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レポートナンバー 0000034029

改正GMP省令を踏まえたGMP手順書類の見直しポイント

株式会社情報機構

発刊日 2022/12/20

言語日本語

体裁B5/162ページ

ライセンス/価格162ページ

0000034029

書籍版 40,700 円(税込)

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レポート概要

2021年改正GMP省令にて規定されているGMP文書類の作成・改定ポイントを学べる

【本書のポイント】

〇品質マニュアルに記載する上で、理解しておくべきの医薬品品質システム(PQS)の概要を解説。

〇「品質マニュアル」の記載事項と「マネジメントレビュー」・「品質方針・品質目標/品質計画」等の重要項目の詳説。

〇GMP事例集に触れられている品質目標達成度評価手法の重要業績指標(KPI)の概要を解説。

〇2021年の改正GMP省令における「衛生管理手順書」・「製造管理手順書」・「品質管理手順書」について、記載すべき内容・旧文書類からの手直しにおける注意点について、具体例も交えて解説する。

〇2022年GMP事例集の内容もふまえた「安定性モニタリングに関する手順書」における記載事項を解説。

〇査察で何を見られ何を期待しているのかを考察し、既存「製品品質の照査に関する手順書」の記載事項の見直すべき点を解説

〇原料等の供給者の概要を説明した上で、「原料等の供給者の管理に関する手順書」における業務・供給者の選定・取決め・監査に関する考え方を解説する。

〇関連法規やガイドラインおよび指摘事例をふまえ「外部委託業者の管理に関する手順書」について、注意すべき留意点を解説する。

〇出荷管理の基礎的内容と「製造所からの出荷の管理に関する手順書」を概説した上で、出荷管理でトラブルを起こさないためにはどのようなポイントがあるのか解説する。

〇「バリデーションに関する手順書」の目的を規定した上で、各バリデーション方針の考え方や記載事項の考え方を解説する。

〇「変更の管理に関する手順書」「逸脱の管理に関する手順書」について、品質への影響度考え方や逸脱の対象の考え方を事例も交えて解説する

〇「品質情報及び品質不良等の処理に関する手順書」「回収等の処理に関する手順書」について、関連法規やガイドラインをふまえ、記載事項や実務にどうかかわってくるのかを解説する。

〇「自己点検に関する手順書」について、自己点検を行う上での実効性のある要件を解説した上で、手順書で再確認・見直しに関する考え方を解説。

〇「教育訓練に関する手順書」を作成する上でのOJTやGMP集合教育のやり方をどのように考えていくべきか、教育訓練の実効性評価要をどう進めていくかをふまえ、解説する。

〇「文書および記録の作成、改訂および保管に関する手順書」について、データインテグリティ(DI)の重要性をふまえた文書・データ・記録管理・点検の考え方や管理上の注意点についても解説する。

〇「SOPと製造指示記録書」について作成する上でのルール・手順やダメなSOP内容や見逃しやすい必要なSOPの事項や製造指示記録書の点検ポイントについても解説する。

レポート詳細

著者

髙木 肇 氏

【ご略歴】
 塩野義製薬(株)にて、経口剤や凍結乾燥注射剤などの工業化検討、無菌製剤製造棟の構築プロジェクト遂行、国内外関連会社への技術指導、無菌製剤棟の製造管理責任者など、製剤開発から工場運営に渡る幅広い任務を実施。

目次

第1章 品質マニュアル
 1. 医薬品品質システム(PQS)とは
 2. 品質マニュアルに記載すべき事項(PQS 活動の文書化)
  2.1 記載項目
  2.2「目的欄」の記載例
  2.3 アピールポイントの記載例
 3. マネジメントレビューについての記載
 4. 実効性のあるマネジメントレビューにするためには
 5. 品質方針と品質目標/ 品質計画について
 6. 重要業績指標(KPI)によるPQS の実効性評価
 7. まとめ

第2章 衛生管理手順書 製造管理手順書 品質管理手順書
 1. 構造設備及び職員の衛生管理に関する手順書(衛生管理手順書)
  1.1 既存衛生管理手順書の見直し
  1.2 既存衛生管理手順書に追記すべきこと
 2. 製造工程、製造設備、原料、資材及び製品の管理に関する手順書(製造管理手順書)
  2.1 製造管理業務のおさらい
  2.2 製造指図記録書の見直し
  2.3 保管と出納
  2.4 原材料の受入れ
  2.5 計器の校正
 3. 試験検査設備及び検体の管理その他適切な試験検査の実施に必要な手順書(品質管理手順書)
  3.1 QC 業務のおさらい
  3.2 データの信頼性確保
  3.3 生データの信頼性確保
  3.4 サイトQA 業務のおさらい
  3.5 品質管理手順書に記載するサイトQA 業務

第3章 安定性モニタリングに関する手順書
 1. 安定性モニタリングの目的の明確化
 2. 実施の方法
 3. 安定性モニタリング手順書の作成

第4章 製品品質の照査に関する手順書
 1. 製品品質照査の目的
 2. データの信頼性を嗅ぎ分けるには
  2.1 原材料の受入れ試験検査結果の照査
  2.2 工程管理値の照査
  2.3 変更、是正措置の適切性照査
  2.4 安定性モニタリングの照査
  2.5 品質情報の照査
  2.6 重大逸脱・異常の照査
  2.7 製剤および包装設備の照査
  2.8 ユーティリティの照査
  2.9 OOS バッチとその調査
  2.10 データの選定について

第5章 原料等の供給者の管理に関する手順書
 1. 原料等の供給者とは
 2. 具体的な管理業務
 3. 原薬供給者の選定
 4. 供給者との取決め
 5. 供給者の定期監査

第6章 外部委託業者の管理に関する手順書
 1. 製造委託先の管理
 2. 製造委託時にスケールアップを伴う場合の留意点
  2.1 スケールアップ等で発生する問題(混合工程の例)
  2.2 スケールアップで発生する問題(攪拌造粒機の例)
  2.3 スケールアップで発生する問題(滑沢剤混合工程の例)
  2.4 スケールアップで発生する問題(打錠工程の例)
  2.5 ケールアップで発生する問題(流動層造粒機の例)
  2.6 設備仕様の違いによるトラブル例
 3. 生産中のデータ収集の必要性
 4. 設備を移設する場合
 5. 海外で製造委託する場合に発生しやすいトラブル
 6. 保守点検の委託
 7. 作業服のクリーニング
 8. 流通配送(輸送・保管)業者
 9. 試験検査の外注

第7章 製造所からの出荷の管理に関する手順書
 1. 適切な製造管理の評価のために
  1.1 実作業時刻、所要時間の確認
  1.2 出来高(収量)・収率の確認
  1.3 その他の記録の実効性確認
  1.4 市場からの製品回収が発生したなら
  1.5 実効性のある支援体制か

第8章 バリデーションに関する手順書(バリデーションマスタープラン)
 1. 適格性評価はユーザー要求仕様書(URS)の作成から
 2. 適格性評価の対象
 3. 包装のバリデーションと輸送のベリフィケーション
  3.1 包装のバリデーション
  3.2 輸送のベリフィケーション

第9章 変更の管理に関する手順書
 1. 変更管理の範囲および製造販売業者とのコミュニケーションの問題
 2. 変更起案の審査(=リスク分析)

第10章 逸脱の管理に関する手順書
 1. 逸脱の定義
 2. 異常への対応
 3. 逸脱管理適切性チェック

第11章 品質情報および品質不良等の処理に関する手順書
 1. 製造販売業者と製造業者の連携
 2. 苦情への対応

第12章 回収等の処理に関する手順書
 1. 回収事案の発生原因と対策
  1.1 外観選別工程に過度の期待はできない
  1.2 日常点検の重要性
  1.3 防虫対策
  1.4 情報の横展開の重要性

第13章 自己点検に関する手順書
 1. 自己点検者の要件
 2. 自己点検手順書の再確認
 3. 自己点検の頻度と実施時間の見直し

第14章 教育訓練に関する手順書
 1. 自分で考える人でないと
 2. 知識管理
 3. 集合教育の見直し
 4. 教育訓練の実効性評価

第15章 文書および記録の作成、改訂および保管に関する手順書
 1. なぜ、今「DI」か
 2. なにを点検するか
  2.1 現場の点検
  2.2 文書管理手順書の再点検
  2.3 電子記録・電磁的記録の点検

第16章 SOP と製造指図記録書
 1. SOP とは
 2. ダメなSOP
 3. SOP 作成時の留意点
  3.1 SOP はどこまで作業を細分化すべきか
  3.2 SOP で漏れ易い事項
 4. SOP の作成手順
 5. 製造指図記録書はSOP の概説書
 6. QA は製造指図記録書原本を点検すべし
  6.1 性悪説で点検
  6.2 特記事項記載の必要性

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