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レポートナンバー 0000000862

アルツハイマー型認知症の診断・治療の現状と将来展望

株式会社シード・プランニング

注目疾患調査シリーズ

発刊日 2008/07/28

言語日本語

体裁A4/90ページ

ライセンス/価格90ページ

0000000862

A4版 396,000 円(税込)

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レポート概要

【ポイント1】 現在のアルツハイマー型認知症の診断・治療における現状と課題を整理
  • 現在の診断方法・問題点
  • 現在の治療方法・問題点
【ポイント2】 アルツハイマー型認知症治療の将来動向と市場の変化を予測
  • 現在フェーズ3にある治療薬の上市
  • γセクレターゼ阻害薬、抗体医薬などの根本治療薬の上市
  • 2011年塩酸ドネペジルの特許満了

アルツハイマー型認知症は現時点では根本的な治療法がなく、老年人口の割合が上昇し続ける日本において、患者数が増加することが確実な疾患です。患者のQOLの低下は著しく、家族の負担、社会的経済的負担は大きいため、その根本治療薬の開発が強く期待されています。

現在日本では、AChE阻害薬の一つである塩酸ドネペジルにより症状の改善・進行抑制を目的とした治療が行われています。2007年には塩酸ドネペジルの高度アルツハイマー型認知症への適応拡大、高用量の錠剤が承認されました。現在フェーズ3にAChE阻害薬であるリバスチグミンやガランタミン、また、欧米ですでに承認されている非AChE阻害タイプの塩酸メマンチンがあるなど、症状の改善・進行抑制を目的とした治療がしばらく継続すると考えられます。

一方、根本治療を目指した研究開発が行われており、「γ/βセクレターゼ阻害薬」をはじめ、「Aβ分解薬」、「Aβワクチン」など国内外で研究開発が進められています。世界におけるアルツハイマー型認知症治療薬のトップシェアを誇るエーザイも、2010年以降各国で特許満了を迎えるため、次世代型アルツハイマー病治療薬の研究開発に注力しています。

現在発症前・早期診断を可能にする診断技術として、PETやMRIを用いたアミロイドイメージングや、バイオマーカーが研究されています。現在、東京大学を中心として軽度認知機能障害(MCI)から初期アルツハイマー病に移行する際の客観的な指標と基準値を探るための共同試験(JADNI)が進められています。これによって臨床では、現在より早期に診断・治療が開始される可能性があり、今後の動向が注目されます。

レポート詳細

調査資料の特徴

医療・医薬の調査に25年間携わってきたシード・プランニングが、蓄積してきた市場に関する各種データ、治療に関する最新情報をまとめ、さらにオピニオンリーダーの協力をもとに、当該疾患市場の現状と今後の方向性を分析する調査資料シリーズです。

調査方法

  • シード・プランニング保有情報、最新情報の収集・整理
  • オピニオンリーダー医師へのヒアリング(3名)
  • 弊社医師パネルによるインターネット調査

目次

1章. 要約
2章. アルツハイマー型認知症とは
  1. アルツハイマー型認知症の定義
  2. 病理
  3. 患者数
3章. 診療体系
  1. 現在の診療体系
  2. 認知症診療体系の整備に向けた取り組み
4章. 診断の現状と課題
  1. 診断の概要
  2. アルツハイマー型認知症の診断の現状
  3. 認知症の早期発見・早期診断
5章. 診断の将来展望
  1. 日本における多施設共同研究
  2. ADNI、J-ADNI
  3. 想定される診断方法の変化と治療への影響
6章. 治療の現状と課題
  1. 治療の概要
  2. アリセプト投与状況
  3. アリセプト効果判定基準
  4. アリセプトの満足度(効果、服薬状況、副作用)
  5. 剤形の使い分け
7章. 治療の将来展望
  1. ジェネリック医薬品の影響力
  2. アミロイドβ仮説とアルツハイマー型認知症の開発薬
  3. フェーズ3(日本)の治療薬への評価
  4. 開発薬への期待
  5. AD治療薬の市場規模予測

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