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レポートナンバー 0000039107

2024年度版 世界の燃料電池(II)企業編

有限会社デジタルリサーチ

発刊日 2024/07/31

言語日本語

体裁A4/約994ページ

ライセンス/価格約994ページ

0000039107

CD-ROM版(PDF) 242,000 円(税込)

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レポート概要

【本資料の特色】

1. 欧米を主体にした海外の燃料電池開発の動向、市場規模(2012~2016年)、需要分野の現状、PEFCなどタイプ別の動き、参入企業の動向を集成し、(Ⅰ)市場編(Transportation)、(Ⅱ) 企業編、(Ⅲ)市場編(定置用燃料電池・小型燃料電池)の3分冊で発刊する最新資料。

レポート詳細

内容案内

「2024年版 世界の燃料電池(Ⅱ)企業編」には、燃料電池スタック・システム、水素貯蔵(圧縮タンク、液体水素貯蔵など)、水素エンジン、燃料電池スタック部材(電解質膜、触媒、MEA、セパレータなど)、燃料電池自動車、燃料電池バス、燃料電池トラック、燃料電池船舶、燃料電池飛行機、燃料電池二輪・三輪車、燃料電池列車、燃料電池マテハン機器、燃料電池建設機械など移動体用(Transportaion)燃料電池応用製品、定置用燃料電池、小型燃料電池、水素ステーション開発・運営、燃料電池車フリート事業(タクシーやレンタル事業)などにかかわる企業を中心に、Transportaion実証プロジェク、定置用燃料電池の実証プロジェクトなどを収載した。燃料電池・水素エンジン開発と商用化にわたる産業全般に参入している企業を網羅し、参入企業ごとの最新動向を企業個票の形式で集成した。
収録企業・プロジェクトは約700社。

■最近動向

ABB、水素燃料電池船舶設計原則承認・認証業務を伊RINAに委託:ABBは、ABBが開発する船舶向け脱炭素化技術の設計概念の原則承認および型式認証業務を伊船級協会RINAに委託する。現在検討されているコンセプトは、燃料電池システムの使用、海運業界への水素の導入、先進的な船舶推進技術の採用など。(2023/02/14)
⇒https://www.logistik-express.com/rina-and-abb-agree-to-co-operate-on-shipping-decarbonisation/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=rina-and-abb-agree-to-co-operate-on-shipping-decarbonisation

ABB とイスラエル GenCell、病院に燃料電池 UPS システムを設置:ABB とイスラエルの燃料電池製造 GenCell は、イスラエル Hadera にある病院「Hillel Yaffe Medical Center」に燃料電池無停電電源装置(UPS)システムを設置した。救急・救命設備への 24 時間 365 日の安定した電力供給と、数百万ドルの運営コスト削減が可能になる。(2022/06/02)
⇒https://new.abb.com/news/detail/91396/israels-first-hospital-hydrogen-backup-power-solution-is-a-lifesaver

カナダ Ballard とABB、ノルウェーDNV から舶用 3MW 級 FC コンセプトの AiP 取得:カナダの Ballard Power Systems とABB は、ノルウェーの船級協会 DNV から舶用 3MW 級燃料電池コンセプトの基本承認(以下 AiP)を取得した。この舶用燃料電池システムコンセプトは、ABB と Ballard Power Systems の 3 年間にわたる協力関係のもとで開発された。ABB の舶用高出力燃料電池ユニットは、沿岸部を航行するクルーズ船や定期運航のフェリー、外航船などで、MW 級燃料電池を主電源として利用したり、補助電源として利用したり、ディーゼルエンジンと燃料電池を状況に応じて切り替えて利用するなど、多様なユースケースに対応できる。(2022/02/23)
⇒https://www.prnewswire.com/news-releases/ballard-abb-receive-approval-in-principle-for-high-power-fuel-cell-concept-to-power-ships-301488576.html

イスラエル Gencell とABB、燃料電池と無停電電源装置を統合したソリューションを開発:イスラエル Gencell(燃料電池開発)は、ABBと提携し、Gencell の燃料電池を組み込んだ ABB の無停電電源装置(uninterruptible power supplies)を開発し、従来のディーゼル発電機タイプの代替し、停電時に長時間電力を供給することを目指す。Gencell と ABB は共同で、Gencell と ABB の製品を統合した水素エネルギーソリューションの販売に取り組んでいく計画で、すでにイスラエルの病院で医療設備をバックアップするために導入されている。(2021/12/22)
⇒https://www.marketscreener.com/quote/stock/GENCELL-LTD-120976759/news/Gencell-Entered-into-an-agreement-with-ABB-Switzerland-Ltd-shall-carry-out-joint-efforts-to-market-37393653/

ABB など、燃料電池ハイブリッド推進システム搭載の長距離航行タグボートを開発:スウェーデン ABB Marine & Ports(船舶用電力および推進システム供給・ABB の一部門)は、米Maritime Partners (MP/海事資産・船舶リース・建設資金調達)、米 Elliott Bay Design Group(EBDG/造船・海洋エンジニアリング)、カナダ e1 Marine(水素生成)の 3 社と共同で、ニューオリンズ港からミシシッピ川とその支流に沿った 14,500 マイルの内陸水路網でバージ(はしけ)を曳航する、メタノール改質型燃料電池ハイブリッドシステムを搭載した長距離航行タグボート「Hydrogen One」を開発する。「Hydrogen One」は全長 27 メートル、航行距離約 550 マイル(荷物を載せ時速6 マイルで約 4 日間の航行可能)で、最大で 2,700 馬力(1,700 馬力を燃料電池、1,000 馬力をバッテリー)の推進力を持つ。水素は、e1 Marine のメタノール改質オンボード水素製造装置で製造する。 ABB は、電気モーター、変圧器、燃料電池、バッテリー、配電システム「Onboard DC Grid™」、「Power and Energy Management System 」(PEMS™) など、燃料電池ハイブリッド推進システム全体を供給する。(2021/12/02)
⇒https://new.abb.com/news/detail/85340/abb-to-become-technology-partner-for-worlds-first-methanol-hydrogen-fuel-cell-towboat

フィンランド Wärtsilä など、船上で LNG 改質水素を船舶エンジンや FC で使用するシステムを開発:フィンランド Wärtsilä(船舶用エンジン)は、伊 RINA(船級協会)、ABB、ギリシャ Helbio(水素製造システム開発・販売/ Metacon AB 子会社)、米 Liberian Registry(リベリア船籍・登録船の運航サポート)、エネルギーメジャー会社と提携し、船上で LNG を改質して水素と CO2 を生成し、水素を天然ガスと混合し、船舶の内燃機関や燃料電池で使用することで IMO(国際海事機関)の 2050 年目標である CO2 の 70%削減を目指す。生成された CO2 は、LNG の冷熱で液化して貯蔵する。Wärtsilä のガスエンジンは、すでに水素と LNG の混合燃料を使用でき、将来的には 100%水素燃料を目指す。このシステムは、船舶の甲板に容易に設置することができるメリットがある。Wärtsilä と ABB は内燃機関と燃料電池に取り組み、Helbio はガス改質装置を提供し、RINA と Liberian Registry は、規則と規制に関する助言と指導を行う。(2021/11/25)
⇒https://www.wartsila.com/media/news/25-11-2021-wartsila-and-rina-partner-with-other-stakeholders-to-deliver-a-viable-hydrogen-fuel-solution-to-meet-imo-2050-target-3013516

英 AFC Energy、ABB から BEV 充電用 200kW 燃料電池発電システムを初受注:英アルカリ形燃料電池製造 AFC Energy は、ABB から高出力の BEV 用充電システム向けの AEM 型燃料電池発電システム(200kW)「S 」シリーズを、総額 400 万ポンド(6 億円)で初受注し、2023 年初頭に納入する。同時に、ABB が AFC Energy の新株予約権を引き受けることにも合意した。今回の受注は、2020 年 12 月に ABB と締結した共同製品開発契約および商業化・マーケティング契約に基づくもので、2021 年に行われた AFC Energy「L」シリーズ燃料電池技術と ABB のエネルギー貯蔵および高出力 BEV 充電プラットフォームとの統合試験の成功を受けたことによる。今回供給するシステムは、最終的には、200kW の定格容量を持ち、水素およびアンモニア(水素キャリア)による発電が可能で、10 フィートの輸送用コンテナ内で収納される。(2021/11/16)
⇒https://www.prnewswire.com/news-releases/abb-orders-first-alkaline-hydrogen-fuel-cell-system-from-afc-energy-for-use-in-high-power-e-mobility-charging-301427175.html

スイス H2 EnergyとAVIA Osterwalder、移動型BEV燃料電池高速充電器のテスト実施:スイスH2 Energy(水素製造プラント、水素ステーション建設)とスイスAVIA Osterwalder (ガソリンスタンド運営)、ABBは、スイスのザンクト・ガレン市(St. Gallen)のAVIA水素ステーションにトヨタ自動車の燃料電池システムを組み込んだ移動型BEV燃料電池高速充電器「kvyreen」(充電容量は60kW)を設置して、試験運転を始めた。このBEV燃料電池充電器は商業利用段階では、1台につき最大150kWの充電ができ、8~10分の充電で100kmの走行が可能になる予定。BEVのほか、バッテリー式建設機械の充電などへ応用することも検討している。このプロジェクトには、スイスABB、スイス連邦材料科学技術研究所(Empa)、スイス連邦エネルギー局(SFOE)がパートナーとして参加している。(2021/09/16)

  ABB & Avia Premiere the World’s First Hydrogen Powered Mobile Fast Charging Station

ノルウェーEDGE Navigation とノルウェーUlstein、コンテナ船コンセプトに関する協力発表:ノルウェーの海上輸送会社 EDGE Navigation とノルウェーの造船会社 Ulstein は、化石燃料に代わるグリーンエネルギーパワーソリューションを促進するため、コンテナ船のコンセプトに関して協力することを発表した。両社は現在、非化石推進力を実現するために水素の使用を評価しており、スイスの産業用ロボットメーカーABB と協力して Ballard Power Systems の燃料電池をベースにソリューションを開発している。(2021/07/07)
⇒https://maritimt.com/nb/maritimt-magasin/vurderer-hydrogenbrenselsceller-containerskipskonsept

ABB と英 AFC Energy、データセンターの分散電源開発で提携:ABB は 2020 年 12 月、英 AFC Energy のアルカリ燃料電池を利用したオフグリッド EV 充電ステーション整備のための商品開発で提携したのに次いで、データセンターの分散電源として AFC Energy のアルカリ燃料電池のターンキーソリューション開発でも提携する。(2021/04/16)
⇒https://new.abb.com/news/detail/77014/abb-expands-partnership-with-investment-in-afc-energy-to-further-progress-fuel-cell-innovation

スウェーデン PowerCell とABB、定置用燃料電池電力システムの開発で提携:スウェーデンの燃料電池開発 PowerCell Sweden とABB Power Grids は、定置式燃料電池電力システムの開発で提携する。PowerCell Sweden は 2019 年に、自動車セグメント向けの PowerCell S3 燃料電池スタック開発で Bosch と提携している。今回の提携はそれに次ぐもので、両社は 2021 年中頃までに最終合意を目指す。 (2020/06/10)
⇒https://www.powermag.com/press-releases/powercell-signs-mou-with-abb-power-grids-regarding-stationary-fuel-cell-power-solutions/

ABB、仏 Lhyfe が建設中の新工場にグリーン水素製造プロセスを自動化する制御システム納入:ABB は、フランスのグリーン水素製造の Lhyfe がフランスのヴァンデ県ブアンに建設中のグリーン水素生産工場に分散制御システム(Freelance Distributed Control System:DCS)と製造オペレーション管理システム(ABB AbilityTM Manufacturing Operations Management :MOM) を納入し、再生可能エネルギーから水素製造プロセスにいたる全工程を自動化する。システムインテグレーターの Bossard がシステム設計、構築、プログラミング、試運転を担当する。 (2020/05/20)
⇒https://new.abb.com/news/detail/62419/abb-to-install-control-solution-for-the-automation-of-lhyfes-first-green-hydrogen-clean-energy-production-project

ABB と HDF、HDF ボルドー工場で舶用 MW 級燃料電池システム組立を開始:ABB と Hydrogène de France(HDF)は共同で、ABB と Ballard Power Systems が共同開発した MW 級燃料電池パワープラントをベースに、MW 級燃料電池システムを組立てる生産能力を最適化し、HDF のボルドー工場で外洋船に搭載する MW 級燃料電池システムの製造を開始する契約(MOU)を結んだ。(2020/04/08)
⇒https://new.abb.com/news/detail/60096/abb-brings-fuel-cell-technology-a-step-closer-to-powering-large-ships

欧 FLAGSHIPS、フランス・リヨンとノルウェー・スタヴァンゲルで燃料電池船を開発:欧州の FLAGSHIPS コンソーシアムは、(1)フランス・リヨンで Compagnie Fluvial deTransport(CFT)がローヌ川で運航する燃料電池プッシュボートを開発するプロジェクトと、(2)ノルウェー・スタヴァンゲルで Norled が運航するフェリーを燃料電池駆動に改造するプロジェクトのふたつのプロジェクトを推進する。両プロジェクトとも再生可能エネルギー由来の水素を製造し、船舶に供給する。このコンソーシアムには、船主である Norled と CFT の2社の他、スイス ABB Marine Systems、デンマーク Ballard Europe、フランス PersEE、フィンランド VTT、ノルウェーから Westcon Power&Automation、LMG Marin、NCE Maritime CleanTech が参加する。(2020/01/31)
⇒https://flagships.eu/2020/01/31/flagships-project-wins-hydrogenies-trophy/

ABB、ローヌ川を航行する新建造船舶に400kW燃料電池駆動システムを納入:ABBは、欧州の舶用燃料電池開発プロジェクト「FLAGSHIPS」参加メンバーの1社として、フランスの海運業者Sogestranグループの子会社である河川運輸専業のCompagnie Fluviale de Transport(CFT)が導入するローヌ川を航行する新建造のタグボート(push boat)に搭載する400kW燃料電池駆動システムを納入する。このタグボート(push boat)は2021年の就航予定。ABBはVTT 、Ballard Power Systemsとともに、「FLAGSHIPS」プロジェクトにおいて、主に内海、沿岸を航行する船舶の燃料電池推進システムの開発を続けてきた。Ballard Power SystemsはABBに200kW燃料電池モジュールを2基納入する。(2019.5)
⇒https://new.abb.com/news/detail/24058/abb-to-enable-worlds-first-hydrogen-powered-river-vessel

ABB、ノルウェーSINTEFなどと舶用燃料電池ハイブリッドシステムをテスト:ABBはノルウェーのSINTEFと造船会社Fiskerstrandと共同で、2017年に始まった燃料電池フェリーの実用化を目指すプロジェクト「HYBRIDshipプロジェクト」に沿い、燃料電池ハイブリッドシステムをフェリーに搭載して燃料電池システムの最適化をテストする。このプロジェクトは、2020年末までに国内航路で燃料電池フェリーを就航させることを目標としている。(2019.4)
⇒https://new.abb.com/news/detail/18654/abb-sintef-and-fiskerstrand-test-fuel-cells-for-the-worlds-first-conversion-of-a-hydrogen-hybrid-ferry

ABB、米Royal Caribbeanに舶用燃料電池システムを納入:ABBは米国のクルーズ船運航会社であるRoyal Caribbean Internationalに舶用100kW級燃料電池(PEFC)システムのパイロットシステムを納入した。燃料電池はBallard Power Systemsのもの。Royal Caribbean Internationalは2022年と2024年に就航が予定されている20万トンクラスのクルーズ船(Iクラス)の電力供給の一部に燃料電池を採用することを決めている。(2017.11)
⇒https://new.abb.com/news/detail/51634/abb-to-deliver-first-fuel-cell-system-for-royal-caribbean
⇒https://new.abb.com/news/detail/96540/abb-and-royal-caribbean-group-collaborate-to-make-emergency-stops-safer-and-more-efficient

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