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レポートナンバー 0000037759

2024年度版 世界の水電解槽開発の現状と参入メーカー動向

有限会社デジタルリサーチ

発刊日 2024/02/09

言語日本語

体裁A4/311ページ

ライセンス/価格311ページ

0000037759

CD-ROM版(PDF) 242,000 円(税込)

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レポート概要

【本資料の特色】

「2024年版 世界の水電解槽開発の現状と参入メーカー動向」は、世界の水電解槽開発メーカーと水電解槽部材メーカーの受注/設置実績、設備投資動向、技術開発動向をまとめた調査レポートです。中国電解槽メーカーを除く117社を取り上げました。中国電解槽メーカーにつきましては、別途「2024年版 中国の水電解槽開発の現状と参入メーカー動向」(近刊)として発刊予定です。

グリーン水素は、世界の「ネット・ゼロ・エミッション」を目指すための切り札として最も注目と期待が寄せられ、グリーン水素を製造するため電解槽設置容量を現在の300MWから約3,600GWに増やし、年間約3億トンのグリーン水素を製造する計画が進行しています。世界は、今後とてつもない量の水電解槽を建設していくことになる。それは化石エネルギーからクリーンエネルギーへのパラダイムシフトとして、偏在する化石燃料から自然エネルギーによる自足する世界へ転換していくプロセスであり、エネルギー供給の流れを多様化する契機となっていくと思われる。

グリーン水素を現在のエネルギー供給ネットワークのなかに、いかに組み込んでいくかが問われている。特に欧州では、「Power to Gas(X)」という概念で、再生可能エネルギーの導入拡大を担保するエネルギー貯蔵技術として、また航空機や船舶のカーボンフリー燃料(e-fuel)製造技術として、また中近東、東アジア、南アメリカ、オーストラリア、アフリカなどでは石油・天然ガス資源とは別の、脱化石燃料の新しいエネルギー資源として注目されている。

グリーン水素は、風力や太陽光の巨大発電ファームの建設と水電解によるグリーン水素製造、ガスパイプラインへの注入によるエネルギー貯蔵という一連のチェーンだけでなく、グリーン水素を活用した製鉄技術の革新、カーボンフリーアンモニア製造プロセスやe-fuelの製造、自動車・トラック・バス・船舶・飛行機・列車などの代替燃料、燃料電池による発電利用など、多岐にわたる水素バリューチェーンを具現化しつつあります。

「水電解」は、グリーン水素を製造する基幹となる技術であり、現在「アルカリ」「PEM」「SOEC」「AEM」「人口光合成」など様々な方法による大量生産の技術開発が試みられている

デジタルリサーチでは、グリーン水素の製造プロジェクトである世界各国の「Power to Gas」事例集成や世界の水素エネルギー市場(製造・貯蔵・運搬・活用と知った水素サプライチェーン)、世界と中国の水電解装置の開発動向と市場動向などの調査を通して、多様な展開を見せている世界のグリーン水素チェーンや「Power to Gas市場」の現在を紹介していきたいと考えております。

レポート詳細

本書の内容

2021年11月に刊行した「2022年版 世界の水電解槽開発の現状と参入メーカー動向」の改訂版です。世界の水電解槽・部材開発メーカー117社(詳細95社、簡易23社)の最新動向を調査することで、「Power to Gas」のコアテクノロジーとなる水電解槽の開発動向、市場動向と今後の展開を展望しようとするものです。

2024年版のレポートでは、水電解市場の全体像を展望するため、水電解槽のタイプ別(アルカリ/PEM/SOEC/AEM)にみた開発動向と市場動向、有力メーカーの受注実績(2021~2023年)、設置実績(2021~2023年)、生産能力(~2030年)などを調査し、市場編としてまとめました。

2024年版では注目される電解技術として「AEM電解」の現状を特集して、詳述しております。

内容案内

Ⅰ 世界の水電解市場の概況
1. 世界の水電解槽の市場規模推移(2021~2023年:容量ベース)
(1)世界の水素生産量に占める水電解の割合
(2)IEA統計による世界の水電解槽の設置実績推移(2021~2023年:容量ベース)
(3) IEA統計による世界の水電解槽 電解タイプ別メーカー別設置容量推移(~2023年:容量ベース)
① IEA統計によるアルカリ型水電解槽 参入メーカー別設置実績推移(2021~2023年:容量ベース)
② IEA統計によるPEM型水電解槽 参入メーカー設置実績推移(2021年~2023年:容量ベース)
③ IEA統計によるSOEC型水電解槽 参入メーカー別設置実績推移(2021年~2023年:容量ベース)
④ IEA統計によるAEM型水電解槽 参入メーカー別設置実績推移(2021年~2023年:容量ベース)

2.世界の水電解槽メーカーの受注実績推移(2021~2023年:容量ベース)
(1)世界の水電解槽の電解タイプ別受注実績推移(2021年~2023年)
(2)世界の水電解槽の電解タイプ別参入メーカー別受注実績推移(2021年~2023年)
① アルカリ型水電解槽メーカー別受注実績推移(2021年~2023年:容量ベース)
② PEM型水電解槽メーカー別受注実績推移(2021年~2023年:容量ベース)
③ SOEC型水電解槽メーカー別受注実績推移(2021年~2023年:容量ベース)
④ AEM型水電解槽メーカー別受注実績推移(2021年~2023年:容量ベース)

3.世界の水電解槽の年間生産能力(中国メーカーを除く)の推移について
(1)世界の水電解槽(中国メーカーを除く) 電解タイプ別年間生産能力推移(2023~2030年)
(2)世界の水電解槽 電解タイプ別メーカー別年間生産能力推移
① アルカリ型水電解槽メーカー別年間生産能力推移(2023/2025/2030年:容量ベース)
② PEM型水電解槽メーカー別年間生産能力推移(2023/2025/2030年:容量ベース)
③ SOEC型水電解槽メーカー別年間生産能力推移(2023/2025/2030年:容量ベース)
④ AEM型水電解槽メーカー別年間生産能力推移(2023/2025/2030年:容量ベース)
(3)世界の水電解槽 主要水電解槽メーカーの設置実績・受注実績・生産能力一覧
(4)世界の「Power to Gas」プロジェクト一覧

4.世界の水電解槽の市場規模の長期予測(2025年、2030年、2050年)
(1)国際エネルギー機関(IEA)による2030年市場規模予測
(2)水素協議会(Hydrogen Council)による2030年市場規模予測
(3)水素協議会(Hydrogen Council)による電解槽の電解タイプ別累計設置容量推移(2019~2023年)
(4)Bloomberg NEFによる水電解槽設置容量推移予測(2022~2030年)
(5)McPhyによる水電解槽設置容量予測(2025/2030年)
(6)Agfaによる電解槽設置容量予測(2024/2030年)
(7)DNVによる水電解槽設置容量予測(2030年/2040/2050年)
(8)EU Joint Research Centerによる水電解槽設置容量タイプ別シェア予測(2020~2050年)
参考1 各国の水電解槽導入目標と水素戦略・政策の概要
参考2 電解槽製造コスト・グリーン水素製造コストの推移予測
参考3 電解技術4タイプ比較
参考4 特許から見た水電解槽の技術動向

Ⅱ 世界の水電解槽 電解タイプ別メーカー動向
1. アルカリ型水電解槽
(1)アルカリ型水電解槽 参入メーカー
(2)アルカリ型水電解槽の技術開発動向
(3)アルカリ型水電解槽の市場動向

2. PEM型水電解槽
(1)PEM型水電解槽参入メーカー
(2)PEM型水電解槽の技術開発動向
(3)PEM型水電解槽の市場動向

3.SOEC型水電解槽
(1)SOEC型水電解槽 参入メーカー
(2)SOEC型水電解槽の技術開発動向
(3)SOEC型水電解槽の市場動向

4.AEM型水電解槽
(1)AEM型水電解槽参入メーカー
(2)AEM型水電解槽の技術開発動向
(3)AEM型水電解槽の市場動向

Ⅲ 注目されるAEM型水電解槽の開発動向
1. アニオン交換膜(AEM)電解槽
(1)技術概要
(2)他の電解タイプとの比較
(3)注目される理由
(4)AEM型水電解槽開発 参入メーカー一覧

2. AEM型水電解槽開発メーカーの最新動向
(1)Enapter
(2)gen-hy
(3)EvolOH
(4)Verdagy
(5)Versogen
(6)Ionomor innovations
(7)DeNora

3. 主なAEM型水電解槽の開発プロジェクト
4.その他のAEM型水電解槽関連メーカー動向

Ⅳ 世界の水電解槽 電解タイプ別企業個票
1. アルカリ型水電解槽
(1)Angstrom Advanced 【アメリカ】
(2)Battolyser Systems【オランダ】
(3)Cummins【アメリカ】
(4)Ecoclean【ドイツ】
(5)Edison Future【アメリカ】
(6)Electrogenos【イギリス】
(7)ErreDue【イタリア】
(8)Green Hydrogen Systems【デンマーク】
(9)HydrogenPro【ノルウェー】
(10)Hydrogen Optimized【カナダ】
(11)Hydrox Holdings【南アフリカ】
(12)Hymeth【デンマーク】
(13)John Cockerill【ベルギー】
(14)McPhy Energy【フランス】
(15)Nel【ノルウェー】
(16)Next Hydrogen Solutions【カナダ】
(17)NEWES【オランダ】
(18)Stargate Hydrogen【エストニア】
(19)Sunfire【ドイツ】
(20)thyssenkrupp nucera (Thyssenkrupp Uhde Chlorine Engineers)【ドイツ】
(21)VERDE HYDROGEN【アメリカ】
(22)旭化成【日本】
(23)トクヤマ【日本】

2. PEM型水電解槽
(1)Cummins【アメリカ】
(2)Edison Future【アメリカ】
(3)Electric Hydrogen(EH2)【アメリカ】
(4)Elogen【フランス】
(5)ErreDue【イタリア】
(6)FEST【ドイツ】
(7)Fortescue Future Industries(FFI)【オーストラリア】
(8)Fusion Fuel【アイルランド】
(9)H2B2【スペイン】
(10)H2U Technologies【アメリカ】
(11)H-TEC SYSTEMS【ドイツ】
(12)Hoeller Electrolyzer【ドイツ】
(13)Hypower Lab【韓国】
(14)Hystar【ノルウェー】
(15)iGas energy【ドイツ】
(16)IMI Critical Engineering【イギリス】
(17)ITM Power【イギリス】
(18)Nel【ノルウェー】
(19)Ohmium International【アメリカ】
(20)Oort Energy【イギリス】
(21)Plug Power【アメリカ】
(22)Rolls-Royce【イギリス】
(23)Siemens Energy【ドイツ】
参考:イリジウム供給懸念

3. SOEC型水電解槽
(1)Bloom Energy【アメリカ】
(2)Convion【フィンランド】
(3)Elcogen 【エストニア】
(4)Genvia【フランス】
(5)h2e Power【インド】
(6)Haldor Topsoe【デンマーク】
(7)Sunfire【ドイツ】
(8)東芝エネルギーシステムズ【日本】

4.AEM型水電解槽
(1)Cipher Neutron【カナダ】
(2)Cavendish Renewable Technology (CRT)【オーストラリア】
(3)dynaCERT 【カナダ】
(4)Enapter 【イタリア】
(5)EvolOH【アメリカ】
(6)gen-hy【フランス】
(7)h2e Power【インド】
(8)Hydrogen Future Industries【イギリス】
(9)Hydrolite【イスラエル】
(10)Hyter【イタリア】
(11)Verdagy【アメリカ】
(12)Versogen【アメリカ】

5.その他の電解タイプ(海水電解、水蒸気電解、超臨界電解)
(1)Advanced Ionics【アメリカ】【水蒸気電解】
(2)Clean Power Hydrogen【イギリス】【メンブレンフリー】
(3)HPQ Silicon Resources【カナダ】【海水電解】
(4)Joi Scientific【アメリカ】【海水電解】
(5)Supercritical【イギリス】【超臨界】
参考:海水電解の動向

6.電解槽部材メーカー
(1)Agfa 【ベルギー】【アルカリ】
(2)De Nora【イタリア】【アルカリ・AEM】
(3)CENmat【ドイツ】【PEM・AEM】
(4)Evonik【ドイツ】【AEM】
(5)Ingeteam【スペイン】【コンバータ・整流器】
(6)Ionomr Innovations【カナダ】【PEM・AEM】
(7)Permascand【スウェーデン】【アルカリ】
(8)SungreenH2【シンガポール】【PEM】
(9)Smoltek Nanotech Holding【スウェーデン】【PEM】
(10)TFP Hydrogen【イギリス】【AEM・PEM】
(11)東レ【日本】【PEM】

7.その他の水電解槽メーカー一覧表

Ⅴ 光触媒型水素製造装置メーカー
1.概要
2.企業個票
(1)Hysun【スペイン】
(2)Sparc Hydrogen【オーストラリア】
(3)SunHydrogen【アメリカ】
(4)Sunrgyze【スペイン】
(5)Syzygy Plasmonics【アメリカ】
(6)Yellow SiC【ドイツ】

Ⅵ オンサイト水素製造装置メーカー
(1)BayoTech【アメリカ】
(2)HydroStar Asia-Pacific【オーストラリア】【メンブレンフリー】
(3)HyGear【オランダ】【アルカリ】

Ⅶ その他の特殊な水素製造装置メーカー
(1)H2Pro【イスラエル】【E-TAC】
(2)Hysata【オーストラリア】【毛細管現象】
(3)OxEon Energy【アメリカ】【SOEC・リバーシブル・軍事】
(4)SoHHytec【スイス】【集光型】

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発刊日2021/11/24 価格 198,000 円(税込)

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