目次
◎口 絵
◎発刊にあたって
◎監修者・編集委員・執筆者一覧
第1編 薄膜材料の特性と特徴
第1章 薄膜の特性と特徴
第1節 薄膜とは 《權田 俊一》
薄膜の定義と表現/薄膜の歴史/機能をもつ工学薄膜の展開/21 世紀の進展
第2節 薄膜の特徴 《近藤 高志》
薄膜が選択される理由/薄膜特性の起源
第3節 薄膜の作製方法 《近藤 高志》
各種の薄膜作製法/気相堆積のプロセス/基板上での薄膜堆積の微視的過程/
薄膜の成長様式/エピタキシー
第4節 薄膜の特性と評価 《田畑 仁》
薄膜とは/薄膜の特性とその評価
第5節 第一原理計算と機械学習による薄膜設計(磁性薄膜系を中心に)
《小口 多美夫/中村 浩次》
第一原理計算の概要(手法の開発経緯を中心に)/第一原理計算の表面・
薄膜系への応用/磁気配置による磁気異方性/第一原理計算の現状と機械学習/
第一原理計算と機械学習との組合せによる薄膜設計
第2章 薄膜材料の電気特性
第1節 電気伝導 《勝本 信吾》
電気伝導と測定/古典的電気伝導/薄膜構造の効果/量子伝導/単電子帯電効果
第2節 電流磁気効果 《勝本 信吾》
磁場と電気伝導/2 次元系における結晶異方性の効果/2 次元系のサイクロ
トロン運動と関連する伝導現象
第3節 熱電効果 《勝本 信吾》
熱電効果の線形係数/熱電素子/キャリア分布と熱電係数/薄膜効果/熱電係数の測定
第4節 ピエゾ抵抗 《勝本 信吾》
ピエゾ抵抗係数/体積効果とピエゾ抵抗/ダイヤモンド型,閃亜鉛鉱型結晶の
ピエゾ抵抗係数/ピエゾ抵抗テンソルの計算モデル/低次元電子系とピエゾ抵抗
効果/細線構造の巨大圧力応答/圧力印加相転移によるピエゾ抵抗
第3章 薄膜材料の誘電特性
第1節 誘電率・分極 《大見 俊一郎/工藤 聡也》
誘電体の分類/誘電率/分極/誘電率の交流特性
第2節 圧電効果 《神野 伊策》
圧電材料/圧電効果と圧電定数/圧電材料の薄膜化
第3節 強誘電体 《喜久田 寿郎》
強誘電ドメイン構造/ドメインスイッチング/自発分極/強誘電相転移の現象論
第4章 薄膜材料の固液界面特性 《 田畑 仁》
電気二重層(静的固液界面の性質)/電解質溶液論(デバイ長の算出)
第5章 薄膜材料の磁気特性
第1節 磁性薄膜の分類 《宮﨑 照宣》
第2節 軟磁性薄膜 《宮﨑 照宣》
ソフト磁性材料開発のアプローチと開発の経緯/結晶質薄膜/アモルファスおよび
微結晶薄膜/グラニュラー薄膜/複合薄膜
第3節 磁気抵抗効果 《久保田 均/湯浅 新治/宮﨑 照宣》
強磁性金属における異方性磁気抵抗効果/金属人工格子・多層膜における巨大磁気
抵抗効果/強磁性トンネル接合におけるトンネル磁気抵抗効果
第4節 ホイスラー合金薄膜 《桜庭 裕弥》
ホイスラー合金の構造とスピン分極率/ホイスラー合金単結晶薄膜の作製法/
ホイスラー合金薄膜の原子規則度の評価方法
第6章 薄膜材料の光学特性
第1節 透過・反射 《矢口 裕之》
薄膜の光学
第2節 吸 収 《市野 邦男》
薄膜における光吸収のメカニズムによる分類/半導体(結晶)における吸収
第3節 発 光 《市野 邦男》
薄膜における発光のメカニズムによる分類/原子,イオンのエネルギー準位に
基づく発光/分子のエネルギー準位に基づく発光/半導体(結晶)の
エネルギー準位に基づく発光
第4節 電気光学効果 《山田 実》
電気光学効果とは/強誘電体材料での屈折率変化の表現/ポッケルス効果/
カー効果/フランツ・ケルディッシュ効果/量子閉じ込め構造での電界効果/
非常に薄い薄膜での電気光学効果/電気光学効果の応用
第5節 磁気光学効果 《内田 裕久/井上 光輝》
磁気光学効果の基礎/磁気光学材料/磁気光学効果のエンハンスメント/
磁気光学効果の観察・測定法/磁気光学効果の応用
第6節 光伝導・光起電力 《金光 義彦》
光伝導/光起電力
第7章 薄膜材料の力学特性
第1節 応力・ひずみ 《佐々木 信也》
内部応力/内部応力測定法/内部応力の制御
第2節 ヤング率と硬さ 《佐々木 信也》
ナノインデンテーション/AFM によるインデンテーション/レーザ励起表面弾性波法
第3節 密着性 《佐々木 信也》
密着性と付着力/密着性の評価/密着性の向上
第4節 トライボロジー 《佐々木 信也》
トライボロジーの基礎メカニズム/トライボロジー用途に求められる特性/
トライボマテリアルとしてのDLC
第8章 薄膜材料の化学特性
第1節 表面反応 《藤田 大介》
シリコンの熱酸化/シリコン系の窒化/金属の高温酸化
第2節 光触媒 《工藤 昭彦》
光触媒とは/半導体光触媒反応の基礎(水分解の場合)/人工光合成光触媒反応/
環境浄化型光触<媒反応
第3節 腐食性・耐食性 《高井 治》
腐食性/耐食性
第4節 超はっ水性・超親水性 《高井 治》
はっ水性・親水性の基礎/はっ水性・親水性薄膜の形成法と応用/超はっ水
薄膜表面を利用する3次元立体的細胞培養法の開発/超はっ水/超親水パターン化
構造の形成とマイクロ/ナノ集積への応用
第2編 薄膜の作製と加工
第1章 基板と表面処理
第1節 金属基板 《坂入 正敏》
ステンレス鋼基板/非鉄材料
第2節 半導体基板(Si,Ge,SiC) 《有馬 健太》
Si 基板の表面処理/Ge 基板の表面処理/SiC 基板の表面処理
第3節 絶縁体基板
1. ガラス基板 《林 和孝》
ガラス材料の特徴/ガラス基板への要求項目/各種基板ガラスの種類および製造法/
ガラス基板の代表的用途
2. 酸化物単結晶基板 《宮澤 信太郎/望月 圭介》
異種材料における格子整合度と薄膜成長形態/GaN 用酸化物単結晶基板結晶/
第4節これからの基板開発 プラスチック基板 《西 睦夫》
プラスチックとは/基板に期待される役割/プラスチック基板の特性と機能/
プラスチック基板の開発動向
第2章 PVD 法
第1節 真空蒸着法 《矢口 裕之》
真空蒸着を行うための真空の必要性/真空蒸着における3 つの過程/真空蒸着装置/
化合物の真空蒸着
第2節 分子線エピタキシー法(MBE 法) 《朝日 一》
MBE の原理と特徴/固体ソースMBE 装置とMBE 成長/ガスソースMBE 装置と
成長過程/Ⅲ─Ⅴ族化合物半導体のMBE/Si 系半導体のMBE/Ⅱ─Ⅵ族化合物
M半導体のMBE/酸化物半導体のBE/シリサイド,金属間化合物,絶縁物のMBE/
新物質のMBE
第3節 スパッタ法による薄膜作製技術 《星 陽一》
スパッタ法による薄膜の堆積過程/薄膜堆積のための各種スパッタ法
第4節 イオン化蒸着法 《臼井 博明》
イオンを用いた成膜法/薄膜形成におけるイオンの役割/イオンを用いた薄膜形成
第5節 レーザ堆積法(レーザアブレーション法) 《松木 伸行/大久保 勇男》
レーザ堆積の手法開発およびレーザ堆積を用いた新材料創製の歴史概観/
レーザ堆積装置の基本構成とその発展/レーザアブレーション過程/研究応用例/
情報科学との融合による新材料探索への展開
第3章 CVD 法
第1節 熱CVD 法
1. 熱CVD 法の原理 《室田 淳一》
原料ガスの気相中での輸送と表面反応/原料ガスの表面吸着と反応
2. シリコン系半導体膜 《室田 淳一》
反応雰囲気の高清浄化によるエピタキシャル成長の低温化/S(i 100)表面の
吸着水素の脱離と成長表面の平坦化/S(i 100)上での Si?Ge 系エピタキシャル
成長と不純物ドーピング
3. 金属膜 《松永 範昭》
熱CVD 装置の概要/タングステン(W)薄膜の形成/熱CVD─TiN 成膜/
Co 薄膜の成膜技術と配線応用
4. 絶縁膜 《国井 泰夫/由上 二郎/芦原 洋司》
低温CVD 系SiO2 系膜/中・高温CVD 系SiO2 系膜/中・高温CVD 系SiN 系膜
5. ポストスケーリング用材料(有機分子を原料とした熱CVD)
《大下 祥雄/町田 英明》
Ge1-xSnx およびMoS2 薄膜堆積/MoS2 薄膜形成
第2節 プラズマCVD 法
1. 総 論(原理・特徴,装置) 《宮﨑 誠一》
2. シリコン系薄膜 《傍島 靖/伊藤 貴司》
a─Si:H,μc─Si:H の膜成長過程/高速製膜の必要性と高速製膜の実際/
OES 測定による電子温度Te の推定/高速製膜μc─Si:H における膜内欠陥密度分布
3. カーボン系薄膜・構造体 《平松 美根男》
ダイヤモンド薄膜の合成には大量の水素原子が必要/カーボンナノチューブや
グラフェンの製造には触媒金属が必要/DLC 膜の作製にはイオン衝撃が重要
4. 機能性酸化物薄膜(Ti 酸化物系) 《安藤 康高》
熱プラズマと低温プラズマ/減圧低温プラズマCVD/大気圧低温プラズマCVD/
熱プラズマCVD
5. 有機・バイオ応用膜 《白藤 立》
プラズマを用いた有機膜
第3節 MOCVD 法
1. MOCVD 法の原理 《福井 孝志》
MOCVD 用原料/MOCVD 装置/結晶成長機構
2. Ⅲ─Ⅴ族 《福井 孝志》
GaAs 系/InP 系/GaN 系/立体構造の選択成長/量子ナノ構造
3. Ⅱ─Ⅵ族および酸化物半導体 《藤田 静雄》
Ⅱ─Ⅵ族半導体のMOCVD/酸化物半導体のMOCVD/ミストCVD
4. 酸化物(超伝導酸化物・強誘電性酸化物) 《吉田 政次》
超伝導酸化物薄膜/強誘電性酸化物薄膜/強誘電体薄膜のALD
第4節 ALD 法 《町田 英明》
ALD 法の原理/ALD 法の原料/最新ALD 法の状況
第4章 液相薄膜堆積法
第1節 VLS 薄膜・結晶成長法 《松本 祐司/丸山 伸伍》
原理と成長方法/VLS 成長の最近の研究展開
第2節 超臨界流体薄膜堆積法 《百瀬 健》
超臨界流体/製膜原理と均一製膜/埋め込み/デバイス応用/製膜装置
第3節 塗布法 《矢野 満明/佐々 誠彦/小池 一歩》
塗布法の概要/酸化亜鉛薄膜/酸化タングステン薄膜
第4節 インクジェット法 《西 眞一》
インクジェット技術の進歩/インクジェット法による薄膜形成技術の特長/
エレクトロニクスデバイスへの応用/3D 造形技術への応用/国際標準化の動き/
TC─119/今後の展開/新たな基礎研究
第5節 ゾル─ゲル法による薄膜作製 《幸塚 広光》
工程の概要/膜厚について/基材について/薄膜の表面粗さについて/薄膜の
多孔性と緻密性について/薄膜の面内応力について/常圧成膜であることについて
第6節 めっき法 《渡邊 充広/本間 英夫》
めっきの基礎/各種機能における代表的なめっき/プラスチックへのめっき/
エレクトロニクスにおけるめっき
第5章 有機・高分子・生体関連薄膜作製法
第1節 ウェット作製プロセス
1. スピンコート・LB 法 《都倉 勇貴/白鳥 世明》
スピンコーティング/LB 法
2. インクジェット印刷による薄膜作製 《峯廻 洋美》
ダブルショット・インクジェット印刷法の概要と薄膜形成例/結晶成長制御に
印よる単結晶薄膜の刷形成
3. 印刷 《日下 靖之》
有版印刷法の概要/反転オフセット印刷/応用例
第2節 ドライ作製プロセス
1. 真空蒸着法 《吉本 則之》
真空蒸着法の概要/有機薄膜の真空蒸着/アルカリハライド基板上の有機薄膜の
エピタキシー
2. 蒸着重合 《久保野 敦史/松原 亮介》
重合機構による蒸着重合法の分類/蒸着重合成膜技術の展開/蒸着重合高分子
薄膜の応用
第3節 ソフトマテリアルの自己組織化
1. 自己集積化によるチオール系単分子膜形成 《杉村 博之》
自己集積化による単分子膜形成/有機硫黄分子の金表面への吸着とSAM 形成/
有機Se 系SAM/アルカンチオールSAM の赤外線吸収スペクトル
2. 自己組織化ナノ構造体 《小木曽 真樹》
チューブ状自己組織化ナノ構造体(有機ナノチューブ)/チューブ状自己組織化
ナノ構造体(金属錯体型有機ナノチューブ)/中空球状自己組織化ナノ構造体
(有機ナノカプセル)
第6章 パターン化技術
第1節 リソグラフィ 《上野 巧》
リソグラフィの動向/KrF エキシマレーザ(248 nm)リソグラフィ/ArF エキシマ
レーザ(193 nm)リソグラフィ/高解像度化技術/EUV(13.5 nm)リソグラフィ/
電子線リソグラフィ
第2節 レジスト 《上野 巧》
リソグラフィの動向とレジスト/KrF(248 nm)リソグラフィ用レジスト/
ArF(193 nm)リソグラフィ用レジスト/EUV(extreme ultraviolet: 13.5 mm)
リソグラフィ用レジスト/電子線レジスト
第3節 エッチング
1. ウェットエッチングとドライエッチング 《下川 房男》
ウェットエッチング/ドライエッチング
2. 原子層エッチング 《篠田 和典》
原子層エッチングの概要/原子層エッチングの各種手法
第4節 ナノインプリンティング 《平井 義彦》
ナノインプリンティング/熱ナノインプリント/光ナノインプリント/
モールド技術/装置・材料・プロセス技術と応用/今後の展開
第7章 薄膜の加工/改質技術
第1節 研磨平坦化(CMP)技術 《近藤 誠一》
半導体プロセスへのCMP 技術の導入/CMP の分類と平坦化の課題/CMP 装置と
研磨プロセス/CMP スラリー/Cu 配線のバリアメタル膜の積層化/メタルCMP に
おけるガルバニック腐食の課題
第2節 (再)結晶化アニール技術 《堀田 將》
(再)結晶化アニール技術の概要/基本技術/レーザによる溶融結晶化技術/
固相結晶化技術
第3節 原子層無損傷プラズマエッチング技術 《寒川 誠二》
プラズマエッチングとは/中性粒子ビーム源とプラズマエッチングにおける
紫外線照射効果/22 nm 世代以降の縦型フィントランジスタへの応用/
無欠陥ナノ構造の作製とその特性/原子層レベル表面化学反応の制御
第4節 レーザ加工・改質 《沖原 伸一朗》
薄膜加工・改質におけるレーザ加工
第5節 電子線・放射線による加工・改質 《瀬古 典明/植木 悠二》
電子線のエネルギーと透過力/電子線による材料加工
第6節 ビーム加工 《松井 真二》
電子ビームリソグラフィ/集束イオンビーム技術/ビーム励起表面反応
第7節 イオン注入 《黒井 隆》
イオン注入の特徴/イオン注入装置/イオン注入のアプリケーション/
イオン注入技術の新しい応用
第8節 SPM 加工 《杉村 博之》
化学反応を介した表面ナノ加工/局所的電気化学反応誘起とSPM ナノ加工/
可逆的酸化還元ナノ化学変換/単分子膜レジストを用いた走査型プローブリソグラフィ
第3編 薄膜・表面・界面の分析・評価
第1章 薄膜・表面・界面の分析評価法
第1節 電子線 《深谷 有喜》
電子線の特性/電子線を用いた実験手法
第2節 イオンビーム 《城戸 義明》
SIMS/PIXE/RBS/ISS
第3節 陽電子消滅法 《上殿 明良》
陽電子消滅の原理/原子層堆積法によりGaN 上に形成したAl2O3 の評価
第4節 吸収・反射・発光 《秩父 重英》
光吸収・光反射/発 光/空間分解および時間分解発光計測
第5節 赤外分光とラマン散乱分光 《石谷 善博》
赤外分光とラマン散乱分光の物理/赤外分光/ラマン散乱分光
第6節 放射光を用いた薄膜の電子状態評価 《組頭 広志》
酸化物ナノ構造の放射光解析/酸化物ナノ構造材料への応用における課題と
課題解決のための実験装置/酸化物量子井戸構造を用いた強相関電子の2 次元
閉じこめ/強相関デバイスにおける表面キャリア注入時の界面電子状態解析
第7節 薄膜のX 線回折 《斎藤 啓介》
光学系の選択/測定手法
第8節 光電子分光(XPS,UPS) 《宮﨑 誠一/大田 晃生》
分析手法の分類と歴史/測定原理/内殻光電子信号とスピン軌道相互作用/
内殻光電子とオージェ電子の違い/光電子脱出深さ(非弾性平均自由行程)/
光電子強度および光電子脱出角依存性/バックグラウンドの発生および除去/
プラズモン/組成元素の定量分析/極薄膜の膜厚評価/化学結合状態の決定・
定量評価/内殻光電子エネルギー損失スペクトによる極薄絶縁膜のエネルギー
バンドギャップの測定/価電子帯不連続量の決定バンド不連続の測定法/
光電子カットオフエネルギーによる仕事関数および電子親和力評価/
光電子収率分光法(PYS;total photoelectronyield spectroscopy)
第9節 走査プローブ顕微鏡 《菅原 康弘》
STM の動作原理/STM の観察例:S(i 111)7×7 再構成表面/
AFMの動作原理/AFMの動作方式
第2章 薄膜分析・評価対象各論
第1節 膜厚分析
1. 原子間力顕微鏡(AFM) 《中島 秀郎/粉川 良平》
原 理/測定法/AFM の発展・展開
2. 白色干渉法 《小野田 有吾/柳川 香織》
白色干渉法の原理/層断面解析の測定例
3. レーザ走査型顕微鏡 《藤井 岳直》
薄膜への応用/LSM の最新技術
4. SEM/TEM による膜厚測定 《保田 英洋》
FIB─SEM 複合機による断面試料作製方法と膜厚測定
5. X 線光電子分光法,X 線反射率法 《東 康史》
原 理/測定法の特徴,注意点
第2節 組成分析 《田中 彰博/大川 登志郎/大岩 烈》
薄膜・表面・界面の分析とLambert─Beer の法則(散乱断面積)/
特性X 線や単色化X 線による励起と定性分析(想定外X 線による励起の問題)/
XPS の定量分析(励起断面積・放出方位分布・マトリクス効果・検出器・計数機)/
X 線・電子線による内殻励起と定性分析/イオンによる励起と定性分析/
オージェ電子分光法の定量分析/その他の手法(ESD, PSD, SIMS, SNMS, ISS, RBS)/
膜構造測定と深さ方向分析(Sputter Depth Profiling とThickogram)/
極薄表面構造の解析とHAXPES による界面計測の拡張
第3節 形態分析(粒子ビームを用いた分析) 《梅澤 憲司/本多 信一》
オージェ電子分光法(AES;Auger Electron Spectroscopy)/
低速イオン散乱分光法(LEIS;Low Energy Ion Beam Scattering)/
低速原子散乱分光法(LEAS;Low Energy Atom Scattering Spectroscopy)/
透過電子顕微鏡(TEM;Transmission Electron Microscope)/
走査電子顕微鏡(SEM;Scanning Electron Microscope)
第4節 結晶性(RHEED 法を中心として) 《深谷 有喜》
RHEED の特徴/RHEED パターンから得られる情報/RHEED 強度から得られる情報
第5節 化学結合状態 《宮﨑 誠一》
特性X 線,蛍光X 線,X 線吸収を利用する分析/入射電子線の非弾性散乱を
利用した化学結合状態分析/電子放出を利用した化学結合状態分析/
化学結合・格子における固有振動(フォノン)による状態分析
第6節 薄膜の機械的特性評価 《佐々木 信也》
トライボロジー特性の評価/トライボロジー特性の評価試験機/留意すべきこと
第7節 薄膜の表面・界面制御と信頼性 《??信 淳》
原子スケールで制御された薄膜における表面界面制御とその評価
第8節 電気化学特性
1. 薄膜材料の電気化学測定 《桑畑 進》
電気化学反応の基礎/電気化学計測/サイクリックボルタンメトリー/
薄膜のサイクリックボルタンメトリー(可逆系)/薄膜のサイクリック
ボルタンメトリー(非可逆系)/サイクリックボルタンメトリーへの
電気二重層容量の影響/電気化学的活性を有する薄膜の電気化学的分析法の実例
2. 単分子膜・薄膜材料の電気化学特性と分子レベル構造解析 《吉本 惣一郎》
自己組織化単分子膜/金属錯体の電気化学挙動
第4編 薄膜技術の応用と展望
第1章 電子デバイス
第1節 LSI
1. MOSFET 用薄膜と展望 《最上 徹》
MOSFET 用薄膜とデバイススケーリング則/MOSFET 構造の進化/MOSFET 用
シリサイド膜とLSI 用金属膜/技術展望
2. ゲート絶縁膜 《鳥海 明》
先端Si─CMOS/ゲートスタック形成プロセス/HK ゲートスタックの特徴的
振る舞い/Non─SiFET/今後の展開
3. MOS チャネル用新材料 《高木 信一》
新MOS チャネル材料の必要性/SiGe/Ge/GeSn/Ⅲ─Ⅴ族化合物半導体/2 次元材料
4. メモリセル用薄膜:DRAM キャパシタ用薄膜 《稗田 克彦》
DRAM の基本動作原理/メモリセル構造の変遷:リーク電流の低減と蓄積容量
(CS)の確保/キャパシタ材料とキャパシタ薄膜作製プロセス/Gb 世代における
高誘電体キャパシタ絶縁膜の作製プロセスとその課題/1X nm,1Y nm,1Z nm 世代に
おけるDRAM キャパシタの技術動向とその課題/塗布法を用いた抵抗変化素子の作製
5. 3 次元フラッシュメモリ用薄膜 《三谷 祐一郎》
トンネル膜/電荷蓄積層膜(チャージトラップ膜)/ポリシリコンチャネル/今後の課題
6. FeRAM 用キャパシタ薄膜:PZT 系 《山川 晃司》
FeRAM の動作原理/強誘電体キャパシタ材料とFeRAM の作製プロセス/
FeRAM 用キャパシタの課題と動向
7. MRAM 用強磁性トンネル接合薄膜 《斉藤 好昭》
MRAM のセル構造と動作原理/MTJ 膜構造/薄膜作製装置と作製プロセス/
今後の展望と課題
8. 相変化メモリ 《髙浦 則克》
相変化メモリの動作原理/相変化材料の成膜技術/相変化メモリのメモリ
セル構造/相変化メモリの動向と課題
9. 不揮発性メモリおよび人工知能用ReRAM 《秋永 広幸/島 久/内藤 泰久》
ReRAM の動作原理とメモリ動作の特徴/不揮発性アナログ抵抗変化素子としての
応用/まとめ:成膜技術開発の必要性
10. SOI 《小椋 厚志》
SOI 基板の製造方法/SOI デバイス
第2節 化合物電子デバイス
1. 高電子移動度トランジスタ(HEMT) 《原 直紀》
素子構造と動作原理/HEMT の高性能化/HEMT の応用例
2. ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT) 《本城 和彦》
動作原理/薄膜半導体中の電子走行時間/実際のデバイス構造/HBT の回路応用
第3節 パワーデバイス
1. シリコンパワー素子 《大村 一郎》
低耐圧パワーMOSFET/高耐圧パワーMOSFET/IGBT/シリコンパワー素子の今後について
2. 炭化ケイ素(SiC)パワーデバイス 《木本 恒暢》
SiC 半導体材料/SiC パワーデバイスの特徴/SiC パワーダイオード/
SiC パワースイッチングデバイス
3. ガリウムナイトライド(GaN) 《葛原 正明》
AlGaN/GaN HEMT の動作原理とノーマリーオフ動作/AlGaN/GaN HEMT の
高耐圧化/縦型GaN トランジスタへの期待と課題
4. ダイヤモンド 《牧野 俊晴》
ダイヤモンドの材料物性/高濃度不純物ドーピングによるn 型・p 型伝導制御/
ショットキーpnダイオード/反転層型MOSFET
5. 酸化ガリウム 《藤田 静雄》
酸化ガリウムの特徴/β 型酸化ガリウムを用いたデバイス/α 型酸化ガリウムを
用いたデバイス/その他の結晶形を用いたデバイス
第4節 量子効果デバイス
1. SQUID 《田中 三郎》
動作原理/FLL 回路/LTS─SQUID とHTS─SQUID/感 度
2. 超伝導量子集積素子 《日高 睦夫》
超伝導体の巨視的量子効果/デジタル回路/量子アニーリング回路/
ゲート方式量子コンピュータ
3. ダイヤモンド量子センサ 《波多野 睦子》
NV センタの電子スピンの特徴と高感度センサの原理/NV センタの形成方法/
高感度な計測とその応用例
4. スピントルク発振素子 《久保田 均》
スピントルクが誘起する磁化の発振/種々のタイプのスピントルク発振素子/
スピントルク発振素子の応用
第2章 光部品
第1節 光学多層膜光部品
1. 反射防止膜 《國分 崇生》
光学薄膜の特性計算/単層反射防止膜/2 層反射防止膜/3 層反射防止膜/
4 層反射防止膜/等価膜と多層反射防止膜/超低屈折率材料の出現と反射防止膜
2. ミラーおよびフィルタ 《國分 崇生》
反射増強膜(ミラー類)/波長分割膜(フィルタ類)/光路・光量分割膜
(ビームスプリッター類)/その他の光学薄膜
3. 光学薄膜の評価方法 《國分 崇生》
光学特性の測定と評価/レーザ耐久性の測定
第2節 光導波路デバイス
1. 石英系光導波路デバイス 《高橋 浩》
石英系光導波路の作製方法と伝搬特性/AWG 波長合分波器/光スイッチ/
コヒーレント検波回路
2. 有機光導波路デバイス(高速光変調に向けて) 《横山 士吉》
EO ポリマー光導波路変調器/EO ポリマー/高性能EO ポリマー変調器/
ハイブリッドEO 変調器による100 Gbit/s OOK
3. シリコンフォトニクス 《堀川 剛/志村 大輔/鄭 錫煥/岡山 秀彰/最上 徹》
シリコンフォトニクス素子の構造と性能/技術展望
第3節 発光ダイオード
1. 発光ダイオード 《伴 雄三郎》
基本構造および発光原理/発光出力(発光効率)/発光波長/作製方法/
代表的な各種LED/その他特殊LED
2. 深紫外発光ダイオード 《平山 秀樹》
深紫外発光ダイオード(LED)とは/深紫外LED の応用分野と現状/
深紫外LED の開発の経緯と効率の向上/光取り出し効率の向上と今後の展望
第4節 半導体レーザ
1. ダブルヘテロレーザ 《宮本 智之》
ダブルヘテロレーザとは/半導体レーザの歴史/キャリア注入/発光・光増幅
および発振/ダブルヘテロレーザの構造/光閉じ込め構造/ダブルヘテロ構造の役割/
半導体レーザの材料と波長帯,薄膜製作/半導体レーザの特性
2. 面発光レーザ 《宮本 智之》
面発光レーザとは/面発光レーザの基本構成・基本特性/面発光レーザの応用領域
3. 量子ドットレーザ 《西 研一/武政 敬三/菅原 充》
半導体量子ドットの作製および材料特性/量子ドットを活性層とする半導体レーザ
4. フォトニック結晶レーザ(高ビーム品質・高出力)
《De Zoysa Menaka /吉田 昌宏/石﨑 賢司/野田 進》
重格子フォトニック結晶共振器構造/重格子フォトニック結晶レーザの作製/
重格子フォトニック結晶レーザの特性評価
第5節 半導体受光デバイス 《渡辺 恭志》
光電変換/フォトダイオード/暗電流/ノイズ/解像度
第6節 イメージセンサ 《黒田 理人》
イメージセンサの基本構造と光学系/イメージセンサの動作原理および方式/
イメージセンサの性能と技術動向
第7節 透明導電膜
1. 透明導電膜(ITO を中心に) 《太田 裕道/細野 秀雄》
電気伝導機構/低抵抗化へのチャレンジ/アモルファスITO 薄膜/超平たんITO 薄膜
2. アモルファス酸化物半導体:a─In─Ga─Zn─O
《井手 啓介/片瀬 貴義/野村 研二/雲見 日出也/細野 秀雄/神谷 利夫》
アモルファス酸化物半導体の歴史とその特徴/高移動度の起源:電子構造/
動作不安定性/a─IGZO 中の欠陥種/製膜条件・アニールの効果
第3章 ディスプレイ
第1節 LCD
1. センサ内蔵LCD 《中村 卓》
はじめに(TFT─LCD)/多機能化(センサ内蔵LCD)
2. アモルファスSi TFT 《小林 大士》
アモルファスSi TFT の構造/アモルファスSi TFT の製造工程
3. 低温多結晶Si TFT 《平松 雅人》
エキシマレーザアニールプロセス/その他の結晶化プロセス/レーザ結晶化
poly─Si TFT の問題点/量産を見据えたpoly─Si TFT の進化像
4. 酸化物半導体 TFT を用いた平面ディスプレイ 《雲見 日出也》
平面ディスプレイ用TFT の技術課題/酸化物半導体TFT の歴史,特徴と応用/
酸化物半導体TFT が駆動する平面ディスプレイの研究開発
第2節 薄膜EL ディスプレイ
1. 無機EL 《大観 光徳》
無機薄膜EL 素子の動作原理と素子構造/薄膜EL ディスプレイの硫化物発
光層材料と薄膜作製方法/薄膜発光層/厚膜絶縁層ハイブリッド型EL 素子
2. 有機EL 《清水 貴央》
有機EL ディスプレイの特徴/画素駆動用トランジスタ/有機EL デバイス/
フレキシブル有機EL ディスプレイ/フレキシブル有機EL ディスプレイの課題
第3節 PDP 《北川 雅俊》
PDP の構造と原理/PDP の実際と課題/構成する材料と薄膜/PDP の進化と薄膜技術
第4章 記 録
第1節 HDD 《髙岸 雅幸/前田 知幸》
記録・再生ヘッド用薄膜磁性材料/磁気記録媒体
第2節 記録型光ディスク 《宮川 直康》
書き換え型光ディスク/追記型光ディスク/今後の展望とまとめ
第3節 薄膜テープ 《立花 淳一》
蒸着テープ/スパッタテープ
第4節 磁気抵抗効果メモリ
1. 不揮発性メモリSTT─MRAM 《湯浅 新治》
磁気トンネル接合MTJ と不揮発性メモリMRAM/スピン移行トルクとSTT─MRAM/
面内磁化STT─MRAM と垂直磁化STT─MRAM
2. VT(voltage torque)─MRAM 《野﨑 隆行》
VCMA 効果の概要/VCMA 効果を利用した磁化反転制御法/VT─MRAM 実現に向けた課題
3. SOT─MRAM およびvoltage─control spintronics memory(面内磁化方式の
MTJ 素子を用いて) 《與田 博明/大沢 裕一/加藤 侑志/下村 尚治》
スピントロニクス物理による書き込みエネルギー低減/スピントロニクスメモリの応用例
4. SOT─MRAM 《深見 俊輔/林 将光》
5. レーストラックメモリ 《林 将光》
第5章 センサ
第1節 薄膜ガスセンサ 《島ノ江 憲剛/渡邉 賢/末松 昂一》
半導体ガスセンサ/固体電解質ガスセンサ/薄膜ガスセンサの今後の展開
第2節 力学センサ 《年吉 洋》
静電容量センサの原理/静電容量検出機構の構成例/静電駆動力による零位法/
薄膜プロセスによる可変容量の製法/加速度センサ/シリコン・マイクロフォン/
ジャイロスコープ/集積化MEMS 技術
第3節 磁気センサ
1. 磁気記録再生ヘッド 《中谷 友也/湯浅 新治》
再生ヘッドの概要/サイドシールド構造/TMR センサ/CPP─GMR センサ/
新規再生ヘッド構造
2. TMR 磁気センサ 《安藤 康夫》
磁気抵抗素子を用いた高感度磁気センサ/TMR センサの非破壊検査応用/
TMR センサの多様な応用
3. TMR を用いた心磁,脳磁センサ 《安藤 康夫》
強磁性トンネル磁気抵抗効果(TMR)素子センサ/TMR 素子による心磁図測定/
TMR 素子による脳磁図測定/TMR 高感度生体磁気センサの将来展望
第4節 赤外線センサ 《石田 謙司》
赤外線の放射とスペクトル/赤外線センサの種類と材料/赤外線センサの性能
評価指数/赤外線センサ利用における周辺薄膜技術
第5節 においセンサ 《荒川 貴博/三林 浩二》
におい計測のための生化学式ガスセンサ「バイオスニファ」/
生体由来のにおい成分計測用センサ/においの可視化計測技術
第6節 味覚センサ 《都甲 潔》
味覚センサの原理/基本味応答/食品の味
第7節 バイオセンサ 《民谷 栄一》
バイオセンサ開発の変遷/ナノテクノロジーとバイオセンサ/マイクロ流体
デバイスとバイオセンサ/遺伝子センサの開発動向/バイオセンサの実用化への展開/
IoT と連携するバイオセンサ/今後の展開
第8節 フレキシブル・ストレッチャブルエレクトロニクス 《関谷 毅》
背景と目的/フレキシブルエレクトロニクス/フレキシブルエレクトロニクスの
具体的事例/ストレッチャブルエレクトロニクス/課題と将来展望
第6章 環境・エネルギー
第1節 シリコン太陽電池 《吉河 訓太》
シリコン太陽電池について/高効率化に必要な要素/結晶シリコン太陽電池(PERC)/
薄膜シリコン太陽電池/ヘテロ接合太陽電池/さらなる高効率に向けて
第2節 CIS 系薄膜太陽電池 《櫛屋 勝巳》
CIS 系薄膜太陽電池技術の歴史的経緯/CIS 系薄膜太陽電池技術の目指す方向性
第3節 色素増感太陽電池 《荒川 裕則》
色素増感太陽電池の基本構造とその作製法/色素増感太陽電池の性能/
高性能化への課題/環境発電デバイスとしての実用化
第4節 有機無機ペロブスカイト太陽電池 《池上 和志》
ペロブスカイト太陽電池の基本的構造/ペロブスカイト太陽電池の特徴/
ペロブスカイト太陽電池の層構成とペロブスカイト層の製膜/プラスチック基板に
作る太陽電池の作製/ペロブスカイトモジュール製造に向けた薄膜作製法の開発
第5節 人工光合成(水の分解による水素製造) 《阿部 竜》
研究の歴史/太陽光水素製造の実用化に向けて:可視光利用の必然性と難しさ/
植物の光合成を模倣した2 段階可視光励起型水分解/新規可視光応答型酸ハロゲン
化物系半導体
第6節 二次電池 《桑田 直明》
薄膜電池の構造/リチウムイオン電池の原理/薄膜電池の実用化/正極薄膜/
固体電解質薄膜/負極薄膜
第7節 燃料電池 《西村 靖雄》
燃料電池の原理と基本構成/燃料電池の種類と特徴/補機(周辺機器類)の仕様の
共通化,小型システム開発,新たな補機導入などの効果/解析・評価技術/
成果や共通的技術課題などの共有化
第8節 ゼオライト分離膜 《松方 正彦/酒井 求》
ゼオライトの構造的特徴/ゼオライトの薄膜化/有機溶剤脱水プロセス/
化学産業におけるゼオライト膜の開発展開
第7章 有機・バイオデバイス
第1節 有機発光素子(有機薄膜導波路固体レーザ) 《安達 千波矢》
有機薄膜固体レーザの歴史/レーザ活性材料/レーザ発振特性/電流励起有機半導体レーザ
第2節 π 共役高分子薄膜
1. 階層制御ポリマー 《赤木 和夫》
ヘリカルポリアセチレン/ヘリカルポリアセチレンの形態制御/
ヘリカルポリアセチレンの炭素化・グラファイト化
2. フォトリフラクティブポリマー 《堤 直人》
フォトリフラクティブ現象および機構/フォトリフラクティブ材料/
フォトリフラクティブ複合体/ESR とPYS から見たフォトリフラクティブ性/
研究の応用と今後の展開
3. 導電性高分子 《奥崎 秀典/勝山 直哉》
電気・光学特性/フィルムスピーカーへの応用
第3節 有機半導体トランジスタ
1. 低分子系半導体 《岡本 敏宏》
無機半導体と有機半導体の違い/有機半導体における伝導機構/産業応用を指向した
高移動度を有する有機半導体材料のための分子設計指針/まとめと今後の展望
2. π 共役高分子 《尾坂 格》
ポリチオフェン系材料/ドナー・アクセプタ型高分子半導体
3. デバイス構造とキャリア移動度の支配要因 《中村 雅一》
有機半導体トランジスタの構造/分子軌道とキャリア輸送バンド/有機半導体に
おけるキャリア輸送機構と移動度/その他の特性支配要因
第4節 バイオデバイス
1. マイクロ・拡張ナノ化学デバイス 《森川 響二朗/北森 武彦》
マイクロ・拡張ナノ化学デバイスの作製法/主なマイクロ・拡張ナノ化学デバイス
2. 次世代診断デバイスの表面処理技術 《一木 隆範/竹原 宏明》
miRNA 診断デバイスの表面処理技術/エクソソーム分析デバイスの表面処理技術
3. プラズモンバイオセンサ 《玉田 薫》
伝搬型プラズモンセンサ/局在型プラズモンセンサ
4. バイオナノプロセス:バイオ分子応用ナノ構造作製 《山下 一郎》
はじめに:バイオとナノテクノロジー/タンパク質とデバイス表面/デバイス応用:
特定材料面へのナノ粒子内包生体分子配置/2 次元配列の応用
第8章 2次元材料・デバイス
第1節 グラフェンをはじめとする2 次元材料の合成法 《内田 勇気/吾郷 浩樹》
2次元材料の作製法/グラフェンのCVD 成長/グラフェンの単結晶化に向けた
取り組み/TMDCのCVD 成長/h─BN のCVD 成長/ヘテロ構造の作製
第2節 グラフェンのデバイス応用 《佐藤 信太郎》
グラフェンのトランジスタ応用/グラフェンの配線応用/グラフェンのセンサ応用
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