レポートナンバー 0000032466
2022年版 医療MaaSサービスの現状と将来展望
株式会社シード・プランニング
発刊日
2022/07/15
言語日本語
体裁A4/335ページ
ライセンス/価格335ページ
0000032466
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レポート概要
近年、医療・ヘルスケア分野において従来とは異なる方法で車両が活用される事例が増えています。それら取組みは「医療MaaS」と呼ばれ、車内からオンライン診療を行ったり、デマンドタクシーで患者の通院サポートを行ったりと、様々な形式があります。
医療MaaSは日本発の最新トレンドです。2019年4月にフィリップス・ジャパンが「ヘルスケアモビリティ構想」を発表し、同年長野県伊那市で日本初の実証実験が行われました。以降、浜松市、つくば市、青森市など多数のエリアで事業や実証実験が行われています。政府もこれら動向を後押ししており、2022年6月には日経新聞にてデジタル田園都市国家構想で茨城県境町が行う医療MaaS事業が補助対象になったことが報じられました。
救急車や移動検診車など、従来車両は医療に活用されるものでした。しかし、医療MaaSの特徴はオンライン診療や地図情報、AIなど最新のテクノロジーが活用されている点です。新たな事業機会を取り込むため、トヨタ自動車、ソフトバンク、フィリップス、MRT、NTTドコモ、KDDI、東京海上日動火災保険など、医療MaaSサービスに参画する企業は枚挙にいとまがありません。
本書制作にあたって、企業(トヨタ自動車、フィリップス・ジャパン、東京海上日動火災保険 等)、自治体(つくば市、宿毛市 等)、病院(青森市立浪岡病院、大井田病院)を含めた10の組織に加え、山間地域で訪問診療、往診を行っている5名の医師へヒアリング調査を行いました。これらヒアリング結果に国土交通省、経済産業省などの公開資料を活用し、医療MaaSサービスのビジネスモデル分析を実施。同サービスが注目される背景や課題、将来展望、市場規模をまとめました。
ぜひ、メディカル領域、MaaS領域に関心を持つ皆様に役立てて頂ければ幸いです。
レポート詳細
目次(概要)
第一章 医療MaaSとは何か
1-1 医療・ヘルスケアに活用される車両
1-2 MaaS(Mobility as a Service)とは
1-3 医療MaaSとは
1-3-1 医療MaaSの3分類
1-3-2 MaaSと医療MaaS
1-4 医療MaaSのはじまり
第二章 取組み事例
2-1 長野県伊那市 モバイルクリニック事業
2-2静岡県浜松市 春野医療MaaSプロジェクト
2-3 高知県宿毛市「SUKUMOオンライン医療実証事業」
2-4株式会社MRT「オンデマンド医療MaaS」の実証実験
2-5新上五島町・トヨタ SmartGOTO実証実験
2-6 医療法人慈恵会公平病院 モバイルクリニック事業
2-7青森市立浪岡病院 あおもりヘルステックセンター
2-8茨城県つくば市 「つくば医療MaaS」実証実験
2-9 東京海上日動火災保険株式会社 医療MaaS(通院サポートプログラム)実証実験
2-10 その他の取組み
2-10-1 湘南ヘルスイノベーションパーク「ヘルスケアMaaS」
2-10-2 エムダブルエス日高「福祉・介護型MaaS」
2-10-3 テックファームホールディングス「医療MaaSの概念実証」
2-10-4 アイネット「ヘルスケアMaaS実証実験」
2-10-5 産業技術総合研究所「オンライン診療機能を搭載したバス型検診車」
2-10-6 NTTドコモ「エクモカー」
第三章 MaaSの政策動向
3-1 行政によるMaaS推進の動き
3-1-1 内閣官房「未来投資戦略 2018」
3-1-2 国土交通省「都市と地方の新たなモビリティサービス懇談会」
3-1-3 国土交通省「MaaS 関連データの連携に関するガイドライン」
3-1-4 経済産業省「IoTやAIが可能とする新しいモビリティサービスに関する研究会」
3-2 支援事業
3-2-1 経済産業省・国土交通省「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業」
3-2-2 経済産業省「地域や業種をまたがるモビリティデータ利活用推進事業」
3-2-3 国土交通省「日本版MaaS推進・支援事業」
3-2-4 国土交通省「新モビリティサービス推進事業に係る公募について」
3-3 関連団体
3-3-1 スマートモビリティチャレンジ推進協議会
3-3-2 MONETコンソーシアム
3-3-3 一般社団法人JCoMaaS
3-3-4 一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構
3-3-5 MaaS社会実装推進フォーラム
3-4 関連法規
第四章 ビジネスモデル分析・市場規模
4-1 医療MaaSが注目される背景
4-1-1 高齢化・過疎化の進行
4-1-2 消費者の消費性向と自動車に対する意識の変化
4-1-3 関連テクノロジーの進歩
4-2 医療MaaSの課題
4-2-1 ビジネスモデルの確立
4-2-2 診療報酬制度
4-2-3 デジタルデバイド
4-2-4 認知度、理解度
4-3 ビジネスモデルについての考察
4-3-1 ターゲットユーザー
4-3-2 エリア特性
4-3-3 ステークホルダー
4-3-4 ビジネスモデルの現状
4-3-5 ビジネス化のカギ
4-4 市場規模
4-4-1 市場の将来展望
4-4-2 医療MaaSサービスの市場規模
4-4-3 市場規模の算出方法
第五章 調査個票
5-1 遠隔聴診器
5-2 配車システム
5-3 オンライン診療プラットフォーム企業
5-4 遠隔健康医療相談サービス事業者
第六章 参考情報
6-1 ドクターヒアリング個票
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