レポートナンバー 0000022508
2019年版 社会インフラ老朽化に向けた点検・モニタリング・診断でのICT活用の動向と展望
株式会社シード・プランニング
− センサー、モニタリングシステム、ロボット、ドローン、AI実用化への道すじ −
発刊日
2019/01/15
言語日本語
体裁A4/252ページ
ライセンス/価格252ページ
0000022508
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ポイント
橋梁、トンネル、舗装に関するICTを活用した点検、維持管理市場の開発・事業動向、政策動向を整理し、市場を俯瞰。
2018〜2027年度の市場規模を推定。ハードウェア/サービス別、ICT技術別。
普及への課題、今後の方向性やビジネスモデル、商流を整理。
レポート概要
日本では、高度経成長期に整備した社会インフラが老朽化を迎えつつあります。インフラの長寿命化と補修費削減のため適切な維持管理が求められており、2014年からは橋梁とトンネルの点検について「近接目視により5年に1回の頻度を基本」に実施することが定められました。これにより維持管理のための予算や人員の少ない自治体では点検に追われ修繕の実施が遅れているなどの実態がみられます。今後社会インフラの老朽化が進み一層の維持管理業務増加が予想される一方で、少子高齢化に伴い生産人口は減少し点検員が不足していくことが危惧されています。
そのような社会環境の中で、橋梁やトンネルを効率的に維持管理していくために、センサーを活用したモニタリングシステム、点検システムでの状態把握や、ロボット、ドローンを活用した点検員が行きづらい箇所の点検の実施、AI(人工知能)を活用した解析など、ICTを活用することが期待されています。現在様々なICT技術の実証事業が行われており、社会実装が進みつつあります。
ICTの活用により点検業務の効率化が期待されます。さらに将来的にはAIを活用した予測保全による維持管理の高度化が進むと考えられます。
本書では、橋梁、トンネル、道路舗装を中心とした社会インフラの点検、モニタリング、診断でのICT活用に関する国や参入企業の動向、市場の現状と課題を整理し、今後の市場のあり方について考察を行いました。
レポート詳細
調査範囲
- 対象社会インフラ:橋梁、トンネル、道路舗装など
- 対象技術:モニタリングシステム(常設)、点検システム(ポータブル)、点検システム(車載)、ロボット、ドローン、AI
ヒアリング対象企業・団体
• システム開発事業者・団体:
株式会社イクシス
JIP テクノサイエンス株式会社
株式会社ジャスト
首都高技術株式会社
株式会社 TTES
長野計器株式会社
西松建設株式会社
株式会社日本海コンサルタント・日本ユニシス株式会社
三井住友建設株式会社
モニタリングシステム技術研究組合(RAIMS)
• センサーメーカー:
セイコーエプソン株式会社
• 自治体:
品川区 道路課
調査のポイント
- 橋梁、トンネル、道路舗装の数、老朽化の現状、点検の実態
- 国の政策、実証事業動向
- ICT 技術ごとの特長、事業動向を整理、各技術の位置づけ
- 市場規模予測(サービス/ハードウェア別、ICT 技術別)、普及のための課題、普及促進要因、方向性
- ビジネスモデル、商流
目次
はじめに
調査概要
調査範囲、定義
総括
Ⅰ.社会インフラをめぐる社会環境
1.社会インフラが抱える課題
2.点検員の減少
3.社会インフラの数、老朽化の現状
(1)橋梁
1)数
2)建設年数(老朽化の進行状況)
(2)トンネル
1)数
2)建設年数(老朽化の進行状況)
(3)舗装
1)延長
2)道路分類(損傷の進行状況)
4.予防保全型維持管理の推進
5.点検実施状況
(1)橋梁、トンネルの定期点検要領の概要
(2)舗装の定期点検要領
(3)定期点検、補修の実施状況
1)橋梁
① 定期点検実施率
② 判定区分の割合
③ 修繕着手率
2)トンネル
① 定期点検実施率
② 判定区分の割合
③ 修繕着手率
3)舗装
6.構造物管理者の点検実施体制
(1)「定期点検要領」策定による点検実施体制の変化
(2)地域一括発注
7.定期点検要領の見直し(2019年度~)
Ⅱ.政策、実証事業
1.全体の動向
2.政策動向
(1)国土交通省 関連動向
1)2019年度予算概算要求
2)i-Construction
3)関連委員会
① 関連する主な委員会、会議
② 社会資本の老朽化対策会議
③ 社会資本メンテナンス戦略小委員会
④ 道路メンテナンス技術小委員会
⑤ 道路技術小委員会
⑥ 基本政策部会
⑦ 次世代社会インフラ用ロボット開発・導入検討会
(2)内閣官房「インフラ老朽化対策の推進に関する関係省庁連絡会議」
(3)インフラメンテナンス国民会議
(4)未来投資戦略2018
3.実証事業
(1)SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
1)プログラム「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」プログラム概要
2)研究開発課題一覧
① モニタリング・診断技術
② 情報・通信技術
③ ロボット技術
(2)社会インフラのモニタリング技術活用推進検討委員会
1)委員会概要
2)WG研究開発テーマ、評価結果一覧
(3)社会インフラ用ロボット現場検証委員会
1)委員会概要
2)橋梁維持管理用ロボット 評価概要、現場検証技術一覧
3)トンネル維持管理用ロボット 評価概要、現場検証技術一覧
(4)NEDO「インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト」
1)プロジェクト概要
2)研究開発課題一覧
(5)土木研究所「AIを活用した道路橋メンテナンスの効率化に関する共同研究」
Ⅲ.ICT活用の現状と展望
1.ICT技術の分類、導入メリット
2.各ICT技術の比較、位置づけ
(1)比較一覧表
(2)取得データの精緻さ×価格
(3)各ICT技術の比較、位置づけに関するヒアリングコメント
3.ICT技術の役割
(1)人間の健康管理との比較イメージ
(2)それぞれの役割で適用されるICT技術の種類
(3)ICT技術の役割の拡大
4.市場規模予測
(1)全体
1)サービス/ハードウェア別
2)ICT技術別
3)橋梁でのICT活用率
4)トンネルでのICT活用率
5)道路舗装でのICT活用率
(2)ICT技術別
1)モニタリングシステム(常設)
2)点検システム(ポータブル)
3)点検システム(車載)
4)ロボット
5)ドローン
6)AI
(3)普及のための課題、普及促進要因と方向性
5.ビジネスモデル、商流
6.ICT技術活用の課題、展望に関するヒアリングコメント
Ⅳ.各ICT技術を活用したシステム、サービスの事業動向
1.モニタリングシステム(常設)
(1)システム概要
(2)事業動向、ビジネスモデル
(3)課題、方向性
(4)システム事例
2.点検システム(ポータブル)
(1)システム概要
(2)事業動向、ビジネスモデル
(3)課題、方向性
(4)システム事例
3.点検システム(車載)
(1)システム概要
(2)事業動向、ビジネスモデル
(3)課題、方向性
(4)システム事例
1)橋梁、トンネル向けシステム
2)道路舗装向けシステム
4.ロボット
(1)システム概要
(2)事業動向、ビジネスモデル
(3)課題、方向性
(4)システム事例
1)橋桁の裏側や橋桁内部用点検ロボット
2)斜張橋ケーブル点検用ロボット
5.ドローン
(1)システム概要
(2)事業動向、ビジネスモデル
(3)課題、方向性
(4)システム事例
6.AI(人工知能)
(1)システム概要
(2)事業動向、ビジネスモデル
(3)課題、方向性
(4)システム事例
7.要素技術の動向
(1)センサー
1)センサーの方式(光ファイバーセンサーと電気式センサー)
2)センサー種類
(2)その他要素技術
Ⅴ.主要企業へのヒアリング個票
1.ヒアリング結果一覧
(1)取組動向
(2)市場への見解
2.システム開発事業者・団体
(1)株式会社イクシス
(2)JIPテクノサイエンス株式会社
(3)株式会社ジャスト
(4)首都高技術株式会社
(5)株式会社TTES
(6)長野計器株式会社
(7)西松建設株式会社
(8)株式会社日本海コンサルタント/日本ユニシス株式会社
(9)三井住友建設株式会社
(10)モニタリングシステム技術研究組合(RAIMS)
3.センサーメーカー
(1)セイコーエプソン株式会社
4.自治体
(1)品川区 道路課
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