目次
第1章 モータ騒音・振動全般
1.1 背景─モータ騒音・振動の基本と対策の概要─
Q1 SDGs「持続可能な開発目標」とモータとの背景や方向性はどう進んでいるのか
Q2 「省エネルギーや脱炭素化」への要請が必須の中で,世界で発電される電力のうちモータが使う電力は
どのくらいの割合なのか
Q3 エネルギー効率を高めるためのモータ性能向上での課題は何か
Q4 「省エネルギー・脱炭素」への要請に,各国のモータメーカはどのように改善しているのか
Q5 「省エネルギー・脱炭素」を目指すモータにはどのような分野があるのか
Q6 モータの省エネルギーの効率を高めるにはどうすればいいのか
Q7 モータ発生損失の対策はどうするのか
Q8 銅損と鉄損を減らすにはどうすればいいのか
Q9 鉄損を減らすにはどうすればいいのか
Q10 モータ発生損失とモータ各部の温度はどのように見るのか
Q11 今後さらに環境に対応して高性能化するモータには何が求められるのか
1.2 モータの回転原理
Q12 モータはなぜ回るのか
Q13 BLI則とは何か
Q14 モータの回転原理は何か
Q15 回転磁界とは何か
Q16 同心や偏心とは何か
Q17 動的偏心とは何か
Q18 エアギャップとは何か。モータの大きさによってエアギャップの寸法はどの程度か
Q19 直軸(d軸),横軸(Q軸)とは
Q20 極と相とは
Q21 極とスロットの関係はどうなっているのか
Q22 ロータとステータとは何か
Q23 集中巻と分布巻の違いと分布巻のメリットとは何か
Q24 同心巻とは
Q25 スキュー(Skew),斜溝(しゃこう)とは何か
Q26 占積率とは何か
Q27 積層鉄心とは
1.3 モータの構造
Q28 モータの基本構成はどうなっているのか
Q29 モータはどのような視点で分類するのか
Q30 産業用誘導モータの構造はどうなっているのか
Q31 モータの各部の主要機能構成は何か
Q32 モータの小形・軽量化において過去にどのように取り組んできたのか
Q33 モータを小形・軽量化においてモータ出力(Po),ロータ鉄心の外径(D),ロータ
鉄心長(L)の関数でどのように表すのか
Q34 固定子鉄心はどのような構造か
Q35 軸受とロータ鉄心はどのような構成か
Q36 ブラシレスDCモータ構造はどのような特性なのか
Q37 ブラシレスDCモータの位置センサは何のためにあるのか
Q38 ブラシレスDCモータの回転子の磁石の配置にはどのようなものがあるのか
Q39 回転子の磁石配置による特徴を比較するとどう示されるのか
Q40 ブラシレスDCモータの巻線はどのような構造か
Q41 ブラシレスDCモータはどのような特性か
Q42 ブラシレスDCモータの特性での逆起電力とは
Q43 ブラシレスDCモータのインバータ駆動の制御でデューティ比とは何か。振動騒音に影響するのか
Q44 モータ制御における振動抑制とは
第2章 モータ電磁音
2.1 電磁音
Q1 モータの振動騒音の種類は何か
Q2 電磁音の加振動力の電磁力を導き出す基本波主磁束による式はどうなるのか
Q3 2f 電磁力と磁束密度Bの関係を図で示すとどうなるのか
Q4 モータの電磁振動および騒音の発生メカニズムとは何か
Q5 電磁音の要因は主に何か
Q6 回転方向の振動力とは何か。その原因は何か
Q7 半径方向の振動力,原因は何か
Q8 電磁力の半径方向と周方向に作用する力の割合はどのくらいなのか
Q9 トルクは極数とスロット数との関係はどうなるのか
Q10 スロット,ティースとは何か
Q11 極(Pole)とは何か
Q12 極数とスロットではどのような組み合わせがあるのか。その組み合わせで,
振動の発生周波数はどう示されるのか
Q13 スロット数の組み合わせと電磁力モードはどのように計算するのか
Q14 実際のモータに当てはめて,具体的な数値を入れて計算してみるとどうなるのか
Q15 電磁力モードと発生周波数はどうなるのか
Q16 電磁力による振動応答の挙動(モード)はモータの状態で異なるのか
Q17 実験検証でのモータ状態で電磁力による振動応答の挙動(モード)はどうなるのか
Q18 軸方向に表れる振動力の原因は何か
Q19 モータの振動原因として「電気的か機械的」によるものかはどう判断するのか
Q20 電気的な電磁振動はどのようなものがあるのか
Q21 固定子の電磁力による変形量はどのように計算できるのか
Q22 主磁束による不平衡吸引力とは何か
Q23 不平衡の三相交流電源とはどのような状態なのか
Q24 三相交流電圧・電流が不平衡となる要因は何か
Q25 回転子の静的偏心による不均衡とは何か
Q26 回転子の曲がりによる不平衡とは何か
Q27 ステータとロータが動的偏心の場合はどうなるのか
Q28 巻線の不平衡による主磁束の不平衡吸引力とは何か
Q29 ステータとロータ巻線の電流の相互間に働く力とは何か
Q30 電磁力による振動の例は他にもあるのか
Q31 モータの振動をなくすことはできないのか。その後の経時によるモータの振動に変化はあるのか
Q32 現地で経時変化が起こったときの対処法とは
Q33 モータの騒音・振動の要因を究明するのはどうするのか
2.2 電磁騒音─高調波─
Q34 電磁音の中で,時間高調波と空間高調波とは何か
Q35 インバータ(PWM)の電磁騒音について測定する中で,騒音の発生原因に時間高調波が発生する。
この時間高調波,空間高調波とは,何が原因で発生するのか
Q36 電磁力モードは空間高調波という認識で良いのか
Q37 空間高調波とは何か
Q38 インバータの電磁音とは何か
Q39 電磁騒音の特徴は何か
Q40 高調波とは何か
Q41 高調波とノイズの違いは何か
Q42 ブラシレスDCモータのノイズは何か。電気的,機械的なノイズのどちらになるのか
Q43 高調波と高周波の違いは何か
Q44 励磁音の仕組みは何か
Q45 モータ運転中にうなりが発生する。うなりの原因は何か
Q46 実例でモータの騒音でのうなりの現象はあるのか
Q47 うなりの現象の身近な例は何か
Q48 VVVF音はなぜ発生するのか。VVVF電車が加速・減速するときに独特な音が鳴る理由は何か
Q49 VVVFインバータとは何か
2.3 トルクリップルによる振動
Q50 モータのトルクリップルの発生要因とは何か
Q51 トルクリップルの振動挙動を簡易的に見る調査方法はあるのか
Q52 トルクリップルは,騒音・振動の測定結果にどのように表れるのか
Q53 1回転あたりのトルクリップルの次数6次が発生する。極数とスロットの組み合わせや
形状的な観点で何に起因するのか
Q54 相手機械の負荷イナシャーで運転した時の,立ち上がりトルクリップルの波形はどうなるのか
Q55 モータ自身のトルクリップルが発生するのはどのような要因があるのか
Q56 ブラシレスDCモータと永久磁石同期モータの違いは何か。モータ諸元の違いはあるのか
Q57 矩形波駆動と正弦波駆動とは何か
Q58 ブラシレスDCモータで,ホールセンサ出力を利用した矩形波駆動により運転させた。ホール素子で
検出される区間の切り替わりの瞬間にトルクリップル(変動)がある。これにはどのような原因が
考えられるのか
Q59 モータ制御でトルクリップルを低減する方法はないのか
Q60 回転変動(リップル)を定量化できる測定方法はあるのか
Q61 他の方法で回転変動(リップル)を定量化できる測定方法はあるのか
Q62 モータ構造でトルクリップルを減らす方法とは何か
Q63 トルクリップルに対してコギング(Cogging)とは何か
Q64 コギングを低減するにはどうするのか
Q65 磁場解析ツールより出力したトルクリップルをモータシステムで再現する取り組みをしている。
モータ開発での注意点は何か
2.4 ダイレクトドライブモータ(DDM)の騒音
Q66 ダイレクトドライブモータ(DDM)とはどのような機構なのか
Q67 DDMを使用した装置の特長として「静音性」とあるが,なぜ静かになるのか
Q68 DDMの洗濯機での騒音問題,その対策方法とは
Q69 DDMの高速回転ができない課題は何か。対策はあるのか
Q70 モータ分類の中でDDMという種類のモータがあるのか
Q71 洗濯機用モータ駆動方式を比較した特長からどういうことがいえるのか
Q72 DDMと一般的なモータを比較して,減速機を使用した方が部品は増えるがモータ自体は小さくできる
効果が大きい。そのため小形軽量化できると思われるがどのように考えればよいか
Q73 DDMで発熱への課題,その対策は何か
Q74 DDMの構造性能の向上は何か
Q75 DDMの省スペース化の観点はどうなるのか
Q76 DDM方式の洗濯機において,ベルトとギアをなくすとモータにとってどのような影響があるのか
Q77 DDMにより環境性の向上メンテナンスの軽減ができるのか
Q78 DDMを現場で使用するメリットとは
Q79 DDMの実用面での欠点は何か
Q80 DDMを適用した製品は何があるのか
2.5 インバータによるモータ騒音対策─キャリア音,キャリア分散─
Q81 インバータ装置とはどんな装置か。インバータのどの部分で騒音が発生するのか
Q82 なぜインバータ装置が必要なのか
Q83 インバータ駆動運転にモータからキーンという甲高い金属音が発生する要因は何か
Q84 キャリア音によるキーンという音が出る。静かにモータを運転することはできないのか
Q85 キャリア周波数を上げたときの問題点と注意点は何か
Q86 キャリア周波数を標準値以下に下げたときの問題点は何か
Q87 インバータ駆動時の騒音・振動の要因についてさらに掘り下げると要因はどうなるのか
Q88 キャリア音は卓越成分となっている。騒音レベルよりうるさく感じられるのはなぜか
Q89 インバータの制御方式でPWM制御とは何か
Q90 PWM制御はデューティ幅を周期的にどのように変化させるのか。このデューティ幅の周期が
キャリア周波数なのか
Q91 キャリア周波数を上げると電圧の波形,騒音はどうなるのか
Q92 PWMインバータ駆動時に回転数が上昇すると,4kHzおよび8 kHzが数本に分岐して低下する周波数と
上昇する周波数が見られるのは何か
Q93 側帯波を周波数軸で表すとどう示されるのか
Q94 キャリア周波数はエアーギャップに作用する電磁力なのか
Q95 高調波の影響で磁気ひずみ振動が大きく励起しているが,どのような振動なのか
Q96 電磁力と磁気ひずみ力を比較するとどちらが大きいのか
Q97 インバータでV/f制御とベクトル制御とは何か
Q98 ブラシレスDCモータの場合の回転速度は何で決まるのか
Q99 PWM制御の120°通電,正弦波通電駆動180°通電とは何か。ベクトル制御の違いは何か
Q100 120°通電駆動と正弦波駆動の実際の電流波形はどうなっているのか
Q101 矩形波駆動120°通電と正弦波駆動の実際の騒音はどのように違うのか
Q102 ブラシレスDCモータ(BLDC)と永久磁石同期モータ(PMSM)の違いは何か
Q103 キャリア周波数の高調波電磁力の対策は何があるのか
Q104 キャリア周波数を変更すると騒音レベルはどうなるのか
Q105 共振周波数では,インバータ設定でのジャンプ周波数の選定で騒音が低減できるのか
Q106 ランダム変調制御の低減効果はどうなるのか
Q107 ランダム変調制御において構造系の共振回避ができない場合とはどういう現象なのか
Q108 キャリア分散法の低減効果はどのくらいなのか
Q109 キャリア分散法の手法はどのようなことか
Q110 インバータ電源回路にACリアクトル,DCリアクトル,ノイズフィルタの設置は騒音低減するうえで必要なのか
Q111 モータ始動時の各種方法とインバータ駆動について騒音はどのような影響があるのか
第3章 モータ構成部品の固有振動数
3.1 ステータ鉄心の固有振動数
Q1 モータの振動は,ステータ鉄心やロータ鉄心からどのようにして音になるのか
Q2 ティースなどを有するステータ鉄心の固有振動数はどのように扱って計算するのか
Q3 円環の固有振動数の計算となる対象モデルの寸法は何か
Q4 固有振動数の計算値はどう示すのか
Q5 計算式の中にあるn:振動のモード次数とは何か
Q6 半径方向の曲げ固有振動数の実験値との誤差とBの軸方向長さが変化するとどのような影響があるのか
Q7 n=0の場合の固有振動数の計算例はどう示すのか
Q8 円環ねじり固有振動モードとはどのような形態か
Q9 ねじり固有振動数の計算式はどう示すのか
Q10 ねじり固有振動数の計算例はどう示すのか
Q11 ねじり振動モードの固有振動数の計算結果はどう示すのか
Q12 実験と有限要素法(FEM)の結果はどう示されるのか
Q13 厚肉円筒モデルの打撃試験で得られた周波数応答関数の結果はどう示されるのか
Q14 厚肉円筒モデルにおいて軸方向の長さと固有振動数におよぼす影響と関係はどのようなものか
Q15 実際のモータのステータ鉄心の固有振動数を計算する方法のポイントはどこか
Q16 実際のモータのステータ鉄心の固有振動数を簡易に計算する方法とは何か
Q17 n=0の場合の固有振動数の計算式はどう示すのか
Q18 n≧2の場合の固有振動数の計算式はどう示すのか
Q19 実際の固定子鉄心における固有振動数の計算結果はどのようなものか
Q20 Q19において,モード次数n=3次以上の高次では計算誤差が大きくなるのはなぜか
Q21 モード次数n=3次以上の高次では計算誤差の修正式はあるのか
Q22 スロット内巻線,ティース付き,外周4ヵ所切除の円環などが固有振動数にどのように影響を与えるかを
検証する方法とは何か
Q23 単純円環のモデル?から実際の電動機の固定子鉄心単体モデル?の伝達関数スペクトルの測定結果は
どうなるのか
Q24 モデル?の単純円環から,スロット内に巻線をもつモデル?の固有振動数の測定結果の数値および
固有振動数の推移はどうなるのか
Q25 振動モードはどのように計測したのか。その結果はどうなったのか
Q26 モデル?で見られないモデル?,?,?で周波数が接近した二重の固有振動数が表れるのはなぜか
3.2 巻線端付きの固有振動数
Q27 分布巻の巻線端とはどのような方式か。その巻線とコイルは呼び方が異なるのか
Q28 分布巻と集中巻の違いは何か
Q29 巻線の材料は銅線だけなのか。電源からの電線の呼び方,巻線の英語での呼び方は何か
Q30 コイル素線は被覆で絶縁されている。ワニス処理後の素線回りの構成はどうなるのか
Q31 モータに用いられる一般ワニスの種類,その用途や特徴は何か
Q32 分布巻の絶縁ワニスの役目は何か
Q33 対象とする巻線端が付いたステータ鉄心の特徴は何か
Q34 巻線端が固定子鉄心の固有振動数に与える影響を検証するためにはどのようなモデルで実験されたのか。
実験の目的,狙いは何か
Q35 巻線端の付いた鉄心の固有振動数の測定結果はどのような振動スペクトルが検出されたのか。
その結果から振動現象といえるのか
Q36 巻線端の付いた鉄心の固有振動数の測定結果によりどのような振動モードが検出されたのか
Q37 巻線端のみの固有振動数の実測データはどうなるのか
Q38 連成振動とは何か。その振動モデルはどのようなモデルか
Q39 2自由度振動系の固有角振動数ωnはどのような式か。結合ばねkに対して固有振動数はどのように変化するのか
Q40 ステータの円環振動モードを1Dモデルにする等価的な質量とばね定数の求め方は何か
Q41 一定の定格出力の範囲ごとに,同一軸中心高さ,すなわち同一鉄心外径の中で鉄心長を変え,
鉄心内径や鉄心溝寸法を変えた設計が行われる。外径が同一で鉄心長が変わった場合の固有振動数の
計算の信頼性はあるのか
Q42 巻線部の材料定数はどう扱うのか
Q43 複合則とは何か
Q44 スロット内巻線の等価縦弾性係数はどのように扱うのか
Q45 固定子鉄心とスロット,巻線端の寸法はどうなっているのか
Q46 占積率とスロット巻線の等価縦弾性係数(ヤング率)の関係はどうなるのか
Q47 CAE解析においても同位相モードと逆位相モードの振動挙動を示すのか。高次モードまで連成はあるのか。
解析精度は一致が認められるのか
Q48 巻線端の等価縦弾性係数はどう扱うのか
Q49 有限要素法解析でスロット内巻線の等価縦弾性係数はどうするのか
Q50 スロット内巻線による有限要素法解析の結果は実測値と比較するとどうなるのか
Q51 巻線が付いた3次元有限要素法解析においても同位相モードと逆位相モードの振動挙動を示すのか。
高次モードまで連成はあるのか
Q52 巻線が付いた3次元有限要素法解析において解析精度は一致が認められるのか
Q53 ワニス樹脂による振動減衰効果があると推定すると結果はどうなるのか
Q54 ワニス(エポキシ,アルキド,シリコン)樹脂の硬度の順番と特徴はどうなるのか
第4章 通風音─騒音発生メカニズム─
4.1 ファン騒音の発生メカニズム
Q1 ファン騒音を低減するにはどうすればいいのか
Q2 ファン騒音は「大小さまざまな渦の発生」とは何か
Q3 ファンカバー内での共鳴音はなぜ起きるのか
Q4 ファンカバー内の空間共鳴の簡易的な計算式はどう示すのか
Q5 モータファン騒音の大きさdB(A)の計算式はどう示すのか
Q6 Q5の式から騒音レベルを下げる時の重要点,注意点は何か
Q7 回転音の周波数はどのように計算するのか
Q8 ファンと他の部材との干渉によってサイレン音が鳴るときの計算式はどう示すのか
Q9 回転速度と騒音レベルはどのような関係か
Q10 羽根直径と騒音レベルはどのような関係か
Q11 ファンの最大風量を2倍にしたいときには,回転速度を上げる方法とファンを増設する方法の2つがある。
騒音はどちらが低減できるのか
4.2 ファン騒音の要因と発生メカニズム
Q12 モータのファン騒音の要因は何か
Q13 モータのファン騒音の発生メカニズムはどのようになるのか
Q14 ファンカバー内の空間共鳴を起こし音として拡大する場合があるとは,具体的にどういう現象か
Q15 ヘルムホルツのモードは計算式で算出できるのか
Q16 ヘルムホルツ共鳴器の音の出る仕組みはどうなっているのか
Q17 モータのファン騒音でヘルムホルツのモードはどのように検証されるのか
Q18 マイクロホンアレイを用いた音響ホログラフィによる音圧分布の測定装置とはどのようなものか。
周波数はどのくらいまで測定できるのか
Q19 回転音のように卓越した音はどのように騒音に影響するのか
Q20 回転風切り音fz は卓越していて耳障りだが低減する手法はあるのか
Q21 羽根間隔を周期的に変化させるとはどういうことなのか
Q22 不等配ピッチの設計はどのようにするのか
Q23 等配ピッチ羽根と不等配ピッチ羽根の騒音を比較したデータはあるのか
Q24 不等配ピッチ羽根の枚数が13 枚でなく,少ない羽根枚数の場合も低減効果はあるのか
Q25 不等配ピッチ羽根を適用した時のデメリットは何か
Q26 不等配ピッチ羽根を適用した時のメリットは何か
Q27 モータの回転数と騒音の関係はどのような実験データになるのか
Q28 騒音低減の効果のあった対象のモータ構造はどのようになっているのか
Q29 干渉音とは何か
Q30 ファンとガードとの距離と騒音レベルとの関係はどうなるのか
Q31 なぜファンとガードが近いと音が出るのか
Q32 騒音の周波数帯域はどのように変化するのか
Q33 ガードが近いと音が出る理由を確かめるための実験方法はあるのか
Q34 干渉音を数式で示すことはできるのか
第5章 ロータ振動
5.1 ロータ・ダイナミクス─ロータの振動問題,ジャイロ効果─
Q1 ロータの振動の具体的な課題はどのような種類があるのか
Q2 ロータ回転時の代表的な振動問題ではどのような現象があるのか
Q3 ロータの振動の特徴とは何か。どのような現象があるのか
Q4 ロータの振動特性はどのような作用や現象,影響が出るのか。そのために何をしておくことが重要なのか
Q5 ロータ・ダイナミクス解析とはどのような解析か
Q6 ロータ・ダイナミクスの基礎式は一般の運動方程式と何が違うのか
Q7 ロータの固有振動数は回転速度の関数でどう変化するのか
Q8 回転速度によってロータの固有値が変化するとはどういうことなのか
Q9 固有振動数の上昇または下降の大きさは回転円盤(ロータ)の形状で決まるのか
Q10 ロータの固有振動数は回転速度の関数で変化し,回転速度の上昇に伴い分裂する。
身近な問題で体験することはないのか
Q11 ジャイロモーメントはどういうものなのか
Q12 ジャイロ効果の特徴とは何か
Q13 ロータ・ダイナミクスにはどのような作用が解析できるのか
Q14 遠心力には何が影響するのか
Q15 コリオリの力とジャイロ効果の違いは何か
Q16 コリオリの力とは何か
Q17 ロータ・ダイナミクスで周波数応答解析はどのようなことができるのか
Q18 ロータ・ダイナミクス解析の事例,解析モデルおよび境界条件(荷重)はどう示されるのか
Q19 ロータ・ダイナミクスの固有値解析事例の結果はどうなるのか
Q20 Q19の解析モデルの回転方向と振れ回り振動の向きが一致する正回転(前回り)と,逆回転(後ろ回り)とは何か
Q21 ロータ・ダイナミクス結果からどう判断するのか
Q22 危険速度を有するとはどういう条件か
Q23 ロータ・ダイナミクスの周波数応答解析では何がわかるのか
Q24 周波数応答解析で1次と4次の共振した状態の振動比レベルはどのくらいなのか
5.2 モータ高速化の振動対応
Q25 誘導モータ(IM)と永久磁石同期モータ(PMSM)は高速化回転ではどのような作用があるのか
Q26 モータを高速回転することによって高い出力にできるとはどういう意味なのか
Q27 誘導モータの高速化対応において,ロータ強度の飛散防止の対策は何か
Q28 モータの高速化対応において,?ロータ鉄心のロータ半径rを小さくするとはどういう意味なのか
Q29 誘導モータの高速化対応において,?ロータ鉄心スロット形状はどのようになっているのか
Q30 誘導モータの高速化対応において,?ロータ鉄心の回転バランスの方法はどうしているのか
Q31 誘導モータの高速化対応において,?バランス板を設ける方法は何があるのか
Q32 ロータバー&エンドリングの材料特性において,?高速ロータを目指す際の問題は何か
Q33 ロータスロットの中に2次導体がキャストされる。ダイカスト時の温度から常温まで収縮しているから,
隙間が空いている。その隙間はどの程度か。また,どのように収縮するのか
Q34 ロータ,エンドリングの残留応力を取り除くにはどのような方法があるのか
Q35 アルミニウムの焼きなましとはどういうものか
Q36 誘導モータを高速回転させて効率向上をする際の課題は何か
Q37 ロータのダイカストの弱点は何か
Q38 アルミダイカストの機械特性はどのように示されるのか
Q39 アルミダイカストの弱点は何が原因なのか
Q40 誘導モータは構造的に堅牢であるため,PMモータよりも高速回転可能ということなのか
Q41 IPM同期モータの高速回転の限界設計において,電磁鋼板部分の回転子・固定子の形状については
検討および最適化している。誘導モータの高速回転への具体的な課題は何か
Q42 ロータバーに銅を用いると遠心力の耐力特性はどうなるのか
Q43 アルミダイカスト品の強度改善は何があるのか。温度特性のデータはどうなるのか
Q44 温度に影響する部品とは何か。アルミ合金の温度特性のデータはあるのか
Q45 ロータ強度に関してFEM解析での解析方法はどのような方法があるのか
Q46 モデル化で考慮すべき点は何か
Q47 ダレやバリのモデル化はどのように扱うのか
Q48 材料特性は製造技術が関連するのか
Q49 残留応力はどのように把握するのか
Q50 アルミダイカストの材料強度は何が問題なのか
Q51 アルミダイカストの材料特性データが必要なのか
Q52 高速モータの対策には何があるのか
Q53 Nodeとメッシュ分割で角はどうすべきなのか。応力解析結果が大きく出る場合,応力拡大係数で判断するのか
Q54 ロータバーとエンドリングのFEM解析においてメッシュ分割でコーナ部や角はどうモデル化すべきか
Q55 残留応力を測定するにはどこを測定すべきか
5.3 ロータアンバランス,トラブル事例─軸受クリープ─
Q56 ロータの回転不釣り合い(アンバランス)振動とは何か。どこの部分に表れるのか
Q57 静バランスと動バランスの違いは何か
Q58 軸方向に長いロータが回転すると何が発生するのか
Q59 ロータの動バランスを修正するのはどうするのか
Q60 動バランスするために取り付ける質量mと偏芯eはどう求めるのか
Q61 「剛性ロータの釣合い良さを表す量」とは何か。ロータ設計時に必要なのか
Q62 バランシングマシーンでどのような測定をするのか
Q63 ロータアンバランスによる危険速度とは何か。どのように対処すればいいのか
Q64 モータの回転時の危険速度と不釣合い位置と振動モードの関係はどうなるのか
Q65 実際の現場においてロータの不釣合いで保全上問題が多い要素は何か
Q66 ミスアライメントによる回転アンバランスとは何か
Q67 ミスアライメントで生じた軸受の影響は何か
Q68 ポンプなどのモータシステムでアンバランスがあるとどのような振動を発生させるのか
Q69 軸受クリープ摩耗とはどのような作用で,摩耗するのはどこの部分か
Q70 はめあい,はめあい交差とは何か
Q71 軸受クリープに関してラジアル軸受,はめあいの関係とは何か
Q72 中間ばめ,しまりばめのメリットとデメリットは何か
Q73 回転アンバランス力と設計すきまの関係はどうなるのか
Q74 静止荷重と回転荷重の代表的なものは何か
Q75 回転荷重と静止荷重の合力Fとの関係式と軸受クリープ現象を示す式はどうなるのか
Q76 軸受クリープ現象の挙動はどうなるのか
Q77 軸受クリープ現象はどのように対策するのか
第6章 モータ軸受音
6.1 モータ軸受音の要因
Q1 設備保全上,モータ振動で問題が多い要素は何か
Q2 モータに使われる代表的な軸受において,軸受振動・音はその構造のどこから発生するのか
Q3 軸受で発生する騒音・振動はどのように分けるのか。発生時の特徴は何か
Q4 レース音とはどのような力が作用し,どのような要因で音・振動が発生するのか
Q5 金属疲労によるきず音はどのような現象で発生するのか。何が原因で対策はどうするのか
Q6 軸受内輪と外輪で金属疲労によるきず跡の見える写真はあるのか
6.2 モータ軸受音の診断方法
Q7軸受の実際の経過年数ごとの振動トレンドデータはあるのか。どのような現象が生じるのか
Q8 5年5ヵ月経過したあたりで振動は大きくなるがどのような現象なのか
Q9 5年5ヵ月経過の軸受交換前と後のFFTの波形を比較できるのか
Q10 軸受診断の信号処理はどのようにするのか
Q11 軸受振動のきず音から発生部位を特定する計算式はどう示されるのか
Q12 きずの発生部位を推定する計算式に代入した例とはどう示されるのか
Q13 保持器音は力の作用,動きなど,どのような要因で音・振動が発生するのか
Q14 保持器と転動体との接触によるきず音はどのような現象で発生するのか。原因と対策は何があるのか
Q15 保持器の衝撃によるきず跡が見える写真はあるのか
Q16 保持器のきずの発生部位を推定する計算式に代入した例を示すとどうなるのか
6.3 モータ軸受の予圧
Q17 「ラジアルすきま」「アキシアルすきま」とは何の役目をするのか
Q18 保持器音の対策に予圧を与える目的と用途は何か
Q19 軸受は軸およびハウジングとのすきまや固定も重要になるのか
Q20 軸受の予圧方式により優れている点と劣る点は何か
Q21 定位置予圧と定圧予圧の振動変位はどのように違うのか
Q22 予圧による接触状態と軸心位置の変位量の関係はどう示されるのか
Q23 予圧方式による軸受剛性の関係はどう示されるのか
第7章 モータのCAE構造解析
7.1 CAE解析とは
Q1 CAEという用語のツール,活用目的は何か
Q2 モータの開発にCAEを使うメリットは何か
Q3 モータのCAEを支える技術分野は何か
Q4 CAEの中核をなす技術の方法,計算法はどのようなものか
Q5 CAEはどんな時に使うと効果的なのか
Q6 CAE解析では何を評価するのか,どのようなタイプがあるのか
Q7 構造解析でのCAE分類はどう示されるのか
Q8 Q7に示す構造解析での分類においてクリープとはどのような特性・性能なのか
Q9 CAEを適用する前の注意点は何か
Q10 CAEを適用する場合の流れ図はどう示されるのか
Q11 トラブルの未然防止にCAEはどのように役立てるのか
Q12 CAEを使用するにあたり,どのような問題の定義があるのか
Q13 静的解析,動的解析の判断方法とは何か
Q14 静的解析と動的解析の違いは何か
Q15 線形状態か非線形状態かの判断方法とは何か
Q16 線形状態か非線形状態かの例はあるのか
Q17 時間的余裕と解析精度にはどのような考え方があるのか
Q18 理論計算はなぜ必要なのか
Q19 有限要素法=FEMとは何か
Q20 有限要素法の特徴とは何か
Q21 節点と要素は何を示すのか
Q22 FEMモデル作成ではどのような要素があるのか
Q23 境界条件(荷重と拘束)とはどのような条件か
Q24 解析精度は何で変わるのか,何が影響するのか
Q25 どのような解析のCAEツールのソフトウェアから構成されている手順で進めるのか
Q26 後処理(ポストプロセッシング)ではどのようなことができるのか
Q27 材料則と結果は何を確認するのか
Q28 解析結果を評価する指標はどう示すのか
Q29 実験データを使用してどのように評価するのか
Q30 最適化計算とはどのようなことか
Q31 CAE解析で実験計画法を使用することはできるのか
Q32 モータは形状依存が強く3D─CAEで解析するイメージが強い。1D─CAEでモータを解析するメリットとは何か
7.2 CAE解析の基礎
Q33 モータのロータにおいての振動問題とは何か
Q34 ロータの危険速度のうち,振動による問題で疲労とは何か
Q35 振動問題の定式化において,振動に関与する力は何か
Q36 振動解析において表れる力の基本単位はSIを選ぶのか
Q37 振動工学で複素指数の形式を使った振動表現がある。メリットは何か
Q38 振動の表現(実部と虚部)についてどのような意味があるのか
Q39 単振動の場合(実部と虚部)についてどのような意味があるのか
Q40 モータの振動解析で重要な解析はどこか。プロセスはどのようなフロー図(流れ)になるのか
Q41 モータの振動解析に用いる主な動解析の種類は何があるのか
Q42 振動系の自由度とは何か
Q43 減衰自由振動の定式化と定義は何か
Q44 ヒステリシス減衰,摩擦(クーロン)減衰とはどういう現象か
Q45 ヒステリシス減衰と摩擦(クーロン)減衰とは何か
Q46 位相差(加振周期に対する位相の進み)と振動数比(ω/ω0)の関係はどうなるのか
Q47 なぜ位相が90°遅れるのか
Q48 身近な例で,共振で位相が90°遅れになるイメージを体験できる例はあるのか
Q49 固有値解析とはどういう解析手法か
Q50 固有振動数と固有モードとは何か
Q51 片持ちはり,円環の固有振動数,固有モードの簡単な例は何か
Q52 固有モードの変位の大きさはどう示されるのか
Q53 固有値解析の結果においての剛体モードとは何か
Q54 固有値解析における注意点は何か
Q55 周波数応答解析で活用する直接法とモード重ね合わせ法の違いは何か
Q56 周波数応答解析で直接法と間接法の違いは何か
Q57 周波数応答解析における注意点は何か
Q58 周波数応答解析における周波数増分の大きさについて考慮することは何か
7.3 CAE モデル化─ステータの固有振動数─
Q59 モータ騒音・振動予測シミュレーションにおいてどのような課題があるのか
Q60 ステータ鉄心の固有振動数の予測計算をするためには積層鉄心ではどのような課題があるのか
Q61 積層ステータ鉄心とブロック円環厚肉円筒の違いにおいて,対象モータ,形状と寸法はどのくらいなのか
Q62 積層ステータ鉄心の構造と寸法諸元はどのくらいか
Q63 対象モータを選定した理由と寸法諸元は何か
Q64 固有振動数測定方法とはどのような方法か
Q65 ブロック円環厚肉円筒モデルにおける固
有振動数の実験で周波数応答関数はどのような結果になったのか
Q66 ブロック円環厚肉円筒モデルにおけるL=90mmモデル実験結果の周波数応答関数はどのような結果になったのか
Q67 ブロック円環厚肉円筒モデルの振動モードはどのようになるのか
Q68 ブロック円環厚肉円筒モデルにおいて,固有振動数とモデル長さの関係はどうなるのか
Q69 積層ステータ鉄心の異方性材料として扱うモデルの固有振動数におよぼす軸方向縦弾性係数の影響は何か
Q70 軸方向縦弾性係数をパラメータにして固有振動数におよぼす影響は何か
Q71 円環厚肉円筒モデルの同位相モードと逆位相モードの固有振動数について,モデル長さとの関係はどうなるのか
Q72 簡易式による円環厚肉円筒モデルの固有振動数の計算例はあるのか
Q73 円環厚肉円筒モデルで計算した諸定数の諸元と値はいくつになるのか
Q74 円環厚肉円筒モデルでの計算値と実験値はどのくらいの値なのか
Q75 円環厚肉円筒モデルの逆位相のねじり固有振動の計算式とはどう示されるのか
Q76 円環厚肉円筒モデルのB:0.066mの場合のn=2の固有振動数の計算式とはどう示されるのか
Q77 円環厚肉円筒モデルのねじりの計算結果はどう示されるのか
Q78 有限要素法による固有振動数解析では要素分割数はどのくらいか
Q79 積層方向の縦弾性係数を異方性材料として扱うモデル化はどのように考えるのか
Q80 有限要素法で用いた物性値とは何か
Q81 66mmのモデルに対して,E3の数値をパラメータとして変化させたときの固有振動数はどのように変化するのか
Q82 95mmのモデルに対して,E3の数値をパラメータとして変化させたときの固有振動数はどのように変化するのか
Q83 解析結果と実測結果の比較はどう示されるのか
Q84 振動モード図はどう示されるのか
Q85 大きい機種の3.7 kW,5.5 kW,11 kWの計算精度はどのように示しているのか
Q86 プレス機械でのカシメ加圧と積層鉄心の面圧はどのような関係なのか
Q87 機種kW が大きいほど,電磁鋼板の等価縦弾性係数E3が小さくなるのはなぜか
Q88 ワンスタンプ金型(コンパウンド金型)とはどのようなものか。この製造方法のメリットとデメリットは何か
Q89 丸カシメ部分の断面はどのようになるのか。カシメ加工後にスプリングバックするのか
Q90 面圧を定量的評価するのはどのような方法か
Q91 ステータ鉄心の固有振動数は理解できたが,モータフレームの固有振動数が騒音になることはないのか。
電磁力周波数とフレームの固有振動数および振動モードが一致した共振周波数が励起されるのではないか
7.4 CAEモデル化─ロータ1次曲げと騒音問題─
Q92 モータ騒音の原因はロータの固有振動数にある。ロータの固有振動数においてCAE解析には
どのような課題があるのか
Q93 有限要素法によるCAE解析の対象モデルは何か
Q94 ロータの1次元シミュレーションCAEモデル化で何を特に考慮すべきか
Q95 対象となるモータの機種と構成部品は何か
Q96 軸の固有振動数を簡易計算するにはどのようにするのか
Q97 ロータ1次元シミュレーションの軸受部の支持条件はどうするのか
Q98 ロータ軸モデルにおいて有限要素法解析の運動方程式はどうなるのか
Q99 ロータ鉄心の電磁鋼板の積層構造である固定子鉄心3次元有限要素法解析(FEM)縦弾性率(ヤング率)の
扱いはどうするのか
Q100 ロータ鉄心の電磁鋼板の積層構造である縦弾性係数の見出し方はどうするのか
Q101 ロータ鉄心の積層剛性の縦弾性係数を見出す方法は他にあるのか
Q102 ロータ鉄心の積層鉄心を異方性弾性体とみなしたとき,1次元の梁要素のモデルでの方法はどうするのか
Q103 ロータ鉄心の積層鉄心を3次元横等方性弾性体とみなし,3次元要素を用いて有限要素法によるモデル化に
ついては理解した。簡易的な梁要素1次元シミュレーションモデルでの方法はあるのか
Q104 ロータ鉄心の等価軸径deを小さくするには具体的な数値はどうするのか
Q105 ロータの等価軸径を小さくした場合の結果はどうなるのか
Q106 3次元直交異方性体として扱ったロータ単体の固有振動数の結果はどうなったか
Q107 シャフトとロータ鉄心の結合においてロータ鉄心の軸方向の長さの影響はあるのか
Q108 軸受支持の場合のロータの固有振動数の結果はどうなるのか
Q109 V字ブロック支持とは何か
Q110 軸受部を単純支持するのと,軸受の並進ばねでモデル化するのではどのような違いがあるのか
Q111 ロータ軸受部の自由度,拘束条件は何があるのか
Q112 ロータのモデル化において3次元梁(ビーム)要素と3次元(ソリッド)要素の違いは何か
Q113 梁要素モデルでの方法の結果はどうなったか
Q114 モータ状態での固有振動数の計算条件はどうなっているのか
Q115 軸受ばね定数をどのように設定するのか
Q116 モータ軸を水平設置した場合の軸受の挙動とモデル化はどうするのか
Q117 モータ状態でのロータとブラケットの振動モードはどのようになっているのか
Q118 軸受ブラケットの回転ばね定数をどのように計算するのか
Q119 軸受ブラケットは2種類ある。外周辺固定円板のそれぞれの条件はどう設定するのか
Q120 外周辺の固定円板の支持条件と回転ばねには何が作用しているのか
Q121 ブラケット剛性として回転ばね定数Kθを求める式と計算例はどう示されるのか
Q122 モータ状態での固有振動数の結果はどうなったか
Q123 軸受ばね(並進ばね,回転ばね)の1次元CAE 解析で用いた定数の値はいくつになるのか
Q124 ロータの固有振動数と振動モードにおいて,1次元と3次元解析の違いは何か
Q125 運転中の振動モード測定はどのようにするのか
Q126 ロータの固有振動数の測定方法はどのようにするのか
Q127 誘導モータをインバータ駆動で運転した時の騒音レベル─運転周波数(回転数)は
どのような現象になるのか
Q128 インバータ駆動によるモータの騒音の測定方法はどのようにするのか
Q129 インバータ駆動時の騒音の卓越した騒音ピークについて,駆動周波数を固定し,
騒音の周波数分析の結果はどうなるのか
Q130 共振した時のモータフレームの運転中の振動モードはどうなるのか
第8章 モータの計測・診断技術
8.1 振動の種類と振動レベル
Q1 振動とはどういう現象で,振動が大きくなるとどのような影響があるのか
Q2 振動にはどのような種類があるのか
Q3 振動現象が示す変位,速度,加速度の数学的な関係はどうなっているのか
Q4 振動試験をする上で,変位,速度,加速度は何を示し,何を知っておくべきか
Q5 モータの振動計測において位相は何を意味するのか
Q6 振動評価はなぜデシベル表示を用いるのか。デシベルの計算方法の例を示すとどのようなものがあるのか
Q7 振動減衰はどのような意味があるのか。対数減衰率と減衰比の違いと求め方とは
8.2 モータ振動計測方法
Q8 モータや相手機械の振動はどこの部分を測定するのか。どういう観測の目的があるのか
Q9 加速度センサの固定設置はどのような方法があるのか。その周波数特性はどうなるのか
Q10 振動センサにノイズが入る場合,どう対策するのか
Q11 モータを連続稼働のための振動センサを取付けて診断モニタをする。振動センサの取付け位置,
取付け方法,検出する周波数帯域,センサの材料と耐熱性はどうなるのか
Q12 振動ピックアップの選定および振動測定上の注意点は何か
Q13 受入検査で振動増大が発生している。モータは工場の出荷時には十分バランスをとってあり,
ISO基準値よりも厳しい1.6(mm/sec)で評価している。振動値が12.0(mm/sec)大きくなっている。
振動増大の推定要因は何か
Q14 モータ単体試験での振動支持はどのようなものか
Q15 モータ単体の振動試験でモータ軸端のキー溝はどのように処置するのか
Q16 モータ単体の無負荷状態で試験をした。モータ設置はゴム板,回転数は25Hzとし,規格値20μmと
振動より大きい値が出た。原因は何か
Q17 運転中の振動レベルを判定するにはどのような方法があるのか
Q18 振動診断にて平常時より振動レベルが大きくなった場合はどう対応するのか
Q19 無負荷運転で振動試験をどのようにして評価すればよいか
Q20 負荷試験で振動試験をすると温度が変化する。負荷試験以外に工場でできる簡単な温度試験方法はあるのか
Q21 負荷時の温度が問題無いとの判断は,巻線の許容温度だけで判断するのか。振動試験をするとき
温度はどこで検出するのか
8.3 インパルスハンマによるハンマリング試験
Q22 インパルスハンマによるハンマリング試験とは何か
Q23 モータのステータ鉄心の円環振動モードはどうなるのか
Q24 円環振動の振動モードの計測点数はどうするのか
Q25 実際の固定子鉄心の場合,振動モード形状はどうなるのか
Q26 対象の周波数範囲がわかっていない場合はどうするのか
Q27 伝達関数(周波数応答)とは何か
Q28 コヒーレンス関数とは何か
Q29 コヒーレンス関数が低下する原因と対策はどうするのか
Q30 振動モード系の節と加振点はどうするのか
Q31 3次元で振動するモードの計測点数の考え方とは
Q32 センサを計測対象物にどのような方法で固定するのか
Q33 ハンマリング試験での注意点は何か
Q34 ハンマリング試験の利点・欠点は何か
Q35 計測データの確認方法はあるのか。良い計測データが取得できたかを確認するにはどうするのか
Q36 加振点を移動する方法で良いのか
Q37 加振方向および振動センサ方向での注意点は何か
Q38 計測点のマーキングはどうするか
8.4 騒音レベルと音質評価
Q39 音のレベル表示(dB)はどのようなものがあるのか
Q40 音圧レベルはなぜ20log なのか
Q41 モータ1台の騒音レベルが70 dBの場合,2台では140dB になるのか。4台では騒
音レベルは何dBになるのか
Q42 音質評価とは何か。音のレベルとはどう違うのか
Q43 人が聞こえる音の大きさはどんな周波数でも一定なのか
Q44 マスキング効果とは何か。モータ音での例はあるのか
Q45 モータ音を評価するときのホワイトノイズやピンクノイズとはどういう意味か
第9章 モータ騒音・振動のトラブル解決方法
9.1 騒音対策の手順と解決方法
Q1 モータを振動源とするときの騒音発生メカニズムはどうなるのか
Q2 モータ騒音・振動の種類と要因は何か
Q3 モータの電磁的な一般的な対策はどのような内容か
Q4 モータの一般的な構造対策はどのような内容か
Q5 モータの要因分析の事例はどうなるのか
Q6 騒音低減の解決方法の取り組みでの重要点とは何か
Q7 モータの低騒音設計の指針は何か
Q8 騒音レベルだけで製品の真の性能を示すことはできるのか
Q9 機械装置で騒音が発生した。どのような手順で解決・対策していけばいいのか
Q10 モータ&ファンが組み込まれている装置がある。騒音の発生箇所を特定するにはどうするのか
Q11 システム機器の筐体カバーの設計はどうするのか
Q12 騒音レベルだけで製品の真の性能を示すことはできるのか
Q13 伝達系は何に目を向けて調査に取り組むのか
Q14 低騒音化の手法で時間とコストを節約するにはどうしたらいいのか
Q15 空気伝搬音とは何か。どのように対策するのか
Q16 固体伝搬音とは何か。どのように対策するのか
Q17 遮音とは何か。どのような効果があるのか
Q18 吸音材とはどのような作用なのか
Q19 吸音材と遮音材の併用はできるのか
9.2 モータのトラブル解決方法
Q20 トラブルや品質問題の解決方法の分析方法には何があるのか
Q21 品質問題の解決への基本の手順は何か
Q22 トラブル対応で知っておきたい現象要因図の手法・使い方のポイントは何か
Q23 どのような品質対策にも潜在的な弱点はあるのか
Q24 FMEA(故障モード影響解析)の活用方法で失敗する原因は何か
Q25 なぜなぜ分析(6why分析)の活用方法は何か
Q26 なぜなぜ分析がうまくいかない理由は何か
Q27 なぜなぜ分析を上手にこなすコツは何か
Q28 トラブル対応で再現テストがうまくできないのはなぜか
Q29 品質問題で,その都度問い直してみる必要があるとは,どのようなことか
Q30 5ゲン主義とは何か
Q31 「鳥の目」「虫の目」「魚の目」とはどういう意味か
Q32 仮説は正しいのか
Q33 品質の要求に対してどこまで向上させるべきか
Q34 顧客とのお互いが納得して解決する決着点Goal(落としどころ)はどこか
Q35 品質問題やトラブル対応で重要なことは何か