レポートナンバー 0000000072
ナノバイオ技術の研究動向と事業展望レポート
株式会社シード・プランニング
第1巻
ナノ医療デバイスへの取組みの現状と将来展望
ナノバイオ分野参入に必須のインデックス資料
発刊日
2004/03/16
言語日本語
体裁A4/169ページ
ライセンス/価格169ページ
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ポイント
ナノバイオ応用分野の実用化時期を予測
ナノバイオ応用分野の市場形成状況と研究動向を調査
大学、公的研究機関における研究動向を整理
レポート概要
ナノテクノロジーは21世紀の産業技術のパラダイム転換をもたらす技術として、IT、バイオと並び、我が国の重点分野に位置付けられています。米国においても、2000年に国家ナノテクノロジー・イニシアティブ(National Nanotechnology Initiative、NNI)が策定され、2005年会計年度から続く4年間に総額37億ドルを投資する「ナノテク振興法」が成立しました。さらに欧州、アジア各国においても、ナノテク関連の国家施策やナノテク研究拠点が設立されています。世界では200社を超えるナノテクベンチャーが創業していると言われ、ナノテクの閣下競争が活発化しています。
ナノバイオテクノロジーはナノテクノロジーとバイオテクノロジーを融合した技術であり、その応用は医療・医薬、食品、環境など様々な分野に渡ります。ナノバイオ関連の研究センターが大学や企業に設立されており、要素技術の開発が進められています。内閣府は研究開発成果を事業化・産業化に結びつけるための環境整備等を含む具体的な方策を、関連府省が一体となって推進する府省「連携プロジェクト」として、「ナノ医療デバイス」と「ナノDDS」を実施しています。
そこで本レポートでは、ナノテクノロジーの要素技術を深追いするのではなく、「ナノ医療デバイス」と「ナノDDS」に着目して調査を行うこととしました。第一巻では「ナノ医療デバイス」に関する研究・開発を行っている企業や研究者についてと、国の支援プログラムについて整理しました。さらに「ナノ医療デバイス」を「グルコースセンサ」「DNAチップ」「ラボオンチップ」「高機能内視鏡」と捉え、それぞれの分野における現在の市場形成状況やナノテクノロジーの応用範囲を調査すると共に、ナノ医療デバイスの実用化時期について将来予測を行いました。
レポート詳細
調査対象
■ヒアリング対象者および企業
●ナノバイオ関連研究者
・ 富士通研究所 ナノテクノロジー研究センター
・ 京都大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 小寺俊秀教授
・ 株式会社日立製作所 機械研究所
●自己血糖測定器市場
・ 株式会社日立製作所 パーソナル・ヘルスケアベンチャーカンパニー
●内視鏡市場
・ オリンパス株式会社医療システムカンパニー
・ フジノン東芝ESシステム株式会社
●DNAチップ/DNAマイクロアレイ、μ-TAS市場
・ 横河アナリティカルシステムズ株式会社 ライフサイエンスビジネスユニット
・ アフィメトリクス・ジャパン株式会社
■掲載個票-企業
日立製作所、島津製作所、ローム、オリンパス、東レ、日本電気、STマイクロエレクトロニクス、
タカラバイオ、バイオインフォデザイン・ジャパン、松下電器産業、住商バイオサイエンス、
NTTマイクロシステムインテグレーション、堀場製作所、クラスターテクノロジー、大日本印刷、
大日本スクリーン製造、フルイドウェアテクノロジーズ、ナノフォトン、ニコン、ペンタックス、京セラ
■掲載個票-研究機関
北海道大学大学電子科学研究所ナノテクノロジー研究センター
東北大学工学研究科機械電子工学専攻
物質・材料研究機構生体材料研究センター
東京大学大学院工学研究科応用科学専攻
東京大学工学部機械工学科
東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター
早稲田大学理工学部電子・情報生命工学専攻
早稲田大学ナノ理工学研究機構
東京都立大学大学院工学研究科応用科学専攻
富山医科薬科大学医学部免疫学教室
北陸先端科学技術大学院大学
立命館大学マイクロシステム技術研究センター
京都大学工学部機械システム工学研究室
大阪大学産業科学ナノテクノロジーセンター
関西学院大学ナノバイオテクノロジー研究センター
徳島大学薬学部薬学研究科
九州大学先導物質科学研究科
九州大学工学研究院分子情報システム講座
九州大学工学研究院科学システム工学専攻分子情報計測学講座
目次
- I .調査概要
- II .調査のまとめ
- III.ナノテクノロジーの概要と各応用分野における市場動向
- ナノテクノロジー
1) ナノテクノロジーとは
2) ナノテクの歴史
3) ナノサイズの加工技術
1- トップダウン
2- ボトムアップ
4) 日米欧のナノテク推進政策
1- 日本と米国の競争
2- 各国の動き
(1) 日本
(2) 米国
(3) 欧州
(4) その他
- ナノバイオテクノロジー
1) ナノバイオとは
2) バイオセンサとは
3) バイオセンサの応用例
1- グルコースセンサ
2- 自己血糖測定装置
(1) 非侵襲グルコースセンサ
(2) 自己血糖測定器市場
3- 表面プラズモン共鳴(SPR)センサ
(1) 表面プラズモン共鳴センサの概要
(2) ナノ粒子を用いたSPRセンサ
4- 水晶振動子バイオセンサ
4) バイオチップとは
1- DNAチップ/DNAマイクロアレイ
(1) DNAチップの用途
(2) DNAチップの参入企業
(3) ナノビーズを用いたDNAチップ
(4) DNAチップ市場
2- タンパク質チップ
3- ラボオンチップ
(1) ラボオンチップ市場
(2) ラボオンチップの現状の使用目的
(3) ラボオンチップ開発動向
5) ナノビーズ
6) 高機能内視鏡
1- 内視鏡市場の現状
2- 内視鏡市場の今後
3- 内視鏡の適応疾患
4- 内視鏡検査・手術の件数
5- 内視鏡のメリット・デメリット
6- カプセル型内視鏡
7- NEDO「ナノ医療デバイス開発プロジェクト」
- ナノバイオ研究者ヒアリング結果
1) 日立製作所 機械研究所
2) 富士通研究所 ナノテクノロジー研究センター
3) 京都大学大学院 工学研究科 小寺秀俊教授
- IV.我が国におけるナノバイオ関連支援
- ナノバイオ関連予算
1) 科学技術関係予算
2) 萌芽的先端医療技術推進研究事業
- ナノバイオ関連プロジェクト
1) 文科省人工臓器プロジェクト
2) 文科省ナノテクノロジー総合支援プロジェクト
3) 21世紀COEプログラム
- 産学官連携施策
1) 産業クラスター計画
2) 知的クラスター創成事業
1- とやま医薬バイオクラスター
2- 長野・上田スマートデバイスクラスター
3- 東海ものづくりクラスター
4- 京都ナノテククラスター
5- 北九州ヒューマンテクノクラスター
3) 都市エリア産学官連携促進事業
- V ナノバイオ関連研究者
- VI.ナノバイオ参入企業
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