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レポートナンバー 0000001605

2009年版 最新バイオテクノロジー関連研究開発全体俯瞰レポート

株式会社シード・プランニング

第1巻

2009年 バイオテクノロジー関連全般、創薬分野 -1

発刊日 2009/11/02

言語日本語

体裁A4/84ページ

ライセンス/価格84ページ

0000001605

A4版 49,500 円(税込)

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レポート概要

21世紀は生命の世紀とも呼ばれ、バイオテクノロジー分野の知見が様々な分野の発展に多大な影響を及ぼすとして、各国で多額の資金を投入した国家的な取り組みが進められています。欧米、特に米国では、基礎研究分野への圧倒的な規模の投資を背景としつつ、明確な戦略のもとで競争原理を働かせ、ギガシーケンス技術等、これからの研究のあり方を一変させうるテクノロジーを開発する等、急激な展開を見せています。一方、我が国においても平成14 年末に策定されたバイオテクノロジー戦略会議の決定に基づいて、ミレニアムプロジェクトを契機として数多くのバイオテクノロジー分野の研究開発が推進され、遺伝子解析技術の研究開発等がゲノム創薬や個別化医療へと発展しつつあるなど、多くの成果を上げつつあります。中でも、2007年末に大きな話題となったiPS 細胞の研究は、その一つの成果であると考えられます。

このように、昨今では、計測技術やコンピューター・IT技術等、様々な分野の研究の進展とも相まって、バイオテクノロジー分野の研究が著しく進展するとともに、その知識の応用範囲はより広範囲に渡っているものと思われます。よって、新たな視点に立脚し、我が国のバイオテクノロジー関連の産業及び研究開発を牽引していくためには、現在のバイオテクノロジー関連分野の技術・課題・政策資源投入の状況を全体的に俯瞰した上で、慎重に検討を進めることが重要であると考えられます。

本調査事業は、バイオテクノロジーの応用がその進展に著しい影響を及ぼすものと想定される産業分野を対象に、技術開発動向や市場規模、各国の取り組み状況について俯瞰し、これまでの知見を統合し、今後の我が国が世界の中で競争力を有しかつ一層の発展が期待される分野について考察することを目的としました。

シード・プランニングでは、平成20年度 NEDO調査事業として「バイオテクノロジー関連研究開発動向に関する調査」を受託し、平成21年2月〜3月にかけて「創薬分野」「研究支援分野」「機能性食品・化粧品分野」「再生医療分野」「環境・エネルギー分野」について全6回にわたって専門家委員会を開催してきました。それらの成果ならびにこれまで携わってきた各種調査活動(財団法人ヒューマンサイエンス振興財団、社団法人バイオ産業情報化コンソーシアム等の調査ワーキング活動)の成果を踏まえ、最新の市場動向、事業戦略動向、技術動向、国家的な取り組みの現状と課題等の情報を付加して、バイオテクノロジー分野の事業戦略立案のための基礎情報をわかりやすく解説し、調査レポートとしてまとめました。

レポート詳細

調査期間

2009年6月〜9月

目次

第1章 バイオテクノロジー関連分野
1−1. バイオ分野全体像の俯瞰
  1−1−1. はじめに
  1−1−2. 生命科学の進歩とバイオの進展
  1−1−3. バイオ技術の普及拡大
  1−1−4. バイオ分野の市場動向と市場規模
  1−1−5. 分子レベルでの創薬
  1−1−6. 個別化医療、個別化健康管理
  1−1−7. 日本の医療産業・健康産業の規模
  1−1−8. 国策的バイオ分野研究開発の課題
1−2. NEDOにおけるバイオ分野の研究開発への取り組み状況、技術戦略マップのレビュー、等
  1−2−1. はじめに
  1−2−2. NEDO技術開発機構の概要
  1−2−3. NEDOにおけるバイオ医療分野の研究開発への取り組み状況
  1−2−4. 医薬品産業への支援の重要性
  1−2−5. 技術戦略マップの方針
第2章 ゲノムからオミックス医療へ
2−1. オミックス医療とは
  2−1−1. オミックスの定義
  2−1−2. オミックスの体系
  2−1−3. オミックスによる疾患予測
  2−1−4. オミックスから見た病気の多面性
  2−1−5. 慢性疾患に対する医療
  2−1−6. 疾患横断的オミックス
2−2. オミックスによる創薬
  2−2−1. オミックスを用いた創薬の考え方
  2−2−2. 薬剤応答の個人差
  2−2−3. オミックスによるバイオベンチャーの動向
2−3. オミックスにおける解析ツール
  2−3−1. バイオマーカー
  2−3−2. 高速ゲノム解析技術
  2−3−3. マルチオミックス
  2−3−4. オミックス医療データベースと、オミックス研究の成果
第3章 医薬品産業の課題
3−1. 国内における製薬関連の政策
3−2. 医薬品による治療の満足度
3−3. 医薬品産業の現状
  3−3−1. 医薬品市場の規模
  3−3−2. 医薬品の研究開発
  3−3−3. 医薬品の研究開発における問題・課題
  3−3−4. 医薬品の研究開発における産学官連携
  3−3−5. バイオベンチャーの状況について
  3−3−6. 医薬品産業と政府の今後の方向性
第4章 バイオマーカーを利用した創薬の国内外動向
4−1. ゲノム科学の進展
4−2. バイオマーカーを利用した創薬
  4−2−1. バイオマーカーを用いた薬物療法の動向
  4−2−2. ファーマコゲノミクスの動向
  4−2−3. バイオマーカー探索の国内外の動向
  4−2−4. バイオマーカーの種類
  4−2−5. 日本の動向
第5章 ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発と最新動向
  5−1−1. DDS開発の現状
  5−1−2. 日本におけるDDS開発
  5−1−3. DDS医薬品
  5−1−4. 製剤技術を活用した医薬品開発の現状
  5−1−5. 治療の最適化のための医薬品の投与方法
第6章 システムバイオロジーと創薬
6−1. システムバイオロジーと創薬
  6−1−1. ロバストネス
  6−1−2. システム創薬の考え方
  6−1−3. 統合的システム医学
  6−1−4. オープンファーマの時代に向けて
  6−1−5. プレフォーメーションとエピジェネシス
  6−1−6. 標的探索
  6−1−7. システムの結合
6−2. システムバイオロジーの最新動向
  6−2−1. システムバイオロジーの新展開
  6−2−2. 創製バイオロジー(Synthetic Biology)
  6−2−3. システムバイオロジーにおける国内外の最新動向
  6−2−4. オミックス医療からシステムバイオロジー
  6−2−5. 臨床医学と分子医学をつなぐシステム分子病理学

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