レポートナンバー 0000030460
近未来医療フォーラム 第10回記念シンポジウム講演録「個別化ヘルスマネジメント社会の推進」
株式会社シード・プランニング
発刊日
2021/10/20
言語日本語
体裁A4カラー/110ページ
ライセンス/価格110ページ
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※書籍版のみの販売となります。
ポイント
近未来医療フォーラムの記念すべき、「第10回 記念シンポジウム」。今までご講演下さった講師の方々に再登壇していただき、業界の最新情報を含んだホットな一冊。
「個別化ヘルスマネジメント社会の推進」をテーマに、今回はコホート研究やアルツハイマー病研究、ライフサイエンス研究、データサイエンスに関する先駆者である先生方にご講演、ならびにパネルディスカッションにご登壇頂いた。
レポート概要
【講演録の概要】
2008年開催の第1回から続く、「近未来医療フォーラム」。今回は、去る2021年6月19日に「個別化ヘルスマネジメント社会の推進」というテーマで、4名の先生方にご登壇いただいた。
本誌では、各分野の先駆者である菱山先生、山本先生、新飯田先生、岩坪先生のご発表をまとめております。長年にわたり、バイオバンクの構築、コホート研究の重要性を提言し、国内の「個別化医療・予防」に最も尽力されている先生方の、最新の研究成果や、現在進行形のお取り組みについて、詳細にご講演いただき、1冊にまとめております。
各先生方がご発表で用いたスライドに加え、補足情報を追加し、当日の質疑応答の内容も含んでおります。また、第1回講演から当シンポジウムのコーディネーターとしてご尽力くださっている、西島和三先生を交えた熱いパネルディスカッションの模様も記録しております。
オンライン開催だったにもかかわらず、大変多くの方にご聴講頂いた当シンポジウム。ぜひお手元でご確認ください。
【近未来医療フォーラムとは】
近未来医療フォーラムの活動目的は、コホート研究の成果やバイオバンクの研究資源を活用した個別化医療、個別化予防(先制医療)の実現に貢献することです。コホート研究と創薬産業の関わりや、IT分野との融合にポイントを置きつつ、現在活動中のコホート研究の代表者や、次世代創薬実践、バイオマーカー探索等に関連する国内の最先端研究機関の主要研究者との交流の場を提供してきました。
【講師】
◆文部科学省科学技術・学術政策研究所 菱山 豊
◆東北メディカル・メガバンク機構 機構長 山本 雅之
◆国立長寿医療研究センター 研究所 所長 新飯田 俊平
◆東京大学大学院医学系研究科・脳神経医学専攻 教授 岩坪 威
レポート詳細
本書の掲載内容
講演1 「ライフサイエンス研究とヘルスケア」 文部科学省科学技術・学術政策研究所 菱山 豊
□日本における健康に関する課題と、ヘルスケア研究の方法論
□DOHaD仮説を基づく育成サイクルに着目したライフサイエンス研究
□検証→介入→実装・評価による次世代型研究ストラテジーの重要性
講演2「東北メディカル・メガバンク計画と個別化ヘルスケアマネッジメントの推進」
東北メディカル・メガバンク機構 機構長 山本 雅之
□東北メディカル・メガバンク計画におけるバイオバンク構築とゲノムオミックス解析
□私たちの目指す未来型医療
□パーソナル・ヘルスマネジメント社会の実現に向けて
講演3「データサイエンスのための基盤整備」~疾患バイオバンク整備とデータサイエンス的疾患研究の試み~
国立長寿医療研究センター 研究所 所長 新飯田 俊平
□データ駆動型研究に資するバイオバンクの定義と要件
□国立長寿医療研究センター(NCGG)バイオバンクについて
□NCGG-iDDR成果(アルツハイマー病に関わる遺伝子異変の同定と発症時期予測モデルの開発)
□新規データベースの構築「JAMIR-eQTL」について
講演4 「アルツハイマー病超早期治療に向けての展望」
東京大学大学院医学系研究科・脳神経医学専攻 教授 岩坪 威
□「aducanumab」治験から承認に至るまで
□老人斑・タウの病的意義、形成機構
□disease-modifying drugの作用機序と効果について
□プレクリニカル期ADのリクルート法、コホート研究の活用例
パネルディカッション 「個別化ヘルスマネジメント社会の推進」
モデレーター:西島 和三 パネリスト:菱山 豊、山本 雅之、新飯田 俊平、岩坪 威
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第11回近未来医療フォーラム「認知症:診断・治療の新展開~健康長寿社会実現への貢献~」講演録
発刊日2023/06/28 価格
30,000 円(税込)