レポートナンバー 0000000985
第1回 関西ヘルスケアセミナー 講演収録集「保険者は特定健診・保健指導においてどのような事業者を選ぶべきか?」
株式会社シード・プランニング
発刊日
2008/08/08
言語日本語
体裁A4/74ページ
ポイント
特定健康診査・特定保健指導制度の全体像と課題
鍵となる保険者と事業主の連携
保健事業の戦略と戦術、リスクマネジメント
レポート概要
2008年4月より、特定健康診査・特定保健指導が制度としてスタートし、その実施が健康保険組合等の医療保険者に義務化されました。「数値として現れるアウトカム」が要求される制度の導入により、受け皿となるアウトソーシング事業者は、効率的・効果的な健診・保健指導を支援するための体制と実力が求められています。
2008年2月6日に開催した「第1回関西ヘルスケアセミナー」では、特定健康診査・特定保健指導制度の全体像の解説と、医療構造改革に関する先駆的な取り組み事例として「平成19年版厚生労働白書」に掲載されているワールド健康保険組合の取り組みや成果、アウトソーシング事業者に求められる資質などについてご講演を頂きました。会場の参加者から寄せられた様々な質問に対しても、具体的な回答を頂いております。
ここで講演・質疑応答された内容は、この分野を担う多くの関係者にとって有益な情報であり、当日の講演内容と配布資料、質疑応答を講師による加筆を加えて再現しました。
レポート詳細
収録内容
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◆ 「2008年の特定健康診査・特定保健指導の在り方」
大阪ガス株式会社 人事部健康開発センター 統括産業医
岡田 邦夫 先生
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はじめに/行政による健康づくりの歴史/医療制度改革と特定健診・特定保健指導/特定健診・特定保健指導の流れ/特定健診の問題点 1/特定健診の問題点 2/特定健康審査と定期健康診断の違い/鍵となる事業主との連携/保健事業の戦術と戦略/保健指導時のリスクマネジメント/目標値の参酌基準/受診率向上の効果的対策/具体的な数値で健康意識の啓発を/信頼できるアウトソーサーの選択/終わりに/Q&A
- ◆ 「健康経営を実現するパートナーとは」
特定非営利活動法人 健康経営研究会 副理事長(ワールド健康保険組合 専務理事)
安倍 孝治 氏
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はじめに/健康経営のパートナー/パートナー事業者への質問/保健事業の経営と成果/健康経営のポイントと担い手/産業分野発展の課題/健康保険組合の事業目的と使命/事業主との役割分担/レセプト分析よりも一次予防を/「食」から始まった健康づくり/健康保険組合のマネジメントとは/保険者機能の強化/健診デザインを考える/健診データから適切な保健事業を探る/広報の重要性/健康管理事業推進委員会の設置/価値を高める組織づくり/保健事業の流れ/職域と地域との連携/パートナーに望むこと/終わりに/Q&A