれからであり、普及のカギを握るのは生産コストの低減である。そこで国内メーカー各社は自動車各社と協力して、低コスト化技術の開発にしのぎを削っている。
レポート詳細
目次構成・内容
Ⅰ編 車載ディスプレイ
1 車載ディスプレイの業界・市場動向
1.1 車載ディスプレイ市場(用途別)
1.2 車載ディスプレイ市場(企業別)
1.3 車載用有機ELパネル業界の動向
1.4 企業動向
① ジャパンディスプレイ(JDI)
② JOLED
③ シャープ
④ Innolux(群創光電)
⑤ Chunghwa Picture Tubes(CPT)
⑥ LGディスプレイ
⑦ メルセデス・ベンツ
⑧ AU Optronics(AUO)
⑨ 京セラディスプレイ
⑩ 三菱電機
⑪ BOE
⑫ サムスンディスプレイ
⑬ 凸版印刷
⑭ 半導体エネルギー研究所
⑮ パイオニア
⑯ 日本精機
⑰ アウディ
⑱ BMW
⑲ コンチネンタル・オートモーティブ
1.5 CID(センターインフォメーションディスプレイ)業界の動向
1.6 クラスター(インストルメント・クラスター)業界の動向
1.7 ヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)
1.7.1 概要
1.7.2 車載用HUDの業界動向
1.7.3 カーナビゲーション
1.7.4 カーナビゲーションの市場動向
1.7.5 企業動向
① 日本精機
② コンチネンタル・オートモーティブ
③ デンソー
④ 富士通テン
⑤ コニカミノルタ
⑥ E-LEAD ELECTRONIC(怡利電子工業)
⑦ シャープ
⑧ パナソニック
⑨ パイオニア
⑩ 三菱電機
⑪ アルパイン
⑫ クラリオン
⑬ ハーマンインターナショナル
1.8 カメラモニターシステム(電子ミラー)
1.8.1 概要
1.8.2 サイドミラー用ディスプレイ
1.8.3 企業動向
① 村上開明堂
② デンソー
③ モルフォ
④ マグナ・インターナショナル
⑤ 東海理化
⑥ 市光工業
⑦ 岡本硝子
⑧ JVCケンウッド
⑨ 萩原電気
1.9 車載用素材・部材メーカー
① 三菱マテリアル
② 旭硝子
③ 宇部興産
④ 日東電工
⑤ オハラ
⑥ 豊田合成
⑦ クラレ
⑧ 日本航空電子工業
⑨ 日本化薬
⑩ 積水化学工業
⑪ ポラテクノ
⑫ 長瀬産業
⑬ ポリプラスチックス
⑭ バンドー化学
2 コネクテッド・カー(Connected Car)
2.1 概要
2.2 サイバーセキュリティの課題
2.3 企業動向
① トヨタ自動車
② ホンダ
③ 三菱自動車工業
④ SUBARU(前富士重工業)
⑤ ボルボ・カー・コーポレーション
⑥ フォルクスワーゲン(VW)
⑦ ルノー・日産アライアンス
⑧ フィアットクライスラーオートモービルズ(FCA)
⑨ ダイムラー、ボッシュ
⑩ PSAグループ(旧PSAプジョーシトロエン)
⑪ 現代自動車
⑫ 吉利汽車
⑬ テスラ
⑭ BMW
⑮ スズキ
⑯ Porsche
⑰ Lucid Motors
⑱ ボルボ・カーズ
⑲ グーグル
⑳ ゼネラル・モーターズ
㉑ フォード
㉒ メルセデス・ベンツ
Ⅱ編 リチウムイオン電池(LIB)・電気自動車
1 世界のLIB関連市場
1.1 概要
1.2 LIB形状タイプ別の世界市場
1.3 韓国
1.3.1 韓国のLIB産業の動向
1.3.2 韓国のEV産業の動向
1.3.3 サムスン電子のリコール
① 熱暴走
② セパレータの破損
③ 設計上のミス
1.4 中国
1.4.1 中国の電池メーカーの動向
1.4.2 中国の正極材メーカーの動向
1.4.3 中国の負極材メーカーの動向
1.4.4 中国のセパレータメーカーの動向
1.4.5 中国の電解液メーカーの動向
1.4.6 中国の自動車メーカーの動向
1.4.7 EV製造に乗り出す中国の新規参入企業
① 楽視
② 蔚来汽車
③ 小鵬汽車
④ 前途汽車
⑤ 車和家
⑥ 雲度汽車
⑦ 奇点汽車
⑧ 電珈
⑨ 游侠汽車
⑩ 鳳翔
⑪ 凌雲
⑫ 威馬汽車
1.4.8 中国の車載用LIBメーカーの動向
1.5 米国のEV・LIB産業の動向
2 電池メーカーの動向
2.1 電池メーカーの分類
2.2 車載用LIB
2.2.1 車載用LIBのコスト
2.2.2 車両に搭載される電池・材料メーカー
2.3 電池メーカーの動向
① パナソニック
② サムスンSDI
③ LG化学
④ ソニー
⑤ 村田製作所
⑥ 日立製作所
⑦ ジーエス・ユアサコーポレーション
⑧ BESK
⑨ 積水化学工業
⑩ オークリッジグローバルエナジーソリューションズ
⑪ IHI
⑫ 古河電池
⑬ 東京応化工業
⑭ TDK
⑮ 日立オートモティブシステムズ
⑯ 安永
⑰ オハラ
⑱ 日立マクセル
⑲ IlikaTechnologies(イリカ)
⑳ 広東東方精工科技
㉑ 台湾工業技術研究院(ITRI)
㉒ エリーパワー
㉓ プライムアースEVエナジー
㉔ FDK
3 LIB構成材料の市場動向
3.1 主要4部材の世界市場規模
3.2 正極材
3.2.1 概要
3.2.2 正極材の市場動向
3.2.3 正極活物質
3.2.4 負極材
3.2.4.1 概要
3.2.4.2 炭素系材料
3.2.4.3 新材料
3.2.4.4 負極材の市場動向
3.2.5 電解液・電解質
3.2.5.1 概要
3.2.5.2 電解液溶質材料
3.2.5.3 電解液の市場動向
3.2.5.4 全固体電池の特徴
3.2.6 セパレータ
3.2.6.1 概要
3.2.6.2 セパレータの市場動向
3.2.6.4 セパレータの今後の展望
4 電気自動車業界の動向
4.1 概要
4.2 HEV市場
4.3 EV市場
4.4 PHEV市場
4.5 自動車メーカーの動向
① トヨタ自動車
② 本田技研工業
③ 日産自動車
④ 三菱自動車工業
⑤ SUBARU(前富士重工業)
⑥ ダイハツ工業
⑦ フォルクスワーゲン(VW)
⑧ フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)
⑨ ヴァルメット・オートモーティブ
⑩ 現代自動車
⑪ ルノー
⑫ クライスラー
⑬ ダイムラー
⑭ PSAグループ(旧PSAプジョーシトロエン)
⑮ 吉利汽車
⑯ アップル
⑰ テスラ
⑱ BMW
⑲ スズキ
⑳ Jaguar Land Rover
㉑ BYD Auto
㉒ Porsche
㉓ マツダ
㉔ LucidMotors
㉕ ゼネラル・モーターズ
Ⅲ編 CFRP(炭素繊維強化プラスチック)・自動車用CFRP
1 CFRPとは
2 炭素繊維メーカーの特徴
3 炭素繊維の種類
3.1 PAN系炭素繊維
3.2 ピッチ系炭素繊維
3.3 ピッチ系炭素繊維の市場
4 CFRPの需要動向
4.1 現在の用途別需要実績
4.2 CFRP、CFRTPの市場
4.3 今後の需要予測
4.4 炭素繊維の価格推移
4.5 成形品価格
4.6 CFRPのコスト高の要因
4.7 修理費用/保険費用のコストアップ
5 CFRPの特長
5.1 CFRPの形状
5.1.1 長繊維
5.1.2 短繊維
5.1.3 チョップドファイバー
5.1.4 ミルドファイバー
5.1.5 ファブリック(織物)
5.1.6 フェルト
5.1.7 ペーパー
5.1.8 プリプレグ
5.2 CFRPの成形技術
5.2.1 オートクレーブ成形
5.2.2 シートワインディング成形
5.2.3 引き抜き成形
5.2.4 プレス成形
5.2.5 RTM(Resin Transfer Molding)成形
5.2.6 VaRTM成形
5.2.7 ハンドレイアップ成形
5.3 CFRPのリサイクル技術
6 自動車用CFRP
6.1 概要
6.2 これまでの自動車用CFRPの歴史
6.3 自動車用途の材料特性
6.4 自動車用CFRPの種類
6.5 自動車用CFRPの動向
6.6 マルチマテリアル化
6.7 自動車用CFRP関連企業の動向
① BMW
② ダイムラー
③ トヨタ自動車
④ マツダ
⑤ 藤倉ゴム工業
⑥ ヤマハ発動機
⑦ Carbon Magic Thailand(CMTH)⑧BASF
⑨ ニッパツ
⑩ ThyssenKrupp