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レポートナンバー 0000009168

自動車の軽量化テクノロジー

株式会社エヌ・ティー・エス

〜材料・成形・接合・強度、燃費・電費性能の向上を目指して〜

発刊日 2014/05

言語日本語

体裁B5/342ページ

ライセンス/価格342ページ

0000009168

B5版 40,700 円(税込)

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レポート概要

・ 燃費/電費性能向上の鍵を握る最新軽量化技術を詳解!

・ 安全/快適/コストとの両立を目指して進化が加速する
  自動車軽量化技術の今を概観する!

レポート詳細

執筆者

計34名

山根  健 山根健オフィス 代表/ビー・エム・ダブリュー株式会社 技術顧問
髙橋  学 新日鐵住金株式会社技術開発本部 フェロー
瀬戸 一洋 JFEスチール株式会社スチール研究所薄板研究部 部長/理事
廣澤 渉一 横浜国立大学大学院工学研究院 教授
河村 能人 熊本大学先進マグネシウム国際研究センター センター長/教授
萩原 益夫 独立行政法人物質・材料研究機構環境・エネルギー材料部門材料信頼性評価ユニット
非破壊評価グループ 特別研究員
細野 高史 信州大学工学部 助教
清水 保雄 信州大学カーボン科学研究所 特任教授
大谷 章夫 岐阜大学複合材料研究センター 特任准教授
仲井 朝美 岐阜大学工学部 教授
香川  豊 東京大学先端科学技術研究センター 教授
西岡  潔 東京大学先端科学技術研究センター 特任教授
井上  遼 東京大学先端科学技術研究センター リサーチアシスタント
森 謙一郎 豊橋技術科学大学機械工学系 教授
岡本 正巳 豊田工業大学大学院工学研究科 研究教授
中田 匡浩 新日鐵住金株式会社技術開発本部鉄鋼研究所研究企画室 室長
福本 昌宏 豊橋技術科学大学機械工学系 教授
佐藤 千明 東京工業大学精密工学研究所 准教授
多々良浩昭 トックス─リックス プレソテクニック株式会社 代表取締役
桑原 賢治 トックス─リックス プレソテクニック株式会社技術・サービスGr. アシスタント・マネージャー
岸本 貴臣 田中貴金属工業株式会社富岡工場製造技術セクション
髙橋 昌宏 田中貴金属工業株式会社富岡工場製造技術セクション チーフマネージャー
髙橋  進 日本大学生産工学部 教授
岩﨑 富生 株式会社日立製作所日立研究所材料研究センタ 主管研究員
古原  忠 東北大学金属材料研究所 教授
船見 国男 千葉工業大学工学部 教授
丹羽 直毅 工学院大学名誉教授
矢野 浩之 京都大学生存圏研究所 教授
福本  功 琉球大学工学部 教授
千葉 晃司 日産自動車株式会社車両要素技術開発本部車体技術開発部 シニアエンジニア
松本 正春 株式会社ヨロズ開発部 次長
田内 英樹 株式会社ホワイトインパクト 代表取締役
乗松 孝幸 NTN 株式会社自動車事業本部シャシー技術部 主事
帆高 寿昌 帝人株式会社樹脂事業本部オートモーティブプラスチックスグレージング事業推進部部長

目次

序論 自動車軽量化の最新動向 山根 健
1. はじめに
2. CO2 排出量削減技術アプローチ
3. 自動車の軽量化技術4. 自動車軽量化のための材料転換
5. 新材料への期待

第1章 軽量化材料の開発

第1節 鉄系金属材料
第1項 自動車車体軽量化と薄鋼板のミクロ組織制御技術の進展(髙橋 学)
1. 緒 言
2. 自動車用鋼板のプレス成形性と鋼板特性
3. 自動車用鋼板の高強度化とミクロ組織制御技術
4. まとめ
第2項 最新の自動車用ハイテン(瀬戸 一洋)
1. 緒 言
2. 薄鋼板の強化機構と特性
3. 外板パネル用ハイテン
4. 車体骨格用・補強部品用ハイテン
5. 足回り用ハイテン
6. おわりに

第2節 非鉄系金属材料
第1項 巨大ひずみ加工と時効析出強化を並立させる新規アルミニウム合金の開発
(廣澤 渉一)
1. はじめに
2. 到達硬さおよび時効硬化量の相当ひずみ依存性
3. 超微細粒時効硬化型合金に特有な3つの析出強化技術
4. おわりに
第2項 次世代の高強度・高耐熱性マグネシウム合金(河村 能人)
1. はじめに
2. マグネシウム合金の現状
3. KUMADAI 耐熱マグネシウム合金の概要
4. KUMADAI 耐熱マグネシウム合金の製造基盤技術開発5. 今後の展望
6. おわりに
第3項 エコフィットチタン合金の開発(萩原 益夫)
1. チタン(Ti)はこれからの進展が期待される新しい金属
2. チタンの自動車への適用
3. おわりに
第4項 カーボンナノファイバー複合軽合金の開発(細野 高史/清水 保雄)
1. はじめに
2. CNF 複合軽合金の製造法
3. CNF 複合軽合金の作製および組織と機械的特性
4. おわりに

第3節 非金属材料
第1項 連続繊維強化熱可塑性樹脂複合材料製造用中間材料の開発
(大谷 章夫/仲井 朝美)
1. はじめに
2. 連続繊維強化熱可塑性樹脂複合材料作製のための中間材料
3. まとめ
第2項 軽量ハイブリッドセラミックス材料の開発(香川 豊/西岡 潔/井上 遼)
1. はじめに
2. 耐摩耗材料へのセラミックス系ハイブリッド材料の応用
3. 不連続炭素繊維強化SiC(DCF /SiC)ハイブリッド材料
4. おわりに

第2章 成形・接合・シミュレーション技術

第1節 成形技術
第1項 高張力鋼およびアルミニウム合金板の先進成形技術(森 謙一郎)
1. 軽量材料の成形技術
2. 冷間プレス成形における成形性の向上
3. 超高張力鋼部材のホットスタンプ
4. 高張力鋼板とアルミニウム合金板の塑性接合
第2項 ナノコンポジット材料の成形加工技術(岡本 正巳)
1. はじめに
2. 層状有機修飾フィラーの層剥離を目的とした研究例
3. 微細発泡体と二次加工
4. 微細発泡射出成形
5. まとめと展望
第3項 自動車車体の軽量化に貢献するホットスタンプ技術(中田 匡浩)
1. はじめに
2. ホットスタンプの工程と特徴
3. ホットスタンプ用鋼板と熱処理特性
4. ホットスタンプの成形性と成形上の特徴
5. ホットスタンプの今後
6. おわりに

第2節 接着接合技術
第1項 摩擦撹拌に基づく異種材料接合技術(福本 昌宏)
1. はじめに
2. 摩擦撹拌接合の原理と特徴
3. 摩擦撹拌援用異種金属間接合
4. 塑性流動可視化によるプロセス高品位化への取組み
5. おわりに
第2項 接着接合技術を活用した車両の軽量化技術(佐藤 千明)
1. はじめに
2. 車体に現在使われている接着接合
3. 車体材料の多様化と今後の接着接合
4. 接着剤に要求される性能
5. 接着接合を車体に適用する場合の留意点
6. 今後の課題
7. おわりに
第3項 メカニカルクリンチによる板材接合の自動車部品への適用
(多々良 浩昭/桑原 賢治)
1. はじめに
2. TOX®─クリンチ接合のメカニズム3. TOX®─クリンチ接合の静的強度特性
4. TOX®─クリンチ接合の動的強度特性
5. TOX®─クリンチ接合の種類
6. TOX®─クリンチ接合と接着剤の併用接合
7. TOX®─クリンチ接合の通電特性と電気部品への適用
8. TOX®─クリンチ接合の自動車車体部品への適用事例とTOX®─クリンチ接合設備
9. 自動車車体部品の組立てに適用されるその他機械的接合工法
10. まとめ
第4項 セラミックス接合向け活性ろう材の開発(岸本 貴臣/髙橋 昌宏)
1. はじめに
2. 合金組成および塑性加工が金属組織に及ぼす影響
3. 各種セラミックスとの接合
4. 応用事例
5. おわりに

第3節 シミュレーション技術
第1項 部品軽量化のための板材成形と組立てシミュレーション(髙橋 進)
1. はじめに
2. 自動車の車体部品のプレス成形シミュレーションの適用
3. 自動車のパネル部品の成形性検討へのプレス成形シミュレーションの適用
4. 成形シミュレーション関連の計測技術
5. まとめ
第2項 高機能・軽量化材料開発を支えるシミュレーション技術(岩﨑 富生)
1. 高機能・軽量化のための材料設計の課題
2. 材料選定における高効率化の課題
3. 樹脂との密着強度が優れたセラミックス材料を選定する解析モデル
4. 分子動力学法による密着強度の解析手法
5. タグチメソッドを用いた密着強度支配因子の抽出方法
6. 密着強度を支配する因子の抽出結果
7. 設計指針および密着性を向上させるメカニズム
8. 実験との比較
9. 高機能・軽量化を支える材料設計技術のまとめ

第3章 軽量化材料の強度・補強化技術

第1節 強度化技術
第1項 ナノ炭化物による鍛造用鋼高強度化技術(古原 忠)
1. はじめに
2. 析出粒子の分散を利用した力学特性の設計
3. ナノ析出を利用したフェライトの高強度化
4. おわりに
第2項 多軸鍛造によるマグネシウム合金の高強度化技術(船見 国男)
1. はじめに
2. 多軸鍛造について
3. 多軸鍛造の機械的特性への効果
4. 多軸鍛造を行ったマグネシウム合金板材の塑性加工性
5. おわりに
第3項 強加工による結晶粒微細化技術(丹羽 直毅)
1. はじめに
2. 型鍛造を活用した加工法
3. 孔型圧延を活用した加工法
4. おわりに

第2節 天然物由来素材を用いた補強化技術
第1項 セルロースナノファイバーによる補強技術(矢野 浩之)
1. セルロースナノファイバー
2. セルロースナノファイバーに関する研究開発の動向
3. 京都大学生存圏研究所におけるセルロースナノファイバー材料の開発
4. 経済産業省地域新生コンソーシアム:2005〜2006年度
5. NEDO大学発事業創出実用化研究:2007〜2009年度
6. グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発
7. おわりに
第2項 バガス繊維を用いた繊維強化複合体および成形技術の開発(福本 功)
1. はじめに
2. バガス繊維シートを用いたハイブリッド複合材料のプレス成形体
3. バガス繊維を用いた複合材料の射出成形技術の開発
4. バガス繊維を用いた成形技術の今後の展開

第4章 構造と各種部材の軽量化事例

第1節 マルチマテリアル車体の動向と今後への期待(千葉 晃司)
1. はじめに
2. ガソリン車の車体の動向
3. 電気自動車(EV)の車体の動向
4. 材料の適用の考え方
5. 各材料の最近動向
6. 今後への期待(各材料への期待)
7. まとめ

第2節 テーラードブランク工法によるサスペンションの軽量化(松本 正春)
1. まえがき
2. サスペンション形式について
3. トーションビーム式サスペンションとは
4. トーションビーム式サスペンションに求められる特性
5. トーションビームの軽量化技術,廉価技術トレンド
6. 一体構造の利点と課題
7. 効 果
8. 今後の課題
9. おわりに

第3節 材料最適化が可能な衝撃吸収形状の開発(田内 英樹)
1. はじめに
2. 座屈の必要性
3. 座屈波長の操作
4. 最適な形状
5. 筒型と錐型の比較
6. 新開発形状の特徴
7. 新開発形状の解析結果
8. 今後の課題
9. まとめ

第4節 軽量化および高機能化を目指すハブジョイントの開発(乗松 孝幸)
1. まえがき
2. 構造と特長
3. 機能評価試験
4. あとがき

第5節 ポリカーボネート樹脂による自動車部材軽量化への貢献(帆高 寿昌)
1. はじめに
2. 樹脂グレージングを支える新素材技術
3. 実用化技術例(J─X3α テクノロジーによる窓とボディの一体化成形技術)
4. 今後の展望

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