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レポートナンバー 0000012231

完全人工光型植物工場の頑健性 −周年安定生産と事業安定に向けて−(第三巻)

株式会社情報機構

発刊日 2016/01/13

言語日本語

体裁B5/158ページ

ライセンス/価格158ページ

0000012231

B5版 34,100 円(税込)

「完全人工光型植物工場の生産・運営マニュアル」は全3巻となっています。詳しくは「各巻ご案内及び価格」の項をご参照下さい。

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レポート概要

■ 本書のポイント・特長

◎栽培、安定生産ノウハウを学んだら最後はこちら!
 植物工場運営を盤石にするための優れた栽培管理者育成・マネジメント手法を詳解。

◎優れた栽培管理者育成のために!第1巻、第2巻で学んで頂いた内容をより深く解説します。

◎スムーズな植物工場の運営に繋ぐノウハウ
 ・作業従事者へ指導するための知識や理論
 ・指導を行う際のポイントは何か?
 ・作業者の安全を守る運営
 ・養液を安定化させるには? 設備を適切に設計・管理するには?
など

◎植物工場をビジネスとして継続する!生き残り戦略の提言
 ・設備ありきでなく「何を作るか」が大事
 ・図解も交えた事業・商品戦略の解説
 ・植物工場の今後の展望・ビジネスチャンス
   ⇒機能性野菜、医薬品原料の栽培の可能性
   ⇒医療・ヘルスケア分野との連携、超高齢社会に向けた21世紀型の植物工場
   ⇒植物工場野菜の技術シーズ・産業ニーズ
  など

◎これであなたも専門家? 植物工場栽培において知っておきたい詳細な知識・理論
 ・光合成のメカニズム(光合成と光や二酸化炭素、温度などの関係)
 ・植物組織についての詳細(細胞の構成、破の構造、水の輸送等)
 ・植物ホルモンの概要と作用
   ⇒サイトカイニン、エチレン、アブシジン酸、オーキシンなど
 ・養液と必要な元素についての解説
   ⇒窒素、カリウム、カルシウム、亜鉛などの必須元素
   ⇒ナトリウム、コバルトなど必須ではないが有用となるケースもある元素
 ・EC(電気伝導度)と浸透圧など、栽培に関する化学の知識
など

レポート詳細

各巻ご案内及び価格

体裁 B5判ソフトカバー + CD-R 1枚(図表や写真のカラー版データ入)

(第一巻) 完全人工光型植物工場の栽培マニュアル -栽培技術修得を目指して-

(第二巻) 完全人工光型植物工場の管理マニュアル
      -周年安定生産と植物工場のユニバーサルデザインを目指して-

(第三巻) 完全人工光型植物工場の頑健性 -周年安定生産と事業安定に向けて-

■価格;税別(セット購入価格)
※お申込み時に、通信欄に購入形態 「第○巻、第○巻+第○巻」を必ず明記下さい。
※同時にお申込み頂いた場合に限ります。

購入形態 定価
第一巻のみ
第二巻のみ
第三巻のみ
28,000円 + 税
31,000円 + 税
31,000円 + 税
第一巻+第二巻
第一巻+第三巻
第二巻+第三巻
49,000円 + 税
49,000円 + 税
52,000円 + 税
第一巻+第二巻+第三巻   69,000円 + 税  

著者

GNH工房 代表 大山 敏雄 氏

【著者紹介】
 1949年東京都生まれ。千葉大学園芸学部農芸化学科卒後、キユーピー株式会社に入社。研究所で商品開発を担当。ベビーフード、流動食や介護食の開発にあたる。
 2006年9月キユーピー株式会社を退職し、植物工場野菜の生産に従事する。2011年11月に株式会社GNH 工房を設立。植物工場普及に専念。2015年7月株式会社GNH工房を清算決了する。現在は個人事業主として、完全人工光型植物工場の栽培指導と管理者養成を行っている。

目次

はじめに・予めお断りしたい事

【第1章 完全人工光型植物工場】

1.植物栽培の頑健性
 1.1.植物工場の『頑健性』について
 1.2.栽培指導
  1.2.1.栽培現場で作業者を指導する手順
  1.2.2.[学ぶ力]を引き出すようにする

2.納得のいく説明をする為の基本的な考え方
 2.1.生物は環境に適応し、進化してきた。実に合理的に作られている
  2.1.1.頑健性(生命維持機能)
  2.1.2.生命が発生した時の地球環境に、影響を受けている
  2.1.3.環境適応
  2.1.4.環境適応にも限度はある
  2.1.5.全体最適になるように適応する、部分最適になるような適応ではない
  2.1.6.品種により、環境適応は異なる
  2.1.7.動的平衡状態にある
  2.1.8.事象と時間軸
  2.1.9.養分吸収
 2.2.植物も動物も環境に対して同様に適応している
  2.2.1.体内時計(概日時間)
  2.2.2.光質(例.紫外線)
  2.2.3.糖はシグナル物質としても重要である
  2.2.4.免疫システム
  2.2.5.細胞とpH
  2.2.6.「苗半作」と「三つ子の魂100までも」の諺
  2.2.7.消化管と根
  2.2.8.磁気の影響を受けている
  2.2.9.葉の形状は昆虫のトンボの羽と葉の裏側の構造は似ている

3.完全人工光型植物工場の施設
 3.1.頑健性のある工場設備
  3.1.1.設備ありきで栽培品種を決めてはならない
  3.1.2.エンドポイントにより栽培方法や設備は異なる
  3.1.3.工場規模の差
  3.1.4.工場完成時と定期的に確認する管理項目
 3.2.栽培室温度・湿度および養液温度の安定化
  3.2.1.栽培室温度・湿度管理
  3.2.2.養液温度管理設備
  3.2.3.湿度と風の環境
 3.3.養液供給の安定化
  3.3.1.噴霧水耕での養液の均一供給
  3.3.2.ノズルの詰まり
  3.3.3.湛液水耕での酸素・養液供給の安定化
 3.4.二酸化炭素の安定供給
 3.5.微酸性電解水管理
 3.6.工場建屋の設計
  3.6.1.栽培室
  3.6.2.箱詰め室
  3.6.3.保管用冷蔵庫
  3.6.4.洗浄ゾーン
  3.6.5.メンテナンス

4.栽培設備と管理
 4.1.育苗装置
  4.1.1.構造
  4.1.2.育苗期の管理項目と対処
 4.2.栽培ベッド
  4.2.1.栽培ベッドについて
  4.2.2.光の無駄使いを減らす
  4.2.3.白色の囲い箱(栽培パネルにを取り付ける)
  4.2.4.栽培ベッドの管理

5.栽培管理
 5.1.種子
 5.2.幼苗の『もやし状態』を避ける
 5.3.光
  5.3.1.光源の種類
  5.3.2.光源設計の考え方
  5.3.3.光質について
  5.3.4.LED光と蛍光灯
  5.3.5.蛍光管に葉を接触させてはならない
  5.3.6.日長時間
 5.4.二酸化炭素
 5.5.養液管理
  5.5.1.養液が急激な変化を避ける
  5.5.2.養液更新
  5.5.3.養液のpH管理値
  5.5.4.養液成分の変化
  5.5.5.養液温度
  5.5.6.培養液に使用する水道水(クロラミン)
  5.5.7.酸素欠乏
 5.6.葉や根へのダメージ防止
  5.6.1.白色枠
  5.6.2.栽培パネル移動時の作業状の注意点
  5.6.3.栽培パネル取り出し、挿入時の細菌汚染防止
  5.6.4.栽培ベッドの高さは野菜の背丈より5cm程度高くする
  5.6.5.収穫用ハサミはハサミ型ナイフ(フローリストナイフ)を使用する
  5.6.6.収穫・袋詰め
  5.6.7.箱詰め
  5.6.8.防虫
  5.6.9.保管・流通温度と呼吸
  5.6.10.亀裂
 5.7.細菌の制御技術
  5.7.1.作業での注意点
  5.7.2.栽培管理上の注意点

6.作業管理
 6.1.作業者の安全を第一優先にして作業する
 6.2.蛍光灯の清掃など
 6.3.衛生管理

7.事業継続(完全人工光型植物工場の生き残り)戦略
 7.1.商品戦略
 7.2.事業戦略
  7.2.1.完全人工光型植物工場の事業戦略
  7.2.2.完全人工光型植物工場の生き残り戦略 <図解>
 7.3.事業継続計画(BCP)(business continuity plan)

【第2章 栽培知識】

1.光合成
 1.1.光合成とは
  1.1.1.光合成
  1.1.2.炭水化物とエネルギー
  1.1.3.光合成反応
  <光合成生産物の移動>
  1.1.4.光合成速度(CO2吸収速度)と光飽和点、光補償点
  1.1.5.呼吸
 1.2.光合成と光
  1.2.1.緑色光も光合成に利用されている
  1.2.2.葉が緑に見える理由
  1.2.3.光は毒にもなる
  1.2.4.光環境変化への対応
  1.2.5.光質
  1.2.6.量子収率
 1.3.光合成と二酸化炭素
  1.3.1.光合成に使われる二酸化炭素は、炭酸ガスの気体として取り込まれる
  1.3.2.二酸化炭素の葉内における移動
  1.3.3.光合成の炭水化物の炭素源は、大気中の二酸化炭素である
  1.3.4.野菜の地上部(葉や茎)と二酸化炭素
  1.3.5.根と二酸化炭素
 1.4.光合成と窒素
  1.4.1.光環境と栄養条件
  1.4.2.光量と窒素
 1.5.光合成と温度
  1.5.1.温度依存性
  1.5.2.温度馴化
 1.6.湿度と風の光合成速度への影響
  1.6.1.露地栽培の場合
  1.6.2.完全人工光型植物工場の場合

2.植物組織
 2.1.植物細胞の構成
  2.1.1.植物細胞膜・細胞壁
  2.1.2.植物細胞内細胞小器官の成立
 2.2.葉の構造
  2.2.1.葉の構造の特長
  2.2.2.葉の各部位
 2.3.細胞膜
  2.3.1.細胞膜の役割と構造
  2.3.2.脂質二重層の性質
  2.3.3.生体膜の物質通過(能動輸送と受動輸送)
 2.4.水の輸送(根から葉まで)
  2.4.1.細胞壁
  2.4.2.水の輸送経路
  2.4.3.生体の物質の移動させる駆動力

3.植物の成長
 3.1.植物細胞のpH
  3.1.1.細胞内pHの維持は、細胞の生命活動の基本である
  3.1.2.水溶液の酸性、アルカリ性
  3.1.3.電気的中性の原理(pHが変化するメカニズム)
 3.2.植物は細胞分裂と細胞伸長により大きくなる
  3.2.1.生物の成長
  3.2.2.植物細胞の特徴
 3.3.植物細胞伸長成長のメカニズム、どのようにして大きくなるか
  3.3.1.細胞壁
  3.3.2.オーキシン、ジベレリンと細胞伸長
 3.4.酸成長
  3.4.1.植物の成長が酸によって促進される
  3.4.2.細胞壁伸長と問題点
  3.4.3.細胞壁の弛緩
 3.5.生育温度
  3.5.1.昼夜温度差
  3.5.2.温度と地温
  3.5.3.根域の高温によって、植物体の生育が抑制される
  3.5.4.低温障害は何故起こる(脂質二重層の性質の項を参照)
 3.6.日長時間

4.植物ホルモン
 4.1.サイトカイニン
  4.1.1.サイトカイニンの作用
  4.2.2.サイトカイニンと栄養
 4.2.エチレン
  4.2.1.エチレンの作用
 4.3.アブシジン酸
  4.3.1.葉の気孔を閉鎖する
  4.3.2.落葉、落果
 4.4.オーキシン
  4.4.1.細胞伸長
  4.4.2.オーキシン
 4.5.ジベレリン

5.養液と必須元素等について
 5.1.リービッヒの最小律
 5.2.総論
  5.2.1.多量必須元素
  5.2.2.微量必須元素
  5.2.3.有用元素
  5.2.4.作物体内での移動
 5.3.必須元素各論
  5.3.1.窒素
  5.3.2.カリウム
  5.3.3.カルシウム
  5.3.4.マグネシム
  5.3.5.リン
  5.3.6.硫黄
  5.3.7.塩素
  5.3.8.ホウ素
  5.3.9.鉄
  5.3.10.マンガン
  5.3.11.亜鉛
  5.3.12.銅
  5.3.13.ニッケル
  5.3.14.モリブデン
 5.4.有用元素
  5.4.1.ケイ素は単独ではなく、必ず化合物として存在している
  5.4.2.ナトリウム
  5.4.3.アルミニウム
  5.4.4.コバルト
  5.4.5.ナトリウムとカリウムについて
 5.5.カルシウム、カリ、マグネシウムの拮抗
 5.6.養液成分の移動
  5.6.1.イオンの移動速度
  5.6.2.正の水和、負の水和

6.栽培に関する化学
 6.1.EC(電気伝導度)と浸透圧
  6.1.1.EC値 単位:ms(ミリジーメンス)
  6.1.2.浸透圧について
  6.1.3.EC値と浸透圧
 6.2.溶存酸素
 <参考1>磁気プロトニクス原理
 <参考2>水の温度の特異性

【添付資料 植物工場の技術進化の方向性】

1.植物工場野菜の進化は『食』と『医』

2.植物工場の理念

3.21世紀の植物工場のあり方<市場と雇用を創出し、競争から共存にシフトする>

4.植物工場野菜の技術シーズ・産業ニーズ

5.技術課題の整理

6.コンセプト一例

おわりに

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