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レポートナンバー 0000022006

細胞培養加工施設の構築と運営管理の省力・省コスト化

株式会社技術情報協会

再生医療等製品、細胞治療製品の研究・生産のための

発刊日 2018/10/31

言語日本語

体裁A4/380ページ

ライセンス/価格380ページ

0000022006

BOD版 44,000 円(税込)

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レポート概要

◎ 規制、コスト、マンパワーの課題を克服し、いかに堅牢なプロセスを構築するか?

~培養に費やす膨大な作業をいかに自動化する?
  リスクベースで考えられた施設設計・管理の事例!

レポート詳細

執筆者(敬称略)

三機工業(株) 中澤賢 エイブル(株) 和田昌憲
医薬基盤・健康・栄養研究所 小原有弘 リオン(株) 齊藤光秋
慶應義塾大学病院 伊藤経夫 リオン(株) 水上敬
ダイダン(株) 中村真 (株)日立プラントサービス 池松靖人
(株)日立プラントサービス 岩山大輔 日本エアーテック(株) 平沢真也
三機工業(株) 中岡将士 北陸先端科学技術大学院大学 松村和明
大阪大学 福守一浩 旭化成エンジニアリング(株) 日笠久和
(株)日本バイオセラピー研究所 芦葉恵介 東京女子医科大学 菊地鉄太郎
(株)日本バイオセラピー研究所 鮫島葉月 マイクロニクス(株) 八木良樹
ダイダン(株) 古川悠 (株)ニコン 白木正人
ダイダン(株) 多田光輝 (株)ニコン 清田泰次郎
(株)ファーマトリエ 岡村元義 (株)BM総研 千葉敏行
アース環境サービス(株) 中村浩章 (株)早稲田総研アカデミックソリューション 神谷卓郎
(株)竹中工務店 宮田弘樹 ダイダン(株) 長谷川雅一
医薬研究開発コンサルティング 橋本光紀 (株)DNAチップ研究所 的場亮
大阪大学 江副幸子 大日本印刷(株) 前田賀隆
アステラス製薬(株) 西垣扶佐子 大日本印刷(株) 佐波晶
大阪大学 水谷学 東京医科歯科大学 清水則夫
大阪大学 紀ノ岡 正博 東京医科歯科大学 湯之前雄太
藤森工業(株) 松田博行 東京医科歯科大学 小島尚美
東京女子医科大学 関根秀一 (株)CYBO 新田尚
京都大学 角昭一郎

目次

◇第1章 細胞培養加工施設における設計レイアウトのポイント ◇

1節 細胞培養加工施設に求められる施設構築の考え方について
1.細胞培養加工施設の種類と現状
1.1 法律による細胞培養加工施設の種類
1.1.1 再生医療等の安全性の確保等に関する法律
1.1.2 医薬品医療機器等法
2. 細胞培養加工施設の計画の注意点
2.1バイオロジカルクリーンルームとしての細胞培養加工室
2.2 レイアウト計画におけるゾーニングと動線計画
2.3施設構築における微生物管理の考え方
2.4施設運用費について
2.5既存建物の利用
3.まとめ

2節 培養に必要な機器を正しく使うための培養室の設備要件
1.培養に必要な機器
1.1 安全キャビネット
1.2 CO2インキュベーター
1.3 遠心機
1.4 冷凍冷蔵庫
1.5 オートクレイブ
1.6 その他培養室にあると便利な機器
2.機器の管理・校正・メンテナンス
2.1 遠心機、吸引装置におけるエアロゾル管理
2.2 CO2インキュベーター、マイクロピペットにおける校正の重要性
2.3 作業管理に重要なメンテナンス 定期的な清掃について
3.培養室の設備
3.1 培養室の清浄度維持
3.2 動線を考慮した培養室内の機器の配置
4.培養室の管理方法
4.1 温湿度管理
4.2 清浄度管理(パーティクルカウンター、差圧管理)
4.3 入退室管理
4.4 納入品管理(トレイサビリティー確保)
4.5 廃棄物管理

3節 細胞培養・加工施設の設備構造に関する基本的な考え方
1.特定細胞加工物の特徴
2.細胞培養加工施設
3.空調計画
3.1 清浄度管理
3.1.1 空気の清浄度
3.1.2 測定方法
3.2 空中微生物および表面微生物
3.2.1 空中浮遊菌
3.2.2 表面付着菌
4 室圧計画
4.1 室圧管理
4.2 室温・湿度・照明管理
5.動線計画
5.1 ヒトの動線 
5.2 物の動線
6.細胞培養加工施設以外の重要な施設
6.1 試験検査室
6.2 資材倉庫
7.環境条件が製造におよぼす因子

4節 CPCにおける設計・配置のポイント
1.おさえておくべき基準・指針
1.1 再生医療新法の対象となる場合
1.2 薬機法の対象となる場合
1.3 建築基準法,消防法
1.4 無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針
2.空気清浄化技術
2.1 空気の清浄度
2.2 室間差圧
2.3 クリーンベンチ/安全キャビネット
2.4 エアフィルタ
2.5 清浄度モニタリング
2.6 局所クリーン化
3.基本計画のポイント
?作業性・快適性
?省エネルギー性
?安定稼働・保守性
4.計画例
4.1 計画例?
4.2 計画例?

5節 細胞培養加工施設設計での留意点・ゾーニングと工程管理
1.細胞培養加工施設の特徴
1.1 再生医療関連法規の改正
1.2 再生医療関連の法体系
2.施設ゾーニング計画の基本事項
2.1 生産内容の把握
2.2 フレキシブルなゾーニング計画
2.3 安全性の確保
2.4 法令遵守
3.施設ゾーニング計画
3.1 建築計画
3.1.1 建築計画
3.1.2 施設の構成と動線計画
3.1.3 内装計画
3.2 災害対策
3.3 防虫、防そ対策
3.4 バイオセーフティ対応
3.5 セキュリティ、入退室管理計画
3.6 建築設備計画
3.6.1 空調設備
3.6.2 電気設備
3.6.3 衛生設備
3.6.4 ユーティリティ設備
3.7 ITシステム
3.8 自動培養装置への対応
4.再生医療と製造管理システム
4.1 法改正と製造業態の変化
4.2 胞加工物特有の要求事項
4.3 製造販売業者のニーズと製造業者の対応
4.4 製造管理システムの機能概要
4.5 製造管理システムの要件と構成
4.5.1 製造管理システム
4.5.2 計画管理
4.5.3 購買管理
4.5.4 品質管理
4.5.5 マスタ管理
4.6 再生医療向け製造管理システム

6節 細胞培養施設の環境構築と気流設計の考え方
1.細胞培養施設のクリーンルーム役割
2.細胞培養施設の構造設備と設備要件
2.1 構造設備規則
2.2 室内環境設定
2.3 排水設備
2.4 その他のユーティリティ設備
2.5 空調システムにおける注意点
2.6 除染・清掃・ガウニングについて
3.細胞培養施設の環境構築に求められる清浄度
4.無菌操作等区域と清浄度管理区域
5.気流設計の考え方
6.経済的施設運営の提案

7節 細胞製造プロセス最適化のための細胞加工・調製施設
1.細胞製造性を考慮した細胞製造プロセスの最適化
2.細胞製造性を考慮した細胞加工・調製施設の設計

8節 細胞培養加工施設への技術移転のアプローチ
1.研究段階と製造段階の目的の違い
2.細胞加工物の特徴
3.細胞培養加工施設
4.リスクマネジメント
5.技術移転の実際
5.1 検討段階
5.2 受託可否判断
5.3 ヒト組織を用いた試験製造に関する倫理審査委員会
5.4 倫理審査委員会(認定臨床研究審査委員会)
5.5 再生医療等委員会
5.6 臨床研究開始

9節 特定細胞加工物製造許可のための施設調査の留意点
1.再生医療等にかかる法律について
2.特定細胞加工物製造許可の申請の流れ
3.安全性確保法で求められる施設基準(第42条)について
4.安全性確保法で求められる事業者の遵守事項(第44条)について
5.PMDAによる実際の施設調査
5.1 施設を運用する体制
5.2 機器と動線
5.3 衛生環境の維持
5.4 Risk-based Approach
5.5 運用ルールの可視化
5.6 人材と教育訓練
5.7 文書と記録の様式
5.8 参考事項
6.品質リスクマネジメントとソフトウエアの継続的な活用

◇第2章 細胞加工製品の製造ライン・設備における汚染対策 ◇

1節 気流を用いた交差汚染抑制システムの開発
1.ハイブリッド室圧制御システム「バリアスマートRHB」
1.1 従来技術の課題
1.2 開発技術の概要
1.3 適用事例
2.半開放型気流制御ブース「エアバリアブースR」
2.1 従来技術の課題
2.2 開発技術の概要
2.3 適用事例

2節 感染因子の混入、クロスコンタミネーションによる汚染防止対策
1.リスクの分析
2.感染因子の混入
2.1 真菌・細菌等の混入要因とその防止策
2.2 マイコプラズマの混入要因とその防止策
2.3 ウイルス等の混入要因とその防止策
3.クロスコンタミネーションによる汚染防止対策
3.1 クロスコンタミネーションの要因とその防止策(ヒト細胞認証試験の活用)

3節 細胞加工施設に求められる日常管理のポイント
1.細胞加工の対象となる再生医療と準拠すべき規制
2.加工の対象となる細胞および加工に必要な設備
3.細胞加工施設のレイアウトと清浄度管理
4.施設内動線と生物汚染に関する日常管理
5.逸脱管理
6.細胞加工作業における汚染の原因と低減のポイント
7.細胞加工プロセスにおける逸脱処理とCAPAおよび変更管理

4節 細胞培養加工施設における衛生管理並びに環境モニタリング
1.微生物汚染対策
1.1 サニテーション、除染に使用する消毒剤・除染剤
1.2 サニテーション
1.2.1 日常(都度)サニテーション
1.2.2 定期サニテーション
1.2.3 効果検証(微生物)
1.3 環境除染
2.環境モニタリング
2.1 モニタリングプログラム
2.1.1 モニタリングの対象
2.1.2 モニタリングポイント
2.1.3 モニタリングの頻度
2.1.4 ポイントと頻度を決定するためのリスクアセスメント
2.2 モニタリングの方法(サンプリング及び検出方法)
2.3 モニタリングの警報基準値(アラート値)及び処置基準値(アクション値)
3.有害生物管理
3.1 防虫管理
3.2.1 昆虫類によるリスク
3.1.2 昆虫類の侵入・生息の3大要因
3.1.2 飛翔性昆虫対策3.1.3歩行性昆虫類対策
3.1.4 昆虫類モニタリング
3.2 防鼠管理
3.2.1 鼠族によるリスク
3.2.2 鼠族モニタリング

◇第3章 細胞加工製品の製造ライン・設備における防虫対策◇

1節 図面から見える、昆虫の侵入・発生リスクの問題点
1.工場敷地外
1.1 湖沼・河川
1.2 森林
1.3 田畑
1.4 家畜舎
1.5 商業施設
1.6 敷地外要因の対策
2.工場敷地内
2.1 露出土壌
2.2 芝生
2.3 樹木
2.4 池
2.5 側溝
2.6 ごみ庫
2.7 浄化槽
2.8 外構照明
3.建物開口部
3.1 搬出入口
3.2 一般出入口
3.3 従業員出入口
3.4 窓
4.建物内動線
4.1 間仕切り設備
4.2 廊下
4.3 階段
4.4 エレベータ
5.建物内発生
5.1 ゴミの管理
5.2 結露
5.3 屋上
5.4 排水設備

2節 医薬品工場から学ぶ排水系における防虫管理
1.医薬品製造に関する規制:GMPとは
2.医薬品製造施設
3.原薬製造環境の管理
4.再生医療等製品の製造
5.医薬品製造現場での事例
6.ソフト面の対策
6.1 作業者への教育
6.2 問題の原因と対策を考える学習の機会

3節 原料保管庫・資材庫における害虫発生原因と防虫対策
1.原料保管庫
1.1 原料保管庫内での昆虫類モニタリング
1.2 原料保管庫の防虫対策
1.2.1 発生・侵入させないための予防対策
1.2.2 発生・侵入が確認された際の是正措置
2.資材庫
2.1 資材庫内の昆虫類モニタリング
2.1.1 清浄度管理区域内設置の資材庫モニタリング
2.1.2 一般区域内設置の資材庫モニタリング
2.2 資材庫の防虫対策
2.2.1 発生・侵入させないための予防対策
2.2.2 発生・侵入が確認された際の修正処置・是正措置
2.3 資材庫の鼠族対策

4節 クリーンルーム、分析室での防虫対策
1.クリーンルームの防虫対策
1.1 清掃、消毒
1.2 人や資材による持ち込み対策
1.3 施設修繕による防虫対策
2.分析室の防虫対策
2.1 分析室(一般エリア)
2.1.1 構造設備での防虫対策
2.1.2 構造設備での防除が難しい場合の防虫対策
2.2 分析室(封じ込め構造)

◇第4章 再生医療に求められる人材育成と手順の周知◇

1節 大阪大学における企業連携に重点を置いた人材育成と手順の周知
1.大学人材へのGMP, GCTP教育
2.品質リスクマネジメント教育
3.入室訓練とその記録
4.文書作成・変更の教育とその記録

2節 再生医療の発展に必要な人材育成とは
1.要約
2.アンケートの結果
2.1 調査方法
2.2 アンケートへ回答した企業のバックグラウンド
2.3 人材育成および雇用計画
2.4 希望する人材育成の制度・しくみ
2.5 必要な人材
2.6 資格とトレーニング方法の必要性

◇第5章 細胞加工施設におけるバリデーション・ベリフィケーションとその事例 ◇

1節 GCTPで求められるバリデーション及びベリフィケーションの基本
1.GCTP省令の基本的な考え方
2.細胞製品の多様性に対応した製造の考え方
3.施設設計の基本方針
4.現状の施設設計において生じている課題
5.プロセスバリデーションとベリフィケーション
6.ベリフィケーション実施の考え方

2節 細胞加工施設におけるシングルユース製品の導入とバリデーション
1.細胞加工工程で使用されるシングルユース製品
2.シングルユース製品の材質
3.シングルユース製品のリスクアセスメント
4.シングルユース製品のリスク
4.1 シングルユース製品の細胞培養への影響
4.1.1 溶出物
4.1.2 不溶性微粒子および不溶性異物
4.1.3 エンドトキシンおよび微生物
4.2 シングルユース製品の安定供給
5.シングルユース製品の管理
5.1 シングルユース製品のサプライヤーへの監査
5.2 シングルユース製品の受入れ
6.細胞加工施設でのシングルユース製品の具体例
6.1 バイオ医薬品製造工程でのシングルユース製品
6.2 シングルユース培養装置
6.3 シングルユース培養装置の使用上の注意点
6.4 シングルユース培養バッグによる動物細胞培養例
6.5 シングルユース動物細胞培養バッグを使用する利点
6.6 シングルユース培養槽の再生医療への応用

◇第6章 細胞加工業務に関連した周辺技術および装置の開発◇

1節 3次元組織構築のためのバイオリアクタの開発
1.細胞移植治療
2.ティッシュエンジニアリングによる組織構築
3.細胞シートによる高密度組織の構築
4.3次元組織構築のためのバイオリアクタの開発
5.細胞シートを用いた血管網付与による3次元組織の構築
6.補助ポンプ型立体心筋組織の構築

2節 3次元細胞培養容器開発事例と再生医療用途への展開
1.はじめに
1.1 3D培養の必要性
1.1.1 機能発現のため
1.1.2 成熟した分化誘導達成のため
1.1.3 胚様体作製のため
1.1.4 移植部位での歩留まり向上のため
1.1.5 3D培養はより生理的
1.2 既存の3D培養器材の問題点
1.2.1 要求される特性
1.2.2 従来の方法と問題点
2.新しい3D培養器材の開発
2.1 全面多孔式培養面
2.2 試作品の性能試験
2.3 培養面の拡大
2.4 据え置き型装置
2.5 据え置き型装置の考察と今後の課題
3.セル-スフェア テクノロジーによる再生医療の新しい展開に向けて

3節 浮遊攪拌によるヒトiPS細胞の培養プロセス開発
1.培養プロセス開発の実際
2.浮遊攪拌培養装置の設計
2.1 iPS細胞の培養方法の選択
2.2 iPS細胞の浮遊攪拌培養における留意点
2.3 iPS細胞に適した浮遊攪拌培養装置設計の実際
2.4 iPS細胞の浮遊攪拌バイオリアクターシリーズの開発
3.iPS細胞の浮遊攪拌培養の発展
3.1 iPS細胞の浮遊攪拌培養におけるスケールアップの課題
3.2 iPS細胞の浮遊攪拌培養における培地交換の課題
3.3 iPS細胞の浮遊攪拌培養における後処理工程の課題

4節 清浄度多点モニタリングシステムと気中パーティクルカウンタ
1.清浄度多点モニタリング
1.1 多点モニタリングの必要性
1.2 クリーンルームの評価
1.3 清浄度多点モニタリングシステム
1.4 チューブ多点モニタリングシステム
1.5 センサ多点モニタリングシステム
2.気中パーティクルカウンタ
2.1 原理 
2.2 測定上の注意
3.バリデーションと適格性評価
3.1 Installation Qualification (据付時適格性評価)
3.2 Operation Qualification (稼働性能適格性評価)

5節 細胞培養加工施設における微生物管理と微生物迅速試験法の活用
1.再生医療等製品の微生物管理
1.1 微生物管理の意義と目的
1.2 再生医療等製品の微生物管理
2.微生物迅速試験法(Rapid Microbiological Method)
2.1 培養法(従来法)の課題と微生物迅速試験法のメリット
2.2 培養法と微生物迅速試験法の定義
2.3 培養法と微生物迅速試験法の比較
2.4 第17改正日本薬局方参考情報「微生物迅速試験法」について
2.4.1 バリデーション
2.4.2 応用分野と考慮すべき点
2.5 微生物迅速試験法の手法
3.微生物迅速試験法の活用
3.1 細胞培養加工施設の微生物管理とリスク
3.2 環境モニタリングにおける活用
3.3無菌操作等区域の汚染リスクと環境維持操作における活用
3.4 安全キャビネットにおける環境維持操作(清浄化・消毒方法)における検証事例
3.5 再生医療等製品の無菌試験の活用について

6節 CPF施設におけるバイオハザード対策用クラス?キャビネットの開発
1.安全キャビネットとは
1.1 使用目的
1.2 規格と型式分類2)
1.3 性能と試験方法2)
1.3.1 吹出し風速試験
1.3.2 流入風速試験
1.4 設置場所の注意
1.5 使用上の注意
2.再生医療に特化した安全キャビネットの事例
2.1 現行の再生医療における細胞の取扱いと課題
2.2.エアーアイソレーションシステムを付加した安全キャビネット
2.3 操作ロボットを付加した安全キャビネット
2.4 細胞の加工や培養等の一連の操作を一体化した安全キャビネット

7節 再生医療等製品に最適な保管・輸送技術
1.短期保管技術
2.輸送

8節 再生医療等製品に最適な凍結保存技術
1.細胞の凍結保存
1.1 凍結保存の歴史
1.2 緩慢凍結保存法
1.3 ガラス化凍結保存
2.再生医療製品としての細胞構造体
2.1 再生医療
2.2再生医療製品の凍結保存について
3.新規凍害保存剤を用いたガラス化
4.再生医療用細胞シートの凍結保存

◇第7章 細胞培養施設における自動化設備の開発◇

1節 Webを利用した細胞培養加工施設の遠隔診断技術
1.設備状態の定量化
1.1  振動による管理と判定基準
1.1.1 振動の判定基準
1.1.2 振動の傾向管理(トレンド管理)
1.2 診断TOOLを知り活用する
2.Webを利用した遠隔診断技術の提供
2.1 医療と設備の遠隔ソリューションサービス
2.2 Web上で展開する劣化診断ロジックの開発
2.2.1 自動診断のロジックの考え方
2.3 Webによる遠隔診断と診断結果の提供
2.3.1 遠隔自動診断サービス(A-RMDs)の内容
2.3.2 遠隔診断による診断作業の効率化
2.3.3 診断結果と遠隔自動出力事例
2.3.4 企業内クローズ型の遠隔診断システムの提供
3.オンライン監視システムと遠隔診断サービス
3.1 オンライン監視システムによるデータ取得
3.1.1 ホスト型オンラインシステム
3.1.2 Web監視型オンラインシステム
3.2 無線オンラインシステムの流れ
3.2.1 無線LANシステム
3.2.2 ニアライン型オンラインシステム(無線メッシュネットワーク)
3.2.3 無線センサーオンライン
4.オンラインとオフラインによる設備の総合管理

2節 細胞加工の工程自動化システム『組織ファクトリー』
1.従来設備のコスト要因
2.アイソレーター技術と自動培養装置の組み合わせ
3.生産施設の稼働効率と拡張性・柔軟性
4.フレキシブル・モジュラー・プラットフォーム
5.『組織ファクトリー』の設計と製作
5.1 トランスファモジュール
5.2 加工モジュール
5.2.1 初代培養モジュール
5.2.2 細胞播種・培地交換モジュール
5.2.1 細胞シート積層化モジュール
5.2.2 スタンプ作製モジュール
5.3 搬出入モジュール
5.4 インキュベーションモジュール
5.4.1 ロボティックインキュベーションモジュール
5.4.2 大量継代培養モジュール
5.4.3 観察インキュベーションモジュール
5.5 モジュールの仕様
5.6 除染
5.7 無菌性の確認
5.8 インターフェイス
5.9 消耗資材
6.『組織ファクトリー』の運用例: 積層化筋芽細胞シート
7.展望

3節 自動培養装置開発の取り組み
1.要素技術の構築
2.再生医療分野へ「iPS細胞培養システム」の開発
2.1 概要
2.2 システムの機能
2.3 システムの特長
2.4 システムの構成
3.「iPS細胞の連続培養装置システム」の開発
3.1 概要
3.2 システムの機能
3.3 連続培養システムの特長
3.4 自動培養システム本体の仕様
3.5 自動培養システムと手作業との効果比較
4.コンパクト型自動培養システムの開発
4.1 概要
4.2 システムの構成
4.3 システムの特長
4.4 ロボットハンドによる培養作業
4.5 基本的な仕様

4節 自動観察・画像解析技術を用いた細胞品質評価、及び培養工程の安定化と効率化
1.培養工程の自動化の現状
1.1 装置化・自動化の必要性
1.2 細胞培養装置の一般要件
1.3 自動培養装置の開発状況
2.自動観察・画像解析技術
2.1 細胞観察と画像解析による細胞評価の重要性
2.2 市販されている生細胞解析装置
2.3 ニコン細胞培養観察装置BioStation CT
2.3.1 培養環境制御技術
2.3.2 位相差観察技術
2.3.3 自動化技術
2.4 細胞観察像からの画像解析
3.今後の自動化
4.画像解析を用いた細胞品質評価、及び培養工程の安定化と効率化
4.1 画像解析による細胞、及び培養工程の品質評価
4.2 画像解析を用いた品質評価による定量的評価指標設定と品質管理の可能性

◇第8章 再生医療の事業性評価と細胞加工施設にかかるコスト削減のアプローチ◇

1節 再生医療開発・参入のための事業性評価
1.再生医療製品の研究開発環境を整える
1.1 再生医療製品研究開発するためのプラットフォーム能力
1.2 今までの再生医療研究開発の問題点
1.3 再生医療研究開発への投資には当然大きなリスクを伴う
1.4 自社一社だけでリスクを背負えるか?
1.5 リスクの分散という意味でのオープン・イノベーションによる研究開発
1.6 オープン・イノベーションでリーダーシップを取るための戦略を立てる
2.再生医療製品開発の環境整備  具体的にどうすれば良いか?
2.1 再生医療研究開発の問題点の具体的な解決方法
2.2 研究開発協同組合で目指すもの
2.3 臨床試験CRO(Contract Research Organization)研究共同組合 
2.4 新しい高額医療製品を普及させるための高額医療保険協同組合
3.再生医療製品の事業性評価のために
3.1 再生医療製品設計に必要な要件
3.2 再生医療製品に対する相対評価基準を作る
3.3 細胞医薬品、再生医療製品の評価表を作る
4.評価表の使い方
5.事業性評価結果を再生医療製品開発に繋げるための医療環境の近未来予測
5.1 近未来の医療環境の概要
5.2 近未来医療の中心は何になるか?

2節 特定細胞加工物製造受託事業でのコスト試算手法と事業実施に向けた検討課題
1.コスト試算手法
1.1 コスト試算の必要性、役割
1.2 コスト試算の手順
1.2.1 目的設定
1.2.2 試算方針決定
1.2.3 データ収集・推計
1.2.4 モデル構築
1.2.5 試算
1.2.6 分析・評価
1.3 モニタリングと改善
2.事業実施に向けた検討課題
2.1事業実施に向けた検討課題:細胞培養加工方法の検討
2.2事業実施に向けた検討課題:収益性検証

3節 細胞培養加工施設におけるライフサイクルコスト削減のポイント
1.細胞培養加工施設、ライフサイクルコスト
1.1 細胞培養加工施設のライフサイクル
1.2 細胞培養加工施設のライフサイクルコスト
2.コスト削減の考え方
2.1 コスト削減の意義
2.2 コスト削減の考え方
2.3 コスト削減検討の時期、手法
3.コスト削減のポイント
3.1 設計・開発段階でのコスト削減のポイント
3.2 運用段階でのコスト削減のポイント

4節 製造コストを抑制可能な工程自動化の検討
1.細胞製造と細胞製造性
2.細胞製造と一般的な製造の違い(工程内チェンジオーバーの考え方)
3.細胞製品の製造コスト削減可能な製造工程設計
4.アイソレータ(閉止式設備)等を採用した施設
5.モジュール方式を利用した製造システムの考え方
6.除染インターフェイスを活用したモジュール方式の製造システムの提案

5節 CPCの大部屋化への取り組み
1.CPCの課題
2.大部屋化の考え方
2.1 基本思想
2.2 従来のCPC(小部屋)
2.3 細胞調製室の大部屋化
2.4 半開放型気流制御ブースによるコンタミリスクの抑制
3.大部屋化の効果試算
3.1 面積削減
3.2 建設・運用コスト削減
4.実施例
4.1 概要
4.2 エアバリアブースR
4.3 その他の特徴

◇第9章 再生医療等製品に求められる品質・安全性評価◇

1節 細胞の統合的評価手法の開発
1.再生医療のための細胞
1.1 幹細胞の種類と特徴 
1.2 多能性幹細胞における未分化性維持機構
2.バイオマーカーの重要性
2.1 バイオマーカーの種類
2.2 情報インフラ整備
3.自己軟骨細胞シートによる再生医療
3.1 ゲノム構造異常の検出
3.2 遺伝子発現パターンによる細胞評価
4.統合的評価手法の開発
4.1 品質評価用データべ―スの作成
4.2 品質評価用アプリケーション開発

2節 iPS浮遊培養技術に関する数値解析手法の構築
1.ヒトiPS細胞の未分化維持大量培養手法について
1.1 各培養手法のメリット・デメリット 
2.培養モニタリングの必要性について
2.1 浮遊懸濁培養における観察の難しさ
3.培養モニタリング技術の構築について
3.1 奥行情報の欠落への対処
3.2 情報の断片化への対処

3節 ウイルス・マイコプラズマ安全性試験のバリデーション
1.核酸増幅検査(NAT)の実施に関するガイドラインについて
1.1 NATの特異性
1.2 検出感度
1.3 標準品あるいは標準物質(参照品)
1.4 その他
2.ウイルス安全性試験のバリデーション
2.1 ウイルス検査キット
2.2 ウイルス試験のバリデーション実施例
3.マイコプラズマ安全性試験(マイコプラズマ否定試験)のバリデーション
3.1 マイコプラズマの性質
3.2 日本薬局方収載のマイコプラズマ否定試験
3.2 A法(培養法)
3.4 B法(指標細胞を用いたDNA染色法)
3.5 C法(NAT法)
3.6 マイコプラズマ検出のためのNATのバリデーション
3.7 バリデーション実施のためのマイコプラズマ参照品
3.8 NATの性能評価法
3.9NATによるマイコプラズマ否定試験のための施設バリデーション実施例

4節 フローサイトメーターによる細胞の分析と分取
1.フローサイトメーター装置の概要
1.1 フローサイトメーターの基本原理
1.2 フローサイトメーターの計測パラメータ
1.3 セルソーター
2.フローサイトメーターを用いた細胞計測の精度管理
2.1 試薬
2.2 装置
2.3 解析
3.フローサイトメーターの再生医療等製品の製造への応用
3.1 GCTP省令
3.2 セルアナライザーの細胞医療等製品の製造への応用例
3.3 セルソーターと汚染対策
3.4 セルソーター応用のその他の課題
3.5 セルソーターの応用アプリケーション

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