目次
◇第1章 SDGsとは何か?どのように経営に生かすべきか?◇
第1節 SDGsの基礎およびビジネス戦略への活用・推進のポイント ~経営、事業計画に落とし込むポイントとは~
1.SDGsの基礎およびビジネス戦略への活用・推進のポイント
1.1 SDGsの基礎
1.2 日本におけるSDGs
1.3 企業とSDGs、そしてESG
1.4 SDGsの3つのポイント
1.4.1 異なる社会のつながりから生まれる変革
1.4.2 バックキャスティングからの計画
1.4.3 自分ごと」としての行動
1.5 2030年、ありたい社会からのバックキャスティングで戦略を
1.6 丸井グループの取り組み
1.6.1 2050年からのバックキャスティング
1.6.2 ビジネスモデルへの落とし込み
1.6.3「将来世代」を重要なステークホルダーに設定
1.7 SDGsと企業価値
第2節 SDGsをISO14001で回す
1.ISO14001は「持続可能な開発」の規格
1.1 世界初のマネジメントシステム国際規格
1.2 ブルントラント委員長
1.3 SDGsの動向
2.SDGsをISOで回す意味
2.1 ISOはPDCAのエンジン
2.2 SDGsは未来の方角を示すナビ
2.3 ISOマネジメントシステムでの活用シーン
3.ISO14001規格規格要求事項 × SDGs
3.1 組織及びその状況の理解
3.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
3.3 リーダーシップ及びコミットメント
3.4 環境方針
3.5 リスク及び機会への取組み
3.6 環境目標
3.7 環境目標達成のための取組みの計画策定
3.8 マネジメントレビュー
第3節 中小企業はSDGsにどのように取り組むべきか
1.SDGsに関する社会の大きな変化
1.1 ESG投資の拡大
1.2 サプライチェーンの責任
1.3 ミレニアル世代の台頭
2.中小企業がSDGに取組むメリット
2.1 上場企業からの直接的・間接的な受注が見込める
2.2 消費者に選ばれる
2.3 優秀な人材が集まる
2.4 人が幸せに働くことができる
3.中小企業こそSDGs経営に向いている
3.1 老舗企業が最先端
3.2 取組みと発信の両立
4.中小企業のためのSDGs経営の導入
4.1 SDGs経営 最初の3ステップ
4.2 SDGs経営計画の作成
4.3 トレードオフの解消
4.4 これから求められるもの
5.SDGs実践企業事例
5.1 SUNSHOW GROUP
5.2 数馬酒造
5.3 大川印刷
第4節 パートナーシップで取り組むサステナビリティ経営
1.開発アプローチの歴史的俯瞰とサステナビリティ経営の変遷
1.1 開発アプローチの歴史的俯瞰
1.2 サステナビリティ経営の変遷
2.SDGsの世界観・特徴・本質
2.1 直面する「グローバルで複雑な問題群」
2.2 SDGsの世界観・特徴
2.3 SDGsの本質に対応する
3.パートナーシップで取り組むサステナビリティ経営
3.1 ステークホルダー資本主義/グレートリセットの意味するところ
3.2 求められる社会課題解決~現場主導の事業開発
3.3 求められる価値創造~資本の統合とその好循環を生み出す「統合報告」の考え方
4.事例から読み解くパートナーシップで取り組むサステナビリティ経営
第5節 経済産業省・NEDOロードマッピング活動の進化とSDGsの達成に向けた活用の可能性
1.技術戦略マップに関する活動の歴史
1.1 技術ロードマップ第1期(TRM1.0)(2005~2010)
1.1.1 策定目的
1.1.2 技術戦略マップの基本構造
1.1.3 活用のメカニズム
1.1.4 TRM 1.0の課題
1.2 技術ロードマップ第2期(TRM2.0)(2014~現在)
1.2.1 TSCの設立
1.2.2 「TSC Foresight」の策定と公開
1.2.3 社会課題起点の技術ツリーの策定と公開
2.産業技術政策の観点からの技術ロードマッピングの評価方法の開発
2.1 TRM Kaizen methodの開発
2.2 評価フレームワークの設計
2.3 評価フレームワークの計測方法
2.4 外的環境変化への対応
3.NEDOロードマッピングのSDGsへの達成に向けた活用の可能性
◇第2章 SDGsによるイノベーション創出の可能性とビジネスモデルの策定 ◇
第1節 SDGsによる企業イノベーションの方法
1.SDGs経営は、社会課題の解決である
1.1 SDGsとは何かを改めて考える
1.2 事業活動を通じて社会課題の解決に貢献するとは
1.3 当社内部の課題をSDGsの目標に紐づけても、イノベーションにはつながらない
2.マテリアリティの選定で活動を明確に
2.1 マテリアリティは社会と自社のダブルスタンダードで明確にする
2.2 社会課題の選定にはSDGsを多いに活用する
3.イノベーションの第2歩は、社員の巻き込みである
3.1 SDGs経営の実行者は誰か。
3.2 社内浸透におけるキーポイントを理解し、実行しよう
3.3 SDGs経営の推進において社員を巻き込むことのメリットは取り組みの加速だけではない
4.SDGsにおける企業イノベーションの方法に、必要なのはウルトラCではない
4.1 社会課題を解決する企業こそ、今求められているという認識が重要
4.2 焦らず、事業活動を通じて社会課題に貢献できることを検討する
第2節 SDGs・ESGをめぐるルール形成とイノベーションの可能性 ―持続可能性に貢献・配慮する研究開発に向けて
1.SDGs・ESGとは何か
1.1 持続可能な開発目標(SDGs)とは何か
1.1.1 SDGsの採択
1.1.2 SDGsと企業活動・技術革新との密接関連性
1.1.3 「共通言語」としてのSDGs
1.1.4 SDGsが生み出すオポチュニティとリスク
1.2 ESG(環境・社会・ガバナンス)投資とは何か
1.2.1 ESG投資の拡大
1.2.2 ESGとCSRの異同
1.3 SDGsとESGをつなぐ「分析・戦略・ガバナンス・開示」
2.SDGs・ESGをめぐるルール形成の例?気候変動対策を例に
2.1 パリ協定に基づき設定された温暖化ガス削減目標
2.2 TCFD提言書により求められる気候変動関連開示
3.サプライチェーン管理・サステナブルファイナンス規制の導入
3.1 サプライチェーン管理規制の導入・強化
3.1.1 国際的な企業行動規範の導入
3.1.2 欧米諸国での規制の導入
3.1.3 日本国内での動向
3.2 サステナブルファイナンス規制の導入
4.SDGs達成のための研究開発を促進する政策インセンティブの拡大
4.1 海外動向
4.1.1 欧州グリーンディール
4.1.2 米国の動向
4.2 国内動向
4.2.1 サステナブル製品の研究開発のインセンティブ
4.2.2 研究開発支援
4.2.3 グリーン成長戦略
5.SDGs・ESG時代における研究開発のあり方
5.1 将来のルールの変化を見据えた研究開発の必要性
5.2 多様なルールに対応した研究開発の重要性
5.3 自社の研究開発に有利なルール形成への参加の有用性
6.持続可能性に配慮・貢献する研究開発に向けて
第3節 SDGs機会の特徴を踏まえたイノベーション型手法での社会課題解決
新事業・研究開発テーマ立案・推進方法
1.SDGsの機会とイノベーション
1.1 競合との棲み分けに機会と新たな膨らみの機会
1.2 新たな膨らみの機会としてのSDGsの機会と社会課題解決
1.3 ビジネス機会検討の2つの手法 マーケティング型とイノベーション型
1.4 イノベーション型手法の視座と洞察のためのアイデア・マネジメントのツール
1.5 新たな膨らみのSDGsの機会の探索にイノベーション型手法がなぜ有効か
2.いかにテーマ立案・推進するか
2.1 アイデア創出の準備段階
2.2 アイデア創出/コンセプト企画/ビジネスプラン作成
3.イノベーションの時代 長期的な過度期における人と企業・組織のありかた
第4節 SDGsの経営、事業戦略への導入と研究開発テーマの発掘、進め方
SDGsの時代における企業経営の考察
1.未来起点の重要性
1.1 新たなパラダイム
1.2 2つのゲームチェンジャー
1.3 ネクストステージ
2.イノベーションの重要性
2.1 イノベーションのタイプ
2.2 SDGsの達成とイノベーション
2.3 戦略的なイノベーション
3.SDGs時代の企業の価値創出
3.1 企業評価のものさし
3.2 ビジネスモデルの意義
4.SDGs推進の実効性の向上
4.1 経営者のコミットメント
4.2 中核部門・人材の巻き込み
4.3 イノベーションの実践
4.3.1 未来に向けた強みの精査
4.3.2 求められる人材と俊敏性
第5節 企業に関連するSDGsを巡る最新動向と事業機会の獲得に向けたヒント
1.企業に関連するSDGsを巡る最新動向<概観>
1.1 政府・官公庁
1.2 金融市場
2.事業機会の獲得に向けたヒント
2.1 コーポレートガバナンス・コード(CGC)の改訂
2.2 事業機会の獲得に向けたヒント
2.2.1 SDGsに関する認識向上
2.2.2 既存の製品・サービスとSDGsの目標・ターゲットとの紐づけ
2.2.3 政策・シナリオ等の活用
2.2.4 その他留意すべき点
◇第3章 SDGsの経営、事業戦略への取り込み方と実施体制の構築 ◇
第1節 SDGs戦略策定と社内意識の高め方、商機の見出し方
1.SDGsの本質理解
1.1 SDGsは企業価値を高める取り組みである
1.2 形式ではなく、「実質的で意味のある」取り組みをすること
1.3 SDGsの取り組みを持続可能に
2.SDGs戦略策定
2.1 SDGs取り組み方法
2.2 SDGsの戦略策定上でのポイント
3.社内意識の高め方
4.商機の見出し方
4.1 SDGsで「商機をつかむ」ための重要なポイント
4.2 自社コア技術を活用する商機の見出し方
5.最後に:SDGsの取り組みはリスクマネジメント
第2節 SDGs時代の新開発・事業拡大のポイント
1.事業に繋げるためのSDGsの読み解き方
1.1 現在SDGsが達成できていない本質的な原因を探り、事業に繋げる視点を見つける
1.2 SDGsを制約要素として捉え、この制約要素を踏まえた時の事業のあるべき姿を考える
1.3 直接的、間接的なバリューチェーンやサプライチェーンとの関係を明確にし、発展の可能性とリスクを考える
2.SDGs時代の課題解決法
2.1 デザイン思考のプロセス
2.1.1 共感
2.1.2 問題定義
2.1.3 アイディア
2.1.4 プロトタイプ
2.1.5 テスト
2.2 デザイン思考が有効なテーマ
2.3 デザイン思考が機能しない理由
2.3.1 固定概念
2.3.2 多様性の欠如
2.3.3 フォアキャスト思考
2.3.4 時代の空気を読まない
2.3.5 白黒はっきりさせる
2.3.6 当事者不在
2.4 SDGs時代の課題解決法 インクルーシブデザイン
第3節 SDGsを本業として事業に取り入れる考え方及び手法について
~社会的インパクトマネジメントの活用~
1.SDGsについて
1.1 持続可能な開発とは
1.2 SDGsは行動計画
1.3 SDGsの構造
1.4 SDGsのキーワード
1.4.1 誰一人取り残さない
1.4.2 バックキャスティング思考
2.SDGsが示すもの
2.1 「SDGs経営ガイド」が示すSDGs
2.1.1 企業にとってのSDGs
2.1.2 社会課題解決と経済合理性
2.1.3 重要課題(マテリアリティ)の特定
2.1.4 イノベーションの創発
2.2「SDG Compass(以下 SDGコンパス)」が示すSDGs
2.2.1 SDGsを理解する -企業がSDGsを利用する理論的根拠-
2.3 SDGsが示す課題をどうとらえるか?
3.SDGsを本業に取り入れるには
3.1 ゴールを単体で捉えない
4.社会的インパクト評価/マネジメントとは
4.1 社会的インパクト評価/マネジメント
4.2 ロジックモデルについて
5.VISION-BASED SDGsについて
5.1 課題解決なのか価値創造なのか
5.2 ビジョン×SDGs×社会的インパクト
5.2.1 ビジョン起点でSDGsとのつながりを考える
5.2.2 自社のリソースをバックキャストでSDGsと結びつける
5.2.3 事業が生み出すインパクトを設定する
第4節 VUCAの時代における「SDSsの視点」と「プラットフォーム技術活用の視点」に基づく
新商品・新サービスの効果的・効率的な事業化の方策
1.VUCAの時代において企業が取るべき行動指針と思考錯誤マネジメント
1.1 VUCAの時代の行動指針
1.2 VUCAの時代には、唯一の正解があるわけではないないので試行錯誤型マネジメントが必須
1.3 洞察して試行錯誤による仮説検証を行うことの意義
1.4 プロトタイピングを繰り返すことで不確実性に「立ち向かうP&Gの事例
2.SDGs視点 (社会課題の解決と企業成長の両立) とその実践事例
2.1 SDGs がビジネスに役立つ理由
2.2 SDGsの目標? (つくる責任 つかう責任) に関する実施事例の紹介
2.2.1 大和ハウス工業の事例
2.2.2 テスラ社の事例
3. 新事業(新商品・新サービス)のタイムリーな市場投入とプラットフォーム技術の活用
3.1 ケース1(コア技術の有効活用) : ニチコン株式会社の事例紹介
3.2 ケース2 (顧客との共創): 日本IBMデジタルサービスの事例
3.3 ケース3(プラットフォームの無償公開) : トロンフォーラム [1984年にプロジェクト開始] の事例
第5節 事業機会に向けた日本企業のSDGs達成の経営実践
1.日本企業のSDGsに対する考え方
1.1 日本企業のSDGs達成に関わる考え方
1.2 日本企業のSDGs経営に対する認識と理解
2.日本企業のSDGs経営の目的と課題
3.企業価値向上に向けた利害関係者との対話と課題
4.日本企業・団体のSDGsへの取り組み
4.1 企業価値向上に向けたSDGs経営の取り組み
4.2 企業のSDGs達成の経営実践
4.3 団体のSDGs達成の経営実践
第6節 「2050年ゼロ排出」時代に生き残るための企業戦略のポイント
1.IEAロードマップの要点と公表時の反響
1.1 IEAロードマップの要点
1.2 IEAロードマップへの反響
2.気候変動問題と企業の関わりの変遷
2.1 気候変動問題の30年
2.2 TCFDの登場
3.気候関連財務情報開示と企業の関わり
3.1 企業が直面している課題は何か?
3.2 何のための情報開示か、何のためのゼロか?
3.3 何をどうすればゼロに近づくか?
4.日本企業とアジアとのつながり
4.1 ASEANの取組
4.2 シンガポールとマレーシアの取組
4.2.1 シンガポール
4.2.2 マレーシア
4.3 アジアの中で日本は何ができるか?
第7節 島津製作所のSDGsの取り組みと社会課題解決の歴史
1.島津製作所の社会課題解決の歴史
1.1 創業時の理念
1.2 時代背景に伴う社会課題
1.2.1 日本初の汎用ガスクロマトグラフの開発
1.2.2 遠隔操作方式のX線透視診断装置
1.2.3 欧州の化学物質規制への対応
1.2.4 食品中の放射能検査装置
1.2.5 患者が痛みを伴わない乳がん診断装置
2.島津製作所のSDGsへの取り組み
2.1 事業活動との関係性の整理
2.1.1 “人の健康”への貢献
2.1.2 “地球の健康”への貢献
2.2 SDGsバッジを用いた社内啓発
2.3 事業活動を通じたSDGsへの貢献
2.3.1 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止への対応
2.3.2 マイクロプラスチックの分析計測法の提案
2.3.3 多様な人材の活躍できる環境整備と人材育成
3.今後の取り組みの展望
第8節 SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた富士通の取り組み
1.企業がSDGsに取り組む意義
2.富士通のSDGsへの取組
2.1 パーパスとFujitsu Way
2.2 富士通の価値創造モデル
2.3 富士通の経営目標とグローバルレスポンシブルビジネス(GRB)
2.4 サステナブル経営の実現を目指す推進体制
2.5 マインドセット・カルチャー変革に向けた取り組み
2.6 新しい時代に求められるビジネス
2.7 社会課題を起点とするビジネスへの取り組み
2.8 サステナビリティの実現を目指した外部団体との協業
第9節 サラヤにおけるSDGs取り組み事例
1.ボルネオでの環境保全活動
1.1 ボルネオ環境保全に取り組むきっかけとなる出来事
1.2 調査から見えてきた現状
1.3 環境保全の継続的取り組みへ
2.東アフリカ・ウガンダでの衛生環境改善プロジェクト
2.1 手洗いで世界の衛生環境への貢献へ
2.2 ビジネスとして衛生環境改善の継続活動
3.経営マネジメントシステムでのSDGsの取り組み
3.1 SDGsを各部門の事業活動に組み込む取り組み
3.2 SDG Compassに沿った導入ステップ
◇第4章 SDGsと技術・R&D戦略の組み合わせ方、落とし込み方◇
第1節 OKIにおけるイノベーション・マネジメントシステムと研究開発の取り組み
1.ESG経営とイノベーション戦略
1.1 OKIの成長戦略
1.2 社会課題から研究テーマの選定事例
2. OKIのイノベーション・マネジメントシステムYume Proの概要と主な取り組み
2.1 OKIのIMS Yume Proの概要
2.2 OKIのマネジメントシステムの全体像
2.3 Yume Pro ビジネスプロセスとテクノロジープロセス
2.4 Yume Pro Bプロセス
2.5 Yume Pro Tプロセス
2.6 Yume Pro普及に向けた取り組み
3.研究開発事例「多点型レーザー振動計」
第2節 旭化成グループにおけるSDGsと技術戦略、R&Dテーマでの対応
1.旭化成グループの紹介
2.過去2回の中期経営計画の概要
3.旭化成におけるSDGsへの取組み
4.技術戦略、R&Dテーマでの対応
4.1 開発テーマの選定
4.2 開発テーマの進め方
4.3 アルカリ水電解技術の開発
4.4 正浸透膜システム
第3節 日清紡におけるSDGs経営に基づく研究戦略と新規事業開発
1.日清紡グループのSDGsへの取り組み
1.1 価値創造の歴史とSDGsへの貢献
1.2 日清紡グループの価値創造プロセス
1.3 これからの日清紡を牽引する3つの事業領域
1.3.1 モビリティ
1.3.2 インフラストラクチャー&セーフティー
1.3.3 ライフ&ヘルスケア
2.研究開発活動
2.1 無線・通信
2.2 マイクロデバイス
2.3 ブレーキ
2.4 精密機器
2.5 化学品
2.6 繊維
2.7 全社共通(新規事業の開発)
第4節 アサヒグループにおけるSDGs経営の基づくイノベーションの創出
1.はじめに
1.1 SDGs経営が必須の時代
1.2 SDGs経営を進めるうえでの課題
1.2.1 サステナビリティとパーパス
1.2.2 短期ゴールと長期ゴールのジレンマ
2.イノベーションを生み出すための土台作り
2.1 デザイン思考
2.2 新結合を実現するためのたゆまない情報収集
2.3 セレンディピティ
3.森のタンブラーについて
3.1 森のタンブラー開発の背景
3.2 セルロースファイバー成形材料
3.3 森のタンブラーの開発
3.4 森のタンブラーの消費者価値
3.5 森のタンブラー社会実装例
3.5.1 MVP作成とテストリサーチ
3.5.2 ガンバEXPO2019での販売
3.5.3 つくばクラフトビアフェスタ2019
3.5.4 その後の森のタンブラーの活用事例
3.6 森のタンブラーの今後
4.UPCYCLE B ECOALFとのコラボレーション
4.1 ECOALFとの出会い
4.2 蔵前BLACKの開発、上市
5.生ジョッキ缶 森のタンブラーをきっかけにして
5.1 生ジョッキ缶概要
5.2 生ジョッキ缶の発想
第5節 東邦チタニウムにおけるSDGsの取り組みとイノベーションの創出
1.東邦チタニウムグループの環境に対する取り組み
1.1 東邦チタニウムグループの環境経営
1.2 環境マネジメント推進体制
1.3 ISO 14001環境マネジメントシステムの運用
1.4 環境教育の推進
1.5 化学物質の管理
1.6 環境に関わる法規制の遵守
1.7 廃棄物削減,再利用の取り組み
1.8 東邦チタニウムグループの循環型ビジネスモデル
1.9 事業活動におけるCO2排出量の削減
2.LLTOの開発
2.1 LLTO供試材の作製方法および結晶構造
2.2 機械的性質
2.3 イオン伝導度
2.4 次世代リチウムイオン電池への適用可能性
2.5 リチウム空気電池の電池特性
3.WEBTiRの開発
3.1 WEBTiRの特徴
4.平滑電析法によるチタン箔製造
4.1 平滑電析法の基本原理
4.2 当社の取り組み
5.チタン新製錬技術
5.1 新製錬法の概略プロセス
5.2 新製錬法を中核とした当社のCO2削減取り組み
第6節 日本農薬グループにおけるSDGs経営への取り組みと技術戦略への落とし込み方
1.日本農薬グループの概要
1.1 事業の概況
1.2 歴史から見える事業とCSR・SDGsの関係
1.2.1 創業から総合農薬企業への胎動期(1928年~1960年代)
1.2.2 社会情勢・社会的要請の変動期における研究開発(1970年代~2000年代)
1.2.3 グローバル成長戦略への転換と推進(2000年代~現在)
2. 事業および経営理念から見たSDGsとの関係
2.1 農薬および農薬事業の特殊性
2.2 RC活動との関係
2.3 CSR経営との関係
2.4 SDGsとの関係
3. SDGsから見た部門別の取り組み
3.1 研究開発部門
3.1.1 総合研究所
3.1.2 生産技術研究所
3.2 製造部門
3.3 市場開発・事業部門
3.3.1 マーケティング部門
3.3.2 国内事業部門
3.3.3 海外事業部門
3.5 国内グループ会社
3.5.1 ?ニチノーサービス
3.5.2 ?ニチノー緑化
3.5.3 日本エコテック?
3.5.4 ?アグリマート
4.SDGsの技術戦略への落とし込み
4.1 全般
4.2 探索研究
4.3 技術革新への取り組み
4.4 開発研究
4.5 製造部門(生産本部およびニチノーサービス)
4.5.1 CO2削減
4.5.2 サプライチェーン・マネジメント
4.5.3 ホワイト物流
4.5.4 技術革新への対応
4.6 スマート農業推室
4.6.1 現状の取り組み状況
4.6.2 今後の展望
4.7 国内グループ会社
4.7.1 ?ニチノー緑化
4.7.2 日本エコテック?
4.7.3 ?アグリマート
◇第5章 情報収集と解析によるSDGs関連技術の見える化と狙いどころ ◇
第1節 SDGs関連情報の入手方法と新規事業テーマ探索への活かし方
1.情報収集活動の主な傾向
2.情報収集活動には実はセオリーが存在する
3.知っておきたい5つのポイント
4.SDGsにおける新テーマ探索とその考え方
第2節 SDGsのビジネス上の意義と特許情報による関連技術の見える化
1.ビジネス上の意義
1.1 企業戦略における意義
1.2 事業戦略における意義
1.3 「カーボンニュートラル」や「サーキュラーエコノミー」との関係
2.特許情報による関連技術の見える化
2.1 SDGsと特許
2.2 特許情報の活用方法
3.コーポレートガバナンス・コード
第3節 特許&学術論文情報から読み解くSDGsの各ゴールと親和性の高い企業・研究機関・技術
1.SDGsと特許情報とをつなげる
1.1 SDGsに対する技術的アプローチの可視化
1.2 SDGsと特許情報とをつなげる難しさ
1.3 SDGs関連論文情報の分析
1.4 学術論文情報を特許情報へ変換する手法
2.特許情報からみたSDGsの世界
2.1 特許の検索結果からみるゴールの特徴
2.2 各ゴールの技術的アプローチとプレーヤー
2.2.1 ゴール1,2,3,4,5,8の特許出願件数上位プレーヤー
2.2.2 ゴール6,7,9の特許出願件数上位プレーヤー
2.2.3 ゴール10,11,12の特許出願件数上位プレーヤー
2.2.4 ゴール13,14,15の特許出願件数上位プレーヤー
2.3 SDGsを通して見えてくる展望
◇第6章 自社のコア技術を活用したSDGs関連新事業テーマの創出と進め方◇
第1節 サスティナブル発想で生み出すイノベーション
1.SDGs関連新事業テーマを創出する際の課題
1.1 社会課題が漠然としていて具体的な企画検討が進まないという課題
1.2 自社の強みの技術/経営資源との関連が描けないという課題
1.3 収益性の高いビジネスモデルを描けないという課題
2.サスティナブル発想で生み出すイノベーションとは
2.1 サスティナブル発想で生み出すイノベーションとは
2.2 SDGs,社会課題起点の新事業企画のフレームワーク
3.自社コア技術の棚卸
3.1 自社保有技術の棚卸
3.2 技術評価
3.2.1 技術評価の視点
3.2.2 技術評価における工夫
3.3 技術ポートフォリオ分析によるコア技術選定
4.SDGs,社会課題起点の新事業企画の進め方
4.1 世の中で注目される社会課題の調査
4.2 機能展開による技術課題への変換
4.3 技術課題を解決する技術/ソリューションの検討
4.4 社会課題を解決する新事業構想の立案
第2節 アズビルにおけるSDGs視点での技術開発テーマの発掘とその進め方
1.アズビルの持続可能な社会へ向けた企業活動
1.1 環境・エネルギー
1.2 新オートメーション
1.3 サプライチェーン・社会的責任
1.4 健幸経営・学習する企業体
2.アズビルのSDGsへの取り組み
2.1 SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてグリーンに」
~お客様とともに進める省エネルギー
2.2 SDGs目標9「産業と技術革新の基盤を作ろう」
~IoTやAIの活用により、「超スマート工場」の実現に貢献
2.3 SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」
~ネットワーク技術を用いた運転管理により、快適と省エネルギー
2.4 SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」
~本業を通じた、お客様の現場・社会の環境負荷低減と、自らの事業活動に伴う環境負荷低減
2.5 SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」
~学習する企業体への組織変革でお客様に提供する価値の最大化を目指す
2.6 SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
~責任ある立場で力を発揮し活躍する場づくりの充実を目指す
2.7 SDGs目標8「働きがいも経済成長も」
~社員の健幸生活の実現に向けて
2.8 SDGs目標12「つくる責任つかう責任」
~ライフサイクル全般を考慮した環境配慮設計の推進
3.アズビルにおけるSDGsからの技術開発事例
3.1 IoE社会実現を支えるAutoDRTMの開発
3.2 IoE時代の電力フレキシビリティを支えるアズビルの「AIリソース割当機能」の開発
4.持続可能な目標間のトレードオフに対応する技術開発例
4.1 健康空調による使用電力の増加に関する実証
4.2 系統電力と協調した新健康空調
4.3 SDGs実現への取り組みは新たなセクターカップリングによる開発テーマを発掘する
第3節 SDGsを見据えた研究開発(R&D)のテーマ選定と組織について
1.企業の成長とSDGs
1.1 企業の成長戦略とSDGs
1.2 R&DとSDGs
1.3 R&Dの宿命とSDGs
1.4 SDGsを見据えたR&Dにおいて注意すべき事項
2.SDGs を見据えたR&Dテーマ選定のポイント
2.1 SDGsを見据えたR&Dテーマ選定の重要性
2.2 SDGsを見据えたR&D目的の明確化
2.3 SDGsを見据えたR&D結果の捉え方
2.4 SDGsを見据えたR&Dの未来予想
3.SDGs を見据えたR&Dの理想的なPJ編成
3.1 R&Dにおける組織の考え方
3.2 R&D組織運営をPJ形式で行う目的
3.3 SDGsを見据えたR&Dにおいてチームワークは最重要項目
第4節 三菱ケミカルにおける「KAITEKI」の実現に向けた新規研究開発テーマの発掘とその進め方
1.KAITEKI Vision30について
2.「KAITEKI Vision 30」を踏まえた具体的なテーマの設定について
3.中期経営計画への織り込みとテーマの分類分け
4.テーマの分類による管理と推進の視点
5.中期経営計画との整合性
6.ステージゲートの活用について
第5節 ダイセルにおけるにおけるコア技術を活かしたSDGs関連新技術の創出
1.SDGsをキーにした未来予測と自社シーズのマッチングから派生の新事業テーマとは?
2.当該研究開発テーマの目指す市場と自社が目指す新事業像は?
3.研究から開発段階までの初期R&Dステージの軌道修正は?・・・R&D運用基準
3.1 ステージゲートの基本的な仕組みと決め事
3.2 テーマの軌道修正の意思決定の仕組み
3.3 軌道修正の基になる「テーマの統廃合及び再編」のイメージ
第6節 コーティング用添加剤でのSDGsへの取り組み
1.添加剤の製造:再生産可能な原料の使用へ
1.1 植物由来の原料を用いた湿潤分散剤
1.2 植物由来の原料を用いた消泡剤
1.3 添加剤中の有害物質の除去・低減
1.4 バイオプロダクトのソフト粒子の開発
1.5 無機粒子である層状ケイ酸塩の展開
2.配合した部材での役割
2.1 環境負荷の少ない配合向けの添加剤
2.1.1 ウレタン系コーティングとナノ粒子ディスパ―ジョン
2.1.2 水系コーティング
2.1.3 UV硬化系とナノ粒子ディスパ―ジョン
2.1.4 バイオマスインキ向け
2.1.5 熱可塑プラステックスなどの分野での木質繊維による複合化
2.2 製品化のプロセス中の効果:製造プロセスの短縮・変更、投入エネルギーの低減
2.2.1 混錬プロセスでのVOC排出
2.2.2 放熱材料などの充填率のアップとエネルギー削減
2.2.3 下地の表面張力を上げることによる濡れ性の向上と工程削減
2.2.4 供給・製造方式の見直しによる品種削減
3.最終製品の使用後の課題
第7節 コーセーにおける新たなSDGsに対する化粧品研究『SDGx』の取り組み
1.コーセーの研究開発
1.1『Sensuousness:感性』『Intelligence:英知』『Reliability:信頼性』
1.2 Sustainableへの取り組みの重要性
1.2.1 研究対象としてのサステナビリティへの取り組み
1.2.2 雪肌精SAVE the BLUEの研究対象への昇華(ブランドプロモーションから海洋研究へ)
2.研究対象としての新たなSDGs(Sustainable, Digital, Global)
2.1 研究対象としてのDigital Transformation(DX)の重要性
2.1.1 カウンセリングのDXに対しての技術開発
2.1.2 処方開発のDXに関する技術開発
2.2 研究対象としてのGlobalization(Global Transformation(GX))への取り組み
2.2.1 動物実験禁止の流れに対する研究
2.2.2 海外規制の流れ・マイクロプラスチックビーズへの対応
2.2.3 海外研究拠点・フランス分室
3.最後に~これからの化粧品研究における課題「複合的なSDGx」
第8節 ナノマテリアルをベースとしたSDGs関連の研究開発テーマの創出
1.未来を切り開くマテリアルのイノベーション
2.花開くか!?ナノマテリアルのイノベーション
3.ナノマテリアルイノベーションの試金石となるか!?ディスプレイへの応用
4.量子暗号通信
5.近赤外線(NIR)/短波長赤外線(SWIR)領域のイメージセンサ
6.高効率太陽電池
7.農作物・海藻の光合成促進
第9節 花王におけるSDGsを考慮した包装容器の設計・開発 内山 卓己
1.ラクラクecoパック ~ UD & ecoに優れる詰替えパウチ
2.スマートホルダー ~ 詰替えから付替えへのシフト
3.本体としてのフィルム容器
4.フィルム容器を活かすポンプディスペンサー
5.フィルム容器のリサイクル
第10節 サラヤにおけるSDGs視点のR&D
1.合成界面活性剤と生分解
2.次世代型界面活性剤 ソホロリピッド
◇第7章 大学、公的研究機関におけるSDGsの取り組みと産官学連携の進め方◇
第1節 SDGsとイノベーション・マネジメントシステム(IMS)国際標準規格ISO56000シリーズに則した
オープン・イノベーションの仕組み作り
1.SDGs社会課題をもとに新規事業の戦略を構築する
1.1 「オープン・イノベーション・プラットホーム」を構築
1.2 「やるべきか」「やれるのか」「やりたいか」3.SDGs起点の新規事業
2.産官学連携の進め方-産学連携学会オープン・イノベーション研究会での活動-
2.1 目的
2.2 問題意識
2.3 ベストプラクティスの研究・検証に向けた取り組み
2.4 【オープン・イノベーションの真髄に迫る】6テーマにSDGsとモビリティの未来
3.オープン・イノベーションを活用して新たな価値を創造する
3.1 オープン・イノベーションの仕組み(システム)創りが重要
3.2 WHAT TO DOをHOW TO DOに繋ぐ
3.3 推進リーダーが舵を取って戦略的に進める
4.Japan Innovation Networkが推進するSDGsビジネス
4.1 SHIPについて
4.2 Japan SDGs Innovation Challenge for UNDP Accelerator Labs
4.3 SDGsビジネスのプロセス
5.「イノベーション・マネジメントシステム(IMS)」ISO56000シリーズに則した
オープン・イノベーションの仕組み構築と実践の必要性
5.1 イノベーション・マネジメントシステムIMS(ISO56002)国際規格化の衝撃
5.2 イノベーションは試行錯誤である
6.オープン・イノベーションを成功させる要素
6.1 ミドル・トップ&アンドダウンが日本型オープン・イノベーション
6.2 目指してきたのはオープン・イノベーション・マネジメントシステム
6.3 オープン・イノベーション推進リーダーが舵を取って戦略的に進める
6.4 4段階のValueをつなぐイノベーション・エージェント機能
6.5 価値創造戦略によるオープン・イノベーション-目指すのGame Changer-
6.6 オープン・イノベーションの全体の流れ
7.今後の最重要課題はISOに基づくオープン・イノベーション推進
7.1 日本企業のオープン・イノベーションの現状
7.2 すべての人がイノベーションの価値を出せる国際規格(ISO)に基づくシステ
8.イノベーション・マネジメントシステム(IMS)ISO56000シリーズの学習・導入・実践プログラム
8.1 日本で唯一の国内審議団体でありスキームオーナー
8.2 イノベーション課題を徹底的に解決する為のプログラム
8.3 IMSAP(イノベーション・マネジメントシステムアクセラレーションプログラム)
第2節 JSTにおける「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」の概要
1.JSTについて
2.RISTEXについて
3.SOLVE for SDGsについて
3.1 シナリオ創出フェーズ・ソリューション創出フェーズ
3.1.1 プログラムの目標
3.1.2 プログラムの枠組み
3.1.3 採択プロジェクト
3.2 社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築(社会的孤立枠)
3.2.1 プログラムの目標
3.2.2 プログラムの枠組み
3.2.3 本プログラムにおけるポートフォリオ
3.2.4 採択プロジェクト
4.JSTのSDGsにかかわるその他の活動について
4.1 報告書「SDGs達成に向けた科学技術イノベーションの実践」
4.2 持続可能な社会推進室の新設
4.3 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
4.4 持続可能開発目標達成支援事業(aXis)
4.5 共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)
4.6 未来社会デザインオープンプラットフォーム(CHANCE)
4.7「STI for SDGs」アワード
第3節 東京農工大学におけるSDGs関連研究の事例と社会貢献への支援
1.農工大の紹介
1.1 農工大の概要
1.2 農工大の学長ビジョン
1.3 農工大の研究力
2.先端産学連携研究推進センター(URAC)について
2.1 URACの役割
2.2 企業との共同研究獲得による社会貢献
2.3 ベンチャー創出による社会実装
2.4 情報発信による社会貢献
2.5 研究チーム創出による研究力強化
3.SGDs関連研究の事例
3.1「農工大プラスチック削減5Rキャンパス」活動とプラスチック添加剤汚染
3.2 バイオプラスチックの研究開発
3.3 害虫防除の研究
3.4 コウモリ由来感染症のリスク分析と経口ワクチンの開発
3.5 食品による新型コロナ対策の開発
3.5.1 新型コロナは冬季の呼吸器感染症
3.5.2 免疫は食品で作られる
3.5.3 発酵食品の魅力
3.5.4 食品の直接的な抗ウイルス効果
3.5.5 納豆抽出液を作る
3.5.6 プラークアッセイとは何か
3.5.7 抗ウイルス効果のメカニズム
3.5.8 どのプロテアーゼが重要なのか
3.5.9 新型コロナウイルスにも効果あり
3.5.10 科学に対する考え方の差
3.5.11 ワクチン開発までの1年を乗り切れ
3.5.11 未来疫学の目指すもの
第4節 岡山大学のSDGs取り組み事例とオープンイノベーション
1.はじめに
2.SDGsに関する行動指針
3.SDGs推進前史
3.1 国立大学初の「環境」を冠する”環境理工学部”の設置(1994年)
3.2 岡山地域がESDに関する地域の拠点(RCE)」として認定(2005年)
3.3 アジア唯一のユネスコチェアに選定(2007年)
4.SDGs推進研究大学の歩み
4.1 第1回ジャパンSDGsアワード特別賞受賞(2017年)
4.2 SDGs推進を目的とした大学運営組織「岡山大学SDGs推進本部」設置(2018年)
4.3 岡山大学SDGsアンバサダー
4.4 カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション
5.岡山大学における研究力強化・産学共創推進の取組
5.1 “選択と集中“による重点研究分野の選定
5.2 大学改革の推進のための国際研究拠点プログラム(RECTOR)
5.3 人材・知・資金の好循環によるイノベーション・エコシステムの構築
5.4 地方国立大学と地方銀行の新たな学金連携モデルの構築~中国銀行との共創
5.5 オープンイノベーションチャレンジ
6.SDGs×オープンイノベーションのケーススタディ
7.まとめ
第5節 近畿大学におけるSDGsの取り組みと地域連携
1.近畿大学におけるSDGsの取り組み
1.1 近畿大学の概要
1.2 全学的取り組み
1.3 学部単位での取り組み ~農学部を事例として~
2.大学・地域連携とSDGs
2.1 大学・地域連携とSDGs
2.2 近畿大学における地域連携の取り組み
2.2.1 連携協定の締結
2.2.2 福島県川俣町との連携
2.3 奈良県平群町との連携
第6節 関西大学におけるSDGs活動と産学連携の進め方
1.関西大学におけるSDGs活動
1.1 環境保全活動の取り組み
1.2 地域連携活動の取り組み
1.3 SDGs推進による従来の活動の包摂
1.3.1 行動指針の策定
1.3.2 教育面における展開?13学部の協働と産学官連携
2.産学官連携の進め方
2.1 関西大学における産学官連携の歴史
2.2 SDGs活動と産学官連携
2.3 2021年度からの新制度:SDGsパートナー制度
第7節 金沢工業大学SDGs推進センターにおけるSDGsと大学に求められる役割
1.金沢工業大学をジャパンSDGsアワード受賞に導いた4つの特徴
1.1 全学推進体制
1.2 学生主体教育の基盤となる教育体制
1.3 地域のハブ機能を活かした社会実装教育
1.4 課内・課外におけるSDGsに特化した象徴的な教育カリキュラム
1.5 SDGs教育の成果
2.地方に拠点を持つ大学の役割とSDGsへの貢献
2.1 大学の役割と重点領域の関係
2.2 大学の役割と重点領域の関係
2.2.1 重点領域1:教育
2.2.2 重点領域2:ビジネス
2.2.3 重点領域3:地域デザイン
3.今後の展開
第8節 長岡技術科学大学におけるSDGsの取り組みと産学連携
1.工学教育とSDGs
2.SDGs普及啓発活動と国連
2.1 SDGs教育教材
2.2 国際会議STI-Gigaku
2.3 国連アカデミック・インパクトSDG9ハブ大学
2.4 SDGs推進室及び学生組織の設置
3.グローバル産学連携とSDGs
3.1 技学テクノパーク(GTP)
3.2 共同研究
3.3 長岡技大独自の持続可能なプロジェクト運用
3.4 研究機器の相互利用
4.その他
◇第8章 SDGs関連テーマの現状、課題と求められる開発テーマ◇
第1節 SDGs視点で見つめなおす新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応
1.コロナウイルスの世紀
2.いつまでも新型と呼ぶな
3.コロナウイルスの弱毒化
4.SDGsの17の目標にみるコロナウイルス対応
4.1 貧困をなくそう
4.2 飢餓をゼロに
4.3 すべての人に健康と福祉を
4.4 質の高い教育をみんなに
4.5 ジェンダー平等を実現しよう
4.6 安全な水とトイレを世界中に
4.7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
4.8 働きがいも経済成長も
4.9 産業と技術革新の基盤を作ろう
4.10 人や国の不平等をなくそう
4.11 住み続けられるまちづくりを
4.12 つくる責任つかう責任
4.13 気候変動に具体的な対策を
4.14 海の豊かさを守ろう
4.15 陸の豊かさも守ろう
4.16 平和と公正をすべてのひとに
4.17 パートナーシップで目標を達成しよう
第2節 環境分野から考えるSDGsと求められる技術開発
1.温室効果ガスの排出量削減
2.CO2排出量の削減
3.化学産業におけるCO2の排出
3.1 化学品製造の現状と今後
3.2 化学産業のCO2排出
3.3 化学品製造におけるCO2排出
4.CO2を原料とする化学品の製造10)
4.1 CO2のCOO源としての利用
4.2 CO2のCO源としての利用
4.3 CO2の炭素源としての利用
5.CO2の排出量削減/技術開発の方向性
6.CO2排出量削減への化学産業の貢献
第3節 SDGsと国際規格ISOの最新動向とビジネス活用の着眼点
1.国際規格
1.1 国際規格
1.2 国際標準化の機関
1.3 ISO
1.4 ISO9001
1.5 ISO14001
1.6 SDGsとISOの関係
2.SDGs と国際規格ISO
2.1 SDGs1 貧困をなくそう5)
2.2 SDGs2 飢餓をゼロに6)
2.3 SDGs3 すべての人に健康と福祉を7)
2.4 SDGs4 質の高い教育をみんなに8)
2.5 SDGs5 ジェンダー平等を実現しよう9)
2.6 SDGs6 安全な水とトイレを世界中に10)
2.7 SDGs7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに11)
2.8 SDGs8 働きがいも経済成長も12)
2.9 SDGs9 産業と技術革新の基盤をつくろう13)
2.10 SDGs10 人や国の不平等をなくそう14)
2.11 SDGs11 住み続けられるまちづくりを15)
2.12 SDGs12 つくる責任、つかう責任16)
2.13 SDGs13 気候変動に具体的な対策を17)
2.14 SDGs14 海の豊かさを守ろう18)
2.15 SDGs15 陸の豊かさも守ろう19)
2.16 SDGs16 平和と公正をすべての人に20)
2.17 SDGs17 パートナーシップで目標を達成しよう21)
3.ビジネス活用の着眼点
3.1 ISOとSDGsの関係
3.2 ISOとSDGsの今後
3.3 企業として、どうすべきか?
第4節 SDGsをめざす超スマート社会~社会と技術が共進化する未来創造のために~
1.SDGsとはー持続可能な社会に向かって
1.1 SDGsにいたる流れ
1.2 SDGsの17の目標
1.3 SDGsを構造化する
1.4 SDGs達成のための指標
2.SDGsと超スマート社会
2.1 第4次産業革命
2.2 スマートシテイ/Society5.0
2.2.1 スマートシティとは
2.2.2 超スマート社会(Society5.0)
2.3 未来へのロードマップ
3.共生のためのサイバー・コミュニティをマネージするために
3.1 構想駆動型社会システムマネジメント
3.2 システムを評価するシステム
3.3 プロセスを評価するポイントと評価の方法論
4.SDGs・超スマート社会の社会的受容
4.1 超スマート社会の社会的認知度
4.2 先端技術に対する利用状況および利用意向
4.3 未来社会設計への参加意思と未来社会創造マネジメント・システム
5.おわりに?討議倫理による社会と技術の共進化
第5節 SDGs時代に求められるごみ対策とビジネスの着眼点
1.ごみの基本情報
2.SDGsにて謳われるごみ対策
2.1 貧困をなくそう
2.2 飢餓をゼロに
2.3 すべての人に健康と福祉を
2.4 質の高い教育をみんなに
2.5 安全な水とトイレを世界中に
2.6 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
2.7 働きがいも経済成長も
2.8 産業と技術革新の基盤をつくろう
2.9 住み続けられる町づくりを
2.10 つくる責任つかう責任
2.11 海の豊かさを守ろう
2.12 陸の豊かさも守ろう
2.13 SDGsにみる「ごみ対策」
3.SDGs時代に求められるごみ対策とビジネスについて
3.1 サーキュラー・エコノミー
3.2 ローカルSDGs(地域循環共生圏)
3.3 脱炭素社会
第6節 海洋プラスチックごみ,マイクロプラスチック問題の現状と今後ー国の施策と産業界の取組みー
1.海洋プラスチック問題とマイクロプラスチック
2.我が国の戦略と施策
2.1 海洋プラスチック問題とプラスチック資源循環戦略
2.2 プラスチック資源循環戦略に基づく施策の方向
2.2.1 考え方
2.2.2 主な施策
2.3 プラスチック資源循環促進法
2.3.1 基本方針
2.3.2 プラスチック使用製品設計指針(環境配慮設計指針の策定)
2.3.3 特定プラスチック使用製品の使用の合理化(ワンウェイプラスチックの削減)
2.3.4 市町村における分別収集・再商品化の促進
2.3.5 製造・販売事業者等による自主回収の促進
2.3.6 排出事業者による排出抑制・再資源化の促進
3.産業界における海洋プラスチック問題への取組み
3.1 日本プラスチック工業連盟の取組み
3.1.1 樹脂ペレット漏出防止
3.1.2 プラスチック海洋ごみ問題解決に向けた宣言活動
3.2 化学業界の取組み;海洋プラスチック問題対応協議会 (JaIME)
3.3 クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)
3.4 廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス
4.マイクロプラスチックの問題
4.1 マイクロプラスチックに関する規制
4.2 マイクロプラスチックに関する研究
第7節 SDGs実現と脱炭素化に向けた電化、セクターカップリング(仮)
1.カーボンニュートラル実現に向けた国内の動向
2.研究事例?:電気自動車の活用による需給協調
2.1 電気自動車(EV)に関する最近の動向
2.2 九州V2G実証事業(2018~2020年度)
2.2.1 V1G/V2GによるエリアPV出力制御量の緩和効果
2.2.2 小規模リソースのVPPアグリゲーション事業の事業性評価
3.研究事例?:産業電化
3.1 産業電化技術
3.2 産業用ヒートポンプ
3.3 産業用ヒートポンプの普及拡大に向けた課題
第8節 SDGs時代のカーボン繊維リサイクルと今後の課題
1.炭素繊維、リサイクルの必要性
2.CFRPを燃やす
3.RCF、比剛性に注目
4.RCFを使ってみた
5.RCF,どのように使えば有効?
6.バラエティーなRCF原料
7.プリプレグを含む廃棄CFRPから再生炭素繊維を回収する
8.おわりに(SDGs時代のカーボン繊維リサイクル)
第9節 持続可能な開発目標(SDGs)としてのポリ乳酸― 生分解性からスマートプラスチックへ ―
1.持続可能な開発目標(SDGs)とは
2.生分解性プラスチックの分類と基本特性
3.生分解性プラスチックとしての基本的要件とは
4.生分解機構と分解開始・速度制御の可能性
5.ポリ乳酸が内包する分解制御機構
5.1 ガラス転移温度Tg=58℃…分解開始のトリガー(自動スイッチオン機構)
5.2 2段階2様式の特異的な生分解機構…耐久性と生分解性の両立
5.3 ポリ乳酸中の残留ラクチドと末端カルボキシル基…分解速度の制御
6.ポリ乳酸の様々な環境下における分解挙動とその応用展開
6.1 生体内での分解挙動…生体内分解吸収性医用材料
6.2 自然環境下(土壌、海水)での分解挙動…農林・園芸・土木・水産資材
6.3 再資源化(堆肥化またはバイオガス化)過程での分解挙動…使い捨て容器・包装資材類
6.4 高温・高湿下での分解挙動…長期耐久性製品
7.ポリ乳酸の安全・衛生性と抗菌・防カビ性
7.1 乳酸の基本特性
7.2 ポリ乳酸の食品衛生性
7.3 ポリ乳酸の抗菌・防カビ性
7.4 ポリ乳酸の耐食害性
8.ポリ乳酸の成形加工性と成形品の熱的・力学的特性
8.1 ポリ乳酸の基本特性と技術的課題
8.2 ポリ乳酸の高性能・高機能化技術の進展
8.2.1 高L組成ポリ乳酸(High %L PLA)
8.2.2 結晶化促進剤
8.2.3 ポリ乳酸の製品実用化事例
第10節 農業におけるSDGsの考え方、課題と求められる開発テーマ
1.農業×SDGsのターゲットと考え方
1.1 農業におけるSDGsへの関心の高まり
1.1.1 農業分野における主なSDGsのテーマ
1.1.2 SDGsへの取り組みの基本スタンス
1.2 農林水産省「食料・農業・農村基本計画」における位置づけ
1.3 みどりの食料システム戦略の概要
1.3.1 みどりの食料システム戦略の全体像
1.3.2 みどりの食料システムの意義、役割
2.農業×SDGsにおける重要課題・開発テーマ(例示)
2.1 農業におけるSDGsの重要課題
2.2 農業での気候変動適応
2.2.1 気候変動が農業に与える影響
2.2.2 農業における気候変動緩和策
2.3 有機農業、特別栽培の普及
2.3.1 有機農業、特別栽培とは
2.3.2 有機農業を拡大するためのイノベーション
2.4 農業×ダイバーシティ
2.4.1 農業分野におけるダイバーシティ
2.4.2 スマート農業の活用で誰でもできる農業に
2.5 フードロス削減
2.5.1 スマートフードチェーン
2.5.2 鮮度保持技術、鮮度見える化技術によるフードロス削減
2.6 都市と農村の連携による地域振興
2.6.1 半農半Xという新しい農業の形
2.6.2 マイクロファーミング
2.7 代替肉等の新食材
第11節 CO2フリー水素の大量製造,低コスト化の技術動向
1.水電解による水素製造
1.1 電気および電気化学のミニマム知識
1.2 電解による水素製造コスト
1.3 水電解による水素製造コストの低減
2.光触媒を用いた水素製造
2.1 光触媒による変換効率の目標設定
3.熱化学反応を用いた水素製造
3.1 核熱を用いた熱化学水素製造
3.2 集光熱による2段階熱化学水素製造
3.3 ナトリウムレドックスサイクルによる熱化学水素製造
第12節 SDGs実現のための金属資源循環利用の方向性と課題
1.はじめに
1.1 脱炭素を巡る国際動向
1.2 脱炭素を巡る日本国内の動向
2.持続可能な社会実現を推進する金融システムの動き
2.1 責任投資原則(PRI)
2.2 TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)
2.3 気候変動イニシアティブ(Climate Action 100+)
3.世界中で「脱炭素」の取り組みが一気に加速した背景
3.1 世界で頻発する異常気象
3.2 日本は、今や世界有数の「気候変動被災国」
3.3 金融機関の動きが加速した理由8)
4.脱炭素の目指すシナリオと経済との関係
4.1 パリ協定の合意目標と現実
4.2 カーボンニュートラルが経済成長に与える影響の分析
5.SDGsとカーボンニュートラル
5.1 SDGs17項目の中の気候変動対策
5.2 資源効率性向上と気候変動対策
5.3 大企業の資源循環への取り組み
5.4 素材メーカに求められる資源循環の努力
5.5 欧州の目指す資源循環戦略~IoTとリサイクル
6.脱炭素と金属資源供給不足の懸念
7.脱炭素社会が招く「金属資源危機」の可能性
8.金属資源循環利用の課題
8.1 金属資源循環のメリット
8.2 金属資源リサイクルは本当に環境負荷を低減するのか
9.金属リサイクルが直面する課題
9.1 金属資源の元素別マテリアル・フロー分析が不十分
9.2 「リサイクル率」の定義の明確化、統一
9.3 不純物元素の混入問題
10.金属資源循環を推進するための今後の取り組みの方向