目次
【技術編】
第1章 発泡プラスチックとは
1 発泡プラスチックの形態
2 発泡成形と発泡剤
2.1 化学発泡剤
2.2 物理発泡剤
2.3 熱膨張性マイクロカプセル
3 発泡成形の種類
3.1 ビーズ発泡
3.2 バッチ発泡
3.3 プレス発泡
3.4 常圧二次発泡
3.5 発泡ブロー
3.5.1 押出発泡
3.5.2 射出発泡
第2章 ガスアシストによる射出発泡・中空・圧空成形の原理と現状
1 はじめに
2 ガスアシスト射出発泡成形の原理
2.1 射出発泡成形
2.2 ガスアシスト射出発泡成形法
2.3 ガス供給装置
2.4 金型構造
2.4.1 エジェクターピン・ボックスタイプ
2.4.2 エジェクターピン・シールタイプ
2.5 成形方法
3 射出中空成形の原理
3.1 射出中空成形
3.2 金型構造とガス注入ピン
3.3 成形方法
4 射出圧空成形法の原理
4.1 射出圧空成形
4.2 金型構造とガス注入ピン
4.3 成形方法
5 おわりに
第3章 化学発泡剤
1 はじめに
2 発泡剤の概要
3 化学発泡剤
3.1 有機系発泡剤
3.1.1 ADCA
3.1.2 DPT
3.1.3 OBSH
3.1.4 その他の有機系発泡剤
3.2 無機系発泡剤
3.3 複合発泡剤
3.4 その他の発泡剤
4 発泡剤マスターバッチ
5 おわりに
第4章 物理発泡剤・超臨界流体
1 はじめに
2 物理発泡と物理発泡剤
3 超臨界流体と超臨界発泡
3.1 超臨界流体
3.2 超臨界発泡
4 主な物理発泡剤
4.1 フロンおよびフルオロカーボン類
4.2 炭化水素
4.3 二酸化炭素
4.4 窒素
4.5 混合系,添加剤その他
5 おわりに
第5章 ポリウレタンフォームの成形技術及びトラブル対策の進め方
1 はじめに
2 ポリウレタンフォームの化学
2.1 イソシアナートの化学
2.2 ポリウレタンフォームの生成反応
2.3 ポリウレタンフォームの製造時の化学量論について
3 ポリウレタンフォームの原料
3.1 概要
3.2 ポリイソシアナート
3.2.1 トルエンジイソシアナート(TDI)
3.2.2 ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)
3.2.3 TDI及びMDIの混合物
3.2.4 プレポリマー(Prepolymer)
3.3 ポリオール
3.3.1 ポリエーテルポリオール
3.3.2 ポリエステルポリオール
3.4 触媒
3.5 発泡剤
3.6 その他の原材料
4 発泡成形方法,発泡成形設備
4.1 スラブ発泡法(ブロック発泡法)
4.2 現場発泡法(スプレー発泡法)
5 ポリウレタンフォームの性能及び用途
5.1 軟質フォーム
5.2 硬質フォーム
6 トラブル対策の進め方
6.1 トラブル対策の概要
6.2 現場主義・現物主義の徹底及び基本に忠実
6.3 トラブル対策に入る前に検討すべき事項
6.4 トラブル原因の解析方法
6.4.1 化学的要因(Chemical factor)
6.4.2 機械的要因(Mechanical factor)
6.4.3 工程的要因(Processing factor)
6.4.4 その他の要因(マネジメント要因)(Management factor)
6.5 トラブル対策の事例
7 結び
第6章 MuCellⓇの新たな展開 薄肉ハイサイクル容器
1 MuCellⓇプロセスについて
2 薄肉ハイサイクルでのMuCellの利点
3 PLA(ポリ乳酸)成形へのMuCellの利用
4 既存パッケージ成形品への応用
5 MuCellシステムのハイサイクル成形への対応
6 ハイサイクル成形用新型インジェクターについて
7 可塑化能力向上のための新規スクリューデザイン
8 まとめ
第7章 硬質ポリウレタンフォーム断熱材
1 はじめに
2 硬質ウレタンフォームの特長
2.1 用途に応じた製品設計が可能
2.2 自己接着力がある
2.3 耐薬品性
2.4 耐熱性
2.5 燃焼性
3 硬質ウレタンフォームの種類
4 硬質ウレタンフォームの用途
5 硬質ウレタンフォームの建築断熱仕様事例
6 硬質ウレタンフォームの種類と断熱性能(熱伝導率)
6.1 硬質ウレタンフォーム断熱材(ラミネートボード):JIS A 9521「建築用断熱材」
6.2 吹付け硬質ウレタンフォーム:JIS A 9526「建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム」
7 硬質ウレタンフォームの品質管理
7.1 硬質ウレタンフォーム断熱材(ラミネートボード)の品質管理
7.2 吹付け硬質ウレタンフォームの品質管理
8 発泡剤の変遷
9 火災予防
10 おわりに
第8章 発泡ポリプロピレンの自動車部材への応用
1 自動車に使われる発泡ポリプロピレン(PP)の全体像
1.1 低発泡だが構造体として使われる場合
1.2 平面形状で面積が広くない場合
1.3 平面形状で大面積な場合
1.4 緩衝材として耐衝撃性が求められる場合
1.5 柔らかさが求められる場合
1.6 その他 断熱 遮音,防振などの機能
2 発泡PPと成形加工方法
2.1 射出成形
2.1.1 化学発泡
2.1.2 低圧ガス法
2.1.3 高圧ガス(超臨界ガス)法
2.2 射出成形と圧縮成形とのハイブリッド
2.2.1 コアバック法
2.2.2 表皮貼合法
2.3 熱成形
2.4 EPP(ビーズ発泡成形)
2.5 XPP(押出成形)
3 発泡用PPの性状
3.1 軽量化と剛性
3.2 耐衝撃性
3.3 発泡倍率とセル形状
3.4 成形不良
3.4.1 スワールマーク
3.4.2 ディンプル
3.4.3 発泡(形状)不良
3.4.4 破泡,連泡化
4 今後の展開
第9章 セルロースナノファイバーのプラスチック発泡体への複合化
1 セルロースナノファイバー(CNF)とは
2 CNF強化プラスチックについて
3 CNF強化プラスチックの発泡成形に関する研究動向
4 アルケニル無水コハク酸(ASA)変性CNF強化HDPE系の事例紹介
4.1 ASA変性CNF強化HDPEについて
4.2 ASA変性CNF強化HDPEのバッチ式物理発泡成形
5 アセチル化CNF強化PA6系での事例紹介
5.1 概要
5.2 アセチル化CNF強化PA6
5.3 アセチル化CNF強化PA6の発泡射出成形
5.4 アセチル化CNF強化PA6発泡体の機械的・熱的特性
6 アセチル化CNF強化熱可塑性エラストマー系の事例紹介
6.1 概要
6.2 アセチル化CNF強化熱可塑性エラストマーの発泡射出成形
7 まとめ
【市場編】
第1章 発泡プラスチックの市場動向
1 概要
1.1 原料合成樹脂
1.2 成形法
1.2.1 注型発泡成形法
1.2.2 溶融発泡成形法
1.2.3 固相発泡成形法
2 需要動向
3 用途動向
4 メーカー動向
第2章 発泡プラスチックの機能性
1 断熱・保温性
1.1 ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)
1.2 押出法ポリスチレンフォーム(XPS)
1.3 硬質ウレタンフォーム
1.4 フェノールフォーム
2 緩衝・クッション性
3 軽量化
4 吸音性
5 その他
5.1 加工性・切削性
5.2 耐熱性
5.3 軽量・浮力性
5.4 光反射性
第3章 各種発泡プラスチックの市場動向(各項目共通:概要,需要と用途動向,メーカー動向)
1 熱可塑性樹脂フォーム
1.1 低密度ポリエチレン(LDPE)
1.2 高密度ポリエチレン(HDPE)
1.3 ポリプロピレン(PP)
1.4 ポリ塩化ビニル(PVC)
1.5 ポリスチレン(PS)
1.6 アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)
2 熱硬化性樹脂フォーム
2.1 軟質ウレタンフォーム
2.2 硬質ウレタンフォーム
2.3 フェノール樹脂
3 発泡ゴム,エラストマー
3.1 押出発泡ゴム,エラストマー
3.2 板状発泡ゴム
3.3 フッ素系ゴム
3.4 シリコーンゴム
3.5 ウレタンエラストマー
4 エンジニアリングプラスチックなど
4.1 変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)
4.2 ポリカーボネート(PC)
4.3 ポリアミド(PA)
4.4 バラ状緩衝材
4.5 FRP発泡複合体(CFRP,GFRP)
第4章 発泡剤の市場動向
1 化学発泡剤
1.1 概要
1.2 需要動向
1.3 メーカー動向
2 物理発泡剤ほか
2.1 概要
2.1.1 超臨界流体
2.1.2 熱膨張性マイクロカプセル
2.1.3 HFO-1233zd(ハイドロフルオロオレフィン)
2.2 需要動向
2.3 メーカー動向
第5章 用途別需要動向(各項目共通:概要と市場動向,参入メーカー)
1 建築資材
2 土木資材
3 自動車
4 食品包装
5 搬送資材
6 工業資材
7 その他
第6章 メーカー動向(各項目共通:概要,製品と用途,生産)
1 アキレス
2 旭化成
3 イノアックコーポレーション
4 カネカ
5 倉敷紡績(クラボウ)
6 JSP
7 積水化学工業
8 積水化成品工業
9 東邦化学工業
10 東レ
11 東洋クオリティワン
12 ニチアス
13 日清紡ケミカル
14 ブリヂストン
15 古河電気工業