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レポートナンバー 0000043008

2025年版 ヘルスケアビジネスにおけるPatient Centricityガイド

株式会社シード・プランニング

~基礎から実践まで、業界エキスパートの知見から読み解く最前線~

発刊日 2025/11/28

言語日本語

体裁A4/286ページ

ライセンス/価格286ページ

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書籍版
PDF(CD-ROM)版
書籍+PDF(CD-ROM)セット版
PDF(CD-ROM)コーポレート版
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ポイント

Patient Centricityの基本概念と最新トレンドを、 実務に使える形でわかりやすく整理
ヘルスケア企業の多様な立場の実践者にインタビューし、経験・課題・活用法を具体的に紹介
初心者から実務担当者、部門リーダー、経営層まで、幅広い立場の方に活用いただける、理解と実践をつなぐガイド

レポート概要

近年、医療・製薬業界では疾患の複雑化・個別化が進み、患者一人ひとりの意思決定や体験に寄り添う「ペイシェント・セントリシティ」の重要性が高まっています。治療効果だけでなく、患者の価値観や生活背景を踏まえた支援が求められるようになり、企業活動においても患者理解を基盤としたマーケティングや情報提供が不可欠となっています。

一方で、ペイシェント・セントリシティを掲げる企業が増えるなか、その実践に必要な調査手法やノウハウは必ずしも共有されておらず、「患者の声をどう戦略につなげるか」という点で多くの企業が課題を抱えています。特にペイシェント・ジャーニー調査は多くの組織で導入が進むものの、作成そのものが目的化し、意思決定に十分活かしきれないケースも見られます。

本レポートでは、ペイシェント・セントリシティの基本概念や関連する調査手法を整理するとともに、実践者へのインタビューを通じて、企業が取り組みを進める中で生まれた気づきや課題を明らかにしました。理念を“実務で使える形”に変えるための視点や、組織の取り組みを前に進めるためのヒントをまとめており、ペイシェント・セントリシティを企業価値創造につなげるための実践的な示唆を提供します。

ペイシェント・セントリシティの推進は、単一部署ではなく、経営企画、マーケティング、患者支援、コマーシャルなど複数部門の協働によって進められる取り組みです。そのため、本レポートでは各部門が共通で活用できる視点も整理し、組織内での理解共有に役立つ内容としています。

レポート詳細

本書の構成要素

本書では、Patient Centricityを “きれいな理念” としてではなく、現場の判断・迷い・気づきに根ざした実践知 として捉え直しています。概念・潮流・課題を俯瞰し、ヘルスケア企業が今日から前に進むための“旅の地図” を描きました。

序章 このレポートの歩き方 ― Patient Centricityへの旅支度 ―
Patient Centricityを理解するための全体構造、本レポートの読み進め方、活用シーンなどを示し、“旅の準備”となる視点を紹介します。読者が迷わず先へ進めるための導入パートです。

第1章 ペイシェント・セントリシティの基礎理解 ― ジャーニー調査と実務への基礎知識 ―
理念・定義、ペイシェント・エクスペリエンス/ペイシェント・ジャーニーとの関係性、アンメット・ニーズやインサイトの捉え方などの基本概念を整理。さらに、ジャーニー調査を含む実務で必要となる基礎知識や調査手法を体系的にまとめ、Patient Centricityを“使える形”に翻訳する章です。

第2章 現場の声を聞く ― ペイシェント・セントリシティ実践者へのインタビュー―
製薬・医療機器企業の多様な立場の実践者へのインタビューを通じて、取り組みのつまずき・葛藤・成功のきっかけを立体的に紹介。理念と実務のギャップがどこで生まれるのか、そしてどのように前へ進めたのかを“物語として読める実務知”としてまとめました。

巻末付録 ― 歩みを振り返り、視点を広げるために ―
本編で扱った“実務の視点”をさらに深めるため、Patient Centricity の推進を先導してきた国内外キーパーソンへの特別インタビュー・対談を収録しています。TransCelerate BioPharma CEO Janice Chang 氏によるPatient Empowerment の最前線、HMIC代表理事による日本における実装上の課題とこれからの展望。歩みを振り返りつつ、企業の未来を形づくる視点を補う章です。

目次

序章 このレポートの歩き方 ― Patient Centricityへの旅支度 ―
 1. 登場人物紹介
 2. レポート企画の背景
 3. このレポートが目指すもの
 4. おすすめの旅のまわり方

第1章 ペイシェント・セントリシティの基礎理解 ― ジャーニー調査と実務への基礎知識 ―
 特別レクチャーのはじまり ― チームミーティングの一幕 ―
 1. ペイシェント・セントリシティとは
 コラム1ペイシェント・セントリシティの歴史的背景
 2. ペイシェント・エクスペリエンス、ペイシェント・ジャーニーとの関連
   2-1. 概念の整理
   2-2. 事例紹介:CSLベーリングの取り組み
 コラム2 医療現場におけるペイシェント・セントリシティ
 3. インサイトとアンメットニーズ
   3-1. 用語の変遷と役割の変化
   3-2. マーケティングの重要性
 コラム3 オピオイド危機とペイシェント・セントリシティの教訓
   3-3. インサイトとは何か
   3-4. アンメット・メディカル・ニーズの定義
   3-5. 顕在ニーズと潜在ニーズ
 4. アンメット・メディカル・ニーズを掘り起こすには
   4-1. プライマリー調査が欠かせない理由
   4-2. 表層を超えて真のニーズを掘り起こす
   4-3. フォアキャストとバックキャスト
   4-4. 患者と医師の認識ギャップ
 5. ペイシェント・エクスペリエンス実現に向けたインサイトの貢献
   5-1. ペイシェント・ジャーニーという強力なツール
   5-2. ペイシェント・ジャーニーを理解する意義・メリット
   5-3. どのような目的で活用できるか
   5-4. 図示化による理解の促進
   5-5. 患者と医師、双方の声を聴く
   5-6. バリアを明らかにする
 6. 基本的なマーケットリサーチの手法
   6-1. なぜマーケットリサーチを行うのか
   6-2. 事業目的とリサーチの関係性
   6-3. もったいないリサーチの典型例
   6-4. 基本的な調査手法の種類
   6-5. 定性調査と定量調査の特徴
   6-6. どんな場面で使い分けるか
   6-7. 定性調査の代表的手法
   6-8. 定量調査の代表的手法
 7. ペイシェント・ジャーニー調査の流れとポイント
   7-1. 調査の全体像
   7-2. 調査設計とリクルート
   7-3. ディスカッションガイド設計
   7-4. インタビューの進め方
   7-5. 聞き取りと分析のポイント
   7-6. ペイシェント・ジャーニー・マップの作成とファネル分析
   7-7. ペルソナへの展開
 8. ペイシェント・ジャーニーからマーケティング戦略への活用
   8-1. 現状と課題
   8-2. 調査の意義と本質
   8-3. 活用事例:国内外の取り組みから学ぶ
   8-4. 今後の期待
 コラム4 PPI(患者・市民参画)の広がり
 特別レクチャーを終えて ― 次なるステップへ ―

第2章 現場の声を聞く ―ペイシェント・セントリシティ実践者へのインタビュー
 現場インタビューから浮かび上がった実践の全体像
 次なる探求へ ― インタビュー企画が動き出す ―
 1. ディスカッションガイドの作成
 2. インタビュー準備から実施へ
   インタビューの実施
   インタビュー当日
 3. 発言録の整理と編集方針
   No.01 発言録 製薬メーカー元社員
   No.02 発言録 MedBeStrat株式会社 鈴木幸也様
   No.03 発言録 医療機器メーカー社員
   No.04 発言録 製薬メーカー社員
   No.05 発言録 製薬メーカー社員
   No.06 発言録 製薬メーカー社員
   No.07 発言録 製薬メーカー社員
   No.08 発言録 トランサージュ株式会社 瀧口慎太郎様
 4. 報告書の作成と発表
   発表に向けた準備の始まり
   4-1 イントロダクション
   4-2 調査概要
   4-3 回答者の属性
   4-4 結果―抽出テーマの全体像
   4-5 結果―医療・ヘルスケア業界の変化
   4-6 結果―ペイシェント・セントリシティ概念の導入
   4-7 結果―リサーチ・インサイト創出
   4-8 結果―実践のかたち
   4-9 結果―成果と変化
   4-10 結果―課題とハードル
   4-11 結果―今後の展望
   4-12 結果―組織体制
   4-13 結果―個人としての概念理解の深まり
   4-14 結果から考察へ:3つの視点
   4-15 業界・概念の変化を整理:PEST
   4-16 組織・個人の変容を把握:マッキンゼーの7S
   4-17 リサーチと実践の循環の解釈:SECIモデル
   4-18 調査から導かれる示唆:ペイシェント・セントリシティの実践の現在地
   4-19 クロージング
   発表の余韻と次への歩み

巻末付録 ―歩みを振り返り、視点を広げるためにー
 特別インタビュー TransCelerate BioPharma CEO Janice Chang氏
 巻末特別企画:HMIC代表理事・理事対談

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