本白書は、BCP/BCMS、BCMS認証取得、BCMSのISO化、防災科学、エンタープライズ・リスクマネジメント、国土強靱化/レジリエンス・マネジメントの各領域で必要な論点・課題点を学際的なアプローチで取り上げ、客観資料・豊富な事例とともに分析・検証した報告書である。
スマートグリッドとBCP、サイバーセキュリティの体制強化、ナショナル・レジリエンスなど、個別企業を越えた公共・地域社会レベルでのリスクマネジメント、次世代BCPの動向等についても内容に取り入れ、詳細に解説を行っている。
(※ 本白書の編纂・執筆には、事業継続推進機構(BCAO)、クライシスマネジメント協議会、リスクマネジメント学会などの会員がアナリストとして参加。官庁・県庁・行政組織、企業、コンサルティングファーム、シンクタンク、全国の国立大学法人、産学連携組織に多数納入・予約受注実績有り。)
内容編成(目次)
序
第1章 概況・経済市況・復興政策
1-1 現代社会とリスク
1-2 高まる地政学リスク
1-3 破壊される経済
1-4 高まる原発是非を巡る議論
1-5 21世紀社会に原発は必要か
第2章 危機管理・リスクマネジメントの動向とBCP
2-1 危機管理・リスクマネジメントの概念・定義
−危機管理の概念・定義
−リスクマネジメントに対する挑戦とそれに対応する戦略
2-2 エンタープライズ・リスクマネジメントの動向とBCP
−エンタープライズ・リスクマネジメントの定義
−多元的・複眼的アプローチへ進化を遂げるBCP
−次世代BCPとエンタープライズ・リスクマネジメント
第3章 BCP(事業継続計画)・BCM(事業継続管理)−概説・概況
3-1 BCP・BCM概説
−BCP・BCMの概念・定義
−BCM態勢を構築するためのポイント
3-2 広域連携型BCPの策定・運用への進化
−広域連携型BCPの定義
−広域連携型BCPの類型について
−広域連携型BCPの類型
3-3 BCP・BCMとリスクマネジメント
−BCMと企業価値の関係
−BCP・BCMの導入状況
3-4 BCP・BCM推進に向けた取り組み
3-5 わが国におけるBCP・BCM推進に向けた取り組み事例
−政府・行政機関、公共機関
−自治体
−金融機関の取り組み事例
3-6 先進各国における事業継続マネジメントの取り組み状況
−BCP・BCMの規格化案
−英国における取り組み
−BS25999-1/BS25999-2の構成・内容
−BCMS認証・資格制度の動向
−米国におけるBCMの法制化・普及促進の取り組み
−EUにおける取組み
−韓国における取組み
−中国における取組み
−豪州における取組み
−シンガポールにおける取組み
3-7 我が国における事業継続に関する実態調査
−特定分野における事業継続に関する実態調査
3-8 自治体BCPの策定状況
−7割の自治体が未だBCP策定せず
第4章 BCM規格開発・国際標準化動向
4-1 国際標準化に関する議論・整備動向
−ISOにおける議論
4-2 ISO化の動向
−現在の進捗状況
−ISO/TC223
4-3 米国ASISと英国BSIによる米国BCM規格開発
−国際標準化の展望
4-4 BCMと事業継続マネジメントシステム(BCMS)
−BCM(事業継続マネジメント)の国際規格:ISO22301の正式発行
−ISO22301正式発行決まる BCM(事業継続マネジメント)の国際規格
−BSIが国内5社にISO22301の認証発行 JIPDECの認定機関では初
4-5 BCMS認証取得
−第三者認証取得の利点
−認証取得企業の特徴
4-6 日本(企業)におけるBCMSの導入
−経済産業省 「事業継続策定ガイドライン」
−BCMS審査員養成サービスの動向
4-7 国内のBCMS認証審査サービス・審査機関
−ビューローベリタスジャパン(株)
−SGSジャパン(株)
−BSIジャパン
−日本検査キューエイ(株)
−(財)日本品質保証機構
第5章 次世代BCPの展望
5-1 次世代BCPで重要となる3つのキーワード
5-2 シナリオ・プランニングとBCPの統合
5-1 失敗学とBCPの統合
−BCPを「失敗学」と統合させること
5-3 災害エスノグラフィーとBCPの統合
−BCPを「災害エスノグラフィー」と統合させること
5-4 ソーシャルメディア/ソーシャルテクノロジーとBCP
−ソーシャル革命はまもなくBCPにも波及する
−ソーシャルBCPは防災コミュニケーションシステムをブラッシュアップする
−ソーシャルな防災インフラと位置情報システムの統合
第6章 国土強靱化・レジリエンス・マネジメントとBCP[1]
6-1 国土強靱化・レジリエンス・マネジメントの概念・定義
−国際的に関心を集める「レジリエンス・マネジメント」
−国土強靭化と「ナショナル・レジリエンス」の関係
−重層的で複合的な取り組みとしてのナショナル・レジリエンス
−新しいアプローチの公共事業として「国土強靭化」を捉える
6-2 公共サービスと民間サービスの相互補完・結合としてのナショナル・レジリエンス
6-3 公共と民間の中間的・可塑的な形態としての次世代BCP
6-4 新しいかたちの公共投資政策としてのナショナル・レジリエンス
第7章 国土強靱化・レジリエンス・マネジメントとBCP[2]
7-1 首都直下型地震の防災対策とレジリエンス・マネジメント
−首都直下型地震 −発生様式、被害想定の概要
−首都直下地震を想定した防災への取り組み
7-2 首都直下・東京湾岸地震・防災対策の現状と課題
−首都直下地震の被害想定とリスク分析
−首都直下地震を想定した企業のBCP対応の進展状況
7-3 首都圏直下地震による金融センター・交通網への影響と対策
第8章 国土強靱化・レジリエンス・マネジメントとBCP[3]
8-1 エンタープライズ・リスク・アセスメントとレジリエンス・マネジメントの比較
8-2 BCMSのISO化とレジリエンス・マネジメント
8-3 CERTにおけるレジリエンス・マネジメント・モデル(CERT-RMM)の策定
8-4 統合マネジメント・システム(IMS)とレジリエンス・マネジメントの比較
8-5 情報セキュリティ・マネジメントとレジリエンス・マネジメントの関係
8-6 次世代BCPのためのレジリエンス・ガイドライン
8-7 ICTの活用がナショナル・レジリエンス成功の鍵を握る
−次世代ICTと公共事業の結合により未来志向のナショナル・レジリエンスが実現する
−公共事業はICインフラと連携・協調してこそ強靭になる
8-8 サイロ型マネジメントからの脱却を促すレジリエンス・マネジメント推進
8-9 ナレッジ・インフラという視点とレジリエンス・マネジメント
−我々は日常的に多くのインフラリスクと接している
−人間系のナレッジ・インフラにも綻びが目立ち始めている
第9章 BCM(事業継続管理)と節電・電力安定確保計画
9-1 原子力発電所事故後の電力供給動向
−電力設備被害に伴う電力使用抑制・需要抑制の動き
−主要電力会社の原発点検状況、自治体・管内地域に対する節電要請の動向
9-2 電力使用制限・節電計画の動向と今後の予測
9-3 シンクタンク各社の節電策・節電効果に関する試算・提言
−日本エネルギー経済研究所
−第一生命経済研究所: 節電策に関する試算結果
−ニッセイ基礎研究所: 節電策に関する試算結果
−電力中央研究所社会経済研究所
−NTTネットワーク基盤研究所
9-4 節電対策を巡る経営団体・業界団体の動向
−日本経団連
−日本自動車工業会
−電子情報技術産業協会(JEITA)
−日本ビルヂング協会
−全国清涼飲料工業会
−日本フランチャイズチェーン協会
9-5 業界団体を通じた節電と独禁法違反リスク
9-6 「電力不足対策」の手法研究
−政府の電力需要抑制方針
−営業時間・開店時間の繰上げ
−間引き運転・間引き営業
−昼休み時間帯のシフト/エアコン停止
−空調設備の電力消費節約
−照明の電力消費節約
−電源系統の電力消費節約
−熱源系統の電力消費節約
9-7 活発化する電力卸売・電力融通
−電気の使用制限発動に対する対処計画・対処動向
−“時間シフト“、”サマータイム制“の導入を巡る動向
第10章 風評被害の拡大とリスクマネジメント
10-1 「風評被害」という終わりの見えない戦い
−日本を襲った原発風評被害の猛威
10-2 風評被害補償に関する法的論点および対応策
−「風評被害」の法的論点
10-3 風評被害のリスクマネジメント
−民事協定、条例
−地域防災計画
−加害者側の任意保険制度
−加害者側の強制保険制度
−加害者に対する緊急融資制度、セーフティネット保証制度
−被害者に対する共済制度、補償制度
−被害者に対する公的補償策
10-4 風評被害の法政策の問題点と改善案
第11章 通信インフラ・情報システムのリスクマネジメント最新動向
11-1 情報通信インフラ・情報システム停止によるリスク
11-2 震災による情報通信インフラ被害と復旧状況
−大規模な被災を受けた情報通信インフラ被害
11-3 危機的状況下で威力を発揮するソーシャル・メディア
11-4 情報セキュリティとIT緊急時対応計画
−情報セキュリティの主な要素と最新動向
11-5 顧客情報流出問題とBCM
11-6 コンピュータ・フォレンジクスとリスクマネジメント
−コンピュータ・フォレンジクス概説
−リスクマネジメントにおけるデジタル・フォレンジックの活用
11-7 災害復興支援サービス・インフラの再構築
−災害復興支援サービス概説
−行政機関と住民間を双方向通信で結ぶコミュニケーションシステム
第12章 サイバーセキュリティの体制強化とナショナル・レジリエンス
12-1 深まるサイバーリスクと国際的な包括的協力体制
−サイバーセキュリティの体制強化に向けた法制度面での変化
12-2 サイバー戦への備えとして、国家間、地域間、同盟国どうしの連携を模索する動き
12-3 原子力発電所や通信インフラをサイバー防衛するための協力体制
12-4 サイバー攻撃による耐性の弱化が目立つ制御系システム
12-5 産業・制御システムを狙うサイバー攻撃の実態
12-6 サイバー防衛と法・ルール整備の課題
第13章 クラウドと次世代BCP/リスクマネジメント
13-1 クラウド・コンピューティングとBCP
−非常時に威力を発揮するクラウド・コンピューティング
−大震災でも証明されたクラウドの威力
−リスクマネジメント指向のクラウド構築
13-2 医療クラウド/地域間広域連携と次世代BCP
−ディザスタリカバリ対策重視へ傾斜する医療クラウド
−医療クラウドに適合しやすいシステムとは
−EHR(生涯健康医療電子記録)」の共通基盤の構築と次世代BCP
−BCP対応型医療クラウドへ発展させていく上での課題
第14章 ディザスターリカバリー対策・最新動向
14-1 ディザスタ・リカバリおよびディザスタ・リカバリ・システムの重要性
14-2 最新のディザスターリカバリー手法研究
−クラウド・サービスとの統合によるメリット
−仮想化技術の活用とディザスターリカバリーの進化
14-3 バックアップ、リストア、レプリケーションの技法、最新動向
−バックアップ、リストア、レプリケーション概説
−企業資産の保護とバックアップ体制の確立
−バックアップデータを用いて復旧・復元するリストア
−負荷分散や耐障害性の向上を目的としたレプリケーション
−ストレージレプリケーション
−HA(高可用性)サーバ/HAクラスター
14-4 遠隔レプリケーションによる災害・停電対策
第15章 事業継続性とサプライチェーン・マネジメント
15-1 “サプライチェーン危機” 現状・解決シナリオ
15-2 サプライチェーン被害統計・回復状況
−大震災で最も深刻な打撃を受けた「サプライチェーン」
15-3 サプライショック問題とBCM
第16章 ミッション・クリティカル・システムの改善・対策動向
16-1 ミッション・クリティカル・システム概説
16-2 情報システムの信頼性維持、高可用性維持
−システムの信頼性(RAS/RASISの概念)
−高可用性維持
16-3 フォールトトレラントシステムの確立・強化
−フォールトトレラントシステム概説
−無停止コンピュータ
16-4 データセンターの運用・利活用とリスクマネジメント
−データセンター運用に潜む想定外のリスク
第17章 次世代BCPとグリーンIT
17-1 ITの省電力設計・省電力運用概説
17-2 省電力化が進んだIT機器の導入
17-3 電源容量設計の改善によるグリーンITの推進
17-4 “クラウド“によるグリーンITの推進
−クラウドがもたらす効用と省エネルギー化
−グリーンデータセンターの潮流
17-5 “仮想化技術“によるグリーンITの推進
−リスクマネジメントの観点で見た仮想化技術
−サーバ仮想化による省電力化
−ストレージ仮想化による省電力化、防災ソリューション
17-6 ネットワーク運用管理によるグリーンITの推進
第18章 スマートデバイス・プラットフォームと次世代BCP
18-1 スマートデバイス・プラットフォームとリスクマネジメント
−震災で存在感を増したスマートフォンというメディア
−広がりを見せる、地理情報活用型のモバイルBCP
18-2 スマートデバイスの業務利用とBCP
−BCP/IT BCPと密接な関係を持つBYOD対策/MDM活用
−MDMによるBCPソリューション
第19章 スマートグリッド/スマートシティと次世代BCP
19-1 ビルエネルギー監理システム(BEMS)と次世代BCP
19-2 電力発生源常時監視システム(CEMS)と次世代BCP
19-3 スマートシティと次世代BCP
−スマートシティの実証実験と次世代BCP
−IEEE 802.15.4規格
第20章 危機対応型の組織マネジメント・勤務制度改革
20-1 災害対応と組織マネジメント
−“心的飽和“が招く想定外の事故・人災
−事業継続管理を必要とする人事管理・人材開発
20-2 事業継続管理とアドホックなチームマネジメント
−危機対応で試される「現場のチーム力」
−リスクマネジメントの根幹には、「思考」、「意識」の問題がある
−プロアクティブ・コーピングとBCP
−“日本人の思考しない文化”はBCPでは大きな障害となる
20-3 コンピテンシー分析に基づく災害対応型の組織管理・人材開発
−コンピテンシー概説
−コンピテンシーモデルを活用したリスクマネジメントに関する能力開発
20-4 在宅勤務制度導入
−業務の機密性に応じたセキュリティ・ポリシーの調整
−在宅勤務者の自宅・リモートオフィスに対する作業環境の提供
−“リモート勤務プログラム”の検証・構築
−在宅勤務に関する訓練、臨時措置のマニュアル整備
−在宅勤務に不慣れな従業員に対する業務継続性の支援
−従業員個人所有のツール活用策
−通信規制、通信環境の悪化に対する対応
20-5 テレワークの導入
−テレワークに適合しやすい職種
−テレワーク導入にあたっての注意事項
20-6 リスクマネジメントの上位概念としての“セーフティマネジメント”
20-7 危機管理時代のストレスマネジメントとソーシャルサポート
20-8 BCMと社内研修・訓練
−BCMと災害防止・非常時想定訓練
第21章 CSR/GSR、環境監査とBCP策定
21-1 CSR/GSR(自治体の社会的責任)概説
−CSR・GSR概説・最新動向
−マネジメントシステムとしてのCSR
21-2 多義的な意味を内包するCSR
−一般的なCSR定義・分類
−法的責任
−経済的責任
21-3 コーポレートガバナンス/CSRと“事業継続性”
−CSRのインセンティブ・メカニズム
−会計原則(GAAP))、国際会計基準(IAS)とCSR
21-4 リスクマネジメントの根底を支える“信用”、“信頼”の問題
−CSRと事業継続性/リスクマネジメントの密接な関係
−リスク負担と責任の関係
21-5 環境・経済の“持続可能性”と企業の“事業継続性”
−環境保護・生命倫理の論点とリスクマネジメント
−エコロジーとエコノミーの両立を巡る新しいリスクマネジメントへ
21-6 CSR推進政策と広域リスクマネジメントの結合
−環境省のCSR推進施策と産学官連携型リスクマネジメント
−経済産業省のCSR推進施策と産学官連携型リスクマネジメント
21-7 CSR規格標準化・ガイドライン・諮問組織の状況
−CSR標準化に関する諸見解
−国際標準化機構(ISO)のCSR規格に向けた動き
−コー・ラウンドテーブルが提唱する企業の行動基準
−BC・MSS-企業行動マネジメントシステム規格
−SA8000(ソーシャル・アカウンタビリティーに関する認証制度)
−倫理法令遵守マネジメント・システム規格(ECS2000)
−OECDの「世界コーポレート・ガバナンス原則」の策定
−Global Compact
−セリーズ原則
−GRI(Global Reporting Initiative)ガイドライン
21-8 タイプ別に見たリスクマネジメントとCSRの関係
−不祥事発生リスクとCSR
−内部統制リスクとCSR
−事業の国際化リスクとCSR
−環境対策リスクとCSR
21-9 CSR志向のリスクマネジメント・システム構築
−CSRリスクマネジメントシステムの基本的視座
−リスクマネジメント・システムとしてのCSRの確立
21-10 CSR報告書、社会・環境報告書におけるBCP記載
21-11 環境管理システム、環境監査とBCM
第22章 高まる金融・財務リスクと事業継続管理
22-1 金融リスクの概念と変容
22-2 高まる金融リスクと規制の仕方の変化
22-3 世界システム全体の混乱を招く恐慌・金融リスク
−金融危機・世界同時不況
−米国債務・ドル危機がもたらす脅威
−ヨーロッパ金融危機
−高まる日本のソブリン(国家財政)リスク
−自然災害・停電などの外部要因による企業業績・財務リスクへの影響
第23章 リスクファイナンス、再保険の仕組みと事業継続管理
23-1 システミック・リスクの次元に関わる総合的な視点の必要性
23-2 リスクファイナンス活性化と再保険制度普及に向けた動き
23-3 再保険の分類と方式別に見た責任分担額
23-4 地震保険の現状と課題
23-5 災害リスクファイナンスの構造的問題点と新しいアプローチ
第24章 デューデリジェンスとリスクマネジメント
24-1 デューデリジェンス概説・概況
24-2 土壌汚染とリスクマネジメント
24-3 地震リスクと不動産デューデリジェンス
第25章 不動産リスクの増大とリスクマネジメント
25-1 不動産リスクのリスク評価と実務手法
25-2 地震リスクのリスク評価
−PML調査(レベル1〜3、ポートフォリオ)
−フォルトツリー分析
−イベントツリー分析
−耐震診断(構造耐震指標;ls値)
−構造計算書レビュー
−国、自治体のハザードマップ(震度・液状化・津波)
−液状化リスク調査
−地盤調査
−ボーリング調査
25-4 風水害リスク
−河川氾濫シミュレーション
−事故・火災リスク
25-5 環境リスクのリスク評価と実務手法
−土壌汚染リスク
第26章 与信管理・債権回収と事業継続管理
26-1 企業の信用管理・与信管理概説
26-2 コレクシヨン・エージエンシー(債権回収代行会社)
26-3 サービサー
−サービサー制度・市場概況
−正常債券の流動化に関するサービサーの手法・市場
第27章 事業継続管理と内部統制刷新
27-1 内部統制の係わり方と現在の状況
−内部統制(internal control)とは
−内部統制の目的
−内部統制の基本的要素
27-2 内部統制の構築・整備・運用を巡る問題点と認識ギャップ
27-3 「内部統制実施基準改訂」と統制態勢見直しの動き
−再燃する内部統制のあり方を巡る議論
−日本取締役協会の提言
27-4 統制の継続性と事業継続性
第28章 事業継続管理とリーガル(法務)リスクの見直し
28-1 企業倫理・コンプライアンスとリスクマネジメント
−コンプライアンスの概念・最新動向
−コーポレート・ガバナンスとコンプライアンスの結合
−経営層の率先垂範が決め手となるコンプライアンス
−ビジネスエシックス、CSRとコンプライアンスの関係
−法令違反リスクを抑えるシステムづくりの必要性
−商法改正とコンプライアンス、リスクマネジメント
−コンプライアンス組織およびシステムの基本設計
28-2 リスク管理とコンプライアンス対応型組織体制の連携
−リスク発生時の対応およびエスカレーション制度
−リスク対応部門とコンプライアンス部門の連携およびリレーションシップ
−コンプライアンス綱領(コード)の策定
第29章 BCP・BCMソリューションパッケージ
29-1 はじめに
29-2 ビジネスインパクト分析(BIA)ツール
29-3 事業継続計画(BCP)策定ツール
29-4 事業継続計画訓練支援ツール
29-5 事業継続プログラム評価サービス