内容編成（目次）

序

第1章　ロボットの新定義、ロボット産業・ロボット利用の意義

　1-1　産業ロボットの“新しい定義”
　　　［1］　産業ロボットの学術定義とその変遷

　1-2　産業ロボット利用の意義・必要性・取りまく環境
　　　［1］　概況・近況
　　　［2］　産業ロボットの意義・必要性の増大
　　　［3］　産業用ロボットの用途拡大と今後の可能性

　1-3　産業競争力と付加価値
　　　［1］　ロボット技術の多様な展開に向けて
　　　［2］　ロボット産業のビジネスモデル変革の必要性

第2章　産業ロボット／フィールドロボットの新たな潮流

　2-1　新次元へ移行する産業ロボット、フィールドロボット産業
　　　［1］　急速な広がりを見せるロボット活躍の舞台
　　　［2］　ファナックが量産計画を進める新型産業用ロボット

　2-2　次世代ロボットの展開シナリオ
　　　［1］　産業ロボット導入・活用は製造業の発想の転換を促す
　　　［2］　労働力確保としての産業ロボット／フィールドロボット活用
　　　［3］　ロボカップに見るロボット開発の新たな潮流
　　　［4］　次世代ロボットに要求される高度なデザイン性

　2-3　産業ロボット／フィールドロボットの国際競争力
　　　［1］　標準化に関する動向
　　　［2］　産業ロボット／フィールドロボットのデファクト標準と競争戦略

第3章　産業ロボット／フィールドロボットの産業促進政策

　3-1　日本推進施策・関連法令（タイトル要リ）
　　　［1］　国の主な推進施策（各府省庁等の取組と役割）
　　　［2］　安全対策に関する規制緩和動向
　　　［3］　産業ロボット化／フィールドロボットとソリューションビジネス

　3-2　促進政策
　　　［1］　国際競争での生き残りのカギを握るロボット活用
　　　［2］　人口減対策としてのロボット活用

　3-3　産業育成策

　3-4　ロボット開発拠点の誘致

第4章　産業ロボット／フィールドロボットと産学官連携活動

　4-1　産学官連携によるロボットの研究開発支援・産業育成支援
　　　［1］　ロボット開発で産学官連携が結集
　　　［2］　中小企業向けロボット開発支援の動き

　4-2　ロボット産業特区−動向解説
　　　［1］　神奈川県　「装着型ロボットを柱に据えた戦略特区事業の素案」
　　　［2］　さがみロボット産業特区協議会

　4-3　実証実験
　　　［1］　つくば市　「モビリティロボット実験特区」
　　　［2］　生活支援ロボット実証実験
　　　［3］　「ロボット介護推進プロジェクト」に関連した実証試験
　　　［4］　大阪圏の中小企業　次世代ロボット開発ネットワークRooBO
　　　［5］　神奈川県　ロボットの実証実験支援事業
　　　［6］　神戸市　「神戸RT（ロボットテクノロジー）構想」
　　　［7］　デンマーク　トリプルへリックス／デザイン・ドリブン・イノベーション
　　　［8］　ドコモ／テムザック　「介護・医療のロボット実証試験（デンマーク）」

　4-4　各種公募事業
　　　［1］　福島県　「災害対応ロボット産業集積支援事業」
　　　［2］　その他

4-5　補助金支援動向
　　　［1］　新潟県
　　　［2］　その他

第5章　産業ロボット／フィールドロボット工学の進展動向［1］

　5-1　グーグル本格参入で活気づくICT活用型先進ロボットの研究開発
　　　［1］　スマートロボット／スマートロボティックスの潮流
　　　［2］　スマートモビリティロボットとITS
　　　［3］　カーロボティクス
　　　［4］　クラウドとの結合で実現するロボットの進化形

　5-2　ロボット行動／対人間コミュニケーション科学の進歩
　　　［1］　感情のセンシングで格段の進歩を見せる人型ロボット

　5-3　ロボットオントロジー（存在学）　−人の知性・感情に限りなく接近するロボット−
　　　［1］　ロボットが仕事のパートナーになる時代
　　　［2］　技術とビジネスの総力を結集して実現する人工知能型ロボット

　5-4　生物工学・人口知能とロボット工学の結合
　　　［1］　先端・学際研究の拠点としてのロボット研究開発
　　　［2］　機械学習とロボット工学の進化
　　　［3］　ディープラーニングとロボット工学の進化
　　　［4］　生物工学／生物エレクトロニクスとロボット工学の結合
　　　［5］　生物工学とロボット工学結合に力を入れる米国防総省
　　　［6］　脳研究とロボット工学の結合

　5-5　文化・行動進化の文脈で見た次世代ロボット
　　　［1］　「場の自己組織化」と次世代ロボット
　　　［2］　インタレスト・アウェアネスと次世代ロボット

第6章　産業ロボット／フィールドロボット工学の進展動向［2］

　6-1　装着者の意志を反映する随意制御と自律制御ロボットの統合

　6-2　ロボット開発のプラットフォーム化

　6-3　相互運用性のあるロボットサービス開発に向けたコンソーシアム

　6-4　素材・繊維技術の進歩とロボット工学の結合
　　　［1］　ITと素材・繊維技術の融合で実現する次世代ロボット

第7章　次世代産業ロボットのソフトウェア

　7-1　次世代産業ロボットのオープンソースミドルウエア
　　　［1］　ロボット用オープンソースミドルウエア概説
　　　［2］　ROSフレームワーク、ROSの開発状況
　　　［3］　ROSによるロボット開発の利点
　　　［4］　ROS実装事例
　　　［5］　研究用BaxterとROS

　7-2　次世代のロボット開発プラットフォーム

第8章　産業ロボット／フィールドロボットと知的所有権

　8-1　ロボット分野の特許出願で強みを保持する日本
　　　［1］　ロボットの特許出願ランキング
　　　［2］　特許庁　「ロボット技術特許出願に関する調査報告」

　8-2　産業ロボット／フィールドロボットの知財戦略

第9章　ロボット産業・ロボット工業市場動向

　9-1　ロボット市場概況

　9-2　経済産業省／新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）の調査報告
　　　［1］　国内ロボット市場

　9-3　ロボット産業に関する各種統計
　　　［1］　日本ロボット工業会
　　　［2］　その他

　9-4　産業用ロボット市場
　　　［1］　国際ロボット連盟　「産業用ロボットに関する調査報告」
　　　［2］　経済産業省　「産業用ロボット市場に関する調査報告」

　9-5　中国で需要が拡大する産業用ロボット

第10章　次世代産業用ロボットの現状と課題

　10-1　次世代産業用ロボットの現状と課題
　　　［1］　概況・近況
　　　［2］　今後の課題と提言

　10-2　市場分析・市場展望
　　　［1］　産業ロボット／フィールドロボット産業の市場動向
　　　［2］　産業用ロボットの海外市場動向

　10-3　進化を続ける産業用ロボット
　　　［1］　多能工化する産業用ロボット
　　　［2］　工場組み立て作業自動化に伴う産業用ロボットの需要動向

　10-4　インダストリー4.0と次世代ロボット
　　　［1］　ドイツ／産官学一体プロジェクト　「Industry（インダストリー）4.0」
　　　［2］　インダストリー4.0のコンセプトを実現するための課題

第11章　各国の製造業とロボット産業の状況

　11-1　概況・近況

　11-2　地域別動向
　　　［1］　北米
　　　［2］　中南米
　　　［3］　アジア／豪州
　　　［4］　欧州

　11-3　我が国の産業用ロボットの競争力強化・業界活性化
　　　［1］　技術強化策
　　　［2］　体制強化策
　　　［3］　人材育成策

第12章　次世代自動車と産業ロボット

　12-1　自動車産業の構造改革と産業ロボットが果たす役割
　　　［1］　失われた日本の自動車メーカーの優位性

　12-2　次世代自動車の現況と自動車産業にもたらす構造変化
　　　［1］　次世代自動車の競争軸は“車両・制御系＋交通・情報系”へ
　　　［2］　先進モビリティ・プラットフォームの台頭と“自動車時代”の終焉

　12-3　ビッグデータ連携による関連サービス

　12-4　産学官連携活動による次世代自動車の技術向上策

　12-5　国際競争力の強化と生産体制効率化の取り組み
　　　［1］　自動車生産効率化の取り組み

　12-6　生産ラインのコンパクト化
　　　［1］　工程削減、工程短縮を目的とした生産ラインのコンパクト化
　　　［2］　次世代工場建設とともに加速するコンパクトラインの潮流

　12-7　プラットフォーム共通化・部品共通化の潮流

　12-8　モジュール化を追及する次世代プラットフォーム
　　　［1］　研究開発の柱となったプラットフォームの共通化とモジュール化の推進
　　　［2］　新局面を迎えた部品共通化の取り組み
　　　［3］　フォルクスワーゲンの新構想「MQB」（モジュラー・トランスバース・マトリクス）

第13章　運転システム／自律走行・自動運転システム

　13-1　自動運転システムの概況・近況
　　　［1］　産業・社会を一変させる自律走行・自動運転システム
　　　［2］　SAEで議論中の自動運転車の定義
　　　［3］　自律走行・自動運転システムとITSの結合

　13-2　地域別／メーカー別　自動運転システム公道走行実験動向
　　　［1］　自動運転システム公道走行実験動向　概況・近況
　　　［2］　日本
　　　［3］　アメリカ
　　　［4］　欧州

　13-3　自動運転車両に関する法制度上の検討状況
　　　［1］　自動運転の実現に向けた法制度上の取組概要
　　　［2］　製造物責任のリスク低減を目的とした開発・試験方法の検討

　13-4　日本政府が掲げる成長戦略と自動走行の具体的な将来像
　　　［1］　総合科学技術会議主導による府省横断型の自動運転システム研究開発
　　　［2］　国土交通省：自動走行実現に向けた工程表骨子案
　　　［3］　経済産業省：運転支援システムの高度化計画

　13-5　複合化・高度化する自動運転のシステム構成
　　　［1］　ロボット、センサーとの統合

　13-6　自律走行・自動運転システムの新規アイデア、新発想
　　　［1］　ロボティクス指向で開発が進む無人・自律型の建機、大型輸送トラック
　　　［2］　建機の自律走行車動向

　13-7　自律走行・自動運転システム参入企業動向
　　　［1］　日産自動車
　　　［2］　富士重工業
　　　［3］　ダイムラー
　　　［4］　Google（グーグル）
　　　［5］　デンソー
　　　［6］　日立グループ
　　　［7］　ボッシュ
　　　［8］　コンチネンタル
　　　［9］　アイサンテクノロジー

第14章　自動車運転・運行の安全システム

　14-1　次世代自動車と衝突回避・事故防止システム
　　　［1］　車両間（V2V：Vehicle-to- Vehicle）通信技術による事故防止機能
　　　［2］　衝突回避回避システム
　　　［3］　緊急操舵回避支援システム
　　　［4］　異常検知・警告・ドライバモニタリングシステム
　　　［5］　ペダル踏み間違いによる暴走事故防止システム
　　　［6］　福祉車両向け衝突回避システム

　14-2　衝突被害軽減ブレーキ
　　　［1］　衝突被害軽減ブレーキ概説
　　　［2］　衝突被害軽減ブレーキの効果とそれに対する評価
　　　［3］　ミリ波レーダーによる運転支援システム

　14-3　車載コンピュータによる車両制御
　　　［1］　日産　自動運転機能を装備した車載コンピュータによる車両制御
　　　［2］　日産　単眼カメラを用いる自動ブレーキ機能「エマージェンシーブレーキ」

第15章　フィールドロボットの現状と課題

　15-1　フィールドロボットの現状と課題
　　　［1］　概況・近況
　　　［2］今後の課題・提言
　　　［3］　分野別市場概況

　15-2　協調型産業用ロボット
　　　［1］　作業支援型産業用ロボット

　15-3　フィールドロボット普及・開発上の課題

　15-4　フィールドロボットの新しい視点
　　　［1］　ロボット支援新工法システム
　　　［2］　拠点ネットワーク無人物流システム

第16章　産業ロボット／フィールドロボットの産業競争力

　16-1　産業競争力と付加価値
　　　［1］　ロボット技術の多様な展開に向けて
　　　［2］　次世代産業ロボットとビジネスモデル変革
　　　［3］　研究用BaxterとROS
　　　［4］　我が国の進むべき方向性

　16-2　産業ロボットの産業育成と制度設計、バックキャストの課題
　　　［1］　概況・近況
　　　［2］　バックキャストによる施策
　　　［3］　ロボット技術の普及体制

　16-3　デファクト標準を巡る競争

第17章　建設・土木ロボット

　17-1　土木・建設作業の自動化技術
　　　［1］　整地・掘削作業用ショベル技術

　17-2　建物解体事業／建物解体最新技術動向

　17-3　建設・土木向けフィールドロボット
　　　［1］　ビル建設のロボット導入
　　　［2］　インフラ点検・補修ロボット
　　　［3］　無人建設機械システム

　17-4　ボーリング（掘削）調査ロボット
　　　［1］　東京五輪向け大規模な再開発、老朽インフラ補修で進ロボット活用の動き

　17-5　熟練層の慢性的不足で期待が高まる建設現場作業ロボット
　　　［1］　日本建設業連合会　建設現場作業ロボットに関する予測

　17-6　建設現場作業支援装着型ロボット
　　　［1］　ロボット装着による建設現場作業支援

　17-7　建設現場用ロボットスーツ
　　　［1］　関心を集める建設現場用ロボットスーツの開発

第18章　インフラ点検ロボット

　18-1　急ピッチで進むインフラ点検用ロボットの技術開発
　　　［1］　深刻化する老朽インフラ点検で注目を集める補修・点検ロボット

　18-2　インフラ点検ロボット事例検証
　　　［1］　道路・トンネル点検支援
　　　［2］　送電線の不具合箇所特定
　　　［3］　下水道管の強度測定

　18-3　ガス漏れ検知ロボット
　　　［1］　ガス漏れ位置探知ロボットチームの事例

第19章　危険作業代行／災害対応ロボット

　19-1　高機能化・多機能化する危険作業代行ロボット

　19-2　地上走行型災害対応ロボットの性能評価

　19-3　除染用ロボットの実用化
　　　［1］　レスキューロボットの可能性

　19-4　拡張現実とウェアラブルデバイスを用いた被災者支援ロボット

第20章　無人飛行ロボット

　20-1　無人機時代、無人空輸時代を先導する無人ロボット

　20-2　小型化・軽量化が進む小型飛行ロボット

　20-3　メガソーラー監視用無人飛行ロボット

第21章　農作業支援ロボット

　21-1　政府・省庁の農作業支援ロボット開発促進政策
　　　［1］　農林水産省　「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」

　21-2　成長監視・計測ロボット

　21-3　肥料・農薬散布ロボット

第22章　資源探索ロボット

　22-1　深海資源探索ロボット

　22-2　自律型海中ロボット（AUV）

第23章　テレプレゼンス・ロボット

　23-1　海外で普及が進むテレプレゼンス型代理行動ロボット

　23-2　テレプレゼンス・ロボットの開発・製品化最新動向

第24章　人体装着型作業補助・作業支援ロボット

　24-1　成長が見込まれる人体装着型作業補助・作業支援ロボット

　24-2　人体装着型作業補助・作業支援ロボットの開発・製品化最新動向

第25章　次世代ロボットとシームレスメディアの融合

　25-1　スマートデバイスとロボットの境界領域

　25-2　ライフログ・ロボットの可能性

　25-3　ウェアラブルロボティックシステムの可能性

　25-4　エクスペリエンス志向ロボットの可能性

第26章　ロボット教育・ロボット産業の人材育成

　26-1　教育におけるロボットの意義・必要性
　　　［1］　ロボット教育を取りまく状況
　　　［2］　ロボット教育の意義と必要性
　　　［3］　ロボット教育市場の現状
　　　［4］　次世代ロボットに向けたロボット教育強化

　26-2　ロボットを使った高度医療を主導できる人材の育成

　26-3　次世代ロボット開発とデータサイエンティストに対する需要増大

第27章　参入企業動向（海外）

　27-1　華碩電脳（エイスース）
　27-2　鴻海精密工業
　27-3　その他

第28章　参入企業動向（国内）

　28-1　ファナック
　28-2　川崎重工業
　28-3　ナブテスコ
　28-4　菊池製作所
　28-5　トヨタ自動車
　28-6　ホンダ
　28-7　サイバーダイン
　28-8　ミネベア
　28-9　ユーシン精機
　28-10　アスカ
　28-11　安川電機
　28-12　日本電産
　28-13　大和ハウス工業
　28-14　イマジカ・ロボットホールディングス
　28-15　サンワテクノス
　28-16　ワイ・イー・データ
　28-17　ユーシン精機
　28-18　ダイヘン
　28-19　中央可鍛工業
　28-20　鈴茂器工
　28-21　ソフトバンク
　28-22　セーラー万年筆
　28-23　パナソニック
　28-24　シャープ
　28-25　大和ハウス
　28-26　ハーモニック
　28-27　旭化成
　28-28　アマダ
　28-29　ヤマダ
　28-30　キヤノン
　28-31　その他

第29章　ロボット関連の学会、業界団体、コンソーシアム

　29-1　アイ・ローボ・ネットワーク・フォーラム
　29-2　ロボットコンテスト／ロボット競技大会