目次
◇第1章 菌の増殖・繁殖のメカニズムと、抗菌・殺菌・滅菌・除菌のメカニズム◇
第1節 菌の増殖のメカニズムと抗菌・殺菌のメカニズム
1.細菌類
1-1 細菌の増殖に関与する要因
1-2 細菌の増え方
2.カビ
2-1 カビとは
2-2 酵母(酵母用真菌)の増え方
2-3 カビ(糸状菌)の増え方
3.ウイルス
3-1 ウイルスとは
3-2 ウイルスの増え方
4.抗菌・殺菌のメカニズム
4-1 抗菌の定義
4-2 抗菌剤
4-2-1 無菌系抗菌剤
4-2-2 有機系抗菌剤
4-3 無期系化合物の抗菌メカニズム
4-3-1 銀化合物の抗菌作用機序
4-3-2 酸化チタンの抗菌作用機序
4-4 有機系抗菌剤の抗菌メカニズム
4-4-1 キトサン
4-4-2 ヒノキチオール
5.殺菌消毒剤の殺菌のメカニズム
第2節 菌の繁殖のメカニズムと,抗菌・殺菌・滅菌・除菌のメカニズム
1.細菌の種類と特徴
1-1 微生物とくらし
1-2 微生物の種類/分類
1-2-1 細菌
1-2-1-1 形状
1-2-1-2 大きさ
1-2-1-3 構造
1-2-1-4 グラム染色
1-2-1-5 酸素要求性
1-2-1-6 増殖
1-2-2 カビ・酵母
2.微生物制御
2-1 栄養素
2-2 温度
2-3 pH
2-4 酸素
2-5 酸化還元電位
2-6 水分活性
3.抗菌メカニズム
3-1 化学薬剤の種類とその抗菌メカニズム
3-2 薬剤効果と対象微生物
3-3 薬剤の相乗効果
◇第2章 ウイルス増殖のメカニズム、ウイルス不活性・抗ウイルスのメカニズムと効果◇
第1節 ウイルス増殖のメカニズムと,ウイルス不活性・抗ウイルスのメカニズム
1.ウイルス とは
2.ウイルスの種類
2-1 ウイルスの構造・形状
2-2 ウイルスの分類
3.ウイルスの増殖
3-1 ウイルスの増殖機構
3-2 増殖に影響を与える因子
3-2-1 温度および湿度
3-2-2 環境表面
3-2-3 臨床材料およびpH
4.ウイルスの不活化
4-1 ウイルス失活機構
4-2 物理的抗ウイルス(光照射)
4-3 消毒剤
4-3-1 アルコール
4-3-2 次亜塩素酸ナトリウム
4-3-3 次亜塩素酸水
4-3-4 手洗い石けん
4-3-5 カチオン界面活性剤
4-3-6 その他
4-4 医療系の抗ウイルス剤
4-4-1 インターフェロン(IFN)
4-4-2 化学療法剤
4-4-3 その他の薬剤
第2節 UV-LED照射によるウイルス不活化機構
1.紫外線発光ダイオード(UV-LED)の種類と特性
2.ウイルスの構成成分と分類
3.UV-LED照射によるウイルス不活化メカニズム
3-1 UVA-LEDによるウイルス不活化
3-2 UVC-LEDによるウイルス不活化
3-3 UVB-LEDによるウイルス不活化
4.UV-LED照射によるウイルスの不活化の実際
第3節 石けんなどの界面活性剤の抗ウイルス効果と応用
1.界面活性剤
1-1 石けんと合成界面活性剤
1-2 界面活性剤概論
1-2-1 アニオン界面活性剤
1-2-2 カチオン界面活性剤
1-2-3 両性界面活性剤
1-2-4 ノニオン界面活性剤
2.界面活性剤の抗ウイルス効果(インフルエンザウイルス、コロナウイルス)
2-1 アニオン界面活性剤の抗ウイルス効果
2-1-1 インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス効果
2-1-2 インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス効果作用機序
2-1-3 新型コロナウイルスに対する抗ウイルス効果
2-2 カチオン界面活性剤の抗ウイルス効果
2-3 両性界面活性剤の抗ウイルス効果
2-4 ノニオン界面活性剤の抗ウイルス効果
3.その他ウイルスに対する界面活性剤の抗ウイルス効果
4.抗ウイルス効果を有する界面活性剤の応用
◇第3章 抗菌・抗ウイルス効果を持つ材料の設計と性能付与技術◇
第1節 高分子間相互作用を利用した抗菌性材料の開発
1.キトサンを利用したハイドロゲル
1-1 静電的相互作用を利用したキトサンハイドロゲルと薬物担持制御
1-2 親水性を付与した感熱応答性キトサンハイドロゲルによる細胞脱着表面
1-3 ブレンドによるキトサンハイドロゲル
2.キトサン誘導体を用いたブレンドフィルム
3.2,4-ジヒドロキシベンズアルデヒド含有メタクリル系ポリマー
4.カテキンを末端に結合させたポリ乳酸
第2節 銅の抗菌作用と抗菌材料・製品の性能基準
1.銅の抗菌作用について
1-1 「細菌等の増殖を抑える」、銅の抗菌作用のメカニズム
1-2 銅の表面の抗菌メカニズムの化学反応
1-3 各細菌及びウイルスに対する銅の抗菌作用の試験結果
1-3-1 各細菌に対する銅及び銅合金の抗菌性試験
1-3-2 A型インフルエンザウイルスに対する銅及び銅合金の抗ウイルス性試験
2.銅及び銅合金の抗菌材料・製品の性能基準
2-1 銅及び銅合金の「超抗菌性能」
2-2 「銅の超抗菌性能」を発揮する銅及び銅合金の種類
2-3 日本銅センター規格「超抗菌銅及び超抗菌銅製品の性能基準 JCDA0501」
2-3-1「超抗菌金属銅」と「超抗菌複合銅」
2-4 超抗菌金属銅製品を用いた実証試験
2-5 日本銅センター独自の認証制度「CU STAR」(シーユースター)
第3節 銀イオン及び銀ナノ粒子の抗菌・抗ウイルス効果と研究開発事例
1.銀イオンの特性
1-1 重金属イオンとしての銀イオン
1-2 銀イオンの抗菌メカニズム
1-3 銀イオンの活性を阻害する物質等
1-4 銀イオンの抗微生物スペクトル
1-5 銀イオンのリスク
2.銀ナノ粒子の特性
2-1 銀ナノ粒子の合成
2-2 銀ナノ粒子の抗ウイルス活性発現メカニズム
2-3 銀ナノ粒子の抗ウイルススペクトル
2-4 銀ナノ粒子活用時の留意点
3.銀を利用した抗微生物性材料の研究開発事例
3-1 銀イオンを利用した例
3-1-1 医薬品・医療器具
3-1-2 銀イオン含有フィラー
3-2 銀ナノ粒子を利用した例
3-2-1 衛生器具
3-2-2 高分子との複合化
3-2-2-1 銀ナノ粒子/高分子複合体の合成と物理的特性
3-2-2-2 銀ナノ粒子/高分子複合体の抗微生物活性
3-2-2-3 樹脂への混練による抗微生物活性の抑制
第4節 銀ナノ粒子の抗菌活性とその光によるコントロール
1.銀ナノ粒子の抗菌活性、抗バイオフィルム活性
1-1 銀ナノ粒子の作製
1-2 銀ナノ粒子の抗バイオフィルム活性
2.金処理銀ナノ粒子
2-1 金銀中空ナノ粒子ナノ粒子の作製
2-2 金銀アロイ中空ナノ粒子の抗菌活性評価
3.金コート銀ナノプレート
3-1 金コート銀ナノプレートの作製と特性評価
3-2 金コート銀ナノプレートの抗菌活性評価
3-3 細胞内寄生菌に対する抗菌活性評価
4.有機溶媒分散銀ナノプレートを用いた抗菌フィルム
4-1 有機溶媒分散銀ナノプレートの作製
4-2 抗菌・抗バイオフィルム活性
5.光照射による抗菌活性のコントロール
5-1 パルス光レーザー照射による特性変化
5-2 パルス光レーザー照射による抗菌活性の変化
第5節 銀ナノ粒子担持繊維の抗菌性能と抗ウイルス性能
1.金属銀ナノ粒子の繊維表面への固定化法
1-1 放射線還元法による貴金属ナノ粒子の生成過程
1-2 繊維を担体とする銀ナノ粒子の固定化
1-3 繊維表面に固定化された銀ナノ粒子の材料学的解析
2.銀ナノ粒子担持繊維の抗微生物性能
2-1 銀ナノ粒子担持繊維の抗菌性能
2-2 銀ナノ粒子担持繊維の抗ウイルス性能
2-3 銀ナノ粒子担持繊維の抗かび性能
2-4 銀ナノ粒子担持繊維の安全性試験
第6節 『ロンプロテクト』技術を利用した抗ウイルス性フィルムの開発
1.抗ウイルス性付与技術(方法)
1-1 プラスチックへの混合・混練
1-2 コーティング剤によるプラスチック表面への塗布
1-3 バインダーを介したプラスチック表面への固着
1-4 化学的な結合を用いたプラスチック表面への固着
2.『ロンプロテクト』技術
2-1 『ロンプロテクト』技術の抗ウイルス剤の安全性
2-2 『ロンプロテクト』技術を用いた製品及び開発品
3.『ロンプロテクト』技術を利用した抗ウイルス性フィルム
3-1 抗ウイルス性フィルムの種類
3-2 抗ウイルス性能
3-2-1 抗ウイルス性(A型インフルエンザウイルス(H3N2)・エンベロープ有)
3-2-2 抗ウイルス性(ネコカリシウイルス・エンベロープ無)
3-2-3 抗ウイルス性(鳥インフルエンザウイルス(H5N3亜型)・エンベロープ有)
3-2-4 抗ウイルス性(鳥コロナウイルス・エンベロープ有)
3-2-5 二次加工品の抗ウイルス性(鳥インフルエンザウイルス・エンベロープ有)
3-3 抗菌性
3-4 安全性
3-5 物性
3-6 ロンエースLP PS-70の二次加工品の物性
第7節 タッチパネル操作面への抗菌・抗ウイルス性の付与
1.公共のタッチパネルに対する衛生意識の高まり
2.タッチパネル操作面への抗菌・抗ウイルス性の付与方法
2-1 各種タッチパネルの形状と方式
2-2 抗菌・抗ウイルス性の付与方法
2-3 タッチパネルに使用する抗菌・抗ウイルスフィルムの要求特性
2-3-1 ハードコート性
2-3-2 抗菌・抗ウイルス性
2-3-3 厚み特性 - タッチパネルの操作感に影響なきこと
2-3-4 貼合特性:タッチパネルに貼合しやすいこと
2-3-5 光学特性 - 透過率が高く、無色透明であること
2-3-6 安全性と環境性 - 人と環境に配慮された材料であること
2-4 操作面へのフィルム貼合によるタッチパネル操作感への影響
3.タッチパネルに使用する抗菌・抗ウイルスフィルムの評価方法
3-1 タッチパネル操作面のハードコート性の評価方法
3-2 タッチパネル操作面に使用するフィルムの外観選定
4.抗菌・抗ウイルスタッチパネルへの加工
4-1 フィルムのカット
4-2 タッチパネルへの貼合
4-3 フィルム貼合後のタッチパネルの検査
5.抗菌・抗ウイルスタッチパネル製品提案の際の注意点
5-1 特定の菌やウイルスに対して抑制効果がある旨は標榜できない
5-2 「抗菌」や「抗ウイルス」を示すラベル表示の必要性
第8節 電子状態インフォマティクスによる精油の抗菌作用の予測と抗菌剤探索
1.抗菌活性の予測
1-1 電子状態インフォマティクス(ESI)記述子
1-2 電子状態理論を用いた記述子計算
1-3 機械学習
2.回帰モデルの精度
3.回帰モデルによる化合物探索とその妥当性の検討
第9節 真空蒸着法で作製した抗菌薄膜の特性評価
1.真空蒸着で使用できる抗菌材料とは?
1-1 真空蒸着法とは?
1-2 蒸着材料とは?
1-3 抗菌材料を蒸着材料へ
1-4 Ag+担持ゼオライトの添加量の最適化
2.抗菌蒸着膜の抗菌・防かび・抗ウイルス効果
2-1 抗菌力試験
2-2 かび抵抗性試験
2-3 抗ウイルス性試験
3.抗菌薄膜の各種特性
3-1 抗菌薄膜の透過率
3-2 基材との密着力
3-3 薄膜の硬度・弾性率
4.抗菌薄膜中のAgの定量と分散状態
4-1 エネルギー分散型蛍光X線分析装置による抗菌薄膜中のAgの定性・定量
4-2 全反射蛍光X線分析装置による抗菌薄膜最表面の分析
4-3 X線光電子分析法(XPS)による膜厚方向のAgの分散状態調査
第10節 抗ウイルス抗菌性能を施した高透明フイルムの開発
1.高透明抗ウイルス抗菌フイルム「リケガード」の基本設計開発
1-1 抗ウイルス・抗菌剤の選定
1-2 塗料の処方設計
1-3 リケガードの抗ウイルス・抗菌性能
1-4 リケガードの展開
1-4-1 リケガード REPTYシリーズ
1-4-2 リケガード RIVEXシリーズ
1-4-3 リケガード FSシリーズ
2.各種リケガード商品における技術開発
2-1 高透明+AG付与によるディスプレイ用開発AG
2-2 高透明+AR付与によるフェイスシールド用開発AR
2-3 高透明+施工性を重視した各種用途フイルム開発 BL
2-4 点字対応フイルム開発 STR
第11節 抗ウイルス素材ヴァイアブロック(R)の開発
1.抗ウイルス素材ヴァイアブロック(R)について
2.抗ウイルス性能について
3.抗ウイルスメカニズムについて
4.抗菌、抗かび性能及び、消臭性能について
5.ヴァイアブロック(R)の安全性
第12節 高機能・抗菌マスターバッチの開発とその応用展開
1.抗菌マスターバッチ化へのこだわりとエヌ・クリアー(R)シリーズの特徴
1-1 抗菌マスターバッチ化へのこだわり
1-2 エヌ・クリアー(R)シリーズ の特徴
1-3 抗菌マスターバッチ化する抗菌剤の選定基準
1-3-1 抗菌性能の有効性
1-3-2 抗菌剤の安全性
2.エヌ・クリアー(R)シリーズの抗菌、防かび、抗ウィルス性能の検証
2-1 エヌ・クリアー(R)NHPE添加PEフィルムの腸管出血性大腸菌(O157:H7)に対する抗菌効果
2-2 エヌ・クリアー(R)NHPP添加PPプレートのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する抗菌効果
2-3 エヌ・クリアー(R)NHPET添加ニードルパンチPET不織布の抗菌効果
2-3-1 エヌ・クリアー(R)NHPET添加ニードルパンチPET不織布の作成
2-3-2 エヌ・クリアー(R)NHPET添加PET不織布の抗菌効果
2-4 エヌ・クリアー(R)NHPET添加繊維の抗菌効果
2-4-1 エヌ・クリアー(R)NHPET添加繊維(マルチフィラメント)の作成
2-4-2 エヌ・クリアー(R)NHPET添加PET繊維の抗菌効果
2-4-3 エヌ・クリアー(R)NHPET添加PETマルチフィラメントの抗菌性能評価(実用想定社内試験)
2-4-4 エヌ・クリアー(R)NHPET添加PET繊維のファッション業界への展開
2-5 エヌ・クリアー(R)AVPP添加PPスパンボンド不織布の抗菌効果
2-5-1 エヌ・クリアー(R)AVPP添加PPスパンボンド不織布の作成
2-5-2 エヌ・クリアー(R)AVPP添加PPスパンボンド不織布の抗菌効果
2-5-3 エヌ・クリアー(R)AVPP添加PPスパンボンド不織布の抗ウィルス効果
2-6 エヌ・クリアー(R)HSPE、HSPP、HSPVC、AVPP添加試験片の抗菌効果確認
2-6-1 検体(試験片)の作成
2-6-2 エヌ・クリアー(R)HSPE、HSPP、HSPVC添加試験片の抗菌効果
2-7 エヌ・クリアー(R)HSPU添加ウレタン発泡体の抗菌効果
2-7-1 低反発ウレタン発泡体の作成
2-7-2 エヌ・クリアー(R)HSPU添加ウレタン発泡体の抗菌効果確認
2-7-3 抗菌低反発ウレタン枕、マットレスへの応用
3.エヌ・クリアー(R)シリーズの防かび性能の検証
3-1 エヌ・クリアー(R)シリーズを添加した射出成形品、シート品のかび抵抗性確認
3-1-1 試験検体の作成
3-1-2 かび抵抗性試験結果
3-2 エヌ・クリアー(R)OBWのかびに対する効果の検証
3-2-1 試験検体の作成
3-2-2 かび抵抗性試験結果
第13節 抗菌・抗ウイルス性セラミックス複合機能材料の開発とその活用
1.開発背景
1-1 開発理念
1-2 開発コンセプト
2.病院の感染症課題例
2-1 細菌の生存期間
2-2 新型コロナウイルスの生存期間
3.アースプラスTMの特徴
3-1 特徴
3-2 実用性
3-3 応用範囲
4.検証例~活用事例
4-1 抗菌性
4-2 多剤耐性菌に対する効果
4-3 抗ウイルス性
4-4 フィールドテスト
4-5 病院での検証例
4-6 空気清浄機フィルター
4-7 タオル
4-8 フィルム
5.今後の展望
第14節 持続除菌が可能なセラミックスの開発
1.燃焼合成
1-1 燃焼合成反応とは
1-2 燃焼合成セラミックスの特徴
2.セラミック水
2-1 セラミック水とは
2-2 ラジカル生成機構
3.ウィルス不活化,殺菌および抗菌効果
3-1 セラミック水のウィルス不活化作用
3-2 セラミック水の殺菌効果
3-3 セラミックスの抗菌効果
3-4 セラミック水の無毒性
第15節 自己融解技術を利用した生分解性抗菌高分子の開発
1.安全な生活環境をつくる感染制御技術とは
1-1 消毒剤の使い方
1-2 保存剤と環境安全性
2.新しい取り組みと実用化への課題
2-1 親しい仲間作りから生まれた自己融菌技術
2-2 細胞の増殖能を巧みに利用した新技術
3.新技術に不可欠な安全性
3-1 特段の安全性とは
3-2 ヒト・動物に安全
3-3 植物に安全
3-4 土壌中における生分解性評価
4.抗菌・抗真菌・抗ウィルス剤としての実用化
5.新技術の商品コンセプトと実用化
第16節 天然の抗菌性物質リゾチームとナイシンの応用
1.リゾチーム
1-1 リゾチームの抗菌効果
1-2 リゾチームの安定性
1-3 リゾチームの応用
2.ナイシン
2-1 ナイシンの抗菌効果
2-2 ナイシンの安定性
2-3 ナイシンの応用
第17節 カニ殻由来の新素材「キチンナノファイバー」と抗菌性の付与
1.カニ殻からのキチンナノファイバーの製造技術
2.キチンナノファイバーへの抗菌性の付与
2-1 部分脱アセチル化キチンナノファイバー
2-2 N-ハラミン化キチンナノファイバー
2-3 銀ナノ粒子を担持したキチンナノファイバー
第18節 きのこを資源とする抗菌活性物質探索例
1.きのこ抽出物ライブラリの作成
1-1 菌糸体,培養液抽出物
1-1-1 菌体の培養成
1-1-2 菌糸体・培養濾液抽出物の作成
1-2 子実体抽出物の作成
1-3 抽出物ライブラリプレートの作成
2.きのこ抽出物ライブラリからの抗菌活性物質の探索
2-1 抗白癬菌活性物質
2-1-1 抗菌活性物質の選抜
2-1-2 活性物質の精製と同定
2-2 抗ピロリ菌活性物質
2-2-1 H. pylori に対する活性評価
2-2-2 活性物質の精製と同定
2-2-3 抗菌物質は菌糸体,菌体培養液,それとも子実体に多く含まれるのか?
第19節 い草の抗菌効果とその応用
1.植物としてのい草
2.様々な形で利用されてきたい草
2-1 畳表の歴史
2-2 薬草としての利用
2-3 行燈の芯への利用
2-4 畳堤としての利用
3.い草の抗菌効果
3-1 抗菌スペクトル
3-2 レジオネラ属菌に対する効果
3-3 い草水抽出液の塩素との併用効果
4.い草の抗菌効果に係る応用例:い草の薬湯としての応用
5.い草の抗菌効果に係る応用例:日持ち向上剤としての応用
5-1 い草の食用化
5-2 スポンジケーキの腐敗試験
5-3 豆腐保存液の腐敗試験
6.い草の白癬菌及び皮膚常在菌に対する抗菌・抗真菌効果
6-1 白癬菌に対する抗真菌効果
6-2 皮膚常在菌に対する抗菌効果
7.い草の抗菌効果に係る応用例:抗菌ボードへの応用
8.い製品への抗菌性・防ダニ機能の付与
◇第4章 抗菌・抗ウイルスの制御技術と加工技術◇
第1節 細菌・ウイルス制御技術と、応用製品の開発
1.一価銅化合物を用いた抗ウイルス・抗菌技術とそのメカニズム
1-1 抗ウイルス作用
1-2 抗菌作用
2.一価銅化合物の応用
2-1 塗料化
2-1-1 分散液
2-1-2 抗ウイルス不織布
2-1-3 抗ウイルスフィルム
2-2 樹脂への練り込み
2-3 液体製剤
3.一価銅化合物の安全性
第2節 抗ウイルス加工バリエックスの開発
1.細菌とウイルスの違い
1-1 大きさの比較
1-2 細菌とウイルスの構造の差違、および増殖メカニズムの差違
1-3 テキスタイルでの抗菌・抗ウイルス
2.殺菌・抗菌剤と抗ウイルス加工
2-1 殺菌・抗菌剤について
2-2 当社の抗菌防臭・制菌加工
3.抗ウイルス加工商品「バリエックス」の開発
3-1 抗ウイルス加工商品「バリエックス」の開発経緯
3-2 抗ウイルス加工商品「バリエックス」の性能
3-3 バリエックス加工上の注意点
第3節 抗ウイルス加工繊維製品「デオゼロ」の開発と製品応用
1.従来の抗ウイルス技術
1-1 無機物質を担持体にした場合に起こる問題点
1-2 有機物質を担持体にした場合に起こる問題点
1-3 無機物質、有機物質を担持させる場合に共通する問題点
1-4 繊維にする過程での問題点
2.当社が開発した抗ウイルス加工繊維製品「デオゼロ」について
3.当社の抗ウイルス剤の特徴
◇第5章 光触媒を利用した抗菌・抗ウイルス効果を持つ材料の設計 ◇
第1節 光触媒材料の抗菌・抗ウイルス活性とそのメカニズム
1.紫外光応答型光触媒材料による抗菌・抗ウイルス活性
1-1 酸化チタン薄膜光触媒の抗菌活性
1-2 酸化チタン薄膜光触媒の抗菌活性のメカニズム(細菌細胞の変化から)
1-3 抗菌活性のメカニズム(活性種の面から)
1-4 紫外光応答型光触媒材料の抗ウイルス活性
2.金属酸化物の抗菌・抗ウイルス活性
2-1 銀・銅化合物の抗ウイルス活性
2-2 銀や銅化合物以外の酸化物の抗ウイルス活性
3.可視光応答型光触媒の抗菌・抗ウイルス活性
3-1 可視光応答型光触媒Cu(II)/TiO2の抗ウイルス活性
3-2 可視光応答型光触媒CuxO/TiO2の抗菌・抗ウイルス効果
3-3 可視光応答型光触媒CuxO/TiO2の実空間での抗ウイルス効果
第2節 酸化チタン光触媒を利用した膜構造建築物用膜材料の環境性能
1.実験
1-1 試料
1-2 測定
1-2-1 セルフクリーニング試験
1-2-2 空気浄化性能試験
1-2-3 抗菌試験
2.結果及び考察
2-1 セルフクリーニング性能
2-2 空気浄化性能
2-2-1 窒素酸化物
2-3 アセトアルデヒド及びトルエン除去性能
2-4 抗菌性能
第3節 可視光応答型光触媒を利用した抗菌・抗ウイルス性コーティング液の開発
1.光触媒の原理・特徴
1-1 有機物の分解力、表面の親水性が発現する仕組み
1-1-1 抗菌・抗ウイルス機能が発現する仕組み
2.抗菌・抗ウイルスコーティング製品開発における課題
2-1 抗菌・抗ウイルス効果を有する素材に関する課題
2-2 酸化チタンの薄膜物性に関する課題
3.コーティング液実用化の実際
3-1 酸化チタンの製造技術
3-2 酸化チタンを光触媒機能を持った“塗膜”にするための技術
3-3 光触媒性能を評価するための技術
3-3-1 可視光応答性の評価
3-3-2 抗菌・抗ウイルス性の評価
3-3-3 <補足>抗菌・抗ウイルス性能評価において留意すべき点
4.実用例:内装施工・実証試験
4-1 駅トイレでの抗菌性能実証試験
4-2 <補足>施工後の臭気評価について
◇第6章 抗菌・抗ウイルス効果を持つ抗菌剤の開発とコーティング技術◇
第1節 固定化抗菌・抗ウイルス剤の繊維材料への付与
1.固定化抗菌剤Etakとその抗菌効果について
1-1 タオルへの固定化と抗菌性
1-2 Etakの抗菌スペクトルについて
1-3 第四級アンモニウム塩の抗ウイルススペクトルとEtakの抗インフルエンザ効果について
2.Etakの安全性
2-1 変異原性試験(AMES試験)
2-2 マウスを用いた急性経口毒性試験
2-3 ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験
2-4 ウサギを用いた連続皮膚刺激性試験
2-5 ウサギを用いた眼刺激性試験
2-6 ヒトパッチテスト
第2節 高機能抗菌めっき技術の開発とその展開
1.ケニファインの特長とその利用技術
2.ケニファインの特性例
2-1 抗菌性
2-2 防かび性
2-3 抗ウイルス性
2-4 防藻性
2-5 ミズカビ抑制特性
2-6 ヌメリ抑制特性
2-7 安全性
2-8 その他の特性
3.ケニファインの適用例
第3節 ヨウ素系抗菌防カビ剤の開発
1.ヨウ素系抗菌・防カビ剤
1-1 ポビドンヨード
1-2 カデキソマーヨウ素
2.新規ヨウ素製剤の開発
2-1 ヨードラクトンの抗カビ性
2-2 trans-γ-ハロ-δ-ラクトンの抗菌性
3.ヨウ素系抗菌・抗カビ剤のカプセル化
3-1 シクロデキストリン
3-2 ヨウ素分子のカプセル化
3-3 ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルのカプセル化
3-4 ジヨードメチルパラトリルスルホンのカプセル化
第4節 抗ウイルスコート(ウィルヘルコート)の開発と応用展開
1.背景
1-1 ウイルス感染と対策
1-2 接触による感染拡大防止
1-3 抗菌と抗ウイルス
1-4 抗菌と抗ウイルスのメカニズム
2.抗ウイルス化粧板(ウィルヘル)の開発
2-1 化粧板への抗ウイルス機能付与
2-2 抗ウイルス化粧板の施工実績
2-3 抗ウイルス空間実現のための要求と課題
3.抗ウイルスコート剤(ウィルヘルコート)の開発
3-1 抗ウイルスコート剤の開発
3-2 即効性・持続性・耐久性実現のための設計
3-3 ウィルヘルコートの特徴
3-3-1 即効性
3-3-2 持続性
3-3-3 耐久性
3-3-4 公的機関での評価検証
3-3-5 安全性
3-4 抗ウイルス性能のモニタリング技術
4.抗ウイルスコート剤(ウィルヘルコート)の施工例
4-1 感染リスクの高い部分
4-2 施工プロセスとモニタリング
5.抗ウイルスコートの応用展開(ウィルヘルシリーズ)
5-1 抗ウイルス空間実現
5-2 ウィルヘルラインナップ
5-3 シーン毎の商品提案
第5節 抗ウイルス加工剤の開発
1.抗ウイルス・抗菌成分の種類
1-1 抗ウイルス成分
1-2 抗菌剤の種類
1-3 抗ウイルスのメカニズム
2.関係協議会の動向
2-1 繊維製品の抗ウイルス試験方法および認証制度
2-2 プラスチック製品の抗ウイルス試験方法および認証制度
2-3 抗ウイルス性の表示
3.抗ウイルス剤の開発
3-1 繊維・不織布・紙用途
3-1-1 抗ウイルス性能評価(繊維)
3-1-2 耐洗濯性処方
3-1-3 繊維用抗ウイルス加工剤の安全性
3-2 プラスチック練り込み・コート用途
3-2-1 抗ウイルス性能評価(プラスチック)
3-2-2 プラスチック用抗ウイルス加工剤の安全性
3-3 液体スプレー用途
3-3-1 液体の抗ウイルス性能評価
3-4 ヒトコロナウイルスに対する効果確認
第6節 石油系材料を含まない100%天然バイオマス系生分解樹脂材料、コーティング材、塗料、色材、及び抗菌性を持つそれらの材料
1.プラスチックの分類
2.弊社においての種々の石油系プラスチック、生分解性プラスチックや廃プラスチックとのセルロースナノファイバー複合体材料
3.弊社においての生分解性樹脂
4.非可食性バイオマスであるセルロース系生分解性樹脂
5.100%天然バイオマス生分解性組成を維持したまま汎用の成型機で大量生産できる樹脂材料とそれを用いた各種成形品
6.100%天然バイオマス系生分解性樹脂材料から作られる生分解性ビーズ、スクラブ、微粒子
7.天然バイオマス系材料からなるコーティング材料、色材製品など
8.100%天然バイオマス系材料から作られる各種植物油へのCNF分散体
9.抗菌性を持つ天然バイオマス系生分解性樹脂、コーティング材料
10.抗菌性を持つ天然バイオマス系生分解性樹脂から作ったネイルチップ、付け爪
第7節カキタンニンによるノロウイルスの不活化と抗ウイルス剤の開発
1.ノロウイルス
1-1 ノロウイルスの特徴
1-2 ノロウイルスの感染経路
1-2-1 二枚貝接種を介した食中毒
1-2-2 その他の食品を介した食中毒
1-2-3 糞便や嘔吐物を介したヒト-ヒト感染による感染性胃腸炎
1-2-4 飛沫や塵埃を介した感染による感染性胃腸炎
1-3 ノロウイルスの感染対策
2.抗ノロウイルス作用の評価法
2-1 ノロウイルスの代替ウイルスを用いる方法
2-2 ヒトボランティアへノロウイルス投与法
2-3 動物モデルを利用する方法
2-4 定量逆転写PCR法によるノロウイルスゲノム測定
2-5 ノロウイルスの培養増殖法
3.柿渋の抗ノロウイルス作用
3-1 柿渋とカキタンニン
3-2 カキタンニンを含む消毒剤の開発
3-3 カキタンニンの他のウイルスへの効果
3-4 カキタンニンの抗ウイルス作用のメカニズム
第8節 有機アニオン系抗ウイルス加工剤の開発
1.抗ウイルス加工剤の特徴
1-1 開発した有機アニオン系抗ウイルス加工剤の特徴
1-2 電子顕微鏡によるA型インフルエンザウイルス不活性化の様子
1-3 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する効果
1-3-1 抗ウイルス加工剤配合エタノール水溶液の効果
1-3-2 抗ウイルス加工剤配合エタノール水溶液噴霧フィルムの効果
1-4 鳥インフルエンザウイルスに対する効果
2.繊維製品への応用
3.建材への応用
4.抗ウイルス加工剤の安全性について
第9節 ナノ銀を利用した抗菌剤の開発とその抗菌効果
1.開発の経緯
2.銀の電子物性を考慮した開発理念
3.銀の電子物性から見た抗菌性の作用機序
4.銀の電子物性を活かす鍵は微粒子化
5.銀微粒子の粒子径制御と抗真菌活性について
6.ウイルスの不活化に関する検討
◇第7章 抗菌・抗ウイルス効果を持つ材料表面の設計と加工技術◇
第1節 昆虫のバイオミメティックに基づく抗菌、防カビ、抗ウイルス表面形成プロセス
1.昆虫の羽が持つ殺菌力のバイオミメティクス
1-1 物理殺菌能に期待される特徴
2.KRIの物理殺菌技術開発方針とアプローチ
2-1 KRIの物理殺菌ナノ構造技術例)2つの物理殺菌ナノ構造形成プロセス
2-2 ナノ構造成長法
2-3 ナノスパイク粒子塗布法
3.菌、カビ、ウイルスの不活化性能
3-1 殺菌性能
3-2 カビ抑制性能
3-3 ウイルス抑制能
4.バイオミメティック物理殺菌ナノ構造応用イメージ
4-1 ナノ構造成長法応用イメージ
4-2 ナノスパイク粒子塗布法応用イメージ
5.総評、今後の展開
第2節 微粒子投射処理による微細形状の抗菌表面の形成技術
1.微粒子投射について
1-1 微粒子投射処理とは
2.微粒子投射処理の食品粉体の付着抑制
2-1 微粒子投射処理による粉体付着の抑制
2-2 微粒子投射処理による表面物性の制御
3.微粒子投射処理による抗菌効果
3-1 表面形状形成と抗菌効果
3-2 細菌にたいする抗菌効果
3-3 微粒子投射処理による抗菌効果の特徴
第3節 セミの翅が持つナノ構造を模倣した抗菌・殺菌材の開発
1.マイクロ、ナノレベルの生物の表面構造と機能
2.ナノピラーの作り方
2-1 基板洗浄
2-2 Si基板上にポリスチレン球を含む液体を滴下し、スピンコートによりポリスチレン球を配列させる。
2-3 酸素プラズマを用いてポリスチレン球をエッチングすることでポリスチレン球の直径を小さくする。
2-4 スパッタリングにより3の基板の上に金薄膜を形成する。
2-5 メタルアシストケミカルエッチングを行う。
2-6 金薄膜とポリスチレンの除去
3.殺菌と抗菌効果の確認方法
4.ナノ構造への微生物の付着と運動性
第4節 抗菌、抗ウイルス、抗バイオフィルムとその表面処理による対策動向
1.細菌・ウイルス・バイオフィルムとその表面での様態
1-1 細菌
1-2 ウイルス
1-3 バイオフィルム
1-4 表面での様態
2.抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルムの基本方策
2-1 増殖・成長抑制の要因
2-2 方策
3.抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルムのための材料表面設計
3-1 表面設計指針(戦略)
3-1-1 殺菌・不活化効果の付与
3-1-2 付着防止効果の付与
3-2 殺菌・不活化効果付与の方策
3-2-1 活性酸素の活用
3-2-2 金属イオンの利用
3-3 付着防止効果付与の方策
3-3-1 表面形態
3-3-2 タンパク質吸着抑制
4.抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルムのための表面処理
4-1 増殖抑制のための表面処理
4-1-1 殺菌・不活化効果付与
4-1-2 付着防止効果付与
4-2 抗菌と生体適合性の両立
5.現状および今後の課題
◇第8章 材料表面への殺菌・滅菌技術◇
第1節 電子線を利用した滅菌技術の滅菌メカニズムと滅菌方法
1.電子線照射滅菌設備
1-1 高エネルギー電子線設備
1-2 電子線の発生原理と安全管理
1-3 低エネルギー電子線設備
2.電子線滅菌の殺菌原理
3.電子線滅菌の特徴
3-1 電子線滅菌の長所・優位性 (低エネルギーの場合は一部除く)
3-1-1 物質の透過性
3-1-2 低温滅菌処理
3-1-3 短時間の滅菌処理、滅菌判定
3-1-4 滅菌後の残留物が無い(後処理不要)
3-1-5 滅菌バリデーションが容易
3-2 電子線滅菌の短所・注意点 (低エネルギーの場合は一部異なる)
3-2-1 滅菌設備が大型で高額
3-2-2 照射設備の管理に専門性が必要
3-2-3 設備関連のバリデーション等が必要
3-2-4 電子線の透過能力が限定的
3-2-5 材質への影響に注意が必要
4.電子線による微生物の滅菌条件設定方法
第2節 紫外線(UV)殺菌のメカニズムと応用技術
1.UV殺菌の歴史
2.UVとは
2-1 光(UV)エネルギー
3.光化学反応とUV殺菌メカニズム
3-1 光化学反応
3-2 微生物の死滅に対する有効光とメカニズム
3-3 光回復
3-4 UVのエネルギー量と計測について
4.殺菌用光源
5.各種菌のUV感受性
6.応用事例
6-1 空気(環境)殺菌
6-2 表面殺菌
6-3 流水殺菌(水の殺菌浄化)装置
第3節 次亜塩素酸の殺菌効果とその活用
1.次亜塩素酸水溶液の種類について
1-1 電解方式
1-2 混和方式
1-3 緩衝方式
1-4 粉末方式
2.次亜塩素酸水溶液の保存性
3.次亜塩素酸水溶液の殺菌効果
3-1 細菌および真菌に対する殺菌効果
3-2 ウイルスに対する不活化効果
3-3 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果
4.次亜塩素酸水溶液の環境表面の殺菌効果
4-1 清拭および浸漬による殺菌効果
4-2 噴霧による殺菌効果
第4節 大気圧低温プラズマを利用した殺菌・ウイルス不活化
1.大気圧低温プラズマの生成法
1-1 バリヤ放電プラズマ
1-2 マイクロプラズマジェット
1-3 マルチガスプラズマジェット
2.大気圧プラズマによる殺菌・ウイルス不活化
2-1 大気圧マルチガスプラズマによる殺菌
2-2 大気圧プラズマから生成される活性種の測定
2-3 大気圧プラズマの殺菌因子の探索
2-4 プラズマ処理された細菌の形態観察
2-4-1 走査型電子顕微鏡による観察
2-4-2 透過型電子顕微鏡による観察
2-4-3 原子間力顕微鏡による観察
2-5 大気圧プラズマによるウイルス不活化
3.効率的な大気圧低温プラズマ処理
3-1 プラズマバブリングによる液中の殺菌
3-2 プラズマバブリング水による殺菌
3-3 プラズマバブリングによる付着菌の殺菌
3-4 プラズマバブリングによる大容量殺菌
第5節 ガンマ線照射による滅菌・殺菌技術
1.ガンマ線とは
2.吸収線量と照射時間
3.ガンマ線による滅菌のメカニズム
4.ガンマ線照射方法
5.ガンマ線滅菌・殺菌のメリット・デメリット
6.滅菌線量設定方法
7.ガンマ線滅菌の実用化
8.ウイルスへの効果
9.利用されている分野
◇第9章 自動車用途の抗菌・抗ウイルス性製品の開発◇
第1節 光触媒コーティング剤を利用した自動車内装材への抗菌・消臭効果
1.自動車室内でのニオイ発生原因と光触媒の使い方
2.自動車内装材への応用例
3.従来型消臭剤との比較
4.車室内環境の変化への対応
5.光触媒製品の性能規格について
第2節 自動車内装表皮材の開発トレンドと抗菌・抗ウイルス性の向上
1.人が触れる自動車内装材の代表例
1-1 シートカバー
1-2 ドアアッパー
1-3 ステアリングホイール(ハンドル)
2.抗菌・抗ウイルス剤
2-1 有機系
2-2 無機系
3.耐エタノール性表皮材
3-1 シリコーンレザー
3-2 TPCレザー(Thermoplastic ester ether copolymer leather)
◇第10章 衛生製品・医療用途の抗菌・抗ウイルス性製品の開発◇
第1節 抗菌・抗ウイルス機能などを有するヘルスケア繊維の開発
1.バイオミメティクス(生体模倣)
2.抗菌・抗ウイルスにおけるバイオミメティクス
3.安全な抗菌・抗ウイルス材料
4.抗菌・消臭繊維「デオメタフィ」
5.多機能繊維「アレルキャッチャー」
第2節 抗微生物作用を有する透明な銅フィルムの開発と医療現場への応用
1.開発の背景
1-1 環境の抗菌・抗ウイルス対策の重要性
1-2 薬剤耐性(antimicrobial resistance; AMR)の問題
2.銅の抗微生物効果と医療現場への応用
2-1 銅の抗微生物効果
2-2 銅製品の医療現場への応用
2-3 透明な銅フィルムの開発
2-4 SARS-CoV-2パンデミックと銅フィルムの応用
第3節 銅及び銅合金の抗菌・抗ウイルス特性の医療環境整備への活用
1.病原微生物に対する抗菌特性
2.銅の抗菌メカニズム
3.医療環境の細菌による汚染状況
4.銅及び銅合金による医療環境整備への応用
5.普及に向けての課題
第4節 医療系材料に対するナノ粒子処理による抗菌加工法の開発
1.シリコーンへの抗菌活性の付与
2.2-Step浸漬法によるAgナノ粒子処理25)
2-1 Agナノ粒子処理シリコーン膜の調製
2-2 抗菌活性評価
2-3 力学的強度および耐久性試験
2-4 Ag溶出量の測定
2-5 透過速度測定
3.Step浸漬法により調製したAgナノ粒子処理シリコーン膜の特性25)
3-1 金属ナノ処理シリコーン膜の調製と抗菌活性
3-2 耐久性および力学的強度
3-3 金属の溶出量
3-4 Agナノ粒子処理シリコーン膜の透過能
◇第11章 住宅や室内、空間内の抗菌・消臭技術◇
第1節 住空間の抗菌・消臭技術
1.水の使用量と防汚・抗菌・防臭
2.トイレの汚れを防ぐ防汚・抗菌技術
2-1 水アカ汚れ
2-2 細菌汚れ
2-2-1 抗菌性能試験法
2-2-2 抗菌剤としての銀
2-2-3 銀を用いた抗菌釉薬
2-2-4 抗菌釉薬中の銀の存在状態
3.トイレ空間の防臭技術
3-1 トイレ鉢内の気流制御防臭技術
3-2 尿飛沫の発生抑制技術
3-3 トイレ空間の防臭技術
第2節 住環境への適用に向けた抗菌材料技術
1.サメ体表の微細構造に着目した表面構造設計
1-1 サメ体表の形状観察
1-2 BMDによる表面構造設計
2.抗菌材料への適用
2-1 バイオフィルム成長のメカニズム
2-2 検体の作製
2-3 菌の培養方法
2-4 菌の被覆率の定量化方法
2-5 菌培養の結果
第3節 粉体感触に優れた消臭性ハイドロタルサイト
1.ハイドロタルサイトの種類と消臭性能
2.口臭除去用途での応用
3.化粧品用途での応用
3-1 Zn-Al型HTの板状粒子による感触と消臭性の両立
3-2 板状集積型球状粒子による優れた感触と消臭性の両立
3-3 紫外線遮蔽性と感触と消臭性の両立
◇第12章 抗菌・抗ウイルス性能の試験方法と評価技術◇
第1節 光触媒素材の抗菌・抗ウイルス性能評価
1.光触媒材料を評価するJIS
2.適用される形状と試験片の準備方法
3.使用する微生物
4.JISにおける試験方法
5.フィルム密着法
6.ガラス密着法
7.光照射条件
8.光触媒反応後の抗菌・抗ウイルス性能評価の確認方法
9.ハイブリッド形光触媒材料の評価
10.実環境を想定した抗菌性能評価に方法光触媒材料に対する応用的な評価
11.光触媒材料に対する応用的な評価
12.細菌・ウイルスの空間中噴霧を用いた抗菌・抗ウイルス性能評価
第2節 抗ウイルス性能の評価試験方法と評価技術
1.抗ウイルス性試験
2.ウイルスについて
3.JIS L 1922
3-1 適用範囲
3-2 ウイルスの測定方法
3-3 試験対象ウイルス
3-4 試験手順
3-5 抗ウイルス活性値の算出
3-6 抗ウイルス効果
4.SEKマーク繊維製品認証
5.ISO21702
5-1 適用範囲
5-2 ウイルスの測定方法
5-3 試験対象ウイルス
5-4 試験手順
5-5 Antiviral activityの算出
6.SIAA抗ウイルス加工マーク運用
7.今後の展開について
第3節 ウイルス不活化のメカニズムと抗ウイルス製品の評価
1.ウイルス不活化メカニズム
1-1 エンベロープウイルス/ノンエンベロープウイルス
1-2 エタノールのウイルス不活化メカニズム
1-3 次亜塩素酸ナトリウム
2.ウイルス不活化標準試験法
2-1 EN14476
2-2 EN14476に基づいた新型コロナウイルス不活化評価
第4節 抗菌剤の安全性評価、抗菌性能試験
1.抗菌剤の安全性評価
1-1 抗菌剤の人に対する安全性評価試験
1-1-1 急性毒性試験
1-1-2 皮膚一次刺激性試験
1-1-3 変異原性獲得試験
1-1-4 皮膚感作性試験
1-1-5 その他の安全性試験
1-1-5-1 細胞毒性試験Cytotoxicity Test
1-1-5-2 慢性毒性試験Chronic Toxicity Test
1-1-5-3 その他
1-1-5-4 BPD申請評価に必要なデータ
1-2 抗菌剤の人を含めた環境に対する安全性試験
1-2-1 有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律
1-2-2 食品衛生法
1-2-3 廃棄処分,排水
1-2-4 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)
1-2-5 各種試験規格
1-2-5-1 JIS規格
1-2-5-2 海外規格
1-2-5-3 国際規格
2.抗菌性能試験
2-1 菌数評価技術
2-1-1 菌の像を計数
2-1-2 増殖させてコロニー計数
2-1-3 増殖させて濁度を利用
2-1-4 菌の導電性を利用
2-1-5 菌の代謝発熱を利用
2-1-6 ATP法
2-2 抗菌剤の効力試験法
2-2-1 最小発育阻止濃度(MIC:Minimum Inhibitory Concentration)
2-2-1-1 日本化学療法学会の微量液体希釈法
2-2-1-2 日本化学療法学会の寒天平板希釈法
2-2-1-3 抗菌製品技術協議会法
2-2-2 最小殺菌濃度(MBC:Minimum Bactericidal Concentration)
2-3 抗菌製品の抗菌性能基準
2-3-1 JIS・ISO
2-3-2 公正取引協議会
2-3-2-1 全国家庭電気製品公正取引協議会
2-3-2-2 洗剤・石けん公正取引協議会
2-3-3 各種工業会
2-3-3-1 光触媒工業会
2-3-3-2 日本塗料工業会
2-3-3-3 日本衛生材料工業連合会(JHPIA)
2-3-3-4 壁紙工業会
2-3-4 各種団体
2-3-4-1 繊維評価技術協議会(繊技協)
2-3-4-2 日本建材・住宅設備産業協会(建産協)
2-3-4-3 抗菌製品技術協議会(抗技協)
2-3-4-4 日本防菌防黴学会