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目 次
原理編
第1章 分離分析・精製法
第1節 高速液体クロマトグラフィー,LC/MS およびLC/MS/MS
1.はじめに
2.HPLC
3.LC/MS
4.LC/MS/MS
第2節 イオンクロマトグラフィー
1.はじめに
2.分離モードと固定相
3.溶離液
4.装置構成
第3節 超臨界流体クロマトグラフィーおよび超臨界流体クロマトグラフィー質量分析
1.はじめに
2.SFCの歴史
3.SFC(およびSFC/MS)の特徴
4.SFCおよびSFC/MSを用いた分析例
5.SFEとオンラインSFE-SFC
6.SFC,SFC/MSの今後について
第4節 ガスクロマトグラフィーとGC-MS,GC-MS/MS
1.はじめに
2.GCの装置構成
3.GC-MS
4.GC-MS/MS
第5節 電気泳動
第1項 キャピラリー電気泳動とCE/MS
1.キャピラリー電気泳動の原理
2.CE/MS
第2項 ゲル電気泳動
1.電気泳動とゲル
2.タンパク質のゲル電気泳動
3.核酸のゲル電気泳動
4.オリゴ糖鎖のゲル電気泳動
第6節 液体クロマトグラフィーを用いる精製法
1.はじめに
2.分析LCから分取精製LCへの流れ
3.抗体医薬品の精製
4.まとめ
第7節 電気泳動を用いる精製法
1.はじめに
2.ゲルの切り出し
3.ゲル終端からの分画試料回収
4.フリーフロー電気泳動
5.等電点電気泳動による精製
第8節 抽出を用いる精製法
第1項 溶媒抽出
1.はじめに
2.液液抽出
3.固液抽出
第2項 固相抽出
1.はじめに
2.代表的な固相とその用途例について
3.固相抽出の使用方法
4.固相抽出トラブルシューティング
5.まとめ
第3項 超臨界流体抽出法
1.はじめに
2.SFEのメリット
3.抽出溶媒
4.SFEに用いる装置・容器
5.装填前のサンプル前処理
6.抽出パラメーターと抽出方法
7.抽出物の回収方法
8.実例:SFEによるウイキョウ中成分の抽出
9.まとめ
第2章 物理計測法
第1節 総 論
1.分析の手順
2.分 離
3.検出と計測
4.分光法
5.データの取り扱い
第2節 X線分光分析・電子分光分析
第1項 概 論
1.はじめに
2.原理と実験方法
3.蛍光X線分析の応用
4.今後の展望
第2項 X線分光
1.X線を用いた各種分析法の概略
2.3Dプリンタで製作した部品を用いたUniversity of WashingtonのX線吸収・蛍光X線分光器
3.ハンドヘルド蛍光X線装置,キット,自作装置
4.偏光光学蛍光X線装置の自作
5.まとめ
第3項 X線回折
1.粉末X線回折
2.X線回折データの測定
3.未知試料の同定
4.XRDの解析(結晶子サイズと格子ひずみ)
5.Rietveld法
第4項 X線反射率
1.はじめに
2.原理と実験方法
3.X線反射率の理論式とデータ解析
4.全反射条件近傍でのX線散乱
5.興味深い応用例
6.将来への展望
第5項 小型X線源
1.全反射蛍光X線分析法
2.微小部蛍光X線分析法
第6項 シンクロトロン放射光
1.はじめに
2.放射光の特徴
3.放射光X線分析の応用
4.今後の展望
第7項 ESCA・XPS
1.X線源
2.電子アナライザ
3.XPSの応用例
第8項 オージェ電子分光法
1.オージェ電子分光の原理
2.オージェ電子分光装置とマイクロオージェ
3.マッピング+深さ方向分析
4.オージェ電子分光による化学状態マッピング
第3節 紫外・可視光
第1項 原子分光分析法/紫外・可視吸光分析法/蛍光・りん光分析法
1.原子分光分析法/紫外・可視吸光分析法/蛍光・りん光分析法の基礎
2.原子分光分析法
3.紫外・可視吸光分析法
4.蛍光分析法/りん光分析法
第2項 ラマン分光法
1.はじめに
2.ラマン分光法の原理
3.ラマン分光法の特色
4.いろいろなラマン分光法
5.ラマンスペクトルの前処理と解析
6.ラマン分光法の応用
第3項 レーザー分光
1.光熱変換分光法とマイクロ・ナノ流体デバイスへの展開
2.時間分解
3.非線形分光法の原理と表面・界面・超解像分析への展開
第4項 表面プラズモンの原理と利用法
1.はじめに
2.2つの表面プラズモン
3.伝搬型表面プラズモン
4.局在型表面プラズモン
5.まとめ
第5項 偏光測定(ORD,CD)
1.はじめに
2.円二色性について
3.円二色性分散計の原理
4.ORD測定装置の原理
5.溶液試料のCDおよびORD測定法
6.固体試料のCD測定法
7.まとめ
第4節 赤外線・テラヘルツ
第1項 赤外分光
1.はじめに
2.赤外分光で観測される遷移
3.赤外分光により得られる古典的な情報
4.赤外分光の最近の動向
5.赤外スペクトル測定法
6.赤外吸収スペクトル
7.赤外スペクトルの主な解析法
8.赤外分光を用いるときの注意点
第2項 遠赤外・テラヘルツ
1.遠赤外線とテラヘルツ波
2.テラヘルツ分光の装置
3.テラヘルツ波分析法の応用分野
4.医薬成分のテラヘルツセンシング
5.まとめ
第5節 NMR
第1項 多核NMR測定
1.NMRの原理
2.超微細相互作用
3.スペクトルのシフトと分裂
4.核磁気緩和現象
第2項 多次元NMR測定
1.はじめに
2.ベクトルモデルによるパルス・フーリエ変換NMR法の理解
3.二次元NMR測定
4.二次元NMR法のバリエーション
5.多次元NMR法
第6節 電気化学分析
第1項 膜電位と液間電位
1.膜電位
2.液間電位
3.油水界面の電位差
第2項 ポテンシオメトリー
1.イオン選択性電極
2. ISEの電位応答
第3項 電極反応の速度
1.電子移動の速度
2.物質移動の影響
第4項 アンペロメトリーとボルタンメトリー
1.アンペロメトリー
2.ボルタンメトリー
第7節 原子核分光
第1項 γ線分光
1.はじめに
2.波高スペクトル解析
3.シンチレーション検出器
4.半導体検出器
第2項 メスバウアー分光
1.原 理
2.異性体シフト
3.四極分裂
4.磁気分裂
5.時間窓
6.鉄(57Fe)での測定
7.鉄以外の元素でのメスバウアー分光
第3項 放射化分析
1.原 理
2.熱中性子放射化分析
3.検出器
4.データ解析
5.その他の放射化分析法
第4項 中性子散乱・回折
1.はじめに
2.中性子の特徴
3.代表的な測定例
4.中性子源とその利用
第5項 赤外分光法による軽元素安定同位体比の分析
1.軽元素安定同位体比について
2.分光法による同位体比測定原理
3.分光法による同位体比測定方法
4.分光法と質量分析法の比較
第8節 質量分析
1.はじめに
2.気相イオン化
3.エレクトロスプレー
4.界面における脱離現象
5.まとめ
第9節 磁化率・誘電率
1.はじめに
2.磁化率
3.誘電率
第10節 熱分析
1.熱分析とは
2.DTA,DSC
3.TG
4.TMA
5.同時熱分析
6.試料観察熱分析
7.局所熱分析
第3章 プローブ
第1節 分子プローブ
第1項 蛍光プローブ
1.はじめに
2.蛍光色素の発蛍光メカニズム
3.蛍光の制御法
4.蛍光色素の母核
5.近赤外蛍光プローブ
6.まとめ
第2項 ラマンプローブ
1.はじめに
2.ラマンプローブの特徴と種類
3.ラマンプローブの開発・応用に関しての留意点
4.ラマンプローブの更なる展開
第3項 MRIプローブ
1.はじめに
2.1H MRIプローブ
3.1H以外の核種を用いたMRIプローブ
4.まとめ
第4項 量子ドット
1.はじめに
2.量子ドットの発光原理
3.量子ドットの合成法・ラベル化
4.バイオアッセイへの応用
5.細胞イメージング
6.生体イメージング
7.まとめ
第2節 タンパク質プローブ
第1項 蛍光・生物発光タンパク質の基礎
1.蛍光タンパク質
2.生物発光タンパク質
第2項 FRETプローブ
1.FRETプローブの背景
2.FRETの原理
3.FRETの効率を決定する因子
4.FRETの画像検出
5.様々なFRETプローブの類型
6.FRETプローブの小動物などへの応用
7.FRETプローブの展望
第3項 タンパク質再構成法
1.はじめに
2.蛍光タンパク質再構成法の基本原理
3.ルシフェラーゼ再構成法への展開
4.イメージングへの応用
5.スクリーニングへの応用
6.まとめ
第4章 イメージング技術
第1節 ビームスキャン
第1項 電子線
1.走査電子顕微鏡の基礎と最近の進歩
2.透過電子顕微鏡(TEM)
3.走査型透過電子顕微鏡(STEM)
4.Auger電子分光法によるマッピング
第2項 イオンビーム
1.SIMS
2.PIXE
第3項 X線ナノビーム
1.はじめに
2.X線ナノビーム形成のために必要な条件
3.X線光源
4.X線レンズ
5.X線ナノビームの実例
6.まとめ
第2節 走査型プローブ顕微鏡
1.走査型トンネル顕微鏡
2.原子間力顕微鏡
第3節 光学イメージング
第1項 落射型蛍光顕微鏡
1.広視野顕微鏡
2.蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)顕微鏡
3.蛍光寿命顕微鏡
第2項 共焦点レーザー走査型蛍光顕微鏡
1.はじめに
2.原 理
3.装 置
4.特殊な共焦点光学系
5.まとめ
第3項 レーザー走査型多光子励起蛍光顕微鏡
1.はじめに
2.多光子励起蛍光顕微鏡の原理
3.散乱や吸収による光損失の影響と深部イメージングの限界
4.多光子励起蛍光顕微鏡の実際
第4項 1分子検出蛍光顕微鏡
1.はじめに
2.1分子検出のための蛍光標識
3.1分子検出蛍光顕微鏡の構成と技術的要件
4.1分子蛍光像の取得と位置決め精度
5.1分子検出の生物学研究への応用
6.まとめ
第5項 ライトシート顕微鏡
1.はじめに
2.基本原理
3.空間分解能の議論
4.時間分解能
5.レンズ配置とサンプルマウントの工夫
第6項 生物発光顕微鏡
1.はじめに
2.生物発光顕微鏡の概要
3.生物発光顕微鏡の構成および観察の流れ
4.まとめ
第7項 ラマン散乱顕微鏡
1.はじめに
2.原理と実験装置
3.適用例
4.まとめ
第8項 蛍光相関顕微鏡
1.はじめに
2.蛍光相関分光法
3.蛍光相互相関分光法
4.FCSイメージング 1点から多点へ
5.画像相関分光法
6.1分子輝度・分子数解析
7.まとめ
第9項 非線形光熱イメージング法
1.はじめに
2.超解像顕微鏡
3.光熱顕微法の原理
4.実験系
5.構造照明光熱顕微法
第5章 先端分析法
第1節 半導体バイオケミカルセンサ
1.はじめに
2.バイオケミカルFETの原理
3.バイオケミカルFETの核酸解析への応用
4.バイオケミカルFETによる細胞機能解析
5.まとめ
第2節 マイクロフルイディクス
1.はじめに
2.デバイスの作製法と材質
3.分析手法
4.分析対象
5.まとめ
第3節 光操作法
第1項 ケージド化合物
1.はじめに
2.ケージド化合物に用いられる光解離性保護基の反応機構
3.分子修飾による光化学的性質の改変
4.ターゲティング能の付与と光薬理学への展開の可能性
5.まとめ
第2項 光遺伝学
1.光遺伝学の誕生
2.Magnet システム
3.タンパク質の光操作
4.光操作技術の将来展望
第4節 ゲノム編集
1.はじめに
2.ゲノム編集酵素の特性
3.ゲノム編集による変異の導入
4.CRISPR/Cas9システムの改良
5.DNAを切断しないゲノム編集
第5節 超解像蛍光顕微鏡
第1項 PALM
1.はじめに
2.応用例
3.注意点
4.まとめと今後の展望
第2項 STORM
1.はじめに
2.シアニン骨格を持つ蛍光色素
3.キサンテン骨格を持つ蛍光色素
4.その他の蛍光色素
5.イメージングへの応用
6.まとめ
第3項 STED顕微鏡
1.はじめに
2.STED顕微鏡の原理
3.STED顕微鏡の構成と観察例
4.スイッチング蛍光体を用いた光ダメージの軽減
5.まとめ
第4項 構造化照明顕微鏡(SIM)
1.概 要
2.「構造化照明」
3.モアレ
4.原 理
5.構 成
6.課題と発展
7.画像例
8.まとめ
第5項 飽和励起(SAX)顕微鏡
1.はじめに
2.SAX顕微鏡の原理
3.SAX顕微鏡の構成と観察例
4.まとめ
第6節 質量分析顕微鏡法
1.質量分析
2.質量分析顕微鏡法に用いられるイオン化法
3.質量分析顕微鏡法に用いられる質量分析計
4.マススペクトルの基本的な読み方
5.質量分析顕微鏡法により得られるマススペクトルの特徴とデータ解析
6.質量分析顕微鏡法における装置の質量分解能とイオン分離
7.試料切片の作製
第7節 イメージング質量分析計
1.質量分析法の優位性
2.対象成分とイオン源
3.質量分析計
4.定量的イメージング
5.無機質量分析法による生体分子分析
6.ナノ粒子のイメージング分析
7.まとめ
第8節 ナノ技術
第1項 ナノピラー
1.はじめに
2.マイクロからナノへ
3.ナノ構造体によるDNA分子運動の制御と分離分析への応用
4.ナノピラーによる細胞外小胞の分離
5.今後の展望
第2項 ナノポア
1.はじめに
2.ナノポアの原理
3.イオン電流型ナノポアを用いた分析
4.トンネル電流型ナノポアを用いた分析
5.解析法
6.まとめ
第9節 その他
第1項 次世代シーケンサー
1.はじめに
2.NGSの基本原理・性能
3.NGSで何ができるのか
4.まとめ
第2項 DNAバーコーディング
1.はじめに
2.生物の種
3.DNAバーコーディングの原理
4.DNAバーコーデングの実践
5.まとめ
第3項 アプタマー
1.はじめに
2.RNAアプタマー創製法の概要
3.まとめ
第4項 ローリングサークル増幅反応を用いた組織標本上での一分子検出とその応用
1.はじめに
2.単一DNA分子分析
3.組織標本上でのDNAの検出
4.組織標本上での遺伝子の転写産物の局在解析
5.組織標本上での転写産物のシークエンス法
6.組織標本上でのタンパク質複合体の検出
第5項 血中循環腫瘍細胞の分析技術
1.はじめに
2.CTCの濃縮
3.CTCの単一細胞分析
4.まとめ
第6項 エクソソーム(マイクロRNA含む)
1.はじめに
2.エクソソームの単離技術
3.エクソソームの粒度解析
4.エクソソームの特異的検出法
5.カーゴ分子の発現解析
6.まとめ
第7項 組織サンプルの三次元染色法
1.はじめに
2.三次元組織染色の要求性と検討項目
3.三次元組織染色の近年の開発状況
4.まとめ
応用編
第1章 無機材料
第1節 鉄鋼材料および非鉄金属材料
第1項 金属材料のための機器分析法
1.はじめに
2.組織観察法
3.微小部組成分析法
4.化学状態分析法
5.構造解析法
6.まとめ
第2項 組成および微量分析法
1.はじめに
2.誘導結合プラズマ発光分析法
3.原子吸光分析法
4.高周波誘導結合プラズマ質量分析法
5.固体試料の発光分光分析法
6.グロー放電質量分析法
7.軽元素分析法
8.まとめ
第3項 介在物・析出物分析法
1.はじめに
2.抽出分離分析法
3.ミクロ形態分析法
4.まとめ
第4項 オンライン・オンサイト分析法
1.はじめに
2.レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)
3.LIBS分析装置
4.LIBSを用いた鋼材計測例
5.まとめ
第2節 半導体デバイスのための先端分析手法
1.分析対象としての半導体デバイス
2.球面収差補正(Cs-Corrected)装置付きSTEM(Scannig Transmission Electron microscope)装置による超高分解能観察・組成分析
3.高分解能SEM(Scanning Electron Microscope)を備えたFIB(Focused Ion Beam)装置による加工終点精度の向上と三次元化技術
4.四次元STEM法を用いた半導体デバイスの評価
5.差分位相コントラスト (DPC:Differential Phase Contrast) 法を用いたIGBT (Insulating Gate Bipolar Transistor) トレンチゲート断面のpn接合評価
6.NanoSIMS (Nano Secondary Ion Mass-Spectrometry) 法を用いたSiC-MOSFET断面の元素分布評価
7.まとめ
第3節 炭素材料
1.はじめに
2.XPSによる構造解析
3.IRによる構造解析
4.Cs-corrected TEM・STEMによる構造解析
5.量子化学計算を用いた構造解析
6.反応分子動力学計算(ReaxFF)による計算
7.まとめ
第4節 セラミックス
1.セラミックスの特徴と階層的構造
2.非鉛系強誘電体セラミックスの構造階層的キャラクタリゼーションと電気的諸特性
3.まとめ
第2章 有機材料
第1節 熱分解ガスクロマトグラフィーによる有機高分子の分析
1.はじめに
2.Py-GCの要素技術の進歩と最近の応用例
第2節 有機金属錯体
1.有機金属錯体と分析
2.アルキル錯体
3.カルボニル錯体
4.ヒドリド錯体と分子状水素錯体
5.π配位子を有する錯体
第3章 医薬品
第1節 概 要
1.医薬品分析
2.ICHガイドライン
3.製造販売承認申請およびCTD
4.品質評価および出荷試験
第2節 低分子医薬品の分析
1.原薬の構造確認および物性評価
2.製品の品質評価
3.設計段階の評価
4.製造プロセスの評価
第3節 中分子医薬品の分析
1.核酸医薬品の分析
2.ペプチド医薬品の分析
第4節 高分子医薬品の分析
1.原薬および製剤の品質評価
2.構造解析・構造確認
3.純度および不純物の評価
4.力価(生物活性)
第4章 農 薬
第1節 残留農薬分析
1.はじめに
2.分析対象物質
3.試料採取
4.分析試料の取り扱い
5.試料の均質化
6.抽 出
7.分析法の妥当性確認
8.精度管理
9.まとめ
第2節 水道水中の農薬類分析
1.はじめに
2.水道水中の農薬分析に使用される固相について
3.まとめ
第3節 農薬の原体および製剤の分析
1.はじめに
2.農 薬
3.原体および製剤
4.分析法概要
5.前処理方法
6.分析法例
7.まとめ
第5章 食 品
第1節 有機成分の栄養・機能性成分分析
第1項 アミノ酸,ペプチド分析
1.はじめに
2.アミノ酸分析
3.d,l‐アミノ酸分析
4.ペプチド分析
第2項 NMRフードミクス
1.はじめに
2.溶液NMRを用いた食品中成分の探索
3.NMRフードミクスのための測定法と試料調製
4.フードミクスにおけるNMRの長所と短所
5.多変量解析の概要
6.1H-NMRスペクトルを用いた多変量解析
7.多変量解析の前に必要なこと
8.多変量解析の実施例
9.まとめ
第3項 網羅的な食品メタボロミクス
1.フードミクスとは
2.フードミクスのアプローチ
3.未知汚染物質のスクリーニング
4.未知機能性成分のスクリーニング
5.まとめ
第2節 無機成分の分析
1.「日本人の食事摂取基準」のミネラルと「日本食品標準成分表」「食品表示基準」
2.スぺシエーション
3.イメージング
4.食品の産地判別
5.放射性核種ストロンチウム90の分析
第3節 残留農薬・動物用医薬品等の危害成分分析
1.はじめに
2.ポジティブリスト制度
3.一斉試験法 (多成分試験法) と個別試験法
4.質量分析計の普及
5.分析手法
6.抽出・精製
7.抗生物質の微生物学的試験法
第4節 自然毒の危害成分分析
1.はじめに
2.カビ毒
3.海洋性自然毒
4.植物性自然毒
第5節 混入異物の分析技術
1.異物分析の試験操作
2.異物の同定
第6節 異臭分析
1.はじめに
2.異臭の定義
3.異臭分析
4.異臭分析例
5.まとめ
第6章 環 境
第1節 概 説
1.はじめに
2.海水分析の標準物質
第2節 軽元素安定同位体比
1.軽元素の同位体
2.天然物中の安定同位体組成の表示方法
3.天然中の生元素の同位体組成の分布
第3節 重元素安定同位体比
1.重元素安定同位体比について
2.重元素安定同位体比の環境学への応用
3.環境中重元素安定同位体比の分析法
4.まとめ
第4節 人工放射性核種
1.はじめに
2.質量分析(MS)法によるPu同位体分析の最先端技術
3.U同位体分析の最先端技術
4.放射性Cs同位体分析の最先端技術
5.90Sr分析の最先端技術
6.129I分析の最先端技術
第5節 マイクロプラスチック
1.はじめに
2.MPs分析方法
3.MPs分析結果の利用方法
4.今後の分析方法の動向
第6節 環境DNA分析
1.環境DNAとは何か
2.環境DNA分析の流れ
3.分子生物学的実験手法
4.コンタミネーションの防止策
5.環境DNA分析の応用
第7節 PM2.5
1.PM2.5とは
2.PM2.5の健康影響の歴史
3.PM2.5測定法
4.PM2.5含有成分の測定法
5.PM2.5の大気環境基準
6.日本および世界のPM2.5大気汚染
第7章 香粧品
第1節 概 論
第2節 化粧品の構成成分の分析,および化粧品製剤の構造・状態の解析
1.化粧品の構成成分の分析
2.製剤の構造・状態の解析
第3節 化粧品製剤・化粧品塗布膜および皮膚角層の微細構造解析
1.化粧品製剤・化粧品塗布膜の微細構造解析
2.皮膚角層の微細構造解析
第4節 生体成分の先端分析
1.はじめに
2.ナノフローLC/MS/MS法によるタンパク質の網羅分析(プロテオミクス解析)
3.LC/MS/MSによるアミノ酸類の高速一斉定量
4.GCxGC/MSによる脂質類の網羅解析
5.PTR-MSによる皮膚ガスのリアルタイム分析
6.イメージング分析
第5節 香粧品の分析―まとめ
第8章 生体成分
第1節 核酸分析
第1項 配列分析
1.はじめに
2.1世代目,2世代目シーケンサー
3.第3世代のシーケンサー:ナノポアシーケンサー
4.まとめ
第2項 核酸増幅法
1.はじめに
2.PCR法
3.定量リアルタイムPCR
4.RT-PCR法
5.まとめ
第2節 タンパク質分析
第1項 抗体の遺伝子工学と新規免疫測定法への応用
1.はじめに
2.抗原特異的抗体断片の取得法
3.組み換え抗体の発現
4.抗体断片遺伝子の免疫測定への利用
5.抗体遺伝子を用いた新規免疫測定法
6.抗体遺伝子を用いた新規免疫測定法
7.まとめ
第2項 抗原分析
1.免疫測定法の高性能化
2.抗体染色法
第3項 デジタルバイオアッセイ
1.はじめに
2.デジタルバイオアッセイの原理
3.マイクロチャンバーアレイデバイスの作成
4.デバイスを用いた酵素1分子活性の測定
5.1分子酵素活性測定の応用
6.まとめ
第4項 プロテオーム解析におけるLC/MS
1.はじめに
2.トップダウン法
3.ボトムアップ法(ショットガン法)
4.高速液体クロマトグラフ
5.質量分析計
6.ナノESI
7.データベース検索
第3節 代謝物・脂質
第1項 メタボロミクス
1.はじめに
2.サンプル調製
3.機器分析
4.データ解析
5.まとめ
第2項 脂 質
1.はじめに
2.一般的な脂質分析の流れ
3.脂質分子の構造解析
4.分析の自動化・AIの導入
5.まとめ
第4節 細胞分析
第1項 フローサイトメトリー
1.概 要
2.フローサイトメトリーの原理
3.アプリケーション
4.最新のアプローチ
第2項 画像分析
1.はじめに
2.三次元「細胞解析」技術
3.AIのディープラーニングを活用した画像分析支援技術
4.まとめ
第9章 医療・診断
第1節 臨床検査
第1項 臨床化学免疫検査
1.紫外・可視吸光法
2.免疫学的測定法
3.電気化学分析法
4.分離分析・質量分析(LC/MS,GC/MS,キャピラリー電気泳動)
第2項 血液学的検査・尿検査
1.光学イメージング法
第3項 微生物学的検査
第4項 遺伝子関連検査
第5項 臨床検査の分析バリデーション・質保証
1.妥当性の確認
2.分析以外の精度保証
第2節 生体トモグラフィー
第1項 CT
1.はじめに
2.CTの基礎
3.CTの進化
4.まとめ
第2項 MRI
1.はじめに
2.MRIの原理
3.代表的なMRI撮像法
第3項 PET
1.PETによる核医学診断
2.PETトレーサーの合成
3.PETトレーサーの第二世代合成法
4.芳香族環上への18F標識化と臨床PET研究への応用
5.最近のPET研究の話題
6.PETマイクロドーズ臨床の導入による創薬研究の効率化
7.まとめ
第3節 法科学におけるDNA分析法
1.はじめに
2.STR型分析
3.まとめ
第10章 インフォマティクス
第1節 概 論
第2節 医薬品製剤における連続プロセス開発/製造
1.はじめに
2.連続生産プロセスと導入メリット
3.物質収支モデルを用いた処方比率推定監視
4.プロセス分析技術(PAT)―モデリングの役割―
5.異常検知システム―MSPC (Multivariate Statistical Process Control)
6.まとめ
第3節 仮想計測技術と推定制御
1.仮想計測とは
2.仮想計測モデルの種類
3.仮想計測モデルの構築
4. 仮想計測の産業応用
第4節 近赤外スペクテーターの前処理
1.はじめに
2.近赤外スペクトルのための前処理手法
3.異常検知
第5節 近赤外,ラマン分光イメージング
1.はじめに
2.近赤外イメージング
3.ラマンイメージング
4.これからのイメージング
分析方法と分析対象一覧(執筆者へのアンケートに基づく)
索 引