レポートナンバー 0000034160
メタネーションの技術と市場
株式会社シーエムシー出版
Technology and Market of Metanetion
発刊日
2023/01/30
言語日本語
体裁B5/165ページ
ライセンス/価格165ページ
0000034160
レポート概要
- CO2とH2からCH4を生み出すメタネーション技術!
- 日本における消費エネルギーの約6割を占める産業用・民生用熱需要!
- 発電所・工場で回収したCO2を原料とすることで燃焼時排出のCO2と相殺!
- 世界のカーボンニュートラルに貢献する日本の技術!
【刊行にあたって】
日本の産業・民生分野のエネルギー消費量においては,熱消費量が6割を占めている。政府は2050年のカーボンニュートラルの実現へ向けて,熱エネルギーを供給するガス事業の脱炭素化を進めている。ガスの脱炭素化には,メタネーション(再生可能エネルギー由来等の水素とCO2から合成される合成メタン)や水素の直接利用などが考えられている。これらの取り組みにより,次世代熱エネルギー産業(カーボンニュートラルを達成した次世代の熱エネルギーを供給する産業)が生まれることが予測されている。また,ガスの脱炭素化には,ガス供給事業者などの供給サイドだけでなく,需要サイドを巻き込む取り組みが必要とされている。
本書はメタネーションを中心に次世代熱エネルギー産業の方向性をまとめた。様々な分野でエネルギーに携わる方々に最新の情報が提供できれば幸甚に存じます。(「刊行のねらい」より抜粋)
レポート詳細
著者一覧
幾島賢治 愛媛大学
幾島嘉浩 IHテクノロジー(株)
幾島將貴 IHテクノロジー(株)
目次
【メタネーションの技術】
まえがき
第1章 日本のエネルギー政策
1 はじめに
2 日本のエネルギーの課題
3 日本のエネルギー基本計画の推移
4 2050年を見据えたエネルギーの対策
5 石油連盟のカーボンニュートラルに向けた提言
5.1 基本的スタンス
5.2 燃料のCN化に向けた取組みの加速化と政府への要望
5.3 CN燃料の導入・普及に不可欠なゼロエミッション電源の確保
5.4 政府の役割
5.5 成長に資するカーボンプライシングのあり方
第2章 メタネーションとは
1 はじめに
2 グリーンメタンの製造方法
3 グリーンメタンの需要
第3章 メタネーションの原料はグリーン水素
1 はじめに
2 グリーン水素の製造
3 グリーン水素の需要
第4章 メタネーションからの合成燃料の製造
1 はじめに
2 製造方法
3 経緯
4 開発状況
5 合成燃料の需要
あとがき
【メタネーションの市場】
第1章 水素エネルギーをとりまく現状
1 水素の種類と普及
1.1 安価な原料の使用
1.2 水素サプライチェーンの構築
1.3 大量の水素需要の創出
2 水素エネルギーの利用方法
2.1 水素の直接利用
2.2 水素の合成燃料化
3 燃料電池
3.1 燃料電池の概要
3.2 燃料電池自動車
3.3 純水素燃料電池
3.4 水素サプライチェーンの構築
4 グリーンスチール
5 褐炭水素プロジェクト
第2章 国内外における水素政策の動向
1 世界および日本の水素政策の概要
2 海外の水素政策の動向
2.1 欧州
2.2 米州
2.3 アジア各国
2.4 資源輸出国
3 日本国内の動向(グリーン成長戦略を中心に)
3.1 水素政策の概要
3.2 水素・アンモニア事業
3.3 次世代熱エネルギー産業
4 輸送関連産業
4.1 自動車産業
4.2 船舶産業
4.3 航空機産業
第3章 水素および水素関連市場の動向
1 水素エネルギー市場の動向
1.1 世界市場の概要
1.2 米国市場の動向
1.3 欧州市場の動向
2 国内市場の動向
2.1 水素エネルギーの市場動向
2.2 再生市場エネルギー市場の動向
2.3 水素関連市場の動向
第4章 水素の製造・活用技術の動向
1 水素製造技術
2 CO2の回収・貯蔵(CCS)技術
2.1 CCS付バイオマス発電
2.2 その他CCS技術の動向
2.3 水素の輸送技術
第5章 企業動向
1 海外のエネルギー企業の動向
1.1 エアープロダクツ(Air Products)
1.2 プラグパワー(Plug Power)
1.3 ブルームエナジー(Bloom Energy)
1.4 FuelCell Energy
1.5 スナム(Snam)
2 国内企業の動向
2.1 エネルギー関連企業
2.2 商社
2.3 その他関連業界・企業
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