レポート概要
■本誌の特徴等
1. 調査目的
「空気電池」に関する公開件数、出願人(共同出願人)、発明者、特許分類、キーワードなどに対し、ランキング、時系列推移、技術分布図など様々な観点から分析したパテントマップおよび、パテントチャートを作成し、
(1) どの空気電池関連企業にどのような技術の公開があるか、
(2) 各企業の技術開発動向はどのように推移しているか、
(3) 最近10年余における関連技術の出現・消失状況はどのようになっているか、
(4) 各企業間の連携状況はどのようになっているか、
(5) 直近2年間における企業および技術の注目すべき動向は何か、
(6) この分野に強い弁理士(特許事務所) と企業の利用状況はどうか、
等を明確にして、今後の開発の指針決定に役立てようとするものである。
2.特許情報の収集方法
本調査報告書は、「空気電池」の過去10年余(国内公開日:2008年1月1日~2018年10月31日)に及ぶ公開特許について、検索、収集した。また、報告書作成には、パテントマップ作成支援ソフト「パテントマップEXZ」(インパテック(株)製)を使用した。
特許情報公報の総数は 4,022 件 である。
3. 報告書の構成
本報告書は、以下の3つの部分から構成されている。
1. パテントマップ編
A. 直近2年間に新規出現した出願人、分類による動向分析(2016年11月~2018年10月)
B. 全般分析
C. 上位20出願人比較分析
D. 上位5出願人個別分析
(1位トヨタ自動車、2位パナソニック、3位日産自動車、4位日本碍子、5位日本電信電話)
E. 上位4出願人比較分析)
F. 上位20特許分類分析
G. 特定特許分類分析
G-1. 特定特許分類分析(1)
・FI分類(深さ18) ・Fターム分類(深さ10)
G-2. 特定特許分類分析(2)
・FIメイングループ分類(深さ8) ・Fターム分類(深さ8)
H. キーワード分析
※キーワードは本文および書誌事項から抽出した。
下記2グループの観点から分析を行った。
(1) 種類系(リチウム・空気電池など5個)
(2) 目的・効果系(耐久性など16個)
I. 弁理士(特許事務所)の動向分析
2. パテントチャート編
3. 総括コメント
4. 本報告書の特徴
● 「空気電池」に関する最近10年あまり、さらには直近2年間(最新月まで)の
技術動向が分かりやすく把握できる。
● 本技術分野に関連する弁理士(特許事務所)の動静が読み取れる。
● パテントマップ、パテントチャートで視覚的に理解しやすい。
レポート詳細
目次
はじめに
調査分析結果
I.パテントマップ編
A.直近2年間に新規に公開された出願人、分類による動向分析(2016年11月~2018年10月)
・上位40出願人別公開件数ランキング
・技術分類(上位40FI、上位40Fターム)別公開件数ランキング
・上位40出願人別公開件数伸長率マップ
など4マップを掲載。
【資料1、2】直近2年間に新規に出現したFIとFタームの分類リスト(上位100)
B.全般分析
「テーマ」の全体動向について
・全体の技術開発ライフサイクル
・件数推移、出願人数推移、新規発明者数推移、新規技術分類数推移のマップ
・出願人、発明者、技術分類ごとの公開件数ランキングマップ
・期間、出願人を着眼点とした技術分類別公開件数マップ
・出願人、技術分類の出現・消失状況マップ
・出願人、発明者、技術分類の伸長率マップ
など23マップを掲載。
C.上位20出願人比較分析
上位20出願人を比較分析するための
・公開件数、共同出願人数、新規発明者数推移を比較するマップ
・上位20出願人と上位20技術分類の相関マップ
・審査権利状況
・公開件数の伸びと技術分類の構成率の比較
・技術分類数と発明者数による出願人分布
など11マップを掲載。
D.上位5出願人個別分析
(1位トヨタ自動車、2位パナソニック、3位日産自動車、4位日本碍子、5位日本電信電話)
上位5出願人をそれぞれ個別に分析を行うための
・各出願人の技術分類上位20による公開件数推移マップ
・各出願人の技術分類上位40とキーワード上位40による出現・消失状況マップ
・各出願人の独自技術分類、独自キーワードを分析するマップ
・各出願人の共同出願人
など37マップを掲載。
E.特定4出願人比較分析
特定4出願人を比較分析するための
・各出願人の技術分類の公開件数、公開件数推移の比較マップ
・各出願人の公開件数の出現・消失状況、伸び変遷マップ
・各出願人と技術分類との相関マップ、出願人の技術分類別ランキングマップ
など10マップを掲載。
F.上位20特許分類分析
上位20FIサブグループ、上位20Fタームを分析するための
・前期間と後期間による技術分類の公開件数比較マップ
・技術分類別の出願人数、発明者数比較マップ
・公開件数、出願人数、発明者数の各推移マップ
など10マップを掲載。
G.特定特許分類分析
G-1では、FI分類、Fターム分類を各々一つ指定し、その技術分類における
・出願人別公開件数推移、新規出願人数推移、新規発明者数推移を分析するマップ
・分類の公開件数伸長率変遷マップ、出願人別公開件数ランキングマップ
など12マップを掲載。
G-2では、さらに、FIメイングループ分類を1個、Fターム分類を複数指定し、
それらの技術分類における
・出願人別、分類別公開件数の各ランキングマップ及び公開件数推移マップ
・FIメイングループ分類とFターム分類、FIメイングループ分類と出願人の各公開件数相関マップ
など14マップを掲載。
H.キーワード分析
・キーワードの出現・消失状況を分析するマップ
・キーワードの伸長率を分析するマップ
・種類系キーワードの出願人数推移マップ
・目的・効果系キーワードの出願人数推移マップ
など11マップを掲載。
I.弁理士(特許事務所)の動向分析
・弁理士別の公開件数、公開件数推移マップ
・上位40弁理士と上位20FIメイングループの相関マップ
など3マップを掲載。
II.パテントチャート編
パテントチャートでは、特定の出願人を指定し
・公報図等を含む時系列チャート、Fターム分類と発明者のマトリクスチャート分析
・特定Fターム分類の技術分類マトリクスチャート
・注目特許のサイテーションマップ
など6マップを掲載。
III. 総括コメント
参考資料
【資料3】出願人統合リスト
【資料4】上位5出願人の発明者リスト
【資料5】パテントマップ・パテントチャートの種別と見方