世界中の市場調査レポートを販売!当社に無いレポートもお探しします。

レポートナンバー 0000038535

CO2削減に向けてバイオナフサを石油化学プラントに用いた化学製品の価格と競争力比較

株式会社シーエムシー出版

Price and Competitiveness Comparison of Chemical Products Using Bionaphtha in Petrochemical Plants for CO2 Reduction

発刊日 2024/05/24

言語日本語

体裁B5/294ページ

ライセンス/価格294ページ

0000038535

書籍版 242,000 円(税込)

無料サンプル

  • サンプルはお問い合わせください。

ポイント

日本の石油化学工業はナフサの接触熱分解(スチームクラッキング)によりC2(エチレン)、C3(プロピレン)、C4(ブチレン)、C5(ペンタン,イソプレン)など多品種の製品を併産している!
植物由来のバイオナフサを石油ナフサの代わりに石油化学プラントに使えば同様の多品種の製品を併産でき、CO2削減とカーボンニュートラルに貢献できる!
バイオナフサから作られる製品74品目について概要、メーカー能力、業界動向、価格、国内需要、原価計算などを可能な限り解説する!

レポート概要

■刊行にあたって

石油化学は【原油】→【石油精製工場】→【ナフサ】→【プラスチック原料】→【プラスチック加工】→【プラスチック製品】という流れを経て燃料やプラスチック製品を作っている。

一方、バイオナフサは植物由来でCO2削減に貢献し、カーボンニュートラルである。バイオナフサをナフサクラッカーという石化原料生産装置に供給すると、一気にバイオグレード製品が生産できる。品質は石油ナフサ由来品と大差ない。しかし価格は約2~3倍になる。

本レポートは石油ナフサから作られる現状の石油化学製品の国内需要、生産能力、業界動向、原価計算などとバイオナフサを使った場合の価格予測を解説する。石油化学製品製造に関しCO2削減やカーボンニュートラル、エコマーク認定などが求められるが、バイオナフサ由来化学品のコスト競争力を検討する。

レポート詳細

著者一覧

財部明郎  タカギチ事務所
幾島嘉浩  IH テクノロジー(株)
幾島將貴  IH テクノロジー(株)
岡部寛史  近畿大学
シーエムシー出版 編集部

目次

石油化学産業 編
1 原油の概要
 1.1 原油の概要
 1.2 原油の成分
 1.3 原油の分類
2 石油精製プロセスと製品
 2.1 石油精製工程の概要
 2.2 蒸留操作
 2.3 脱硫,改質,分解
 2.4 ブレンディング
 2.5 ナフサの輸入
 2.6 石油製品の用途と品質
3 石油化学基礎製品
 3.1 オレフィン系
 3.2 芳香族系
4 石油化学プロセスと製品
 4.1 プラスチック
 4.2 合成ゴム
 4.3 合成繊維
 4.4 塗料
 4.5 洗剤・界面活性剤

バイオリファイナリー 編
1 ドロップイン バイオ燃料とその周辺
 1.1 はじめに
 1.2 バイオリファイナリーの概観
 1.3 ドロップイン バイオ燃料
 1.4 ドロップイン バイオ燃料の定義
 1.5 バイオ燃料による汚染とBlend Wall(ブレンドの壁)
 1.6 結語
2 動植物性油脂の石油製油所における同時精製について
 2.1 石油精製工程とバイオ燃料
 2.2 バイオ燃料の脱酸素と精製
 2.3 ドロップインバイオ燃料の製油所設備利用
 2.4 結語
3 ドロップインバイオ燃料,環境への影響と製造ルート
 3.1 バイオマスからの燃料の製造と精製
 3.2 バイオエタノールおよびバイオディーゼル(FAME)の開発・導入状況と大気汚染への懸念
 3.3 SAFの開発状況(ASTM承認済み燃料)
4 製品,原料サイドから俯瞰したバイオリファイナリー
 4.1 原料視点からの4つの類型
 4.2 バイオリファイナリーの風景
 4.3 まとめ,並びに 謝辞

石油ナフサ・バイオナフサ・由来製品の競争力比較 編
1 石油化学品,樹脂製造におけるGHG排出量削減へ向けた取組み
 1.1 石油由来ナフサ
 1.2 バイオナフサ
 1.3 日本におけるバイオナフサのサプライチェーン構築への試み
 1.4 石油由来ナフサ使用量の削減へ向けたその他の取り組み(ケミカルリサイクル)

2 ナフサを原料とする基礎化学品およびプラスチックの動向
[各項目内容:需要動向、業界動向、価格動向、原価計算例など]
 2.1 ナフサ
 2.2 エチレン
 2.3 エチレンオキサイド
 2.4 エチレングリコール
 2.5 アセトアルデヒド
 2.6 二塩化エチレン(EDC)
 2.7 塩化ビニルモノマー
 2.8 酢酸ビニルモノマー
 2.9 ポリビニルアルコール(PVA)
 2.10 α-オレフィン
 2.11 エチルベンゼン
 2.12 スチレンモノマー
 2.13 プロピレン
 2.14 プロピレンオキサイド
 2.15 プロピレングリコール
 2.16 ポリプロピレングリコール
 2.17 アクリロニトリル
 2.18 エピクロロヒドリン
 2.19 アクリル酸エステル
 2.20 ポリアクリル酸ソーダ
 2.21 ブタジエン
 2.22 ブテン-1
 2.23 MMAモノマー
 2.24 無水マレイン酸
 2.25 ベンゼン
 2.26 アルキルベンゼン
 2.27 シクロヘキサン
 2.28 カプロラクタム
 2.29 アジピン酸
 2.30 アニリン
 2.31 フェノール
 2.32 ビスフェノールA
 2.33 トルエン
 2.34 トルエンジイソシアネート
 2.35 ジフェニルメタンジイソシアネート
 2.36 キシレン
 2.37 オルソキシレン
 2.38 メタキシレン
 2.39 パラキシレン
 2.40 無水フタル酸
 2.41 テレフタル酸
 2.42 アセチレン
 2.43 メラミン
 2.44 エタノール
 2.45 メタノール
 2.46 ホルマリン
 2.47 アセトン
 2.48 イソプロピルアルコール
 2.49 オクタノール
 2.50 高級アルコール
 2.51 ノルマルブタノール
 2.52 イソブタノール
 2.53 セカンダリーブタノール
 2.54 メチルイソブチルケトン
 2.55 メチルエチルケトン
 2.56 低密度ポリエチレン
 2.57 高密度ポリエチレン
 2.58 ポリプロピレン
 2.59 ポリスチレン
 2.60 フォームスチレン
 2.61 スチレン系樹脂その他(ACS樹脂,AAS樹脂,AES樹脂)
 2.62 ABS樹脂
 2.63 AS樹脂
 2.64 塩化ビニル
 2.65 塩化ビニリデン樹脂
 2.66 メタクリル樹脂
 2.67 MBS樹脂
 2.68 ポリブテン-1
 2.69 エチレン・酢ビ共重合樹脂
 2.70 アイオノマー樹脂
 2.71 不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン
 2.72 塩素化ポリオレフィン
 2.73 ケン化EVA
 2.74 エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂

この商品のレポートナンバー

0000038535

このカテゴリのレポート

原油の多角化に伴う製油所の高度化技術

〜第四次産業革命と日本のエネルギー戦略〜

Profit Improvement of Japanese Refinery for Diversification Crude Oil and The Advancement Technology

発刊日2019/11/27 価格 63,800 円(税込)

脱石油に向けたCO2資源化技術

―化学・生物プロセスを中心に―

発刊日2020/07/31 価格 72,600 円(税込)

バイオプラスチックの最新技術動向

―真の普及を目指して―

The Latest Technical Movements of Bioplastics for the Real Spreading

発刊日2022/07/29 価格 71,500 円(税込)

メタネーションとグリーン水素の最新動向

Recent Trends in Methanation and Green Hydrogen

発刊日2023/10/31 価格 61,600 円(税込)

二酸化炭素回収・有効利用の最新動向

Current Technology Trends in Carbon Dioxide Capture, Storage, and Effective Utilization

発刊日2024/03/01 価格 66,000 円(税込)

TOP