レポートナンバー 0000032394
2022年版 電子部品市場・技術の実態と将来展望
株式会社日本エコノミックセンター
- カーボンゼロと電子デバイス〜コンデンサ・キャパシタ・EMC ノイズ対策 各デバイス 編-
市場予測・将来展望シリーズ- Electronic components 編
発刊日
2022/06/17
言語日本語
体裁B5/230ページ
ライセンス/価格230ページ
0000032394
レポート概要
新型コロナの感染が収まる兆しもありますが、電子部品はデジタル機器や電化製品に搭載されている部品の総称です。コンデンサやインダクタ(コイル)のような電気信号の入力を受けて電気を蓄積したり整えたりする電子部品を「受動部品」と呼びます。一方、スイッチやコネクターなどはまとめて「機構部品」とも呼ばれます。その他に電力を動きに帰るモータや、物理現象を電気信号に変えるセンサー、無線通信の電波の送受信に使う高周波部品などがあります。
世界で年間の販売台数が約 15 億台に達し、毎年のように新しい機能が追加されるスマートフォン(スマホ)が電子部品の市場をけん引する状況が続くものと見られます。ただし、成長のペースが鈍化し、技術的にも成熟してきました。電子部品メーカーは自動車や医療、ロボットなどスマホ以外の市場の開拓に取り組んでいます。
新型コロナの感染拡大も懸念されますが、M&A(合併・買収)や事業の入れ替えも活発になっています。精密格加工技術を持つミネビアと電子部品や回路の技術を持つミツミ電機は 2017 年 1 月に経営統合。またマクセルは 2017 年 10 月に日立マクセルから社名変更しました。太陽誘電はエルナーを 2018 年 4 月に子会社としました(東証二部上場)。TDK は、高周波部品の事業を米クアルコムに売却する一方、米国のセンサー会社を総額 13 億ドルで完全子会社化しています。電子部品メーカー各社は 18 年度も引き続き旺盛な需要に対応し積極的な設備投資を計画しています。
本レポートの第I章では、電子部品市場での動向と今後の展望について述べています。第II章では、コンデンサ市場の世界や国内市場の動向との展望について調査及び分析を行っています。第III章では、キャパシタ市場の動向や展望についても同様に述べています。第IV章では、EMC ノイズ対策の世界市場と国内市場の動向と展望について。第VI章では、電子部品関連メーカーの動向や展望について掲載しています。
レポート詳細
目次
第I章 電子部品・デバイス市場の動向と展望
1. 電子部品・デバイスの概要と動向
(1) 電子部品の種類と動向
(2) 電子部品市場概況と動向
(3) 電子部品業界の業界図(製品別)
①コンデンサ/キャパシタ世界市場推移・予測(2008~25 年度)
②インダクタ/ノイズフィルタ世界市場推移・予測
③固定抵抗器/水晶振動子世界市場推移・予測
④バリスタ/受動部品世界市場推移・予測
(4) 電子デバイスの種類と動向
(5) 電子デバイス市場概況と動向
①半導体世界市場推移・予測
②地域別半導体世界市場推移・予測
③IGBT 世界市場推移・予測
④MOSFET 世界市場推移・予測
2. 日系企業グローバル出荷金額推移予測
(1) 日系企業グローバル出荷金額推移
①日系企業世界・国内出荷金額推移予測
②日系企業製品別出荷金額推移予測
3. 電子部品・デバイス国内統計資料
(1) 電子部品・デバイス生産・金額推移(表)
①セラミックコンデンサ国内生産推移・実績
②フィルタ国内生産推移・実績
③アルミ電解コンデンサ国内生産推移・実績
④固定抵抗器国内生産推移・実績
⑤インダクタ国内生産推移・実績
⑥水晶発振子国内生産推移・実績
⑦IGBT 国内生産推移・実績
⑧LED パッケージ国内生産推移・実績
⑨サーミスタ国内生産推移・実績
⑩バリスタ国内生産推移・実績
(2) 主要電子部品輸出入数量・金額推移(表)
①インダクタ輸出推移・実績
②セラミックコンデンサ輸出推移・実績
③固定抵抗器輸出推移・実績
④LED パッケージ輸出推移・実績
⑤インダクタ輸入推移・実績
⑥セラミックコンデンサ輸入推移・実績
⑦固定抵抗器輸入推移・実績
⑧LED パッケージ輸入推移・実績
第II章 コンデンサ市場の動向と展望
1. コンデンサ世界市場の現状と展望
(1) コンデンサ世界市場規模と動向
(2) コンデンサ市場業界図(世界・国内)
①コンデンサ世界市場推移・予測(2007~25 年度)
②コンデンサ別世界市場推移・予測(2007~25 年度)
③セラミックコンデンサ世界市場推移予測/シェア
④積層セラミックコンデンサ世界市場推移予測/シェア
⑤アルミ電解コンデンサ世界市場推移予測/シェア
⑥タンタル電解コンデンサ世界市場推移予測/シェア
⑦フィルムコンデンサ世界市場推移予測/シェア
2. コンデンサ国内市場の現状と展望
(1) コンデンサ国内市場規模と動向
(2) コンデンサ市場の動向
①コンデンサ市場推移・予測(数量・2007~25 年度)
②コンデンサ市場推移・予測(金額・2007~25 年度)
(2) コンデンサメーカー別市場動向
①コンデンサ日系メーカーシェア(数量ベース)
②コンデンサ日系メーカーシェア(金額ベース)
(3) コンデンサ種類別市場概況と動向
(アルミ電解/積層セラミック(MLCC)/タンタル電解/導電性高分子/フィルム)
3. 弊社実態調査集計資料
(1) 主要メーカー別販売数量・金額一覧(表・2019~21 年度)
①主要メーカー別販売数量推移予測
②主要メーカー別販売金額推移予測
(2) 主要メーカーコンデンサ別販売数量・金額一覧
(3) コンデンサタイプ別弊社集計・分析結果
①セラミックコンデンサ販売数量・金額推移予測
・セラミックコンデンサメーカーシェア
②積層セラミックコンデンサ販売数量・金額推移予測
・積層セラミックコンデンサメーカーシェア
③アルミ電解コンデンサ販売数量・金額推移予測
・アルミ電解コンデンサメーカーシェア
④タンタル電解コンデンサ販売数量・金額推移予測
・タンタル電解コンデンサメーカーシェア
⑤導電性高分子電解コンデンサ販売数量・金額推移予測
・導電性高分子電解コンデンサメーカーシェア
⑥フィルムコンデンサ販売数量・金額推移予測
・フィルムコンデンサメーカーシェア
⑦金属化有機フィルムコンデンサ販売数量・金額推移予測
・金属化有機フィルムコンデンサメーカーシェア
第III章 キャパシタ市場の動向と展望
1.電気二重層キャパシタ(EDLC)市場の動向と実態
(1) 電気二重層キャパシタの概要と種類
(2) 電気二重層キャパシタの市場概況と動向
①電気二重層キャパシタ世界市場推移・予測(2008~25 年度)
②電気二重層キャパシタ世界シェア(数量)
③電気二重層キャパシタ世界シェア(金額)
④電気二重層キャパシタ国内市場推移・予測(2008~25 年度)
⑤電気二重層キャパシタ国内シェア(数量)
⑥電気二重層キャパシタ国内シェア(金額)
2.電気二重層キャパシタ実態調査集計資料
(1) 主要国内メーカー別出荷数量・金額一覧(表・2019~23 年度)
(2) 主要国内メーカー別出荷数量推移・予測
(3) 主要国内メーカー別出荷金額推移・予測
(4) タイプ別電気二重層キャパシタ市場推移・予測(全体)
①タイプ別電気二重層キャパシタ出荷数量推移・予測
②タイプ別電気二重層キャパシタ構成比率(数量)
③タイプ別電気二重層キャパシタ出荷金額推移・予測
④タイプ別電気二重層キャパシタ構成比率(金額)
(5) タイプ別電気二重層キャパシタ市場推移予測・シェア(個別)
①小型積層型電気二重層キャパシタ市場推移・予測
②小型積層型電気二重層キャパシタシェア(数量)
③小型積層型電気二重層キャパシタシェア(金額)
④大型積層型電気二重層キャパシタ市場推移・予測
⑤大型積層型電気二重層キャパシタシェア(数量)
⑥大型積層型電気二重層キャパシタシェア(金額)
⑦小型円筒型電気二重層キャパシタ市場推移・予測
⑧小型円筒型電気二重層キャパシタシェア(数量)
⑨小型円筒型電気二重層キャパシタシェア(金額)
⑩大型円筒型電気二重層キャパシタ市場推移・予測
⑪大型円筒型電気二重層キャパシタシェア(数量)
⑫大型円筒型電気二重層キャパシタシェア(金額)
第IV章 EMC ノイズ対策市場の動向と展望
1. EMC・ノイズ対策市場の動向と実態
(1) EMC・ノイズ発生源と種類
(2) EMC・ノイズ対策製品の分類と動向
(3) EMC・ノイズ対策世界市場概況と動向
(4) EMC・ノイズ対策世界市場推移予測/構成比率
①EMC・ノイズ対策世界市場推移予測(数量)
②EMC・ノイズ対策世界市場推移予測(金額)
③EMC・ノイズ対策市場製品別推移予測(数量)
④EMC・ノイズ対策市場製品別推移予測(金額)
⑤EMC・ノイズ対策市場構成比率(金額)
2. EMC・ノイズ対策国内市場の動向と展望
(1) EMC・ノイズ対策国内市場の動向
①EMC・ノイズ対策市場推移・予測(数量)
②EMC・ノイズ対策市場推移・予測(金額)
3. 弊社実態調査集計資料(2019~2023 年度)
(1) EMC・ノイズ対策関連メーカー別市場動向
①EMC・ノイズ対策市場規模推移・予測(表)
②EMC・ノイズ対策市場メーカーシェア(グラフ)
③EMC・ノイズ対策市場メーカー別推移予測(グラフ)
④EMC・ノイズ対策市場製品シェア(グラフ)
⑤EMC・ノイズ対策市場製品別推移予測(グラフ)
(2) EMC・ノイズ対策関連製品別市場動向(市場概況・出荷金額・シェア)
①ノイズフィルタ
②コイル・インダクタ
③フェライトコア
④チップビーズ(ビーズコア)
⑤サージアブソーバ
⑥バリスタ(チップバリスタ)
⑦ノイズ対策用コンデンサ
⑧ノイズ抑制(吸収)シート
⑨サーミスタ
(3) 製品別・メーカー別ノイズ対策市場推移予測(金額)
①ノイズフィルタ市場推移予測
②コイル・インダクタ市場推移予測
③フェライトコア市場推移予測
④チップビーズ市場推移予測
⑤サージアブソーバ市場推移予測
⑥バリスタ市場推移予測
⑦ノイズ対策用コンデンサ市場推移予測
⑧ノイズ抑制(吸収)シート市場推移予測
第V章 EMC ノイズ対策の技術開発動向
1.EMC・ノイズ対策の技術開発動向
(1) EMC 国際規格の動向について
(2) EMC・ノイズ対策の概要
(3) 主要パターン別の技術開発動向
(自動車/スマートフォン/産業機器/パワーエレクトロニクス/環境・エネルギー)
(4) 測定・評価施設の技術開発動向
(5) 環境・エネルギー分野でのノイズ対策
2.製品開発などの技術開発動向
(1) ノイズ対策部品製品の動向
(2) ケーブルのノイズ対策技術
(3) ノイズ抑制シートの技術動向
(4) 高周波インダクタの技術動向
(5) 車載 LAN 用ノイズ対策の動向
(6) 小型の車載パワーチョークコイル
(7) メタル系パワーインダクタの動向
(8) 車載インフォメーション機器用インダクタ
(9) 低価格スマホ向けパワーインダクタ
(10) パワーコンディショナ用ノイズフィルタ
(11) ノイズ測定とその対策の動向
(12) 薄膜コモンモードフィルタの開発
3. EMC・ノイズ測定器関連技術の動向
(1) EMC 測定器・サービスの概況と動向
(2) EMC 測定・評価の概況と動向
(3) EMC 測定器・サービス関連メーカーの動向
(アンリツ(株) /トーキン(株) /菊水電子工業(株) /(株) ノイズ研究所/UL Japan)
4.EMC・ノイズ対策関連国際規格について
(1) EMC 国際規格作成組織の構成
(2) CISPR の設立経緯とその後の動向
5.EMC 指令と関連規格・規制
(1) EMC 指令(2004/108/EC)と旧指令
(2) EMC・ノイズ対策規格と規制
(3) 国内における規格・新 EMC 規制(VCCI 協会)
(4) 国際レベルでの規格と規制動向
6.国内における電波の利用状況について
(1) 周波数帯ごとの主な用途と特徴
(2) 国内における電波の使用状況
第VI章 電子部品関連メーカーの動向と展望(2019~23 年度)
1.主要関連メーカーの動向と展望
(1) FDK 株式会社
(2) エルナー 株式会社
(3) 岡谷電機産業 株式会社
(4) オムロン 株式会社
(5) 京セラ 株式会社
(6) KOA 株式会社
(7) 株式会社 指月電機製作所
(8) 株式会社 芝浦電子
(9) 双信電機 株式会社
(10) 太陽誘電 株式会社
(11) TDK 株式会社
(12) 株式会社 トーキン
(13) 日亜化学工業 株式会社
(14) ニチコン 株式会社
(15) 日本ケミコン 株式会社
(16) パナソニック株式会社
(17) 北陸電気工業 株式会社
(18) 株式会社 MARUWA
(19) 株式会社 村田製作所
(20) ルビコン 株式会社
(21) ローム 株式会社
2.電子部品・デバイスメーカーの戦略(表)
このカテゴリのレポート
2021年版 電子部品・デバイス市場の実態と将来展望
- 脱炭素社会と電子デバイス〜コンデンサ・キャパシタ・EMC 対策・半導体デバイス編-
市場予測・将来展望シリーズ- Electronic components 編
発刊日2021/06/18 価格
77,000 円(税込)
2022年版 コンデンサ市場・部材の実態と将来展望
- 脱炭素社会と電子デバイス ~ コンデンサ市場実態/予測・技術・応用製品-
発刊日2021/10/15 価格
77,000 円(税込)
2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
- カーボンゼロと蓄電池 〜次世代電池・蓄電デバイス(蓄電池&キャパシタ)市場実態/予測 -
市場予測・将来展望シリーズ〜 Battrey System 編
発刊日2022/09/16 価格
77,000 円(税込)