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レポートナンバー 0000040101

接着工学 第2版

株式会社エヌ・ティー・エス

~接着剤の基礎、機械的特性・応用~

発刊日 2024/11/30

言語日本語

体裁B5/736ページ

ライセンス/価格736ページ

0000040101

書籍版
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レポート概要

初版から15年を経て大改訂!!

接着接合の基礎科学から接着剤の試験と特性評価、工業用途まで、各分野の専門家が詳細かつ体系的に解説

応力、疲労、衝撃加重、残留強度、耐久性などのさまざまな特性、建築、自動車、船舶、製靴、エレクトロニクス、航空宇宙などへの適用と幅広く網羅

現在のトレンドである異種材料の接合や軽量構造を実現する構造用接着剤、構造物のリサイクルに不可欠な接着剤の分解もフォーカス

接着接合分野のトレンドがわかる1冊!!


原書:『Adhesive Bonding Second Edition―Science,
    Technology and Applications』
    (Woodhead Publishing,2021)
原著者:Robert D. Adams

レポート詳細

監修者

佐藤 千明  東京科学大学 総合研究院 未来産業技術研究所

訳者

若林 一民  エーピーエスリサーチ
秋山 陽久  国立研究開発法人産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 接着界面グループ
大久保 雄司 大阪大学 大学院工学研究科
高橋 佑輔  株式会社神戸製鋼所 材料研究所 表面制御研究室
髙橋 明理  株式会社フジクラ 光応用技術R&Dセンター
関口 悠   東京科学大学 総合研究院 未来産業技術研究所
島本 一正  国立研究開発法人産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 接着界面グループ
長谷川 剛一 三菱重工業株式会社 総合研究所 製造研究部 製造第四研究室
佐藤 千明  東京科学大学 総合研究院 未来産業技術研究所
北條 恵司  国立研究開発法人産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 接着界面グループ
内藤 公喜  国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究センター 材料創製分野 高分子系複合材料グループ
小熊 博幸  国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究センター 材料創製分野 高分子系複合材料グループ
石川 敏之  関西大学 環境都市工学部
堀 成人   東京大学 大学院農学生命科学研究科
泉水 一紘  日産自動車株式会社 車両生産技術開発本部 生産技術研究開発センター
岩田 知明  国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 構造・産業システム系
上山 幸嗣  三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 マテリアル技術部 機能性材料グループ
武田 一朗  Composite Materials Research Laboratory, Toray Composite Materials America, Inc.

目次

第1部 接着の基礎

 第1章 接着剤接合の歴史
    (Paul A. Fay 著/若林 一民 訳)
  1.1 まえがき
  1.2 自然界に存在する接着剤
  1.3 先史時代の接着剤
  1.4 古代文明:エジプト人,ギリシャ人,ローマ人
  1.5 中世の芸術家
  1.6 中世の文学
  1.7 ルネサンス期の科学と哲学
  1.8 接着剤製造の工業化
  1.9 合成高分子の登場
  1.10 現在の状況

 第2章 接着剤やシーラントとは,どのようなもので,どのように機能するのか?
    (John Comyn 著/秋山 陽久 訳)
  2.1 はじめに
  2.2 バルク特性
  2.3 溶剤消失により硬化する接着剤
  2.4 水分が失われることで硬化する接着剤
  2.5 冷却で固まる接着剤
  2.6 化学反応により硬化する接着剤
  2.7 感圧式接着剤
  2.8 物理吸着による接着性
  2.9 化学結合による接着性
  2.10 接着の静電理論
  2.11 機械的嵌合
  2.12 相互拡散による接着
  2.13 弱い境界層
  2.14 感圧接着性

 第3章 表面:評価方法
    (John F. Watts 著/大久保 雄司 訳)
  3.1 序 論
  3.2 表面形状
  3.3 表面熱力学
  3.4 表面化学分析
  3.5 XPS とToF―SIMS による組成深さ方向のプロファイリング
  3.6 故障した接合部の科学的分析
  3.7 まとめ

 第4章 最適な接合強度を設計するための表面処理
    (Gary W. Critchlow 著/高橋 佑輔 訳)
  4.1 はじめに
  4.2 表面洗浄
  4.3 金属の一般的な前処理
  4.4 ポリマー用前処理
  4.5 ガラスの前処理
  4.6 まとめ

 第5章 接着剤の特性
    (Gregory L. Anderson and David J. Macon 著/髙橋 明理 訳)
  5.1 序 論
  5.2 化学的/物理的特徴および性質
  5.3 電気的特性
  5.4 プロセスパラメータ
  5.5 機械的特性
  5.6 機械的能力
  5.7 結 論

第2部 機械的特性

 第6章 接着接合部の応力解析
    (Alireza Akhavan-Safar, Eduardo A. S. Marques, Ricardo J. C. Carbas
     and Lucas F. M. da Silva 著/関口 悠 訳)
  6.1 はじめに
  6.2 応力の種類と発生源
  6.3 解析的手法
  6.4 数値解析的手法
  6.5 まとめ

 第7章 環境(耐久性)の影響
    (John Comyn 著/島本 一正 訳)
  7.1 序 論
  7.2 紫外線による酸化劣化を抑制する添加剤
  7.3 湿潤環境下における金属被着体を用いた構造用接着接合部
  7.4 水と接着剤
  7.5 水と接着界面
  7.6 水以外の溶液
  7.7 木材接着

 第8章 接着接合部の非破壊検査
    (Robert L. Cranea, John Hart-Smithb and John Newman 著/長谷川 剛一 訳)
  8.1 はじめに
  8.2 従来の超音波技術
  8.3 ボンドテスター
  8.4 品質管理と目視検査
  8.5 接着面汚染
  8.6 高速走査方法
  8.7 環境劣化のモニタリング
  8.8 結 論

 第9章 接着接合部における高速負荷と衝撃について
    (佐藤 千明 著/訳,Stephan Marzi 著)
  9.1 はじめに
  9.2 高負荷速度と衝撃の定義
  9.3 高速負荷や衝撃を受ける接着接合部の変形
  9.4 実験方法と規格
  9.5 衝撃荷重を受ける接着剤接合部の設計
  9.6 まとめ

 第10章 接着接合部の破壊力学
    (David A. Dillard 著/関口 悠 訳)
  10.1 はじめに
  10.2 破壊のエネルギー基準
  10.3 応力拡大係数を用いる手法
  10.4 エネルギー解放率を用いる手法
  10.5 熱力学的な接着仕事,固有接着仕事,および実用的な接着仕事
  10.6 破壊エネルギーの実験的評価
  10.7 接着剤層厚さの影響
  10.8 混合モードの影響
  10.9 耐久性
  10.10 破壊力学を用いたデザイン
  10.11 最近の動向と現在の研究分野
  10.12 結 論

 第11章 疲 労
    (Ian A. Ashcroft and Aamir Mubashar 著/北條 恵司 訳)
  11.1 はじめに
  11.2 疲労の一般的概念
  11.3 疲労寿命予測
  11.4 破壊力学的アプローチ
  11.5 強度および剛性低下からのアプローチ
  11.6 損傷力学アプローチ
  11.7 クリープ疲労
  11.8 衝撃による疲労
  11.9 疲労強度の向上
  11.10 まとめと今後の展望

 第12章 振動減衰
    (Martin Hildebrand and Robert D. Adams 著/佐藤 千明 訳)
  12.1 はじめに
  12.2 構造物における減衰
  12.3 接合部の摩擦によるダンピング
  12.4 構造用接着剤によるダンピング
  12.5 拘束型減衰処理と非拘束型減衰処理
  12.6 接着剤接合部の振動減衰に関する実験データ
  12.7 今後の動向

 第13章 同種材料および異種材料の接合
    (Ewen J. C. Kellar 著/関口 悠 訳)
  13.1 はじめに
  13.2 接合部の設計
  13.3 接着剤の選択
  13.4 表面処理
  13.5 製造工程での問題点とハイブリッドジョイント
  13.6 今後の動向

 第14章 接着接合部の解体・分離,および環境ならびにリサイクルの問題に及ぼす影響
    (佐藤 千明 著/訳,Ricardo J. C. Carbas, Eduardo A. S. Marques,
     Alireza Akhavan-Safar and Lucas F. M. da Silva 著)
  14.1 はじめに
  14.2 接着剤による環境への影響
  14.3 環境問題への挑戦のための基本戦略
  14.4 解体性接着剤の種類と特徴,用途
  14.5 最近の進捗状況
  14.6 将来の技術的シーズ
  14.7 結 論

 第15章 高負荷構造物の接着修理
    (Alan A. Baker and Hamed Y. Nezhad 著/内藤 公喜 訳)
  15.1 はじめに
  15.2 金属製部品の修理
  15.3 複合材料部品の補修
  15.4 材料工学
  15.5 接着修理における構造健全性評価
  15.6 補 強
  15.7 結 論

 第16章 複合材料の接着接合
    (Peter Davies 著/小熊 博幸 訳)
  16.1 序 論
  16.2 複合材料特有の性質
  16.3 接着接合を用いた複合材料部品の設計
  16.4 表面の前処理
  16.5 試 験
  16.6 接着剤層厚さの影響
  16.7 接着接合した複合材料構造物の実例
  16.8 耐久性と長期にわたる性能
  16.9 将来の動向
  16.10 情報源

 第17章 建築および建設用の鋼とアルミニウム
    (Till Vallée and Matthias Albiez 著/石川 敏之 訳)
  17.1 はじめに
  17.2 接着剤選びの一般論
  17.3 接着接合部の強度
  17.4 表面処理
  17.5 その他の影響

 第18章 木造建築と建設―木材工学と木質製品
    (Magdalena Sterley, Erik Serrano and Björn Källander 著/堀 成人 訳)
  18.1 概 要
  18.2 木質材料の基礎と応用
  18.3 木材の特性
  18.4 木材と接着剤の接着形成と性能
  18.5 強度と耐久性
  18.6 よくある不具合と試験法,品質管理
  18.7 修 理
  18.8 使用例
  18.9 今後の動向と参考文献

 第19章 自動車
    (Klaus Dilger 著/泉水 一紘 訳)
  19.1 はじめに
  19.2 基本要求
  19.3 接着剤への要求特性
  19.4 下地処理
  19.5 強度・耐久性
  19.6 よくある不良要因
  19.7 検査,試験,品質管理
  19.8 修繕,リサイクル
  19.9 その他の業界固有要素
  19.10 実用例

 第20章 ボートと海洋
    (Markku Hentinen 著/岩田 知明 訳)
  20.1 基本的な要求
  20.2 接着剤接着特性の要求事項
  20.3 表面処理
  20.4 強度と耐久性
  20.5 一般的な欠陥
  20.6 検査,試験,品質管理
  20.7 修 理
  20.8 利用事例
  20.9 将来の動向

 第21章 製靴産業における接着
    (José Miguel Martin-Martinez 著/佐藤 千明 訳)
  21.1 はじめに
  21.2 靴接着プルトコルの概要
  21.3 上部材の表面処理
  21.4 靴底の表面処理
  21.5 靴の接着に使用される接着剤
  21.6 テスト,品質管理,耐久性
  21.7 今後の動向

 第22章 電気・電子
    (V. Nassiet, B. Hassoune-Rhabbour and O. Tramis and J-A Petit 著/上山 幸嗣 訳)
  22.1 はじめに
  22.2 基本要求
  22.3 接着剤の特性
  22.4 表面処理
  22.5 強度と耐久性信頼性
  22.6 よくある不具合
  22.7 検査,試験,および品質管理
  22.8 使用例
  22.9 結 論

 第23章 接着剤による航空宇宙産業への応用例
    (John Hart-Smith 著/武田 一朗,佐藤 千明 訳)
  23.1 はじめに
  23.2 設計・解析に必要な接着特性
  23.3 表面処理
  23.4 接着剤による接合部の設計
  23.5 接合部の耐久性を確保するための設計上の工夫
  23.6 剥離や多孔質周りの荷重再分配
  23.7 接合部の強度に及ぼす被着体間の熱的不一致の影響
  23.8 検査,試験,および品質管理
  23.9 接着補修と見かけの剥離後の残存強度の推定値
  23.10 その他の業界特有の要因
  23.11 航空機構造物における接着剤による接着の使用例
  23.12 経験則

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