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レポートナンバー 0000000764

標的治療技術の現状と将来展望

株式会社シード・プランニング

〜がん治療を中心とした次世代低侵襲医療技術の今後の方向性〜

発刊日 2007/12/27

言語日本語

体裁A4/220ページ

ライセンス/価格220ページ

0000000764

A4版 198,000 円(税込)

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ポイント

研究領域別に臨床現場における実用化見込み、実用化への課題を調査 ⇒今後の有望技術・おおよその実用化年度を推測します
実用化された場合の医療現場におけるインパクトを調査 ⇒対象となる患者数や、新しい治療フローを明らかにします
非医薬品・医療機器メーカーの治療薬・治療技術市場への新規参入の可能性は ⇒新規企業参入の可能性や、参入における課題、既存の医薬品メーカーとの共同事業などの方向性を明らかにします

レポート概要

現在、医工連携による技術開発、ナノテクノロジーの急速な進歩・発達により、疾患部位を低侵襲で小さく治す標的治療技術が注目されています。疾患部位のみを選択的に治療するためには標的化技術(ターゲティング技術)が必要です。

標的治療の要素技術としてDDS(ターゲティング)やステントなどがあります。また近年では外部から磁場や超音波など物理的エネルギーを用い、薬物などを非侵襲的に疾患部位へ誘導、治療を行う技術も研究開発されています。それ以外にも新しい経皮投与技術や局所投与技術が開発されれば、現在の医療は大きく変わる可能性があります。

2007年1月に国内で初となるターゲティング機能を持った抗がん剤ドキシル®(ドキソルビシン内包PEG修飾リポソーム製剤)が上市されました。今後、抗がん剤領域におけるDDS医薬品の開発の加速が期待されます。

今回のレポートでは、「それぞれの要素技術は何か、臨床応用への課題は何か、実用は何年後か、実用化された場合の医療現場にもたらすインパクトは」などを調査し、標的治療技術の今後の方向性を示します。本レポートは製薬企業にとって自社の製品の付加価値向上のための技術導入や競合技術として、非医薬品メーカーにとっては治療分野への新規参入の為の課題の抽出や市場機会の見極めに重要です。

レポート詳細

レポート技術キーワード

DDS、ターゲティング、低侵襲治療技術、PDT、誘導加温治療、非ウイルスベクターによる核酸デリバリー技術、新規経皮投与技術、新型ステント、リポソーム、高分子ミセル

調査対象

◆ ヒアリング調査
<有識者>
  • 岡山大学大学院  医歯薬学総合研究科    公文 裕巳教授
  • 京都大学大学院  薬学研究科    橋田 充教授
  • 国立がんセンター  臨床開発センター    松村 保広部長
  • 東京薬科大学  薬学部    岡田 弘晃教授
<ベンチャー企業>
アドメテック、コスメディ製薬、ティッシュターゲティングジャパン、ナノエッグ、ナノキャリア、バイオメッドコア、ビークル、メドジェル
◆ オープンデータによる調査
アネロファーマ・サイエンス 、LTTバイオファーマ 、荏原製作所、田辺三菱製薬、TTIエルビュー、テルモ 、日本化薬 、日脂 、日立製作所 、富士フイルム 、ホソカワミクロン、メビオファーム 、メドレックス 、メドレックス、ヤクルト本社
その他全国の大学・研究機関多数
◆ 海外企業
Abraxis BioScience、Access Pharmaceuticals、ALZA、curexo、IGI Laboratories、 Keystone Nano、Magforce Nanotechnologies、MagnaMedics、Nanocopoeia、NeoPharm、 Sucampo Pharmaceuticals、TransGenex Nanobiotech

目次

総合考察
調査結果のポイント
DDS抗がん剤の国内市場の将来展望
標的治療の技術ロードマップ
第1章 標的治療技術の概要と医療現場におけるニーズ
  1. 標的治療技術について
    1. 1) 標的治療技術とは
    2. 2) 標的治療技術の種類
  2. がん領域における現在の治療状況
    1. 1) がん治療について
    2. 2) がん種別患者数の現状と将来動向、治療成績について
    3. 3) 胃がん治療の実際
    4. 4) 大腸がん治療の実際
    5. 5) 肝臓がん治療の実際
    6. 6) 膵臓がん治療の実際
    7. 7) 乳がん治療の実際
    8. 8) 肺がん治療の実際
    9. 9) 前立腺がん治療の実際
    10. 10) がん領域において開発されている主な分子標的治療薬
    11. 11) 抗がん剤の治験について
  3. 循環器領域における現在の治療状況
    1. 1) 循環器における治療の実際
    2. 2) 循環器領域の患者数と現在の主な治療薬
第2章 薬物ターゲティングを用いた標的治療
  1. DDSについて
    1. 1) DDSとは
    2. 2) 薬剤封入キャリアによる分類
    3. 3) 投与経路による分類
    4. 4) キャリアへの内包物について
    5. 5) キャリアへの薬物等の内包方法について
    6. 6) ターゲティング技術について
    7. 7) 血中滞留性の向上
    8. 8) 局所での薬物リリース技術
  2. パッシブターゲティング
    1. 1) EPR効果について
    2. 2) 固形がんにおける血管新生阻害剤併用によるパッシブターゲティング
    3. 3) 循環器領域におけるパッシブターゲティング
    4. 4) 現在世界で承認されているパッシブターゲティングを利用した医薬品
  3. アクティブターゲティング
    1. 1) アクティブターゲティングを利用した治療薬の種類
    2. 2) アクティブターゲティングに用いられる標的認識物質と治療薬
    3. 3) 脳を対象としたターティング
    4. 4) 循環器領域におけるアクティブターゲティング
    5. 5) 炎症性疾患に対するアクティブターゲティング
  4. 世界で臨床開発が進められている主なターゲティング医薬品
    1. 1) 現在、世界で臨床開発が進められている主なDDS (ターゲティング) 医薬品
    2. 2) 臨床開発が中止・中断されたDDS (ターゲティング) 医薬品
  5. ターゲティングDDS医薬品と薬価
    1. 1) DDS医薬品の薬価の現状
    2. 2) リュープリンの1ヶ月製剤・3ヶ月製剤の比較 (国内)
    3. 3) ドキシルとドキソルビシンの比較 (国内)
    4. 4) Abraxanとパクリタキセルの比較 (米国)
  6. ターゲティングDDSの課題と今後の方向性
    1. 1) DDSと特許
    2. 2) DDS医薬品の製造販売における課題
    3. 3) ターゲティングDDS開発における課題
第3章 外部エネルギーを用いた標的治療
  1. 超音波を用いた標的治療について
    1. 1) 現行の超音波を用いた治療
    2. 2) HIFU (ハイフ) について
    3. 3) FUS (ファス) について
    4. 4) 尿路結石の診断と治療
    5. 5) バブルと超音波を組み合わせた標的治療
  2. 高周波・磁場を用いた標的治療
    1. 1) がん治療におけるハイパーサーミア
    2. 2) ラジオ波を用いたがん治療
    3. 3) 磁性粒子を用いたがんの誘導加温治療
    4. 4) 薬物を用いた磁気誘導DDSによる標的治療
    5. 5) 磁性粒子と高周波を用いた治療技術の今後の動向
  3. レーザー (光) を用いた標的治療
    1. 1) 現行の光を用いた治療
    2. 2) PDTについて
    3. 3) PDTの課題
    4. 4) PDTの開発動向
  4. 外部エネルギーを用いた標的治療の課題
    1. 1) 治療技術の安全性
    2. 2) 治療費用の高額化
第4章 新規治療技術と標的治療
  1. 新規経皮投与技術を用いた治療
    1. 1) 医薬品の主な投与経路
    2. 2) 経皮投与について
    3. 3) 新規経皮投与技術の動向
  2. 新規カテーテル・ステントを用いた治療
    1. 1) 現状のカテーテル・ステントを用いた治療
    2. 2) 新しいカテーテル・ステント技術の動向
  3. 非ウイルスベクターを用いた核酸デリバリー技術
    1. 1) 遺伝子治療とベクター
    2. 2) RNAiと標的治療
    3. 3) 医薬品としてのsiRNA
    4. 4) siRNA医薬品の課題と今後の展望
第5章 標的治療技術に関する国内企業
  1. 標的治療技術を研究開発している国内企業について
    1. 1) 研究開発を行なっている企業
    2. 2) ベンチャー企業のビジネスモデル
    3. 3) 国内における関連企業一覧
  2. ターゲティングDDSに関する一般企業
    荏原製作所、田辺三菱製薬、テルモ、日油、日本化薬、ホソカワミクロン、ヤクルト本社
  3. ターゲティングDDSに関するベンチャー企業
    ティッシュターゲティングジャパン、ナノキャリア、バイオメッドコア、ビークル、メドジェル、アネロファーマ・サイエンス、メビオファーム、LTTバイオファーマ
  4. 外部エネルギーを用いた標的治療に関する企業
    アドメテック、日立製作所
  5. 新規経皮投与技術に関する企業
    コスメディ製薬、ナノエッグ、日東電工、富士フイルム、メドレックス、TTIエルビュー
第6章 標的治療技術に関する国内の研究機関・プロジェクト
  1. 標的治療に関する国内の研究機関について
    1. 1) 国内の研究機関について
    2. 2) 標的治療に関連する国内の主な研究機関の概要
  2. 標的治療に関するプロジェクトについて
    1. 1) 国内におけるプロジェクトの実施状況・概況
    2. 2) 国内の主なプロジェクトの個票
  3. 研究者ヒアリング個票
    1. 1) 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科    公文 裕巳教授
    2. 2) 京都大学大学院 薬学研究科    橋田 充教授
    3. 3) 国立がんセンター 臨床開発センター    松村 保広部長
    4. 4) 東京薬科大学 薬学部    岡田 弘晃教授
第7章 標的治療技術を開発する海外企業
  1. 標的治療技術を研究開発している海外企業について
    1. 1) 企業の種類
    2. 2) 開発されている技術について
  2. 標的治療技術に関する海外企業一覧
    Abraxis BioScience、Access Pharmaceuticals、ALZA、curexo、IGI Laboratories、 Keystone Nano、Magforce Nanotechnologies、MagnaMedics、Nanocopoeia、NeoPharm、 Sucampo Pharmaceuticals、TransGenex Nanobiotech
【参考文献】

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